「朝日新聞は徹底して「日本会議」の文字を紙面に出さない。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18653.html
2015/10/24 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
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来月、憲政記念館で行われる「『明治の日』を実現する集い」、基調講演は日本会議会長の田久保忠衛氏で、協賛団体は日本会議、神道政治連盟東京本部、新しい歴史教科書をつくる会など。
平成24年の第二回のチラシには、協賛団体名の記載はなかった。
平成24年の「『明治の日』を実現する集い」第二回のチラシには「明治の精神の復活を図ることこそが、現下のわが国における喫緊の要事であるとの認識にもとづき」とあるが、実際には彼らが回帰を目指すのは「昭和に美化された明治」であり、排外主義や国粋主義の危険を説いた西園寺公望らは含まない。
「明治の日を実現しよう!国民集会」第一回運営委員会の模様を伝える公式ブログ http://bit.ly/1MWwMvE
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副会長の小田村四郎氏は日本会議の現副会長で、NHK大河『花燃ゆ』の実質的な主役・小田村伊之助の曾孫。
参与には櫻井よしこ氏も。
最初から日本会議系の運動だった。
「明治の日」復活の動き 明治天皇の誕生日11月3日「文化の日から変更を」(朝日)http://bit.ly/1M9vNTR
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告知チラシにまで堂々と「日本会議」の文字が二度も出て、会長・副会長・広報役が勢ぞろいしているのに、朝日新聞は徹底して「日本会議」の文字を紙面に出さない。
島薗進・元日本宗教学会会長が、かなり詳しくかつわかりやすく、国家神道と現政権下での「戦前回帰」の繋がりについて解説されているのに、朝日新聞は日本会議という団体に一切触れず、田久保忠衛氏や小田村四郎氏、櫻井よしこ氏の同団体での重要な役割に言及しない。
有料読者への背任だろう。
大手紙が安倍晋三政権に迎合し、重要な政治的事実を報じない理由として、軽減税率の適用が欲しいからだという説が根強く流れているが、市民に愛された公園の巨木が目の前で次々と切り倒され、国のあり方も根本から壊されている時に、税制優遇という私益を選ぶのか。
記者はそんな職業倫理で平気なのか。
>佐々木敦 安保も沖縄も原発もTPPもマイナンバーも、どうしてこんなに拙速に無理矢理進めようとしてるのかといえば、日本人が既成事実化に弱く、慣れたり忘れたりする能力が高いことが、戦後プロセスで証明されてるからだと思う。「決まったことは守る」のが美徳とされる国。違うということを示す必要がある。
「決まったことは守る」に加えて「周囲の人間が黙るなら自分も黙る・我慢する」ことを、物心ついた頃から叩き込まれる教育や教化も無視できないと思う。
自分一人でも「理不尽だと思ったらおかしいと言う」社会にならないと、また「全員で自滅」する。
今年7月、「新国立競技場」建設計画の見直しを発表した時の安倍首相発言が、何の根拠もない“作り話”だった可能性が高くなった(Hunter)http://bit.ly/1LqQH3t
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「関係各省への情報公開請求から、(一か月前から検討したと首相が言う)計画見直しの検討文書が存在していないことが判明。発言根拠がどこにもない状況だ。首相発言の根拠を『不存在』とした関係省庁のいずれもが、新国立の見直し作業自体を否定している」
「安保法の国会審議が続く中、支持率低下に歯止めをかけたかった首相が、その場しのぎの発言を方針決定の補強材料にしたとみられる」
また嘘。
総理大臣が日常的に平然と嘘をつく国で、道徳教育の必要性が政権サイドから叫ばれる。
内容は「愛国心の醸成」「国旗国歌の敬愛」などで、「嘘をついては駄目」「いじめは駄目」「差別や偏見は駄目」「自分がされて嫌なことは他人にもするな」等の基本的な道徳は政権側の人間が嬉々として蹂躙している。