記事入力 : 2015/07/27 20:57
イラン核交渉教訓の適用模索へ 北朝鮮問題で=米特使[朝鮮日報]
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問した米国務省のサイラー6カ国協議担当特使は27日、ソウルで韓国政府の高官らと会談し、北朝鮮の核問題などについて協議した。
サイラー氏は韓国外交部の金健(キム・ゴン)北核外交企画団長や黄浚局(ファン・ジュングク)朝鮮半島平和交渉本部長らと個別に会談。抑止力や圧迫、対話再開などで北朝鮮に影響力を持つ中国との緊密な連携が重要ということで一致したという。
サイラー氏は金氏との会談後、記者団に対し、「イランとの核交渉の経験で得た教訓を適用するため、何ができるかを模索していく」と述べた。
サイラー氏は28日に中国を訪問。31日には日本で韓米日3カ国による6カ国協議次席会談を行う。
聯合ニュース
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/27/2015072702891.html
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記事入力 : 2015/07/28 12:48
駐中国北朝鮮大使「対話できない原因は米の敵視政策」[朝鮮日報]
【北京聯合ニュース】駐中国北朝鮮大使の池在竜(チ・ジェリョン)氏は28日、中国・北京の北朝鮮大使館で記者会見を行い「(北朝鮮の核は)米国の核の脅威と敵視政策から国(北朝鮮)の生存権と自主権を守るもので、交渉のカードではない」と述べた。
また、「対話が行えない基本的な原因は米国の対朝鮮(北朝鮮)敵視政策にある」と主張した。
さらに、北朝鮮は明白な核保有国であると規定し、「一方的な核放棄対話には関心はない」とした。
これに先立ち、北朝鮮の外務省報道官は21日、イラン核協議が最終合意したことを北朝鮮核問題の進展につなげようとする米国に対し不快感を示し、核兵器を放棄しないとの立場をあらためて強調した。
聯合ニュース
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/28/2015072801529.html
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北朝鮮大使 核放棄に向けた対話応じず[NHK]
7月28日 15時33分
中国に駐在する北朝鮮の大使は28日、外国メディアを前に会見し、核開発問題を巡って欧米などと最終合意したイランとの立場の違いを述べたうえで、核開発の凍結や放棄に向けた対話には応じない姿勢を重ねて強調しました。
中国に駐在する北朝鮮のチ・ジェリョン大使は28日、北京にある北朝鮮大使館で外国メディアを前に記者会見しました。この中でチ大使は「われわれの核抑止力はアメリカの核の脅威と敵視政策から国の自主権と生存権を守るための手段だ」と述べ、核開発を正当化しました。そのうえで、先にイランが核開発問題で欧米など関係6か国と最終合意に達したことについて「実情が異なる。われわれは名実ともに核保有国であり、一方的な核の凍結や放棄の対話に関心はない」と述べました。
イランの核開発問題を巡る最終合意を受けて、北朝鮮外務省は今月21日に、核開発を放棄しない立場を表明しており、28日の会見はそうした北朝鮮の姿勢を重ねて強調したものです。
北朝鮮の国営メディアは今月15日に対外政策を話し合うために各国駐在の大使らが本国に集まって「大使会議」を開催したと伝えており、今回の会見は会議の内容を受けてみずからの立場をアピールするねらいがあるとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150728/k10010169391000.html