乙武洋匡氏を擁護する人がいた 古市憲寿氏のすり替えの議論
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2016/03/26 17:15 弁護士 猪野 亨のブログ
乙武洋匡氏が参議院選挙では自民党比例区から立候補するということが明るみに出てから、乙武氏の不倫報道が世を賑わせています。
乙武氏は、安倍自民党が憲法「改正」、とりわけ憲法9条の「改正」によって国防軍創設を目論見ながら、それを正面から訴えれば国民の理解は得られないこと、特に女性票の離反が際立つことから、その争点ずらしのために白羽の矢が立てられた、他方でご本人も意欲満々だったという利害が一致したに過ぎません。
乙武氏が自民党から立候補するのは、障害者福祉への冒涜以外なにものでもないのですが、乙武氏の妻が謝罪するという馬鹿げた演出により、より一層、自らの立場を貶めました。
さて、それでも自民党は擁立するというのでしょうか。今井絵理子氏といい、当初の目論見とは全く違う方向に行ってしまったことに、さぞかし自民党幹部は落胆していることでしょう。
「今井絵理子氏の決意 やっぱり国会議員となる適格性を疑う 交際男性を支えたい、議員報酬はこれに消えていく」
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この乙武洋匡氏の行動を擁護する人がいたから驚きました。あの古市憲寿氏です。
古市憲寿氏は、安倍自民党の応援団なのでしょうね。この論理はすさまじいすり替えの論理です。
障害者と性の問題と、この既婚者である乙武氏の問題がどのように結びつきますか。全くもって意味のわからない主張です。
エセ福祉論者が自民党から立候補し、多くの有権者を欺こうとしていたことが問われていることであって、単なる不倫問題ではありません。
以前、中川郁子議員の妻子ある自民党国会議員門博文氏との不倫報道がありましたが、これ自体、中川郁子氏が叩かれていましたが、今回の乙武氏の問題や宮崎謙介氏の問題、ちょっと前になりますが、上西小百合氏の場合とは質的に異なります。
中川郁子氏の問題はある意味ではプライベートレベルに止まるものと言えます。あの叩かれ方から比べて、門氏がほとんど叩かれなかった方こそ問題ではないかと思いました。
「上西小百合さん 議員辞職を拒否ですか 候補者選びの責任は維新の会にある」
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「宮崎謙介議員の不倫 アベノミクスのトリクルダウンの論理と同じ詭弁だった」
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もちろん印象はよくないし、決して賞められたことではありませんが、だからといって議員失格とか辞職せよとまで言われるものではないでしょう。次に当選できるかどうかは別として。
乙武氏が障害者であることを売りにした仮面を被って自民党から立候補しようとしたことこそが一番の問題の核心です。
その意味は今井絵理子氏と全く同じ問題と言えます。
前述したとおり、安倍自民党の争点隠しのための擁立であり、当人もそれを承知の上で、敢えて自民党から立候補しようというのですから、その責任は極めて重く、立候補する資格はありません。