EU ロシアへの経済制裁 6か月延長へ
12月19日 7時35分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151219/k10010346381000.html
EU=ヨーロッパ連合は、ウクライナ情勢を受けて実施している、ロシアへの経済制裁について、来年の7月末まで6か月間延長する方針を決め、ウクライナ東部の停戦合意が完全に履行されるまで、ロシアへの圧力をかけ続ける姿勢です。
EUは去年、ウクライナ東部で政府軍と親ロシア派武装勢力との戦闘が激化したことを受けて、親ロシア派の後ろ盾となっているロシアへの経済制裁を行っています。制裁の内容は、ロシアの政府系銀行がEU域内で資金調達することの制限や、ロシアとの武器取引の禁止で、期限は来月末となっていました。
ベルギーのブリュッセルで18日、EU加盟28か国の大使級会議が開かれ、ウクライナ政府と親ロシア派がことし2月に合意した停戦が完全には履行されていないとして、ロシアに対する経済制裁を来年7月末まで、6か月間延長する方針を決めました。
EU各国の間では、ロシアとの経済的なつながりから、制裁の延長に慎重な国があるほか、フランスのパリで起きた同時テロ事件以降、テロ対策でロシアとの連携が必要だとする声も一部で上がっています。
しかし、今回の会議では、停戦合意が完全に履行されるまでロシアに圧力をかけ続けるという基本姿勢で各国が一致した形となりました。制裁延長は来週の22日にも正式に決定される見通しです。
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ロシア経済発展相「全く影響なし」
EUがロシアに対する経済制裁を6か月間延長する方針を決定したことについて、ロシアのウリュカエフ経済発展相は地元メディアに対し、「予想されていたことで、何も新しいことはない。ロシア経済には全く影響しない」と述べ、強気の姿勢を示しました。
http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/158.html