小沢一郎代表・山本太郎代表 定例記者会見
地元の国会議員の家へ行って、国民は、意見をもっと主張すべきだ !
自民党は選挙では、安保法案は「ひた隠しに隠している」
から有権者は意識せず投票 !
選挙では、TPPも「絶対反対」と自民党は公約、選挙後は、
TPP推進の、ペテン師手法 !
(2015年9月15日)
日本の既得権益・安倍政権の実態は?
(www.seikatsu1.jp:2015年9月19日より抜粋・転載)
小沢一郎代表、山本太郎代表は9月15日、国会内で定例記者会見を行い、国会周辺デモ、安保法案と辺野古移設問題、安倍首相の国連事務総長批判、民主党との統一会派(岩手県議会)などに関する質問に答えました。記者会見要旨は下記の通りです。
【質疑要旨】
安保法案反対の国会デモについて
安保法案成立の辺野古移設問題への影響について
安倍首相の潘国連事務総長批判について
岩手県議会における生活と民主による統一会派結成について
◆安保法案反対の国会デモについて
Q.:国会周辺での安保法案反対のデモが、国会内に影響を与えていますか。また、デモに参加する以外の方法についての考えをお伺いします。
小沢一郎 代表:A.:
☆地元の国会議員の家へ行って、国民は、
意見をもっと主張すべきだ !
影響していると思います。
だけどこれっぽっちと言っては、失礼になるけれども、やはりもっともっと高まりがないと、彼ら(安倍政権)は、本気に恐れることはない。
私がデモを取り仕切っているわけではないから分からないが、こう散発的にあちこちでやったのでは効果がないと最初から言っています。
戦う場合は、力を集中しないと。
毎日毎日では参加する人も容易じゃない。いずれ疲れてしまう。
☆場所を限定して、膨大な人数で、反対デモをした方が、効果的だ !
そういう意味で何十か所かでやっているようだが、地方は多少別としても、東京のあちこちでやるよりも、数を限ってでも、本当に多くの人が集まるようなやり方を、何でしないのかという気がしております。
後進国での権力者との対決デモというのは別として、先進国でもやはり何か大きな問題があると、本当に大勢の市民が出るよね。
その点、日本は、ブツクサブツクサ文句言っているけれども、なかなか行動に移さない。
☆安倍政権の政策・手法に反対なら、
あんたら、選挙の時、なぜ、自民党支持したの?
聞かれれば「反対だ」と言うけれども、それでは、なんで反対なら、あんたら自民党支持しているの? 支持したっていいけれども、それなら今、あなたが投票した人に、行って来いというぐらいの迫力ないと、国会議員、政府与党は、とくに痛くも痒くもない話しになってしまいます。
そういう意味で、もう少し選挙の公約にはっきりと打ち出していたものでないことをやろうとしたときは、市民の直接的な行動も必要となる場合があります。多分、今回はそうではないかというふうに思います。
ですからデモする以外にも与野党を問わず、各政党、特に与党の人たち、遠くの人だったら、そこらで集会するよりも、国会議員の家へ行ってやればいい。
押しかけて行けばいい。それは有権者として当たり前です。
公園で集まったってどうしようもない。それが直接的であるけど民主主義です。
☆自民党は選挙では、安保法案は「ひた隠しに隠している」
から有権者は意識せず投票 !
選挙の時に地元の議員が、はっきりと「安保法案が必要だから、これを次の国会にかけて通します」と言っていたのなら別だが、それを「ひた隠しに隠している」わけでしょう。
☆選挙では、TPPも「絶対反対」と自民党は公約、選挙後は、
TPP推進の、ペテン師手法 !
TPPだってそうです。「絶対反対」と自民党は言っていたが、選挙が終わったら、もうどんどん進めている。今、他の国が消極的でも日本が一生懸命やろうと言っているでしょう。
こう嘘を吐いても日本人はまったく平気だし、それを咎めない。メディアもそう。だから権力者は何にも恐くない。そういう意味できちんと自分の主張はこうだと言うのならば、それに相応しい行動をもっともっと積極的に日本人は取るべきだと思います。
それではどうするのだと。あとは選挙です。
2009年総選挙から2014年選挙までにほぼ20%、2000万人の人が棄権しています。棄権ということは、「白紙一任」です。
私は、国民にそれをよく肝に銘じるべきと言っています。
野党がまとまった受け皿でないと言っても、2000万の人が野党のどれか、小沢は気に入らないというなら誰か他に入れればいい。
野党のどれかに入れて、2000万票が野党に入っていたら、あの議席数にはならない。
もちろんドント方式だから大きいほうが、有利ではあるが、棄権したのでは、もう何にもならない。これは白紙一任で、文句言う資格ないのです。
☆安倍政権の暴走に反対なら、棄権せず、選挙の時、皆が行って、自公ではない
政党に入れればいい !
だから何するかと言えば、選挙の時、皆が行って自公ではない政党に入れればいい。それしか変える方法はない。我々は、そのときに票を投じやすいように野党は一枚岩となって国民に訴えるという責任は持っています。
理屈の上では、投票をボイコットしていたのでは、サボっているのでは、もうダメと思います。
山本太郎 代表:A.:
小沢代表が言われたことが、全てだと思います。現在のデモが影響を与えているかというと少々与えているようです。
例えば、採決する時の話し合いで、自民党・谷垣さんが、日の高いうちにしてしまえと。日が落ちてからでは人が集まってきてしまうという旨の発言をしています。
そういう部分では、少々の影響を与えていると思います。
小沢代表が言われた通り、頭数がやはり足りない。国会周辺では人がたまれる場所が少ない。
バリケードが決壊して道路に出てきた、沢山の人を航空写真で撮れたりしたことがありましたが、基本的に歩道も制限されていて、圧死しそうなぐらいの詰め込まれ具合になってしまう。
何が原因かというと、日本には人が集まれる広場がないこと。
新宿東口や渋谷ハチ公など人が集まれる広場は、全て閉鎖されてきた。
人がたくさん集まっている様子を撮れなくなってきている。
明治公園もデモで使えなくなっている。市民が集まって声を上げている絵が撮りづらい部分が手伝っていると思います。
今のデモ、声は聞こえてきます。議員会館にいて仕事に集中しづらいぐらい。
思いは共有しているし、気持ちが分かるから「がんばれ」と思える。
安保法案に賛成している人にとっては、非常にうっとうしいものだと思います。けれどもそれで止まるかと言えば止まらない。
どうしてこういう状態になっているか。なぜこんな法案が無理やり通されるのかといったら、小沢代表が言われるように、選挙が関係しているのだろう。
☆政治に対する失望し、政治から離れれば、安倍政権に、好き放題やられる !
どうして選挙に行かないのか。それは政治に対する失望からです。しかし、政治から離れれば離れるほど好き放題やられることが今具現化されたような状態にあると思います。
今何ができるか。
この法案を止めることが最大のピークになってしまえば、その後敗北感しか残らないかもしれない。段取りで考えれば、向こうの方が数多いのですから通ります。
だからこれをピークに持ってくるのは間違いだと思います。ラッキーなことが重なれば、廃案ということがあるかもしれませんが、通常考えれば、廃案はあり得ないわけです。
政権交代をしていきながら内容を変えていきましょうというのが一番建設的です。
そのために今できることは何ですかと言われたら、あなたの一票を何票に広げられますかということ以上でも以下でもない。それをやらなければ悪い方向により加速していく。
◆安保法案成立の辺野古移設問題への影響について
Q.:安保法案が成立した場合の辺野古移設問題への影響について見解をお伺いします。
小沢一郎 代表:A.:
☆辺野古基地建設は、何としてもこれを阻止しなくてはならないと考える !
安保法成立が、普天間移設と辺野古埋め立てに直接からんで影響するものではないと思います。
沖縄はやはり、環境問題はもちろんだが、地域住民の問題から安全性からいろんな意味で直接的な影響がある。だからこそ、県知事も反対し、辺野古埋め立ての承認取り消しまでやろうとしているのだと思います。政府は、大変難しい局面にあると思います。
国会は、今日中央公聴会、明日地方公聴会がセットされてしまっている。まだ間に合うと全く言えないわけではないが、これをどうやって成立阻止するのかについて野党の具体的な意見の一致がないままでは、政府が強引に採決ということになれば、そうなってしまう。そういう状況になりつつあるかもしれない。
いずれにしても私どもは、何としてもこれを阻止しなくてはならないという考えに変わりはありませんが、小さな所帯なものですから、国会全体を動かすというところまでいかない。
その意味で本当に歯がゆく、残念に思っているところです。
Q.:民意とのずれは仕方がないということですか。
小沢一郎 代表:A. :
☆安倍政権の行動は、選挙の時とその後の安保法案の進め方は、
基本的な民主主義の瑕疵がある !
民意がどの程度どうなるかということは、以前から言うように、安倍さんが総選挙の時にきちんとこれを掲げて、国民に訴えてやったということならまだしも、マニフェストの片隅に1行か2行書いてある程度で、具体的に選挙戦での議論として取り上げなかったわけです。
先の総選挙で多数の議席を取ったからいいのだというのが、政府与党の論理でしょう。
選挙の時とその後の安保法案の進め方は、基本的な民主主義の瑕疵があると思います。後は民意がどう判断しどうするかということにかかっている。国会の状況は、段々段々成立に向って押し込まれている感じがします。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
悪徳ペンタゴンの特徴:アメリカ様に弱いこと
植草一秀説:日本の既得権益とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、政治屋・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが、私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは、世界覇権国家・米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」なのだ。
今回、安倍政権は、米議会にて安倍総理の歴史認識を批判されたら(注3)、とたんに強気の発言を撤回しています(注4)。
上記の例で明らかなように、日本を支配する安倍政権もその取り巻きの悪徳ペンタゴン勢力も、アメリカ様からの外圧に非常に弱いという特徴があります。
彼らはアメリカ様以外の中韓露朝からいくら非難されてもまったく反応しません
が、アメリカ様からちょっと何か言われるとすぐに反応します。
彼らは心底、無節操です。 それでも安倍政権支持率が高いのですから、
今の日本は救いようがないと言えます。
日本の政官財のあらゆる組織には、ゴマスリ人間があふれかえっていますが、安倍総理を筆頭に、悪徳ペンタゴン日本人は、その典型です。
すなわち、自分より強い者にはヘイコラし、自分より格下には、威張り腐るヤツ、それが悪徳ペンタゴン日本人の特性です。
したがって、安倍総理を筆頭に、今の日本を牛耳る悪徳ペンタゴン日本人ポチは、
自分たちの飼い主である、アメリカ様には、絶対に逆らわないということです。