「自国の兵士の犠牲をいとわぬ米国が、日本の自衛隊は死なないようにと配慮することなど、あり得ない」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18763.html
2015/11/6 晴耕雨読
masanorinaito氏のツイートより。
イラク戦争やアフガン侵攻をみれば明らかなように、米軍がイスラム圏や中東に軍事介入しても平和がもたらされたことはない。
今後、米国が中東に軍事介入にするにあたり、自衛隊に後方支援を求めることがあっても追随すべきでないのは過去に一つもまともな結果になっていないからである
ある時、自衛隊の幹部と話した。
彼の懸念は、自衛隊を派遣して隊員に死者が出た時、国民から無駄な死だとみなされることにあると語った。
軍人なら当然である。
だが私は、中東・イスラム圏で米軍に追随する限り、その可能性が高いと述べた。
彼は絶句していた。
このことは、トルコでは常識である。
日本政府は、いまだイラク戦争が正しかったなどと言っているが、開戦の理由に関する限り米国政府も英国政府も間違っていたことを認めている。
だが、両国とも、戦争の帰結としてイラクが空中分解したこと、それが最初から完全に予想されていたことについては口をつぐんでいる。
次に米国が中東やアフリカに介入することがあれば、「自衛隊は俺達と一緒に死んでくれるんだよな」と言ってくるだろう。
米国に対して集団的自衛権を発動して協力するというのは、そういうことである。
自国の兵士の犠牲をいとわぬ米国が、日本の自衛隊は死なないようにと配慮することなど、あり得ない
だがそれでも、米国や英国は戦争に際して一定のルールを守ろうとはする。
問題はロシアである。
あの国は果たして他国に軍事介入するにあたって、民間人を狙うなというような最低のルールを守るのだろうか?
殺した相手は全てテロリストと言いぬけるような気がするのだが。
アサド政権と同様に
>過激派組織IS関連の武装組織が、ロシアの航空会社の旅客機をエジプトに墜落させたと主張していることについて、英・ハモンド外相は「かなりの可能性がある」と述べ、ISが関与した可能性に言及した。http://nhk.jp/N4M44Jps
英国は随分確信をもってるみたいだな
国防相だけでなくキャメロン首相も、ロシア機墜落の原因がISのテロとの見方に傾斜。
エジプトのシシ大統領の訪英に合わせて発言したことで、エジプト側はかなりの不快感。
観光収入が減少しているところに痛手になるため。
英国の飛行機はシャルムエッシェイフからの発着を禁止。
ロシアは英国政府の対応を批判。
英国のメディアがちらちらと出しているのは、シャルムエッシェイクの空港での荷物管理が杜撰で爆弾を仕込まれたということのようだが。