民進党―結いい名前じゃないか。
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16年03月14日 永田町徒然草
民進党ですか。まぁ、良いだろう。ところで台湾の先の選挙で政権をとった民進党の正式名称は「民主進歩党」である。新しくできたわが国の“民進党”は、略称でなく「民進党」が正式名称なのであろう。略称の登録は選挙の技術な問題なので、ここでは特に言及しないことにする。
わが国の歴史を思い起こすと、何か似たような名前の政党があったような気がしないでもないが、あえて民進党を否定する程のことはないように思う。私はこれまでに政治団体や政党の名前を決めたことがあるが、これがいちばん難しかった。私は子供がいないので、名前を付けたことがない。多くの親たちが苦労してきた問題でもあろう。
民進党が「民主進歩党」の略称でないとすると、「民が進む」という意味合いを強く感じる。国民の自由や平和への願いに立ちはだかっている安倍首相・安倍自民党・自公“合体”政権に向かって、国民が己の自由と理想を実現するために立ち上がり突き進んでいくことを、“民進”と表現するというのならば、民進党―なかなか良い名前じゃないか。
こんなことをイメージすると、私にはどうしてもドラクロアの「民衆を導く自由の女神」が想起されてならない。こんなことを言うとバカな安倍首相は、民進党は武力革命をしようというんですかと悪口(あっこう)をつくであろう。群衆の足元で倒れている国民の姿は、この絵の通りである。しかし、私たちは武器は持たない。女神に導かれている群衆が持つのは、スマホとパソコンだ。
「今度の戦いの先頭に立つのは、どうも女性だ」という予感が私にはある。男尊女卑の明治憲法を男女同権の昭和憲法に変えた結果、いちばん大きく変わったのは女性の地位とその生き方である。それを憲法上明確にし、70年間かかってわが国の夫婦と家庭の在り方がようやく今日のように出来上がってきたのだ。安倍首相はその憲法をどうしても改正しなければならないといっているのだ。普段はお淑(しと)やかななでしこが立ち上がらない筈はないと思うからだ。
今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。