3日、韓国の企業で当たり前のように行われている習慣が、外国人の目には奇異に映っているとの報道に、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。写真はソウル。
外国人が見た韓国の会社の“常識”ココが変!=でも、韓国ネットには言い分あり
http://www.recordchina.co.jp/a125344.html
2016年1月3日(日) 11時20分
2016年1月3日、韓国・ソウル新聞はこのほど、韓国の企業で当たり前のように行われている習慣が、外資系企業が増える中、外国人たちの目には奇異に映っていると報じた。
韓国の貯蓄銀行業界で日本人として初の代表となった男性は、社員が参加して行われた会社のボランティア活動に「どうして」と声を上げた。恵まれない人たちに練炭を配るという活動だったが、わざわざこれ見よがしに業務時間内にやる必要はない、というのが男性の主張だ。
やはり銀行業界で、年末になると店舗で翌年のカレンダーが配られるのも、外国人にとっては不思議な習慣だ。1年間、銀行の小さな広告として各家庭で活躍することを期待して配られているのだが、外国人の経営陣の多くはカレンダー製作を「本業以外にかかるコスト」とみる。実際、米系の韓国シティバンクは12年の年末からカレンダーの配布を中断、しかしこれには顧客の反対が大きく、翌年から再開したという事例がある。
さらに記事は、会社のカード決済が当たり前の韓国企業の飲み会文化にも疑問を投げ掛け、「コストだけで説明できない部分もあるだろうが、企業の競争力を自ら下げるような『不必要』で『虚飾』でしかない慣行は見直す必要がある」と結んだ。
これに、韓国のネットユーザーはたくさんのコメントを寄せたが、指摘された「慣行」にはそれなりの理由がある、といった主張が目立つ。
「ボランティアは純粋な奉仕じゃなくて、会社の宣伝と営業活動の一環だから、勤務時間内にやってるんだ」
「じゃあ、夜中まで残業してから、手当もなしで練炭を配れって?」
「自発的なボランティアなんかじゃないよ。会社から強要された労働にすぎないから、業務時間内にやるのが正しい。でも、ボランティアのせいで遅れた仕事は、残業してやらなきゃいけない」
「ボランティアも勤務時間にやれば、みんな良く見せようとして一生懸命やるからね」
「韓国の会社員には勤務時間外なんていう概念はない。練炭を配り終わったら、結局は残業だし」
「飲み会なんて誰もやりたいと思ってない。仕方なく参加するのに、個人が払えって?他のことはともかく、この件は会社のカード決済で特に問題ないと思う」
「各自が飲み会代を払うようにすれば、飲み会文化自体がなくなるだろう。その代わり、飲食店が大量につぶれることになる」
「飲み会に自費ででも参加したがるのは、家庭で疎外された40〜50代のおじさんたち。その人たちだけでやってくれればいい」
「飲み会代をボーナスに回してほしい」(翻訳・編集/吉金)