レンタカー予約サイトで「ドライブ旅行」提案 リーボ・松尾龍馬社長
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150803-00000018-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/8/4 08:15
中堅・中小のレンタカー事業者と連携し、特徴のある車種を集めたレンタカー予約・検索サイト「ビークル・エクスペリエンス」(ビークル)を運営するリーボは、ドライブ旅行を提案するレンタカー予約サイト「キテネ」のサービスを開始した。リーボの松尾龍馬社長は「航空会社、宿泊施設、レジャー施設などと連携し、ドライブ旅行に必要なすべての予約をキテネ内で完結できる仕組みを2016年中に整えたい」と、サービスの拡充を目指す構えだ。
−−キテネを始めた狙いは
「キテネは、ビークルの登録レンタカーを活用し、利用者のニーズに合った全国のドライブ旅行を提案するメディアだ。キテネを旅行情報を満載したメディアとして活用することで、リーボが展開するウェブサイトへの集客力を高めていきたい」
−−具体的にはどのようなメディアなのか
「キテネは、レンタカーの予約までワンストップで行える電子商取引のサイト。さらに、手作りのドライブ旅行情報を掲載するなど、メディア機能を高めることで、クルマを貸すだけでなく、ドライブ旅行の体験を提供することを目指している」
−−どの地域の旅行情報に力を入れるのか
「サービス開始当初は、リーボの強みである九州・沖縄でのドライブ旅行のプランを中心に提供する。8月中旬から、全国でのドライブ旅行を楽しんでもらえるように、国内各地の旅行プランについても展開していく予定だ」
−−使い方は
「具体的には、利用者はどこで、誰と、何をする、何を食べるという4項目を設定すると、旅行プランをカスタマイズすることができる仕組みだ。提案する旅行プランは、リーボのスタッフが実際にレンタカーで国内を旅行し、取材・執筆した記事が表示される」
−−ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の機能を持たせるのか
「テントやバーベキューセット、カメラなど、旅行に必要なオプションや、旅行先で使用できるクーポンなどの各種特典も用意する。今後、旅行者から、キテネに掲載する旅の体験を募集する予定で、将来は、海外のサイト運営業者とも連携し、海外からの旅行者(インバウンド)にも対応したい」
−−ビークルの現状は
「ビークルは、14年にサービスを開始してから、堅調に登録レンタカー台数を増やしており、全国240業者約8000台(15年4月時点)が加盟している。取り扱う車種が多いのが特徴で、キャンピングカーやオープンカーなど珍しいクルマをそろえ、カーマニアを中心に人気を集めている」
−−キテネとの相乗効果は
「キテネの運営を通じ、18年までに300万人の会員を獲得し、全国のレンタカー事業者へ月間10万人の顧客を紹介することを目指したい」(小島清利)