ビル・ゲイツ (Adam Berry / Getty Images)
「世界一の富豪」だった日本人とは? 長者番付に関する12のトリビア
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160306-00011448-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 3月6日(日)10時0分配信
フォーブスは過去30年にわたり、世界中の富豪を探し出し、その保有する資産額を割り出してきた。先ごろ発表した2016年版の世界長者番付では、資産が10億ドル(約1,142億円)を超える「ビリオネア」は、67か国の1,810人。すべての人の資産を合計すると、総額6.5兆ドル(約742兆円)だった。
そのビリオネアたちにまつわる12の事柄を紹介する。
1. 過去30年間に「世界一の富豪」の肩書を得たのはわずか5人。ウォーレン・バフェット、カルロス・スリム、堤義明、森泰吉郎、ビル・ゲイツの各氏だ。ゲイツは過去22年間に、首位を17回獲得している。
2. 最新の世界長者番付の上位500人が保有する資産の総額は、1,810人のビリオネア全員が保有する総額の64%を占める。
3. 番付に名前が挙げられた人のうち40歳以下は66人で、過去最多となった。4年前の3倍、2010年の7倍の人数だ。また、これらの若いビリオネアたちのうち、自ら起業して富を築いたのは36人。この数も、過去最多記録だ。
4. 最年少で番付に入ったのは、19歳のアレクサンドラ・アンドリーセン。10代でビリオネアになった史上2番目の人物だ。たばこ製造で財を築き、その後に投資会社を創業したアンドリーセン家の富を相続する彼女の資産は、フォーブスの調査によれば12億ドル。姉のカタリーナ(20)は、2番目に若いビリオネアだ。
5. 今年初めてリストに名前を連ねた香港の周群飛(ジョウ・チュンフェイ)の資産は59億ドル。起業して富を築いた女性の中で最高額だ。2015年5月に上場を果たしたレンズ・テクノロジー(藍思科技)の社長を務め、同社株の88%を保有している。同社は携帯電話やタブレット向けのタッチスクリーンを製造。アップル、サムスンにも製品を供給している。
--{故ジョブズの夫人もランクイン}--
6. 2016年の米大統領選の候補者に名乗りを挙げ、すでに撤退を表明した各氏にビリオネア27人が寄付した金額は、公になっているだけで総額4,600万ドルに上る。ちなみに、共和党の大統領候補を目指すドナルド・トランプは、これまでの選挙活動に1,800万ドルを費やした。
7. フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOの資産は、過去12か月に112億ドル増加し、他のどのビリオネアより大幅な増加を記録した。これは、自社の株価が35%上昇したことによるもの。
8. 世界の経済情勢が不安定な中、今年は新たに198人がビリオネアに加わった。最も高い順位に入ったのは、ビジネス管理ソフト最大手、独SAPの創業者であるクラウス・ チラの死後、同氏が保有していた株式を相続した息子のウードオとハラルドの兄弟だ。
9. 前年のランキングには名前が挙がっていたものの、2016年版からは姿を消したビリオネアは、221人に上った。これほどの人数がランク外に消えたのは、世界金融危機の影響で355人がリストから外れた2009年以来初めてだ。
10. 最新の番付の上位20人のうち、前年と同じ順位を維持したのはわずか2人だった。17回目の1位となったビル・ゲイツ、バークシャー・ハサウェイの株価が14%下落し、119億ドルを失いながらも3位を維持したウォーレン・バフェットだ。
11. テクノロジー分野に従事する女性でランクインした女性はわずか10人だった。最も順位が高かったのは、故スティーブ・ジョブズ夫人のローレン・パウエル・ジョブズ。ウォルト・ディズニーの個人筆頭株主で、その株式だけでも価値は162億ドル相当となる。
12. 世界の大富豪が最も多く集まるのは、今もニューヨークだ。ランク入りしたビリオネアのうち、79人が同市内に不動産を所有しており、それらの価値は総額3,646億ドルに上る。ニューヨーク市民で最も多額の資産を保有しているのはマイケル・ブルームバーグで、前年1位のデービッド・コークから首位を奪還した。