送還シリア難民は既存キャンプへ トルコが方針転換
4月8日 10時06分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160408/k10010471561000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_041
ギリシャからトルコへの難民や移民の送還を巡って、トルコ政府は、送り返されるシリア難民を既存のキャンプに収容する方針を示し、新たなキャンプの建設に反対する住民の声に配慮したものとみられます。
ヨーロッパに向かうシリアなどからの難民や移民の流入を抑えようと、ギリシャから経由地のトルコに難民などを送り返す措置が4日から始まりましたが、ギリシャ側でこれに反対する難民たちが港を占拠するなど混乱が広がり、2日目以降は送還できず、再開するめども立っていません。
トルコのアクドアン副首相は、送り返されるシリア難民への対応について、7日に行った演説で、「国内にはすでに26のキャンプがあり、新しいキャンプは必要ない」と述べ、既存の難民キャンプに収容する方針を明らかにしました。
シリア人以外については、トルコにとどまらせず、本国に送還することになっています。
トルコ政府は、送り返されるシリア人を収容するための難民キャンプを新たに建設する計画でしたが、トルコ各地で治安の悪化などを懸念する住民たちが新たなキャンプの建設に反対する抗議デモを行ったため、こうした声に配慮して方針を転換したものとみられます。
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/305.html