「「野党応援型・落ち穂拾い型新党です」小林節氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/19996.html
2016/5/13 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
これより、政治団体「国民の怒りの声」を設立し、自身も参院選出馬を表明した小林節氏への岩上安身によるインタビューを開始!本アカウントでその模様を実況します。 Ch1→https://t.co/dHCbphPLY4
岩上「今回の政治団体設立と参院選出馬という決断の動機は?」
小林節氏「元々野党に勝ち目がなかった1人区で、野党共闘によって勝ち目が出てきた。1議席を与党から奪うということは2議席のギャップを生むということです」
小林氏「固まることで死に票が生きる。与党に3分の2を取らせたくないな、と思う人は保守にもいる。野党が共闘することでその受け皿になる。 最初に野党共闘を持ちかけたのは共産党、しかし断られた。次に生活・小沢代表に持ちかけ『それは筋が通っている』と賛同していただいた」
小林氏「民進党も動きが鈍かった。民進党は過去の民主党政権の体たらくで、かつての支持者も離れている。このままでは大きな受け皿は生まれない。そこでショッキングな方法として政治団体設立。途中で亀井静香氏が乱入して混乱もあったが…」
小林氏「ただ亀井さんにも功労がある。亀井さんの『さくらの木』構想は潰れてしまったが、衆参の議員から僕のところへ『あれは良い構想なので諦めないで欲しい』との言葉を多くいただいています」
小林氏「目的は改憲勢力の3分の2議席獲得の阻止。そのためには非政治家の方が有利だと思った。ただ民進党がおおらかにウイングを広げて、大同団結でやりましょうと言ってくれればそれに乗ります。比例区に統一名簿ができたら私たちは降ります」
小林氏「9日の私たちの会見(ショック療法)の後、民進党が反省してバタバタっと統一名簿作成に動けば私たちも損するのは初期費用だけで良かったが、民進党は逆に『民進党の邪魔をするのか』という話になってしまっている。もう難しいだろうと思っています」
岩上「もし衆参ダブル選になったら小林新党はどうしますか?」
小林氏「候補を立てるのは参院選比例区だけです。だから参院選選挙区・衆院選で推薦・応援を求められれば、全野党どの候補のもとへ駆け付けます。我々は行き場のない票を拾うだけですから」
岩上「ここを勘違いしてい方が多いと思うんですが、新党を立ち上げたからと言って、野党と戦うということではない。野党応援型新党ということですね」
小林氏「野党応援型・落ち穂拾い型新党です」
岩上「SEALDsやママの会などの市民団体とはどのような話をしているのでしょう?」
小林氏「組織対組織で話し合いをする余裕はありません。ただ個人として応援をしてくれる、という方は歓迎します。ママの会からも何人かが協力してくれています」
岩上「それでは『国民怒りの声』の基本政策についておうかがいします。まずは『言論の自由の回復(メディアへの不介入)』について」
小林節「安倍政権は自分たちと違う意見の人を『不公平だ』と言って追い出す。これは全体主義の始まりです」
小林氏「自由と民主主義を確立している国は、政治権力が放送に介入してはいけないんです」
岩上「分かりました。次の基本政策『消費税再増税の延期と行財政改革』についてお聞かせください。パナマ文書問題で税の不公平が世界的な議論になっていますね」
小林氏「少子化の進む日本で、将来にツケを回さないために増税をやっても良いとは思うんです。しかしそれはあくまで行財政改革をやってから。しかしそれをやらずに法人税減税。しかも法人税減税分の半分は外国のハゲタカに持っていかれている」
岩上「次の基本政策『辺野古新基地建設の中止と対米再交渉 』について」
小林氏「私は長い間、権力のそばにいましたが、族議員の他に族官僚もいる。彼らが話し合い、工事のセメントはどこそこで〜などというように、利権の中で辺野古移転を決めたように見える」
小林氏「私は米国で法律家としての訓練を受けた。現在の沖縄の基地集中の状況は彼らの『アメリカン・デモクラシー』に反する。だから話せば分かる。しかし日本の与野党政治家は『ジャパン・ハンドラー』と呼ばれる人たちとしか話さないのです」
岩上「続いては『TPP不承認と再交渉』について。TPPのどこが問題だと?」
小林氏「蓋を開けてみたらグローバリゼーションではなくアメリカナイゼーションだった。また中身を国民に不開示。主権者国民に説明する必要があるでしょう」
岩上「『原発の廃止と新エネルギーへの転換』について」
小林氏「人間は不完全。何万分の一の確率で事故が起きるのが当たり前なのですから。それが今回の福島第一原発事故でも分かった。だからまずは廃止を決めて、新エネルギー開発に本腰を入れる。日本ならできる」
岩上「『戦争法の廃止と関連予算の福祉・教育への転換 / 改悪労働法制の改正等により共生社会の実現』について、なぜ一つにまとめたのでしょうか?」
小林氏「戦争法によってたくさん兵器を買う、という予算を削れば奨学金や保育園問題は解決できます」
小林氏「竹中平蔵氏の掲げた新自由主義は、実際は弱肉強食資本主義。トリクルダウンなんて、本当に失礼な話。日本人は池の鯉ではない。そこそこに支え合い、そこそこに自由な共生社会を目指した方が良い」
岩上「最後に『憲法改悪の阻止』。本丸ですね」
小林氏「憲法は国民が権力を縛るものなのに、安倍政権の憲法観は権力が国民を評価する、というもの。憲法の大原則を分かっていない。その大前提の話をしたのに高市早苗さんは私に『あなたの憲法観は取りません』と」
小林氏「政治団体からは10人を擁立し、5人は純粋公募で5人はこれまでの人脈でそれなりの人を集める。この基本政策に全て合致していなくても良い。首班指名以外に党議拘束なし。僕も自由にしたいからあなたも自由にしてください、同志としての基本は忘れずに」
小林氏「当座必要な6000万円の選挙資金は、米民主党のバーニー・サンダース氏にならい『クラウドファウンディング』方式で、小口の寄付を集めたい」
小林氏「多彩な色合いの政党にしたい。私が顔となり、さきがけとなって立ちましたが、本来は多様性のあるネットワークにしていきたい。1人区における野党共闘は、私も手がけてきた一人としてこれからも協力していきます」
小林氏「民進党は野党共闘のリーダーにはなってくれなかったが労組という固定客がいる。それを守れば良い。生活や社民も固定の支持者がいる。ただ『自民が最近こわい、民進党は嫌だ、共産は9条論で賛同できない、でも政治を変えたい』という人の受け皿になる。野党と戦うつもりはありません」
以上で実況を終了します。