「TPPに賛成する者たちには際立つ特徴がある。それは細部ばかり論じて、全体を隠すことだ。:兵頭正俊氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18712.html
2015/10/31 晴耕雨読
https://twitter.com/hyodo_masatoshi
米海兵隊の訓練拠点について、佐賀県民が反対すれば聞くが、沖縄県民の反対は無視する。
これが日本本土の答えだ。
この差別に遭って、沖縄は独立に追い込まれつつある。
それしかないし、それが一番いい。
しかも状況は戦争に向かっている。
沖縄は本気だが、さらに本気になった方がいい。
南シナ海の危機は、いずれ沖縄に跳ね返ってくる。
本土は、またぞろ沖縄を盾に使うつもりだ。
沖縄は最初から地政学的に捨て駒として見られている。
これはすでに辺野古の米軍基地問題を超えている。
沖縄が幸せになるにはどうしたらいいか、という本質的な問題だ。
それには沖縄独立しかない。
沖縄独立の動きが出て、本土はあわてて沖縄の反対を、佐賀並みに聞き始める。
それ以外は聞く耳を持たない。
「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治でどうにかなると見下している。
警戒すべきは南シナ海であり、中ロの結束の強さを、米日の指導層が知らないことだ。
ロシアは中国の危機を座視しない。
自民党の稲田朋美が、「男子も女子も自衛隊に体験入学するべき」と語った。
自民党は、明らかに日本民族の、戦争のDNAを覚醒させようとしている。
しかし、これは、対米隷属の新自由主義、グローバリズムから出てきていて、軍事産業を儲けさせる動機から出ている。
これを間違わないことだ。
対米隷属でTPP賛成の保守主義なんてない。
稲田朋美が、「男子も女子も自衛隊に体験入学するべき」と語ったのは、三菱など軍事産業を儲けさせるためだ。
ここまで日本政治は劣化したのである。
「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治が、99%は1%の金もうけのために死んで、と語ったのにすぎない。
TPPで売国に努めた者たちが、「男子も女子も自衛隊に体験入学するべき」というのは、ビジネスとしての戦争を願っているのである。
「俺たちが中国敵視の物語を作ってやるから、バカな99%は死んで、1%を儲けさせて」といっているのだ。
だまされてはならない。
TPPに賛成する者たちには際立つ特徴がある。
それは細部ばかり論じて、全体を隠すことだ。
TPPの正体は、グローバル大企業が国会の上に君臨することだ。
ISD条項がそれを現実化する。
このことに、賛成派はけっして触れない。
脱原発(脱被曝、脱1%)も、反基地闘争も、ISD条項で止められる。
TPPに賛成することで、自公+民主・維新は、国家を捨てたのである。
グローバル大企業が支配する世界に入ったので、戦争もビジネスに純化する。
稲田朋美の「男子も女子も自衛隊に体験入学するべき」とは、グローバル大企業の願望であって、ここまで日本政治は劣化したのである。