南スーダンPKOに欧米部隊の姿なし!!
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2016/09/02 22:30 半歩前へU
安倍政府は「停戦は守られている」と言い張ってアフリカ・南スーダンにPKOとして自衛隊を派遣する。大ウソもいいところで、現地は完全に戦場と化している。
PKOはリスクが高すぎて現在では欧米諸国はどこも部隊を派遣していない。そんな危険な場所に自衛隊を向かわせて、安倍政権は何が目的なのか。
南スーダンへの自衛隊派遣について、毎日新聞が「空論でなく現実を見よ」と題して緊急特集を組んだ。要約して転載する。
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机上の空論と言わずして何だろう。南スーダンのPKOへの自衛隊派遣のことだ。現地を知る専門家は「政府の想定とかけ離れた現実」と指摘するが、このまま突き進んでいいのだろうか。
日本の国会で議論された「駆け付け警護」は国際法にない概念で、戦闘が続く南スーダンでの武器使用が適法かは日本が独自に判断する必要がある。
南スーダン政府側は国連やPKO部隊、援助団体職員の活動を『干渉』と敵視し始めている。現に7月には南スーダン政府軍が、外国人が滞在していた施設を襲撃する事件が発生した。
実際の紛争現場で『武装勢力』『テロリスト』と政府軍をどうやって見分けろというのか。あまりに現実離れした要求。軍服を着ていなければ、民間人と武装勢力・テロリストの区別もつかない。
例えば宿営地に車が向かってくる。武装勢力か、避難民か、分からない。何となく銃みたいなものが見えた。隊員個人が撃った、または指揮官が発砲を命じた。
相手は、実は民間人だった、という場合もあり得る。この時、日本の法体系の下、だれが責任を負うのか? きちんと議論されていない。国の命令で派遣されるのに、間違いがあれば隊員や指揮官個人が責任を負うことになりかねない。
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南スーダンPKOに欧米部隊の姿なし!! 2
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2016/09/02 22:23 半歩前へU
かつてのPKOは中立を守るため、停戦合意が破られればすぐ撤退した。が、今は違う。転機は94年にルワンダで住民虐殺が起きた際、PKO部隊が現地にいながら阻止できなかったことに対する国際社会の批判だった。
これ以降、PKOの最優先任務は『住民保護』になり、場合によっては中立性を捨て、住民を守るための武力行使をするようになった。
10年のコンゴ民主共和国(旧ザイール)PKOでは住民を攻撃する武装勢力に対し、先制攻撃する特殊部隊すら承認された。今のPKOは撤退しないし、交戦主体となることをためらわない。
PKO部隊のリスクが高まったことに伴い、先進国主導から、紛争国周辺や発展途上国から参加を募る流れに変質。国連の昨年末統計では、欧米諸国は姿を消し、パキスタンなど南アジア諸国や、エチオピア、ナイジェリアなどアフリカ諸国が占めた。
南スーダンで展開する13カ国の内訳は、日本以外には、工兵部隊としてインド、韓国、中国、バングラデシュの4カ国で、残りの歩兵や航空部隊の主力はアフリカやアジアの発展途上国だ。
今や先進国はPKOに軍を派遣していない。PKOへの貢献は自衛隊を送ることだけではない。民間や文民警察、他の公務員でだってできる。日本はいいかげん、PKO・国際貢献=自衛隊派遣という凝り固まった考えを捨てるべきだ。
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