留学生者数
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2015年10月29 NEVADAブログ
日本の海外留学生数は約6万人とされており、2004年のピーク(83000人)に比べ2万人以上少なくなっていますが、行き先も様変わりしたとなっています。
今まではアメリカ向けが半数を占めていて一番人気だったものが、今やその比率は35%にまで落ち込み中国向けが一番人気となったと報じられているのです。
このアメリカ向け留学生減少の理由の大きな理由に学費の高騰があると言われていますが、円高の時でもアメリカ向け留学生は減少していましたので、実際は別のところにあると言えます。
即ち、ただ英語がしゃべれましても企業からすれば仕事が出来なくては採用しないからです。
以前帰国子女を採用したことがありましたが、仕事能力は全く期待するレベルには達していませんでした。話せてもまともな文章を書けないからです。
これはよく聞く話で、日本語の能力が足らない人間が英語(会話能力)をマスターしましてもビジネスでは使えないからです。
結果、企業からすれば、留学生や帰国子女を採用することを減らし、外国人で優秀な者を採用した方がよいとなりつつあるのです。
今や日本は中国への留学生が増えているようですが、今後中国語はできるがまともな仕事がないという日本人留学生が増えるかも知れません。
何故なら優秀な中国人が出てきているからです。
日本では東大に匹敵する大学を出て英語、日本語ができる中国人が多く出てきており、しかも向上心が強く日本人より遥かに働くということになれば、誰も日本人留学生を採用しません。
そのうちに日本人が中国企業の中で下働きをするようになる時代がくるのでしょうが、これも一つの時代の流れかも知れません。