「何故原発に固執するのか、豊かな水と緑の美しい国を壊し、また人々の暮らしも奪って:あべともこ氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20057.html
2016/5/24 晴耕雨読
https://twitter.com/abe_tomoko
在沖縄米軍関係者による二十歳の女性の暴行殺害事件、犠牲となられた方の恐怖や無念はいかばかりか、またご家族や沖縄県民の怒りは、基地を押し付けている米国、日本政府、そして本土の無関心にも向けられているだろう。
政治家としてこんな犠牲を沖縄の皆さんに強いていること、心より謝罪したい。
軍や戦争は必ず社会を暴力化させる。
軍の任務は敵と戦うことであり、もっとも効率的に敵に打撃を与え、消滅を図ること、そのことに邁進しなければ自分の身が危い。
そんな修羅場を米兵はアフガンやイラクで日常としてきた。
心身を病み女性やこどもへの暴力に走る者も少なくない。
暴力の連鎖は拡大する。
野党統一候補として香川県で始めて共産党系の候補者に一本化が決まった。
よかった、いつも共産党候補者が取り下げになるのは、共闘でも住み分けでもない。
鹿児島では市民が擁立を模索した、山羊博士として有名な萬田教授ではなく、連合系候補に一本化、私は残念だけど、皆で力合わせて頑張って。
今日は原子力特別委員会の視察で福井県の高浜原発に。
1号炉と2号炉は四十年を越えて、六十年への運転延長審査、また3号炉、4号炉は住民訴訟により運転差し止め処分がおりている話題の原発、しっかり見てきます。
伊丹空港からバスで現地に。
噂に違わず一本道の先に、高浜原発入り口、幅狭い。
もしも緊急時多くの車が来ても2台がすれ違う程度。
山間にあるから?それとも奥には入れたくないから?
でも一旦事故ともなれば、出入り口、アプローチは重要、即ちそもそもの設計が、事故はないことなのかもしれないね。
高浜原発、中は写真がとれないけれど、福島の事故を受けて、津波対策は勿論のこと、電源確保から水の汲み上げ、竜巻対策で鋼鉄の網を張るなど、実あれこれの手立てがなされている。
でも唯一地震に対しては、軽く見ているようだ。
そもそも地震で構内道路が亀裂がはいれば
地震軽視は、実は福島事故の原因が今に至るも十分検証されず、ひたすら津波とされていることにも因る。
今回の高浜でも当初免震棟として計画されていた緊急事故対策の拠点は、小さな耐震棟に置き換わり、本格的な免震棟は後回し。
あれだけ事後処理に苦労し、寝る場所すらなかった現場をもう忘れたのか。
高浜原発を出て再び伊丹空港へ。
両脇には森と田んぼが広がり、すでに田植えが終わった田んぼは柔らかな緑の絨毯のよう。
この景色も、一旦事故あれば、福島のように汚染との戦いになる。
何故原発に固執するのか、豊かな水と緑の美しい国を壊し、また人々の暮らしも奪って。
六十年延長など論外だ。