戦略爆撃機を使って米国は中国や朝鮮を威嚇して軍事的な緊張を高め、それに同調する安倍晋三政権
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201601100001/
2016.01.11 04:53:32 櫻井ジャーナル
韓国の上空をアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52が飛行、朝鮮を威嚇した。
http://english.yonhapnews.co.kr/national/2015/08/24/54/0301000000AEN20150824005800315F.html
グアムのアンダーソン空軍基地から飛来したもので、1月6日に朝鮮中央テレビが「初の水爆実験に成功した」と発表したことを受けてのことだと見られている。B-52は昨年11月12日に南沙群島で中国が飛行場を建設中の島から12海里以内を飛行して中国を刺激している。
http://thehill.com/policy/defense/259958-us-flies-b-52-bombers-near-islands-claimed-by-china
間違いということになっているようだが、実際は意図的な飛行だろう。
ネオコン/シオニストをはじめとするアメリカの好戦派は話し合いを嫌う。2014年2月にネオコンはウクライナでネオ・ナチ(ステファン・バンデラ派)を利用したクーデターを成功させ、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領の排除に成功した。そこまでの過程で話し合いによる解決をEUは模索していたのだが、それに対し、ネオコンのビクトリア・ヌランド国務次官補は「EUなんかくそくらえ(F*ck the EU)」という表現を使って不満をぶつけている。暴力的に倒すべきだと考えていたわけだ。
https://www.youtube.com/watch?v=MSxaa-67yGM
イランの核問題を話し合いで解決する流れもネオコンは不満のようだが、サウジアラビア王室がシーア派のニムル・バキル・アル・ニムル師を1月2日に処刑したことで不穏な空気が漂い始めたのを見てニンマリとほくそ笑んでいることだろう。その後、イランはサウジアラビアがイエメンのイラン大使館を攻撃したと非難、両国の関係は急速に悪化している。イエメンでサウジアラビアは苦戦、クラスター爆弾を使ったと批判されている。
前にも書いたことだが、ニムル師を処刑する数日前、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ・アル・サウド国王はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談しているので、ここにきて追い詰められている両国が連携して軍事的な緊張を高めていることは確かだろう。ネオコンもこうした動きに反対ではないはず。
これも繰り返し書いてきたが、アメリカには朝鮮を攻撃する作戦が存在している。安倍晋三政権はその作戦に参加するつもりだろう。戦争になれば日本も攻撃されるということを忘れてはならない。先制核攻撃が成功しても、反撃はある。