相次ぐ震度4…“地震の巣”が引き起こす首都圏直下の予兆
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2016年7月23日 日刊ゲンダイ
震度7の揺れに2度見舞われた熊本地震(C)日刊ゲンダイ
これは、不気味な兆候ではないか。20日までの4日間に、関東で震度4規模の地震が3回も起きた。
最初は3連休の真ん中にあたる17日。茨城県南部を震源とするM5.0を観測した。19日は千葉県東方沖が震源のM5.2が発生。20日には再び茨城県南部が震源のM5.0の地震が起き、水戸市、栃木市、さいたま市などで震度4、東京も渋谷区、千代田区などで震度3の揺れを観測した。
最も頻発しているのは茨城で、体感地震が今月だけで13回も起きている。
「今回の震源地である茨城県南部と千葉県北部が近接する筑波山付近は、ここ数年、地震活動が活発になっています。地震学者の間では『地震の巣』と呼ばれるほど。北米プレートの上にあり、東から太平洋プレートがぶつかり、さらに南からフィリピン海プレートが重なる。3.11後、地下にある基盤岩が一挙に動き、非常に“歪み”がたまりやすい状況になっています」(武蔵野学院大の島村英紀特任教授)
■江戸時代まではハイペースで発生
この100年ほどの間には、M7.2の茨城県南部地震(1895年)、M7.0の茨城・竜ケ崎地震(1921年)など、“地震の巣”の近くで何度もM7クラスの首都直下型の地震が発生している。
「江戸時代まで、首都圏では震度6〜7級の地震が4年間に1度のペースで起きていたという記録があります。ところが、1923年の関東大震災を機に巨大地震がピタリとなくなり、この90年間ほどは首都圏で震度5クラスの地震が4回しか起きていません。ただ、“地震の巣”の近くで頻発する最近の地震を見ていると、“異例だった状態”から、江戸時代までの“通常の状態”に戻りつつある印象がします。今は幸い、M5クラスでとどまり、震源も深いため被害は限られています。しかし今後、もっとエネルギーが大きい地震が首都直下の浅い震源で発生する可能性もあり得るのです」(島村英紀氏)
今年4月の熊本地震も“まさか”だった。油断しない方がよさそうだ。
【暮らし】地震学者が「地震の巣」と呼ぶ筑波山付近では、3.11以降“歪み”がたまりやすい状態になっており、今後もっと大きい地震が、首都圏直下の浅い震源で発生する可能性もあると専門家は危惧しています。 https://t.co/vgbY259ixP #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2016年7月22日
麒麟地震研究所によると、4年近く出現している東日本東方沖アウターライズの巨大地震の収束反応が始まった様です。→関東で地震頻発!筑波山の下に「地震の巣」首都直下型と連動してるのか? : J-CASTテレビウォッチ https://t.co/EkYN5nyory #地震
— Kasamatsu (@purerose2011) 2016年7月22日
日本の恐ろしいところは、このプレートの継ぎ目と活断層の巣みたいなとこに1億2700万人が住んでて、しかも全力で予知やら速報やら耐震技術やらあらゆる方向で地震とガチバトルしようとしているところ
— ツイッターボーイ@相互フォロー (@twgghi) 2016年7月22日
茨城県南部の地震は、M5以上だけでも、これだけ起きています(新しい順)。元々地震が多くて「地震の巣」と呼ばれていた場所ですが、2011年以降に増えたことが分かります。気象庁DB検索結果 pic.twitter.com/6ZvEVrH80A
— 横浜地球物理学研究所 (@Yokohama_Geo) 2016年7月20日
相次震度4地震の巣”が引き起す首都圏直下の予兆地震学者が「地震の巣」と呼ぶ筑波山付近は3.11以降“歪み”が溜まりやすい状態であり今後もっと大きい地震が首都圏直下の浅い震源で発生する可能性もあると専門家は危惧。 #地震#宏レン https://t.co/FIRoGR7Vqx
— カズちゃん (@kazuchan2010) 2016年7月22日
利根川流域全体がフォッサマグナの東縁に当たり地震の巣である事はもっと周知されるべき。筑波山周辺で地震活動が活発化してるのもこの大断層が活動期に入った証拠だろう。勿論、今日では人工地震の可能性もあるが震源の深さが50キロとかだと自然地震と見做した方がいい。元々地震の巣だからである。
— よーすけ (@yoshimichi0409) 2016年7月22日