唱歌「子供の情景」解題
長い話を短く言うと、これ、まず、シューマンの「子供の情景」に、印象派の絵をつけてみようというココロミから始まったのですな。次に絵から発想して「阿修羅歌壇」と銘打って短歌を作った。
http://www.asyura2.com/15/music16/msg/596.html
それから、短歌に基づいて唱歌を作り、推敲を重ねて完成に至ったという経緯ですな。
つまり、シューマン→印象派の絵→自作の短歌→自作の唱歌、と変遷する過程で、シューマンの子供の情景とは無縁のシロモノになってしまったわけだが、題名だけは使わせてもらった。
中には、シューマン原作の題名から発想をもらったものもある。トロイメライは、文字通り日本語で「夢」だし、ルノワールの少女を下絵にした「いつかは出会うの」の歌詞は、シューマン「子供の情景」の第一作「見知らぬ国とその人々について」という表題そのものから発想をえている。
完成までに幾多の(数人の)先達からご教示をいただいた。特に、流星舎氏からの技術的アドヴァイスはありがたかった。それまでは、同じ歌の音声ファイルを2つ作って、ムービーメーカーで、実際に音をずらして(イン点をずらして)エコーをかけたりしてたのだから・・・嗚呼(笑)
歌声をブラッシュアップするソフトの存在を知り使用することで、作品の「自己満足度」も飛躍的に高まった。それとともに、ややもすれば断片的だった作品を補充し、体裁を整え、磨きをかけたいという意欲も生じ、今回、旧版の全面的改定を試みるに至ったのである。
貴重な助言を頂いた先達諸氏には、改めて、感謝の念を表したい。
各作品の解題は、一気に書くのが面倒なので、コメント欄にぼちぼち書いていくことにする。また、改作する可能性も高いし・・・。
最後に、プレイリストに収める作品の順番に関しては、いろいろ迷ったが、結局、歌われている子供の年齢の低い順から並べていった。赤ん坊から始まり、思春期に至った少年、少女で終わる・・・という風ね。
ではでは