「STAP論文と千島学説の一致点」(EJ第4118号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/425648874.html
2015年09月11日 Electronic Journal
「丹田(たんでん)」という言葉があります。ウィキペディア
によると、次の説明があります。
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意味は「気」の「田」のこと。気から成る丹を耕す田。体を上
下に走る経絡である衝脈の直線と腰回りを一周する帯脈が、下
丹田の存在する臍の辺りで交叉して田に見えることから、これ
を丹田と称するとも言う。 ──ウィキペディア
http://bit.ly/1Qnk7kt
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ウィキペディアの説明にはないのですが、「丹」は「赤」をあ
らわし、「血液」(赤血球)を意味しているのです。「田」は田
んぼのことで、丹田とは、「血液が造られる田んぼ」を意味して
いるという説もあります。つまり、丹田は「腸管造血説」を意味
していることばであるといえます。
あるサイトでは、腸管造血説を丹田を使って次のように見事に
説明しています。
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「腸造血説」とは、食べた食物は胃腸で消化され、最終的に小
腸から吸収されますが、吸収された栄養分はお臍付近のリンパ節
の密集した「丹田」と言われる個所で赤血球に変換され、一部が
白血球になり、さらにその一部が細胞に変わる、という説で、細
胞は細胞分裂でしか作られないとする骨髄造血説を否定していま
す。 http://bit.ly/1LWxSVW
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このように、ネット上でも腸管造血説を支持する言説が非常に
多く見られます。しかし、これは現代医学の世界では、あくまで
「異端」の言説に過ぎないのです。
とくに大学病院などの大病院の医局に勤務している助教授や講
師や助手たちが、もし千島学説でいうところの細胞新生説や腸管
造血説などを口にしようものなら、この白い巨塔での出世はおぼ
つかなくなるのは必至です。いわばタブーなのです。それほど完
璧にビックファーマが、網を張り巡らせているということなので
しょうか。明らかに間違っていることが明白な定説ですら改める
ことができないほどそれは強力なのです。
さて、「食は血となり肉となる」という千島学説による「生体
による基本構造」を次のサイトが非常に明快にまとめているので
ご紹介します。
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第1段階は「食」であり、食べ物が消化されることによって腸
壁部の腸絨毛で一旦ここで赤血球母細胞が作り出され、その母細
胞内から放出されて血管内部に送り出された赤血球は、躰全体を
循環して体細胞へと変化する過程に入ります。
第2段階は「血」であり、組織細胞に辿り着いた赤血球や白血
球は「分化」という変化・発展の段階に入り、まずは周辺の体細
胞から強力な影響を受けて誘導され、その場が肝臓ならば肝細胞
へ、腎臓なら腎細胞へ、脳なら脳細胞へと周囲の環境に順応して
分化を遂げていきます。
第3段階では「体細胞」への発展で、破壊された体細胞の肩代
りをしたり、壊れた組織を修復したり、このようにして血球から
作り出された体細胞が生体を造り上げるという構造に至ります。
そして重要なことは、現代医学や生物学が、今日教えているよ
うな「細胞分裂は一切起こっていない」ということです。
──癒しの杜の会のサイトより http://bit.ly/1JS6SnA
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ここで述べているように、赤血球の役割は全身に酸素を運び、
炭酸ガスを持ち帰ることにあるとされていますが、本当の役割は
ほかにあるのです。それは、赤血球自体が全身を巡り、体内のす
べての細胞へと分化するという役割です。つまり、赤血球こそ万
能細胞なのです。これは、現代医学の常識を覆えす大発見なので
す。このことに関連して、次のことがいえます。
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白血球は、赤血球から新生される
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白血球の新生過程は、そのときどきの条件によって次の3つの
方式が考えられます。
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1.発芽方式
2.流出方式
3.分割方式
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「発芽方式」というのは、赤血球の核の表面に小さな突起がで
きて、それが膨らんで、赤血球膜を破って飛び出し、白血球にな
るという方式です。
「流出方式」というのは、自然に赤血球膜が破れて細胞質が外
へ流出し、それが白血球へと発展する形式です。
「分割方式」というのは、赤血球自体が適当な大きさにちぎれ
て、各々の断片が白血球になるという形式です。
人間の赤血球には核はないのです。無核なのは、細胞になる前
の途中の段階を意味していると千島教授は考えたのです。そして
核を得て白血球やリンパ球などを経て、細胞に分化すると考えた
のです。そうすると、白血球やリンパ球(白血球の一種)は、組
織に分化する前段階としてとらえられます。
STAP細胞を小保方氏はマウスの脾臓のリンパ球を取り出し
て作製していますが、これは、千島学説の赤血球分化説をそのま
ま行ったものといえます。脾臓というのは、白血球の貯蔵庫のよ
うな役割をする臓器です。
これで、ビッグファーマがSTAP細胞の発見についてどれほ
ど衝撃を受けたかわかっていただけると思います。STAP細胞
の作製に成功することは、千島学説を蘇らせることと同じである
からです。 ── [STAP細胞事件/091]
≪画像および関連情報≫
●忰山紀一著/よみがえる千島学説より
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既成の学説、すなわち細胞分裂説では説明がつかない現象
がたくさんある。その顕著な例をあげると、私たち人間の脳
細胞、肝細胞、筋肉母細胞などは、生後6ケ月以降はまった
く細胞分裂をしない。なのに、成体での細胞数は、生後6ケ
月と比べて著しく増加している。このことは組織学者はみな
知っているが、現在の生物学では説明がつかないため、盲点
になっている。
しかし、先に触れたように千島の ”赤血球分化説“ を認
めれば、この盲点は解決できる。造血現象を発生学的にみる
と、まず最初に卵子の表面に繊毛ができ、絨毛で卵黄球が赤
血球に形態変化し、赤血球が分化して細胞は新生される。千
島のいう卵嚢造血である。哺乳類ではこれに続いて胎盤の絨
毛で母体の血球から胎児の血球を造血し、細胞を新生する。
千島のいう胎盤造血である。卵黄嚢も胎盤も発生学的に見て
消化器系統に属している。
そこで、出産後、鳥類以下では孵化後は、卵黄や母親の血
液の補給が絶たれるので、食した食物の消化産物、すなわち
食物モネラから腸の絨毛で赤血球造血が行われるのである。
これが千島の ″腸造血説″ である。植物は大地に根をおろ
し、その根毛から水分と養分をとりいれて、光合成をして生
長している。動物には根毛はないが、その役割を担っている
のが腸の絨毛で、絨毛は植物の根毛が伝翻したものと考えら
れる。 http://bit.ly/1PYoIsF
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