キルギスの中国大使館でテロか、「車が突っ込み自爆」
動画→http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2857043.html
30日19:40 TBS
中央アジア・キルギスの首都ビシケクで30日、中国大使館に車が突っ込み爆発し、1人が死亡、5人がけがをしました。
中国国営の新華社通信などによりますと、キルギスの首都ビシケクで30日、中国大使館の出入り口付近で車が爆発し、運転手1人が死亡、2人の警備員と大使館に勤務するキルギス人職員3人の、計5人がけがをしました。
新華社通信は、地元警察の話として「運転手が故意に大使館の門に突っ込み、その後、自爆した」と報じています。また、ロシアのインタファクス通信によりますと、キルギスのラザコフ副首相は自爆テロだとの見方を示しました。犯行声明はまだ出ていません。
キルギスは31日に独立から25年の記念日を控えており、アタムバエフ大統領はテロに備えた治安維持の強化を命じました。
中国外務省は「このような過激暴力行為を強く非難する」「事件の真相を徹底的に調査するようキルギス側に求めた」としています。
キルギスは旧ソ連の構成国でイスラム教徒が多く、過激派組織「イスラム国」と関連があるとされるイスラム武装組織がしばしば拘束されています。また、国境を接する中国の新疆ウイグル自治区では、中国政府に反発して分離独立を掲げるウイグル族の組織がしばしばテロ行為を行います。