物証の乏しい事件では、犯人しか知り得ない事実が存在するかが大切となるが。捜査で誘導などあってはならない。
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http://mainichi.jp/articles/20160316/k00/00m/040/110000c
栃木女児殺害公判・殺害状況自白する取り調べの様子再生
毎日新聞2016年3月15日 21時10分(最終更新 3月15日 21時10分)
栃木県日光市(旧今市市)で2005年、小学1年女児を連れ去り殺害したとして殺人罪に問われた勝又拓哉被告(33)に対する宇都宮地裁の裁判員裁判(松原里美裁判長)で15日、勝又被告が殺害の状況について自白する取り調べの録音・録画が再生された。
映像は14年4月24日〜6月23日の検察による取り調べの様子で、検察側が自白の任意性立証の柱と位置づけるもの。
このうち6月11日の取り調べで、検察官は「人としての道を進めよ。逃げちゃだめだぞ」と勝又被告に語りかけたあと、殺害の状況や動機について尋ねた。勝又被告は「バタフライナイフで刺した」などと話し、時折、様子を再現するような身ぶりをまじえることもあった。殺害の動機については「顔と車を見られ、このまま帰しては家族が大変なことになると思った」と語った。
一方、同月16日の映像では、スタンガンを当てた場所について「右腕」とする勝又被告に対し、「首の上に痕が付いている。首に当ててしまったことはないか」と念を押すと「そうかもしれない」と供述を翻す場面もあった。
取り調べの録音・録画の再生はこの日で終了。16、17日に自白の任意性を確認する被告人質問などが行われ、証拠としての採否を18日に決定する。【野口麗子、田中友梨、野田樹】
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