【新・悪韓論】「反日テロ映画」を国民の2割近い800万人が見て心ときめかす隣国…
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150813/frn1508131140002-n1.htm
2015.08.13 夕刊フジ
8月15日をピークとする「反日」パフォーマンスは、韓国の夏の風物詩だ。今年は戦後70年。安倍晋三首相が発表する戦後70年談話は、韓国にとって面白からぬ内容と予想されるため、パフォーマンスはこれまでになく過激なものになりそうだ。
それにしても、8月6日の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)を、柳興洙(ユ・フンス)駐日韓国大使が欠席したことも、韓国の政権挙げての「反日」の一環なのだろうか。
韓国の駐日大使といえば、2013年の東日本大震災2周年追悼式も欠席した。その時は「連絡のファクスを見落としていた」と、愚にも付かない釈明をした。
今の柳大使は「知日派」をウリにしている。ならば、日本社会が韓国と同様に慰霊式や追悼式、法要を重視することは承知しているだろうに、あえて出席しなかった。
広島の原爆死没者慰霊式に関して、韓国の保守系各紙は「韓国大使は欠席」を伝えたが、理由は何も書いていない。
ともかく、3・11に続いて原爆慰霊式も…。韓国とは、そういう国なのだと記憶に留めておくしかあるまい。
韓国紙によると、この夏は、上海天長節爆弾事件を題材にした映画「暗殺」が大ヒット中で、観客はすでに800万人を超え、1000万人を突破しそうだという。
上海天長節爆弾事件とは、1932(昭和7)年の昭和天皇誕生日に、上海の公園で行われていた祝賀式典の演壇に、尹奉吉(ユン・ボンギル)という朝鮮人が爆弾を投げた事件だ。軍人はもちろん、民間人も多数死亡した。暗殺ではなく「無差別爆弾テロ」だ。
映画では、爆弾を投げるのは女性で、面白いアクションドラマに仕立ててあるそうだが、まさしく「テロ称揚映画」だ。そんな映画を、国民の2割近くが鑑賞して心をときめかす−恐ろしいことだ。
ついでながら、韓国に「尹奉吉義士記念事業会」という団体がある。その会長は李明博(イ・ミョンバク)氏が務めてきた。彼は大統領になると、国連での演説で「テロとの戦い」を述べた。悪すぎる冗談ではないか。
国連といえば、韓国人が主宰する歌劇団が今月、ニューヨークで慰安婦をテーマにしたミュージカルを上演し、国連で人権・女性問題を担当する職員約30人が招かれて鑑賞した。
朝鮮日報(8月7日)によると、国連職員は「幼い少女がどのように連れていかれ、どのように暮らしたか、リアルに接したのは初めてです。衝撃でした」と感想を述べたという。
歌劇と史実の区別もできないような人たちが、国連で人権・女性問題を担当しているらしい。そうした人々を洗脳するのも、韓国の国を挙げての反日パフォーマンスの狙いなのだ。
韓国のジャパン・ディスカウント(=ネタは何でもいいから日本を国際社会で貶める)運動は、朴槿恵(パク・クネ)政権の誕生後、ますます攻撃的性格を強めている。各々(おのおの)方、ゆめゆめ油断することなかれ。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。