ムーディーズ、ギリシャ格付けを「Caa3」に引き下げ
2015年 07月 2日 06:44 JST
[1日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズは1日、ギリシャの格付けを「Caa2」から「Caa3」に引き下げた。ギリシャは国際通貨基金(IMF)への債務返済ができず、先進国としては初めての「延滞国」に認定された。
ムーディーズは、公的な債権団からの支援がなければ、ギリシャは民間が保有する債権についてもデフォルトになるとの見方を示した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PB65A20150701
米国株式市場は続伸、ギリシャ問題こう着で上値は重い
2015年 07月 2日 06:41 JST
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 1日の米国株式市場は消費関連株などに買いが入り、続伸して終了した。ただ、エネルギー関連株が売られたことに加え、ギリシャ問題のこう着が響き、上値は重かった。
ダウ工業株30種.DJIは138.40ドル(0.79%)高の1万7757.91ドル。
ナスダック総合指数.IXICは26.25ポイント(0.53%)高の5013.12。
S&P総合500種.SPXは14.31ポイント(0.69%)高の2077.42。
ADPなどが発表した6月民間雇用報告と、5月建設支出がいずれも予想よりも強い内容だったことが株価を支えた。損害保険のエース(ACE.N)が同業のチャブ(CB.N)を280億ドルで買収すると表明したことも好材料になった。
一方でUSグローバル・インベスターズのヘッドトレーダー、マイケル・マトウセク氏によると、朝方に株価を押し上げたギリシャ支援協議妥結への期待感は次第にしぼんでいった。
マトウセク氏は「最後の最後まで、ギリシャと債権団は互いに有利な立場を得ようと画策を続けている。交渉はまだ終わっていない」と述べた。
ITGのセールストレーディング責任者、ブライアン・フェンスケ氏は、多くの投資家は独立記念日の関係で2日に前倒しで発表される米6月雇用統計をにらんで取引を手控えた面もあったと指摘した。
チャブは26%上昇し、競争相手のトラベラーズ(TRV.N)も2.7%高となった。
原油価格の下落に伴って、S&Pエネルギー株指数.SPNYは1.3%下げた。
米司法省が一部航空会社による運賃のカルテルについて調査していると明らかにしたため、航空株は大きく値下がりした。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1914で下げ1179(比率は1.62対1)、ナスダックは上げ1475で下げ1288(1.15対1)だった。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約64億株で、過去5営業日平均の74億株を下回った。
ダウ工業株30種(ドル).DJI
終値 17757.91(+138.40)
前営業日終値 17619.51(+23.16)
ナスダック総合.IXIC
終値 5013.12(+26.25)
前営業日終値 4986.87(+28.40)
S&P総合500種.SPX
終値 2077.42(+14.31)
前営業日終値 2063.11(+5.47)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PB64X20150701
米自動車販売、6月は3.9%増 SUVなど好調
2015年 07月 2日 06:36 JST
[デトロイト 1日 ロイター] - 主要自動車メーカーが発表した6月の米自動車販売は前年同月比3.9%増加し、季節調整済みの年率換算で1716万台となった。スポーツ多目的車(SUV)とトラック需要が堅調だった。
年率換算の販売台数は米商務省が提供した季節調整係数を用いて算出した数字となる。
米国勢では、ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)が前年同月比3%減の25万9353台。ただ、GMは平均販売価格がすべての車種で前年から約1000ドル上昇したとしている。
フォード・モーター(F.N)は1.6%増の22万5647台。SUVの販売台数は10%増となった。
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)(FCAU.N)はSUV「ジープ」の販売が引き続き堅調だったことで、8.2%増の18万5035台となった。
日本勢ではトヨタ自動車(7203.T)が4.1%増の20万9912台と、GM、フォードに次いで3位となった。
ホンダ(7267.T)はSUV販売が好調だったことで4.2%増の13万4397台。
日産自動車(7201.T)は13.3%増の12万4228台。SUV「ローグ」の販売台数が54%と大幅に伸びたことが貢献した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PB63H20150701
NY市場=ユーロ下落、好調な米指標とギリシャ懸念再燃で
2015年 07月 2日 06:48 JST
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 1日のニューヨーク外為市場では、ユーロがドルに対して下落した。発表された米経済指標が強い内容で、米連邦準備理事会(FRB)の9月利上げ観測が広がってドルが買われる一方、ギリシャのチプラス首相がテレビ演説で反緊縮の姿勢をあらためて鮮明にしたことがユーロの重しとなった。
ユーロ/ドルEUR=EBSは終盤の取引で0.97%安の1.1044ドルとなっている。
6月の米ADP民間部門雇用者数は23万7000人増で、市場予想の21万8000人増を上回った。
アナリストは、これを受けて2日発表の6月米雇用統計の数字が予想を上回るとの期待が高まったと指摘した。ロイターのまとめたエコノミスト予想は、非農業部門雇用者数が23万人増となっている。
野村証券(ニューヨーク)の通貨戦略部門でグローバル責任者を務めるジェンス・ノードビッグ氏は「きょうのADP民間雇用者数により、明日の米非農業部門雇用者数もまずまずの数字におそらくなるだろうと予想する市場参加者が増えている」と述べた。
同氏はまた、雇用統計の数字が強ければFRBによる9月の利上げの可能性が高まるだろうとの見方を示した。
ドル/円 終値 123.16/19
始値 123.09/10
前営業日終値 122.49/51
ユーロ/ドル 終値 1.1052/57
始値 1.1082/83
前営業日終値 1.1135/37
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PB65G20150701
http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/403.html