「フジ叩き」でおなじみ、サイゾー系サイトの「27時間テレビ叩き」ネタをまとめてみました。
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【その1】
さんまが15歳女子に告白、キムタクのバンジー、モト冬樹の反復横跳び…これがフジテレビの“本気”? 中居頼みの『27時間テレビ』
http://lite-ra.com/2015/07/post-1324.html
〈めちゃ×2ピンチってるッ!〜本気になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!! 〜〉。こんなサブタイトルのもと、今年もフジテレビ夏の恒例特番『FNS27時間テレビ』が放送されている。バラエティも軒並み低空飛行、月9ドラマ『恋仲』は1ケタスタートと視聴率凋落であえぐフジテレビだが、ついに窮地に立たされた状況を自虐するまでにいたったようだ。
でも、自虐といえばテレビ東京の専売特許のようなもので、事実、開局以来さんざん他局&視聴者にバカにされつづけてきたテレ東が自虐しながらもオリジナリティを模索してきたのと、看板の上に胡座をかいてきたフジが自虐してみるのでは、まったく意味がちがう。実際、放送を観ていても、フジに“背水の陣”の意識がちっとも見られないのだ。
たとえば、通し企画であるたんぽぽ・白鳥久美子の「バンジージャンプギネスに挑戦」なんて、完全に日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』でありそうな企画。しかも白鳥の相方・川村エミコは『イッテQ』の準レギュラーで、その体当たりぶりはたんぽぽの認知度アップに大きく貢献している。たんぽぽを『めちゃイケ』新メンバーとして抜擢したものの番組では個性を活かせなかったのに、いざ他局でブレイクすると、企画ごと自分のものにしてしまう……これはたんにパクるよりみっともない話だ。
だが、企画の既視感はバンジーだけじゃない。19時台から放送されたSMAPとめちゃイケメンバーの水泳大会は去年とまったく同じだし、負けたSMAPチームの罰ゲームとして木村拓哉がバンジーに挑んだが、躊躇なくあっさりクリアするといういつもの“完璧人間キムタク”節を発揮。同時並行でスタジオでは具志堅用高が勝手に暴走して腕を痛めるというミニコントが生まれていたが、具志堅のオチがなければお寒いだけの罰ゲームになっていただろう。
しかし、つづく21時台のさんまと還暦芸能人たちの体力測定はもっとつらかった。企画自体が『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)の定番・スポーツテストの焼き直しにしか見えない上、集まったアラカン芸能人は村上ショージに松居一代、ドン小西、錦野旦、野村将希……という特番のゴールデンタイムとは思えないB級感。さんまの還暦イヤーにのっかったのだろうが、企画者はモト冬樹や水沢アキがただ反復横跳びをするだけという地味すぎる画を事前に想像しなかったのだろうか……?
さらに、おなじみの「さんま・中居の今夜も眠れない」も、岡村が生電話でライザップの女性スタッフに交際を申し込んだり、さんまが街で気に入った一般人女性がじつは15歳だったことが発覚するなどのハプニングはあったが、まあ、これくらいは例年通り(唯一、さんまが「ラブメイト」の10位に熊切あさ美を選んでいたことは、ネタではなくちょっと本気が入っていそうだったので今後のためにも覚えておきたいが)。
むしろ、3時からはじまった、フジと芸人のあいだで起こったもめ事を心霊再現VTRのように公開していくというコーナーは、ちょっと見どころがあった。というのも、鬼ヶ島・和田貴志の妻と不倫して松竹芸能をクビになったと噂されたさらば青春の光の東口宜隆が出演、同じひな壇には和田もいたからだ。ただ、その生々しい不倫暴露話を除いた肝心の“フジとのもめ事”というトークのほうは「『ピカルの定理』の最後の打ち上げが(フジのイベントでオープンしていた)フードコートのEXILE居酒屋だった」というような愚痴話に終始。5時台の「早朝のフジ本気ロックフェスティバル」にいたっては、テレ東『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」を劣化させたシロモノという厚顔無恥っぷりだった。
だいたい、大久保佳代子の88キロマラソン挑戦や「FNSちびっこホンキーダンス選手権」も、『24時間テレビ』の「チャリティマラソン」と「高校生ダンス甲子園」の二番煎じ。オリジナル企画で番組の目玉でもある岡村隆史とEXILE、氣志團、モーニング娘。OG、劇団四季などとのコラボにしたって、すでに『めちゃイケ』で何度もやってきたオファーシリーズの繰り返しなだけだ。この他局の流用だらけの内容で本気でフジが「本気」と言うのなら、焼きが回っているということを自分から強調しているだけな気もする。
しかし、この『27時間テレビ』には“大きな隠し玉”があるのではないかとも言われている。それは『めちゃイケ』メンバーだった極楽とんぼ・山本圭壱の“生放送復活”だ。2006年に未成年の少女に性的暴行で被害届が出され(その後書類送検され示談が成立)、吉本興業を解雇されて以来、何度も復帰が噂されてきた。が、今年に入ってお笑いライブに出演したり、7月5日に行われたコントライブでは9年振りに加藤浩次と共演するなど、再始動の準備が進んでいる。
そして、今回の『27時間テレビ』のタイムテーブルにも、グランドフィナーレ前の山場で「めちゃイケ サイドストーリー」という企画が予定されている。番組HPの説明文には「あのコーナーが復活?」としか書かれていないが、これが山本の生出演になるのではないか、と見られているのだ。
だが、山本復活は『めちゃイケ』の特番放送で何度も噂されてきたが実現することもなく、今回も話題づくりのために山本復帰を臭わせているだけという見方もある。ただ、たとえ山本が復活したとして、それに期待する視聴者はどれくらいいるのだろう。
ちなみに、そうしたフジの目玉企画の裏では、『イッテQ』がイモトアヤコの北米大陸最高峰マッキンリー登頂を2時間スペシャルで放送する。「裏番組のほうが本気出してるじゃん」と言われてしまいそうな気配が濃厚だが、はてさてどうなることやら。とはいえ、ここまで夜通し視聴してきた印象ではすでに期待感はゼロ。ああ、昨日の夜の『アド街』観たかったなあ……というため息しか出てこないのであった。
(大方 草)
[リテラ 2015/7/26]
【その2】
パクリ企画連発で芸人を酷使……『27時間テレビ』の“本気”から見る「フジテレビの重症度」
http://www.cyzo.com/2015/07/post_23101.html
今年も恒例の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系/25日18時30分〜翌21時54分)が生放送を終え、全平均視聴率10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。昨年の13.1%を下回り、過去10年間で2013年の9.8%に続く低調となった。
「本気になれなきゃテレビじゃない」とのスローガンを掲げた今年は、ナインティナイン・岡村隆史扮するオリジナルキャラ「ホンキーマン」を象徴として据えたほか、出演者の多くが「NO FUN NO TV DO HONKY」と書かれたTシャツを着用するなど、とにかく本気を全面に押し出していたが、あるテレビ誌記者は「フジが提示した本気に、首を傾げっぱなしだった」と話す。
「『テレビの時代はもう終わり?…でも俺、本気出しちゃいます』と、大それたキャッチコピーを掲げた同番組ですが、放送が終わってみると、フジの本気とは、制作側が本気で企画を考えることではなく、パクリと焼き直しだらけの企画の中で、芸人らに無理をさせることでした」(テレビ誌記者)
今年は、27時間通し企画として、オアシズ・大久保佳代子による「88kmマラソン」と、たんぽぽ・白鳥久美子の「バンジーでギネスに挑戦」を放送。マラソンは、明らかに『24時間テレビ』(日本テレビ系)のパロディ企画であり、バンジージャンプは『世界の果てまでイッテQ!』(同)を彷彿とさせる企画。その上、大久保は88kmを涙ながらに完走したにもかかわらず、なぜか中継シーンが著しく少なく、ネット上で「本当に走ってるの?」との疑念の声が相次ぐ始末。さらに、白鳥は10回連続で飛んだ26日午前6時すぎの時点で脳震とうを起こし、ドクターストップに。ひとつ間違えれば、取り返しのつかない事態を招いていたであろう危険な挑戦だった上に、特に盛り上がりもなく“企画倒れ”と言わざるを得ない。
また、目玉企画のひとつであった明石家さんまと還暦芸能人たちの体力測定企画は、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の定番企画と酷似。ちびっこによるダンスバトル「ホンキーダンス選手権」は、『24時間テレビ』恒例の「高校生ダンス甲子園」の焼き直しとしか思えない。
「この番組のために放送前から過酷なダイエットや、ダンス練習に打ち込む45歳の岡村の姿は痛々しく、心の病気の再発を心配する声が相次いだ。今回のように、スタッフが頭を使わずに“画ヅラ上の本気”をムリヤリ作るやり方は、芸人と視聴者をバカにしているとしか思えず、現在のフジのバラエティのレベルを象徴している。グランドフィナーレの裏で放送されていた2時間番組『世界の果てまでイッテQ!登山部マッキンリーSPイモト北米大陸最高峰への挑戦!』(日本テレビ系)のほうが、よっぽど制作陣の本気ぶりが伝わる内容でした」(同)
フジテレビが27時間をかけて伝えたかった本気とは、一体なんだったのだろうか? その答えが出るのは、同局の視聴率が上向きになった頃かもしれない。
[日刊サイゾー 2015/7/27]
【その3】
『27時間テレビ』10.4%で、SMAPとEXILEの無駄づかい!? 「公開処刑みたい」と演出に苦情
http://www.cyzowoman.com/2015/07/post_16804.html
7月25〜26日にかけて放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)について、さまざまな批判が飛び交っている。
今年の『27時間テレビ』は「日本一“本気”が似合う国民的人気者が“本気”を見せることで“テレビの危機”を救い、テレビは楽しいという本来の姿を自らの行動で示していく」といったコンセプトのもと、総合司会であるナインティナイン率いる『めちゃ×2イケてるッ!』のレギュラーメンバーが、さまざまな企画に“本気”でチャレンジするといった内容だったが、平均視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、SMAPが総合司会を務めた昨年の13.1%に届かなかった。
「そもそも『国民的人気者=めちゃイケメンバー』という時点で、『時代遅れのキャスティング』と首をかしげる視聴者も多かったのですが、今回、同番組が最も反省しなくてはいけないのは、“人気出演陣の無駄づかい”でしょう。『FNSちびっこホンキーダンス選手権』では、EXILEメンバーにダンスを強要し、尺稼ぎをさせて、ファンは『ダンスするのが公開処刑みたいな雰囲気なんだけど』『こんな雑なフリしてほしくないわ』と激怒していました。せっかく楽しみにしていたのに……という思いがあるのでしょう」(芸能ライター)
ほかにも、SMAPとめちゃイケメンバーが出演した『スマスマ VS めちゃイケ本気だらけの水泳大会』にも批判の声が上がった。
「木村拓哉が、罰ゲームでバンジージャンプをしたんですが、飛び終えた木村を映さず、体力測定コーナーでケガをした具志堅用高を中継で映したことに明石家さんまがキレるシーンがありました。その流れ自体も演出のようで、グダグダだったこともあり、SMAPファンからは不満の声が漏れていましたね」(同)
このように、波紋を呼んだ『27時間テレビ』だが、総合司会の岡村隆史も、相当のプレッシャーを感じていたようだ。番組放送前に収録されたラジオ番組『ナイティナイン 岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、岡村はあまりの多忙さゆえ、耳鳴りなどの症状が起きていることも明かし、ネット上では「本気と無理をすることは違う」「岡村、頑張りすぎないでくれ」など心配の声が上がっていた。
「今年で29回目を迎える『27時間テレビ』ですが、今回の番組内で19.1%という最高視聴率を出したのは、SMAPとめちゃイケメンバーの水泳大会。これは、SMAP人気に支えられたと見ていいでしょう。昨年の同番組で大好評を博した、SMAPの『27曲45分3秒ノンストップライブ』を意識したのか、今年は岡村が『テレビのピンチをチャンスに変えるライブ』に挑戦しましたが、どうしても『焼き直し』としか思えませんでした。低迷する『めちゃイケ』自体も、今後どうなることか……」(芸能関係者)
来年は記念すべき30回となる『27時間テレビ』は、今年の放送の反省点をどう生かしていくのだろうか?
清水ミチコのユーミンモノマネがあたちのハイライト
[サイゾーウーマン 2015/7/27]
http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/748.html