視聴率は連日『世界陸上』に及ばず! しらがみだらけでSexy Zoneをうまく活かせなかったフジテレビ
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来年のリオ五輪の出場権をかけ、連日、熱戦が展開されている「ワールドカップバレーボール2015」。女子の日本代表は1日に強豪・セルビア戦にフルセットの激闘の末に敗れ5位に転落。3日の時点で3試合を残すが、「試合を残している中国とアメリカに連勝しないと五輪出場権を獲得できる2位に入るのは難しいが、連敗する可能性が高い」(全国紙運動部記者)ということで、いまいち盛り上がりに欠けているという。
「12年のロンドン五輪で女子は28年ぶりに銅メダルを獲得しただけに、今大会も期待は高かった。ところが、メダルを獲得したメンバーで残っているのが木村沙織ぐらいで大幅に戦力ダウン。そのため、視聴者の関心が薄かったようだ」(同)
同大会は22日に開幕し連日、日本戦を独占生中継したが、同日からTBSでは「世界陸上」を独占生中継。おまけに、日テレは22日と23日に毎年恒例の「24時間テレビ」を生放送した。
「22日のアルゼンチン戦は7・8%しかとれなかった。それに比べ、世界陸上はいきなり100メートルにボルトが登場したため注目度が高く13・1%。バレーボールと同時間帯の24時間テレビの視聴率も16・8%。翌日以降も世界陸上の視聴率を上回ることができなかった」(テレビ関係者)
同大会ではジャニーズ事務所のアイドルグループ・Sexy Zoneが2大会連続でスペシャルサポーターをつとめ、副音声の中継も担当。さらに、毎試合前には2大会8年ぶりとなる会場でのコートパフォーマンスを行うなど盛り上げに一肌脱いでいるが、フジはまったく活かしきれなかったようだ。
「8年前の大会で、純粋なバレーボールファンから日本のバレーボール連盟に『神聖なコートでアイドルを歌わせるのは不謹慎では』、『アイドルのファンたちのせいでチケットが取れない』などと批判が殺到しパフォーマンスをやめた。しかし、前大会ではその影響で集客できず。そこで、フジのほうから連盟に『パフォーマンスを復活させたい』と頭を下げパフォーマンスの復活が決定。連盟も集客目当てで、パフォーマンスの中継はNGという条件つきでゴーサインを出した。その結果、会場に来れないジャニーズファンはパフォーマンスを見れず、またまたジャニーズファンのせいでバレーボールファンのチケット入手が困難に。視聴率は取れない上に、バレーボールファンから再びブーイングが巻き起こり、踏んだり蹴ったり」(同)
女子の大会終了後、日本は女子に比べはるかに実力が劣る男子の大会が開幕するが、このままだと、ますます視聴率を落としそうだ。
[サイゾーpremium 2015/9/5]
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