もうすぐ、安保法案の採決である。
野党に望むのは未明すぎまで牛歩を続けて欲しいということだ。それもできるだけ、間隔を開けて。決して見苦しい行為ではない。
なぜなら、可決と同時に立法府の正統性ばかりではなく、戦後の日本の平和が終わるからだ。
自民は趣旨説明時間も動議で制限を加えてしまったが、そもそも、議事は慣習を遵守しなければ民主主義自体が死ぬ。
民主主義は多数決の前に様々な議会の手続きと慣習で少数者の意見表明と法案の修正と少数者の指摘による廃案の機会が前提となっている。それが、ただの多数決が多数者の横暴であるのに対して民主主義が「議」である所以である。
従って、牛歩や牛たんやらバカにされようが、それらは議会主義の先人たちが編み出してきた、民主主義の伝統であり、民主主義の一部だ。決して、議会主義を破壊するものではない。
仏陀いわく「孤独に歩め、悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の象のように」 あるいは聖なる牛のごとく。
したがって、今は誇りを持って、牛歩、牛歩、牛歩、牛歩!!!!!