中東での戦争が米国の金融システムを救う?[スプートニク日本語]
2016年04月20日 12:41
ジャーナリストで経済ならびに金融分野の専門家のエルンスト・ヴォルフ氏は、米国は中東で紛争が続くことに関心があるとの見方を示した。
ヴォルフ氏は、数十億ドル規模の融資がなされたフラッキング技術をつかって掘削する米国企業は、原油価格が80ドルの水準でようやく採算が取れるため、現在大きな困難に直面していると指摘している。
融資金はすべて数千億ドルの保険がかけられているため、多くの企業が破産した場合、米国の金融システムは深刻な危機に陥る。
ヴォルフ氏は、「状況を改善できるのは原油価格の急騰しかないのは明らかだ。原油価格は何によって上昇するのか?それは非常に簡単だ。多くの油井が破壊される中東での戦争だ」と述べた。