内定を得ている学生に内定企業の業界を聞いたところ、「情報処理・ソフトウエア」が27.2%で最も多く、文理男女別すべての属性で1位となり、幅広く内定を出していることがわかる。
2016卒学生の内定率は50.6%、選考解禁1か月前に異例の高さ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150718-00010004-dime-soci
@DIME 7月18日(土)12時10分配信
株式会社ディスコは、2016年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、7月の就職活動状況に関する調査を行なった(調査時期:2015年7月1日〜6日、回答数1360人)。 選考解禁を1カ月後に控えた7月1日現在の日経就職ナビ・学生モニターの就職活動状況について調査を行ったところ、内定率は5割を超え、2人に1人は内定を手にしていることがわかった。また、昨年度の選考解禁1カ月前にあたる2014年3月調査や先月調査と比較することで、現況分析を行なった。
1.7月1日現在で半数以上の学生が「内定あり」と回答
7月1日現在の学生モニターの内定率は50.6%で、前回調査(今年6月)の35.1%から1カ月で15ポイント余り増加した。昨年までは選考解禁1カ月前(3月)の内定率は5%前後だったことを考えると、この内定率は異例の高さと言えそうだ。
2.内定を得た業界は「情報処理・ソフトウエア」が27.2%で最多
内定を得ている学生に内定企業の業界を聞いたところ、「情報処理・ソフトウエア」が27.2%で最も多く、文理男女別すべての属性で1位となり、幅広く内定を出していることがわかる。次いで、「建設・住宅・不動産」が15.7%、「情報・インターネットサービス」が10.8%だった。
3.学生の就職活動スタイルは、就活スケジュール変更の影響で大きく変化
一人あたりのエントリー社数の平均は58.3社、企業単独セミナーの参加社数は21.1社、エントリーシート(ES)提出は16.2社、面接試験は7.1社となった。エントリー社数は昨年度の選考解禁1カ月前の3月より2割以上少なくなったのに対し、企業単独セミナーの参加、ES提出、面接試験は前年3月実績を上回り、学生の動き方が大きく変化したことがうかがえる。
4.就職活動継続者の志望業界
7月1日時点での志望業界は、文系1位「銀行」、理系1位「医薬品・医療関連・化粧品」で、就職活動開始直後の3月時点と大きな変化はなかった。
5. 多くの学生の意識は大手企業に
今後の就活は「内定企業よりも大きい企業が中心」66.9%、「同規模中心」29.2%となり、多くの学生の意識が大手企業に向いていることがわかる。内定を保持している企業については、「他に内定が出なければこの企業に納得して入る」が56.7%で、前月の6月(47.1%)より大きく増加し、位置づけが上がってきている。
6.未内定者の進捗状況、7割強が「苦戦」。就職活動に「焦っている」も8割
内定率が半数を超える中、まだ内定を得ていない学生に就職活動の進捗度合いを尋ねたところ、「順調に進んでいる」7.9%、「やや順調に進んでいる」21.0%を合わせて28.9%が「順調」と回答。残りの7割強は「苦戦している」と感じているようだ。同様に、就職活動に焦りを感じているかについては、8割近くが「焦っている」と回答した。
@DIME編集部