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2015年6月24日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄が独立戦争に立ち上がる時ーー。(山崎行太郎「月刊日本」7月号)
沖縄が独立戦争に立ち上がる時ーー。(山崎行太郎「月刊日本」7月号)
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20150623
2015-06-23 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』


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「沖縄独立論から日本沈没論へ」
山崎行太郎
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安倍首相よ、「沖縄独立論」を放置するなかれ!


■日本本土の沖縄報道こそ偏向している

―― 沖縄の翁長知事は5月末から6月初めにかけてアメリカを訪れ、アメリカ政府などに対して沖縄の民意が辺野古の新基地建設に反対していることを伝えました。

山崎 私は翁長知事の訪米は成功したと考えています。一部ではアメリカの対応が頑なだったことから、翁長知事はアメリカから相手にされていないといった声もありましたが、その認識は間違っています。

『一県知事が、政府の頭越しに、外交問題に口出ししたわけです。これは、スコットランド独立問題やカタロニア独立問題などと同様に、国家分裂の可能性を予感させる大事件です。』

アメリカ政府はこれまで沖縄の状況について、日本政府の議論や在日米軍関係者らの報告に基づいて判断していたと思います。当然、日本からは「沖縄が色々騒いでいるが、彼らも本心では辺野古移設に賛成している」といった話ばかり伝わってきていたはずです。それ故、アメリカ政府は何も心配せずに辺野古移設を進めていたのだと思います。

ところが今回翁長知事が直接沖縄の民意を伝えたことで、沖縄に新たな状況が生まれつつあるということがわかったはずです。ジョン・マケインのような大物が翁長知事との会談に応じ、辺野古移設を支持したとはいえ対話の継続を確認したのもその表れです。

アメリカは腐っても民主主義の国です。それ故、地域住民が反対するところに強引に軍事基地を作ることはできません。また、周辺住民の敵意に囲まれた基地は軍事的に機能しません。翁長知事が沖縄の民意を粘り強く伝え、また沖縄の反対運動がさらに大きくなれば、アメリカは自ら普天間から撤退するか、日本政府に辺野古移設を断念するように働きかける可能性があります。

―― 日本政府やメディアにはそのような認識はありません。彼らの議論は、翁長知事は以前は辺野古移設に賛成していたとか、沖縄で反対運動をしているのは本土の左翼運動家だとか、そのようなものばかりです。

山崎 翁長知事が基地反対派に転向したというのはその通りでしょう。しかし、情勢が変われば考えが変わるというのは当然のことです。

翁長知事の転向の背景には、「沖縄独立論」の台頭があると思います。「オール沖縄」とは「沖縄独立論」のことでしょう。

また、沖縄の基地問題は日本全体の問題なので、本土の活動家たちが沖縄に乗り込んでいたとしても何らおかしくありません。基地問題を解決するためには本土との協力が不可欠なので、沖縄が本土の運動家たちと手を組むことは決して批判されることではありません。

 「沖縄はお金のために反対運動をしている」といった議論も根強くありますが、もしお金だけの問題ならば、翁長知事が誕生し、沖縄の選挙区全てで自民党が負けることはなかったでしょう。その他にも、沖縄のメディアは偏向しているといった批判もよく行われていますが、沖縄のメディアを批判する前に「もしかしたら偏向しているのは自分たちの方ではないか」と己を顧みることが必要です。

■沖縄基地問題の原点は昭和天皇だ

―― 本土に住む人たちの多くは、メディアの沖縄批判を疑問なく受け入れているように見えます。

山崎 それは本誌1月号でも述べたように、沖縄の歴史を知らないからです。沖縄はもともと琉球王国として独立国家を形成していました。しかし、彼らは琉球処分によって大日本帝国に組み込まれ、戦争末期には沖縄戦という凄惨な戦争を強いられました。もっと遡れば、薩摩藩による武力侵攻も経験しています。それ故、沖縄が本土に反発を覚えるのは当然のことです。
 またそれに加え、なぜ沖縄が戦後本土から切り離されてしまったのかということを知る必要があります。沖縄が本土から切り離されて米軍統治下に置かれたのは、サンフランシスコ講和条約によってです。これを締結したのは吉田茂です。

もっとも、吉田は最後まで講和会議に全権として参加することを固辞していました。この時、旧日米安保条約も同時に締結されることになっていましたが、その目的が米軍を占領期と同じように日本全土に自由に駐留させることにあったからです。

 もともと吉田にはこれほど不平等な条約を結ぶ気はありませんでした。ちょうどその頃朝鮮戦争が勃発したため、アメリカは戦略上どうしても在日米軍基地を必要としていました。吉田はその状況を利用し、基地提供を外交カードとすることでアメリカから譲歩を引き出そうとしていました。

 ところが、吉田は結局このカードを切ることなく、無条件的に基地を提供することをアメリカに約束してしまいました。それは何故か。そこには昭和天皇が大きく関わっていた可能性があります。

この点については、前関西学院大学教授の豊下楢彦氏が『昭和天皇・マッカーサー会見』(岩波書店)の中で、具体的な資料に基づき実証的に論じています。それによれば、昭和天皇はアメリカに文書を送り、在日米軍基地について「日本の側からの自発的なオファ」が必要である旨を述べています。「自発的なオファ」とはすなわち、日本側からお願いして米軍に駐留してもらうということです。

こうした昭和天皇の考えが、吉田の外交方針に大きな影響を与えた可能性があります。実際、吉田は日米交渉の節目節目で昭和天皇に内奏しており、あれほど嫌がっていた講和会議への参加を決めたのも昭和天皇に拝謁した後でした。

昭和天皇は沖縄についてもアメリカに自らの見解を伝えています。いわゆる「沖縄メッセージ」です。そこでは、米軍による沖縄占領が25年から50年、あるいはそれ以上継続されることを望む旨が述べられています。

私はこの昭和天皇の決断は、日本の共産化を防ぐための政治的リアリズムだったと考えています。当時の日本では共産革命が現実味を帯びていました。吉田のようにアメリカと駆け引きして米軍基地を減らしていれば、日本は今頃共産化していたかもしれません。

これは沖縄の人たちには受け入れられない理屈かもしれません。もとより昭和天皇も米軍に沖縄占領を許したことに強い責任を感じていたと思います。その思いは今上天皇に引き継がれています。それは今上天皇が何度も沖縄を訪れていることからも明らかです。

安倍総理や日本のメディアは、この昭和天皇の「苦渋の決断」を全く理解していません。恐らく沖縄メッセージの存在も知らないのだと思います。それ故、沖縄の基地問題の責任が本土にあるということがわからないのでしょう。

■沖縄の独立を食い止めよ

―― 昭和天皇の沖縄メッセージを政治的リアリズムとするならば、安倍政権の辺野古新基地建設も中国に対抗するための政治的リアリズムということになりませんか。

山崎 政治の文脈で「リアリズム」が論じられる場合、それは「幻想を排して現実をありのままに認識し、そこから解決策を導くこと」といった意味で使われます。しかし、何をもって「ありのまま」とするかは、論者が現実をどのように捉えているかに左右されます。要するに、リアリズムとは論者の数だけ存在するということです。

とすれば、ある論者が主張するリアリズムが適当であるかどうかを判断するためには、その論者がどのような人間と付き合い、どのような本を読み、どのような価値観を持っているかに注目する必要があります。安倍総理は百田尚樹のメロドラマに感動し、櫻井よしこや中西輝政などの排外主義的な議論を真に受けているようですが、このような人間が主張するリアリズムはそれこそ現実離れしていると言わざるを得ません。

これは昭和天皇のリアリズムとは決定的に異なります。昭和天皇の沖縄メッセージは、共産革命が起こって日本が消滅するかもしれない、あるいは分裂するかもしれないという危機感を背景にしていたと思います。

今、我々に必要なのは、国家とは分裂し得るものであるという現実認識です。安倍政権が辺野古移設を強行すれば、沖縄が独立する可能性が高まります。もし沖縄が独立してしまえば、尖閣諸島の防衛どころか、現在の日本の安全保障政策が根本から崩れてしまいます。

それは、私が前から主張する「沖縄独立論から日本沈没論へ」というパラダイムです。


私が辺野古移設に一貫して反対してきたのは、沖縄差別に反対しているからということに加え、日本の安全保障のためです。日本は今こそ昭和天皇のリアリズムに学ぶ必要があります。

明治の「琉球処分」に戦後の「沖縄処分」、そして今回の「沖縄米軍基地永久化」という「辺野古処分」となると、おそらく、沖縄県民は「独立戦争」覚悟で、立ち上がるかもしれません。そうなると、尖閣諸島をめぐる「中国脅威論」どころの騒ぎではなくなるでしょう。まさに日本列島沈没です。日本の保守派や安倍政権は、沖縄独立への危機感が麻痺しています。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/352.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄・糸満市で開催の沖縄全戦没者追悼式で戦争やりたい病末期がんのアホのアベシンゾーが偉そうに平和とか吐いて、ヤジ飛ばされ
http://onsen-kabumasa.cocolog-nifty.com/okirakunikki/2015/06/post-5311.html
2015年6月23日 憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ


沖縄・糸満市で開催の沖縄全戦没者追悼式で戦争やりたい病末期がんのアホのアベシンゾーが偉そうに平和とか吐いて、ヤジ飛ばされたそう。海外メディアが流してんね。そのヤジを批判するナイーブでのんきな人間がいる摩訶不思議


今日は激烈な戦闘があった沖縄戦が終わった日から70年で、沖縄・糸満市の平和祈念公園で開催の沖縄全戦没者追悼式に戦争始めたくてウズウズしまくって平和憲法破壊しか頭にない先天性知能崩壊のクズゴロツキアホのアベシンゾーもこの感受性皆無の馬鹿らしく(沖縄県民の心もまったく理解できずに従米隷属の売国戦争推進策ばかりに狂ったように邁進中のクズ)羞恥心も感じないでのうのうと参加して、官僚が書いたルビだらけの文章を毎度の棒読みして会場をしらけさせたそうだ。

まあ、ジャーナリズム精神放棄でアホのアベシンゾーの尻舐めゴキブリ状態の日本マスゴミは会場に満ちるアベ嫌悪の様子なんて書かないだろう、だが、海外のメディアはばっちり書いているね。皆様の敵、アベの忠犬NHKなんて午後7時のニュースでのそのアベの原稿棒読みシーンでは会場の音声を大カットのクソ編集していたね。


AFP通信の記事で
http://www.afpbb.com/articles/-/3052521

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安倍首相、「慰霊の日」式典でやじ浴びる 沖縄戦70年
http://www.afpbb.com/articles/-/3052521
2015年06月23日 16:41 発信地:糸満/沖縄

【6月23日 AFP】太平洋戦争末期に住民を巻き込み多大な犠牲者を出した沖縄戦の終結から70年に合わせ、沖縄・糸満市の平和祈念公園で23日に行われた沖縄全戦没者追悼式で、あいさつのため登壇した安倍晋三(Shinzo Abe)首相が参列者からやじを浴びせられる一幕があった。

 米軍の沖縄駐留に不満を持つ地元住民らが、檀上にあがった安倍首相に「帰れ」などのやじを飛ばした。日本で首相が直接市民からやじられることはまれだ。

 安倍首相はあいさつの中で「沖縄の人々には、米軍基地の集中など長きにわたり、安全保障上の大きな負担を担っていただいている」と述べたうえで、「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と語った。

 一方、翁長雄志(Takeshi Onaga)沖縄県知事は、米軍施設の73.8%が日本の国土面積の0.6%を占めるに過ぎない沖縄に集中し、県民に負担を強いていると訴え、参列者の温かい拍手に迎えられた。(c)AFP/Alastair HIMMER

…………

まあ、表現は柔らかいがいかにアホのアベシンゾーが沖縄県民から(沖縄県民だけじゃないがね。私なんてこれまでコイズミ以上に忌み嫌ってきた政治屋はいなかったが、アホのアベシンゾーがどう間違ったか、自民クサレ・カルト政権で2回目の首相に祭り上げられて以来、これほど忌み嫌うというか唾棄するしかないヘドロのような生き物はこれまでにない訳だ。アベに比べたら、コイズミの方が100倍ましなほどだ)忌み嫌われているかの証明なんだが、テメエで日本の最高権力者だから憲法解釈で集団的自衛権行使で戦争も勝手にできると豪語してしまうキチガイのアベには人の心はまあ永遠に理解できない訳で、沖縄県民の哀しみなどこのヘドロゴロツキには無縁だろう。

ところで、ネット徘徊していたら、このヘドロゴロツキアベに向けて野次が飛んだことをツイートなどで批判している人間もいるんだとか。しかし、のんきな奴らだね。アホのアベシンゾーは日本の戦後70年の平和の礎だった日本国憲法を破壊して、戦争できる体制にして、日本国民を犬死にさせようとしてんだぜ。しかも、それはユダ金、米の軍事マフィアが驚喜するだけの政策だ。そんな戦争やって日本人を犬死にさせることにキチガイ丸出しで邁進中で、しかも基地問題で沖縄県民をコケにし続けるゴロツキ政治屋がやってきて、偉そうに平和を吐くなんて気味悪く耐えられないだろうが。ヤジ程度ですむのがおとなしすぎる日本でアベなんて幸せってもんだ。

P.S.: この記事書いたあと、さらにネット見ていたら、野次を飛ばした(ヤジじゃないよな。憲法破壊狙いの売国極悪人に対する正当なる沖縄県民の哀しみと怒りの表現だよ)人が会場から排除されたそうな。なんだこの国は北朝鮮かい。まあ、基本的人権なんて興味ナッシングのアベだから批判抹殺は当然か。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/353.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄戦では 実際にどんな戦いが行われたかを 日本人として 知っておく必要がある。 隠そうとするのでなく 広く教えること
沖縄戦では 実際にどんな戦いが行われたかを 日本人として 知っておく必要がある。 隠そうとするのでなく 広く教えることこそが大事なはずだ。
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-1390.html
2015.06.24 リュウマの独り言


 私は 「九州出身」であるわけだが、 中学時代に親友の家に遊びに行っていて そこのお母さんから 「○○君、 九州はいつから日本になったの。」と聞かれた。 この方は 「東京出身」の そしてお父さんは そこそこの会社の重役をされているのだが … びっくりした。 こんな質問を受けようとは思わなかった。 「昔から日本ですよ …」とは 答えたものの、 のちに親友の兄が結婚するときに 家族が猛反対した。 「相手の女性が 九州出身であること」を理由に … 信じていただけるかどうかは別にして、 私が実際に経験した出来事である。


 世のお偉方が 「戦前の日本は 人種差別をしなかった」などと 大口をたたくが そんなことは絶対にない、 戦後の欧米の思想が入ってきてからですら 「九州人」でも差別されているのに、 ましてや 「沖縄人」「朝鮮人」など もっとひどい仕打ちを受けたことは はっきりしている。 沖縄の人々が 「戦時中、 米軍の捕虜となることが怖かった。」 -- ううーん、そうだろう。 と思ってはいけない。 -- 米軍の捕虜になって 虐待されることもそうだが、 日本が戦争に勝った時、 日本兵から殺されるに決まっていることが怖かった。という発言に 『驚き』を禁じ得ない。




http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/354.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 辺野古移設、根深い対立=慰霊の日に火花−政府と沖縄[時事通信]/安倍首相あいさつ全文[産経ニュース]
辺野古移設、根深い対立=慰霊の日に火花−政府と沖縄
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015062300858

 戦後70年の節目となった23日の沖縄県全戦没者追悼式。慰霊のための式典で、翁長雄志知事が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の中止を公然と要求し、移設を推進する安倍政権との対立の根深さが鮮明になった。双方とも妥協の構えは一切見せず、対話による打開は困難な状況で、法廷闘争が現実味を帯びている。

【特集】垂直離着陸機オスプレイ〜普天間から尖閣へ直行直帰〜


 「政府には、移設作業の中止を決断し、政策を見直すことを強く求める」。安倍晋三首相やケネディ駐日米大使らが居並ぶ式典で、翁長氏は読み上げた平和宣言の半分近くを普天間問題に割いた。参列した県民から「そうだ」と合いの手が入り、大きな拍手が起こる一方、首相は時折目を閉じ、険しい表情で知事の言葉を聞いた。
 県政野党の自民党沖縄県連関係者は「慰霊の場を政治利用している」と知事への不快感を隠さなかった。
 この後、あいさつした首相は辺野古移設には直接触れず、「基地負担軽減に全力を尽くす」と強調。「私が先頭に立って沖縄の振興をさらに前に進める」と政権の取り組みに理解を求めた。
 しかし、首相の発言中、会場からは「うそつき」「戦争屋」などと激しいやじが飛び、移設作業を続ける政権への県民の怒りが示された。
 式典後、首相は那覇空港に見送りに来た知事と約5分間だけ面会し、観光振興策などについて話したが、辺野古移設に関するやりとりはなかった。2013、14両年の慰霊の日は、首相は当時の仲井真弘多知事と昼食を取りながら会談しており、様相は一変。首相と翁長氏が移設問題で突っ込んで話したのは、4月の首相訪米直前の1度だけで、その後の翁長氏と防衛相らとの対話でも平行線が続いている。
 翁長氏は、仲井真氏による辺野古の埋め立て承認について、県の有識者会議が7月にも検証結果をまとめるのを受け、承認取り消しに踏み切ることも視野に入れている。これに対し、首相は23日、記者団に「普天間の固定化は断固としてあってはならない」と辺野古移設は譲らない姿勢を改めて明確にした。
 政府内では「妙案はない。最終的には裁判で白黒付けるしかない」(防衛省幹部)との声が出ている。

[時事通信 2015/6/23]

 ◇

【沖縄全戦没者追悼式】
安倍首相あいさつ全文
http://www.sankei.com/politics/news/150623/plt1506230013-n1.html

「戦後70年、沖縄全戦没者追悼式に臨み、沖縄戦において、戦場に倒れた御霊、戦禍に遭われ亡くなられた御霊に向かい、謹んで哀悼の誠をささげます。先の大戦において、ここ沖縄の地は、国内最大の地上戦の場となりました。県民の平穏な暮らしは、にわかに修羅のちまたと変じ、豊かな海と緑は破壊され、20万人もの尊い命が失われました。戦火のただ中、多くの夢や希望を抱きながら倒れた若者たち、子供の無事を願いつつ命を落とした父や母たち。平和の礎に刻まれた多くの戦没者の方々が、家族の行く末を案じつつ、無念にも犠牲になられたことを思うとき、胸塞がる気持ちを禁じ得ません」

 「私たちは、この不幸な歴史を深く心に刻み、常に思いを致す、そうあり続けなければなりません。筆舌に尽くしがたい苦難の歴史を経て、今を生きる私たちが、平和と安全と自由と繁栄を享受していることを、改めてかみしめたいと思います。私は今、沖縄戦から70年を迎えた本日、全国民とともに瞼を閉じて、沖縄が忍んだ、あまりにもおびただしい犠牲に、この地に倒れた人々の流した血や涙に思いを致し、胸に迫り来る悲痛の念とともに、静かに頭を垂れたいと思います」

 「その上で、この70年間、戦争を憎み、ひたすらに平和の道を歩んできた私たちの道のりに誇りを持ち、これからも世界平和の確立に向け、不断の努力を行っていかなくてはならないのだと思います。美しい自然に恵まれ、豊かな文化を有し、アジアと日本をつなぐゲートウェイとしての沖縄。イノベーションをはじめとする新たな拠点としての沖縄。沖縄は、その大いなる優位性と、限りない潜在力を存分に生かし、飛躍的な発展を遂げつつあります。沖縄の発展は、日本の発展を牽引(けんいん)するものであり、私が、先頭に立って、沖縄の振興を、さらに前に進めてまいります」

 「沖縄の人々には、米軍基地の集中など、永きにわたり安全保障上の大きな負担を担っていただいています。この3月末に西普天間住宅地区の返還が実現しましたが、今後も引き続き沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります。結びに、この地に眠る御霊の安らかならんこと、ご遺族の方々のご平安を心からお祈りし、私のあいさつといたします。平成27年6月23日、内閣総理大臣、安倍晋三」

[産経ニュース 2015/6/23]
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/355.html

記事 [政治・選挙・NHK187] <国会動画>2年前の民主・枝野「個別的自衛権か集団的自衛権かという二元論で語るのはおかしい。そんなの日本くらい」
平沢勝栄
「あのー今民主党さんが言っておられることと完全に違うなという感じがしますけど、枝野幹事長には是非最近言われたことですのでご自分の政治的信念を貫いていただきたいなと思います。(略)」


正義の見方から
http://www.honmotakeshi.com/archives/45276866.html

【国会動画】2年前の民主・枝野「個別的自衛権か集団的自衛権かという二元論で語るのはおかしい。そんなの日本くらい」
昭和21年の共産党「憲法9条は民族独立を危うくする」


1: アトミックドロップ(愛媛県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 22:43:51.38

平成27年6月22日 平和安全特別委員会

1:45〜
https://www.youtube.com/watch?v=_Jev3GbdbkY

西修(参考人、憲法学者)
「(略)4、集団的自衛権は個別的自衛権と共に主権国家の持つ固有の権利、即ち自然権である点。国連憲章51条であります。不可分であります。

そこで、枝野幸男、現在民主党幹事長は次のように仰っておられます。
『そもそもこうして個別的自衛権か集団的自衛権かという二元論で語ること自体おかしな話です。そんな議論を行っているのは日本の政治家や学者くらいでしょう。』
私はもう個別的自衛権とか集団的自衛権とか区別して論ずるのはもうお止めになっていただきたい。

枝野幹事長のこの言葉、非常に強く重く感じるわけであります。
敢えてこれについて言うならば、岡田党首は党首討論において最後に『私たちは個別的自衛権はやります!集団的自衛権はいりません!』確かそんな風に仰っていらしたと思います。

どうしてこれ分けるんでしょうか。どうやって分けるんでしょうか。またやることにどんな意味があるんでしょうか。

私はあの言葉を聞いてこの枝野幹事長の言葉を思い出した次第であります。この点を是非ご議論頂きたい。こんな風に思うわけであります。(略)」

0:13〜
https://www.youtube.com/watch?v=F148WOYQoX8

平沢勝栄
「(略)西先生にちょっとお聞きしたいんですけど、西先生、枝野民主党幹事長のご発言に言及されました。資料を読ませていただきますと、枝野幹事長は『そもそもこうして個別的自衛権か集団的自衛権かという二元論で語ること自体おかしな話です。そんな議論を行っているのは日本の政治家や学者くらいでしょう。』と。

なかなか立派なこと言っておられるなと思いましたけども、そこで西先生、参考人にお伺いいたしたいと思いますけど、これは文藝春秋の一昨年のやつに出たということ、でしょうね。ですからつい最近のお話ですよね?

ということを確認させていただきたいというのと、もう一つはこういったお考えについて先生はどうお考えになられたか。それをちょっとお聞きさせてください。」

西修
「申し上げます。あの、この本であります。文藝春秋2013年の10月。
なぜ、これが頭にあったかと言うと、枝野先生のこの部分、私は非常にむしろ共感を覚えたんです。

それまでずーっとやれ集団的自衛権やれ個別的自衛権やら色々こう議論がありました。
でもこれ見て本当に私は目から鱗と言いますか、なるほど集団的自衛権と個別的自衛権を分けることは無意味である、こんなような事を私この時記憶をしていたわけです。

そしてこの間、岡田党首が絶対に個別的自衛権はやる集団的自衛権はいらんと仰ったから、あれ?あの本とは何だろうかということで、これをもう一度見直して。

私はこの部分が非常に大切だと思うし、私はこれは分けることが無意味であるということで非常に頭に印象に残った、ということでございます。以上です。」

平沢勝栄
「あのー今民主党さんが言っておられることと完全に違うなという感じがしますけど、枝野幹事長には是非最近言われたことですのでご自分の政治的信念を貫いていただきたいなと思います。(略)」

7: リキラリアット(群馬県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 22:47:35.98 ID:QVu1+r3m0.net
ブーメランwww

9: メンマ(dion軍)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 22:48:11.51 ID:eWvxW8Vn0.net
いいんですよ。
反対するために言ってるだけですから。

16: 河津掛け(兵庫県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 22:52:02.43 ID:7KQLiayr0.net
もう幹事長人事考えたほうがいいのではwww

21: アトミックドロップ(芋)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:08:18.18 ID:iM7bkbH40.net
>>16
モナ男しか駒が残ってなくねw

22: バーニングハンマー(家)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:09:47.03 ID:urnvHWpB0.net
>>16
民主の議員が責任取ると思っているの?
この発言もその場で考えただけの何にも信念はないから

25: フェイスロック(関東・甲信越)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:11:04.34 ID:QBT/MfOBO.net
首相「そもそもこうして個別的自衛権か集団的自衛権かという二元論で語ること自体おかしな話です。そんな議論を行っているのは日本の政治家や学者くらいでしょう。」

って言って欲しい

29: ストレッチプラム(チベット自治区)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:18:25.35 ID:Z2ck16C20.net
本人に「ブーメランが刺さっている」という自覚が無いってのが怖いんだよなぁ
痛覚麻痺させた兵士みたいでさ、腕無くなっていても気がつかずに突撃してきそう

32: 稲妻レッグラリアット(栃木県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:23:14.05 ID:GE8FTuMZ0.net
まあこのままの路線だと民主は社民党レベルの泡沫政党にまで落ちぶれるだろうな

33: フェイスロック(catv?)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:24:18.12 ID:mY+SEa8Y0.net
>>32
社会党から逃げてきた連中が党やってるからなw

36: バックドロップ(チベット自治区)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:27:24.67 ID:4Bug09zq0.net
>>32
社民、共産と合併して”なんでも官邸団党”になればいいと思う
いちいち別々にツッコミいれるのめんどいw

49: エルボーバット(千葉県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:42:18.17 ID:a36au3Uw0.net
>>36
社民は来年の参院選で吉田と福島の改選を迎え、
ほぼ確実に政党要件を喪失するからそうなると民主との合併があるかもね。

54: 稲妻レッグラリアット(栃木県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:52:46.54 ID:GE8FTuMZ0.net
>>49
ますます極左路線に突き進みそうだな
こりゃ民主党の命運尽きたかな

45: チキンウィングフェースロック(大阪府)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:37:13.33 ID:UOgjA/7c0.net
アンチ自民でその都度政権の反対のこと言ってるだけだからこういうことになるんだよ
いっそ何でも反対党って改名すりゃいいのに
そうすりゃブーメランだなんだ言われなくて済む

48: 河津掛け(兵庫県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:41:59.32 ID:7KQLiayr0.net
もうえだのさんには退いて頂いてここは一発有田さんの登場で民主党に引導渡してもらいましょうwww
つじもとでもいいよwww
小西なんかもなかなかだよねwww

39: キドクラッチ(禿)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:30:37.60 ID:mv++/GJ30.net
記事にしない報道しないマスコミはクズだな

40: チキンウィングフェースロック(大阪府)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:31:08.72 ID:UOgjA/7c0.net
なんでも反対党だからこうなる

43: レッドインク(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:34:18.46 ID:Bt/D+sk30.net
信念が無いとこうやってその都度都合のいい事ばかり発言するんだな

10: キャプチュード(東日本)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 22:49:01.97 ID:E92DObha0.net
枝野の返答はないの?

14: ファイヤーバードスプラッシュ(東京都)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 22:51:25.35 ID:XjfIxAxR0.net
>>10
俺も知りたい

24: 腕ひしぎ十字固め(東京都)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:11:03.78 ID:H0sZR7rT0.net
枝野「そういう意味で申し上げたわけではない」

35: ネックハンギングツリー(新潟県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:26:25.73 ID:D55xeZy30.net
>>24
リアルだなー

62: アルゼンチンバックブリーカー(愛媛県)@\(^o^)/ 2015/06/23(火) 00:15:18.08 ID:nlzmR13y0.net
産経新聞がこのスレと同じ題材で記事にしてくれてたわ
枝野の反応も載ってた

衆院平安特で有識者応酬 民主の「矛盾」浮上 元法制局長官も見解割れ

 合憲派を代表する憲法学者、西修・駒沢大名誉教授は自民党推薦で意見を表明した。
「集団的自衛権と個別的自衛権を(概念的に)分けるのは無意味だ」と指摘。民主党の枝野幸男幹事長が『文芸春秋』平成25年10月号に寄せた論文を取り上げ、枝野氏も同意見だと紹介した。

 「個別的か集団的かという二元論で語ること自体、おかしな話だ。そんな議論をしているのは日本の政治家や学者くらいだ」

 論文にはそう記されている。西氏があえて取り上げたのは、民主党が「集団的自衛権は不要で、個別的自衛権で対応できる」と、2概念を区別して法案を批判している「矛盾」があるからだった。

 批判が自身を直撃した枝野氏は「つまみ食いされている。論文は『憲法の条文を作るなら』という文脈で書いたものだ」と記者団に語り、西氏に反論した。ただ、政府を批判するときだけ2つの概念を区別する理由の説明はなかった。

http://www.sankei.com/politics/news/150622/plt1506220056-n1.html

19: 張り手(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:06:36.03 ID:eHyVYBip0.net
永井産業

26: アトミックドロップ(愛媛県)@\(^o^)/ 2015/06/22(月) 23:13:38.06 ID:/YgTDAWU0.net
>>19
2年前・枝野「個別的自衛権と集団的自衛権は不可分 分けて論ずる奴は馬鹿」
今・岡田「私たちは個別的自衛権はやります!集団的自衛権はいりません!」

引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1434980631/

<参考リンク>

■西修(参考人、憲法学者)
「9条については、共産党は昭和21年にこう述べている。現在の日本にとっては一個の空文にすぎない。日本共産党は、一切を犠牲にして、我が民族の独立と反映のために、奮闘する決意を持っているのであります。要するに当憲法案第2章(注・9条)は、わが国の自衛権を抛棄(ほうき)して民族の独立を危うくする危険がある。それゆえにわが党は、民族独立のためにこの憲法に反対しなければならない」

*参考資料
http://www.sankei.com/life/print/131123/lif1311230017-c.html


■「憲法解釈変えたら次は徴兵制ですよ」民主・枝野幹事長(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASH6P6X55H6PUTFK00M.html


■民主党・岡田代表「集団的自衛権容認で徴兵制導入が浮上する」安倍首相「憲法上、苦役に匹敵し議論の余地なし。徴兵制は憲法違反だ」
http://hosyusokuhou.jp/archives/42851826.html


■徴兵制はあり得るか?民主党・細野豪志議員の連続ツイート。
http://togetter.com/li/837786


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/356.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 翁長知事の「平和宣言」全文[産経ニュース]
【沖縄全戦没者追悼式】
翁長知事の「平和宣言」全文
http://www.sankei.com/politics/news/150623/plt1506230018-n1.html

 「70年目の6月23日を迎えました。私たちの郷土沖縄では、かつて、史上稀に見る熾烈な地上戦が行われました。20万人余りの尊い命が犠牲となり、家族や友人など愛する人々を失った悲しみを、私たちは永遠に忘れることができません。それは、私たち沖縄県民が、その目や耳、肌に戦のもたらす悲惨さを鮮明に記憶しているからであり、戦争の犠牲になられた方々の安らかであることを心から願い、恒久平和を切望しているからです。戦後、私たちはこの思いを忘れることなく、復興と発展の道を力強く歩んでまいりました」

 「しかしながら、国土面積の0・6%にすぎない本県に、日米安全保障体制を担う米軍専用施設の73・8%が集中し、依然として過重な基地負担が県民生活や本県の振興開発にさまざまな影響を与え続けています。米軍再編に基づく普天間飛行場の辺野古への移設をはじめ、嘉手納飛行場より南の米軍基地の整理縮小がなされても、専用施設面積の全国に占める割合はわずか0・7%しか縮小されず、返還時期も含め、基地負担の軽減とはほど遠いものであります」

 「沖縄の米軍基地問題は、わが国の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべき重要な課題であります。特に、普天間飛行場の辺野古移設については、昨年の選拳で反対の民意が示されており、辺野古に新基地を建設することは困難であります。そもそも、私たち県民の思いとは全く別に、強制接収された世界一危険といわれる普天間飛行場の固定化は許されず、『その危険性除去のため辺野古に移設する』『嫌なら沖縄が代替案を出しなさい』との考えは、到底県民には許容できるものではありません。国民の自由、平等、人権、民主主義が等しく保障されずして、平和の礎を築くことはできないのであります。政府においては、固定観念に縛られず、普天間基地を辺野古へ移設する作業の中止を決断され、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求めます」

 「一方、私たちを取り巻く世界情勢は、地域紛争やテロ、差別や貧困がもととなり、多くの人が命を落としたり、人間としての尊厳がじゅうりんされるなど悲劇がいまなお繰り返されています。このような現実にしっかりと向き会い、平和を脅かすさまざまな問題を解決するには、一人一人が積極的に平和を求める強い意志を持つことが重要であります。戦後70年を迎え、アジアの国々をつなぐ架け橋として活躍した先人たちの『万国津梁』の精神を胸に刻み、これからも私たちは、アジア・太平洋地域の発展と、平和の実現に向けて努力してまいります。未来を担う子や孫のために、誇りある豊かさを創りあげ、時を超えて、いつまでも子どもたちの笑顔が絶えない豊かな沖縄を目指します」

 「慰霊の日に当たり、戦没者のみ霊に心から哀悼の誠をささげるとともに、沖縄が恒久平和の発信地として輝かしい未来の構築に向けて、全力で取り組んでいく決意をここに宣言します。平成27年6月23日 沖縄県知事 翁長雄志」

[産経ニュース 2015/6/23]
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/357.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄慰霊の日〜翁長の辺野古反対宣言に拍手、安倍には帰れの野次。(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/23315156/
2015年 06月 24日

 昨日6月23日は、沖縄戦が終わったとされる沖縄慰霊の日だった。(・・)

 沖縄は日本で唯一、米国が上陸して戦った場所。政府は本土を守るため米軍をこの地に長くとめおこうとして、、沖縄の一般県民も巻き込む形で、強引かつ無謀な戦略を展開。
 それもあって、県民の4人に1人が沖縄戦で命を失うことになったのである。(-"-)

 沖縄では、毎年、この日に追悼式典が行なわれ、県知事が2度と戦争をしないことを誓う「平和宣言」を行なうのであるが。
 昨年末に新知事に選ばれた翁長雄志氏は、この「平和宣言」の中で、辺野古移設を含め、これ以上、沖縄の負担を増やさないことを強く要望。この知事の言葉に対して、珍しいことにスピーチの最中に、参列者から拍手がわく(沖縄特有の指笛も出ていたかも)シーンが見られ、印象に残った。<あとで宣言の全文をアップするです。>

 で、その拍手をきいて、mewは県民たちが、いかに辺野古移設で国と戦う知事を支援しているのかが伝わって来るように思えたです。(**)
<同じ式典に参列していた安倍首相へのアテツケに思える部分もあったけどね。(++)>
 
 以前から何度も書いているように、沖縄県民の多くが辺野古移設に反対しているのは、単にそのことだけではなくて。政府が沖縄に戦前、戦中、そして戦後の占領時代、本土復帰後と、本土の利益を重視&沖縄の県民の生活を軽視して、ず〜っと様々な負担を押し付け、犠牲を強いて来たことに対する怒りや嘆きが積み重なっているからなのだけど。
 翁長知事は、その県民の思いを率直に安倍首相のぶつけようとしていることに、県民は共感しているのではないかと察する。(・・)

* * * * *

 他方、安倍首相のスピーチ(*1)の最中には、参列者から野次が飛んじゃったりして。(~_~;)

 その上、首相は例年、式典の後、知事と会談を行なっていたのであるが。今年は翁長知事と対立が続いていることもあって、会談は行なわないことに。とりあえず礼を尽くして、那覇空港に見送りに行った翁長知事と5分ほど話をしただけで終わったという。(>_<) 

 そもそも安倍晋三氏をはじめとする超保守仲間の中には、琉球民族を本当の意味で日本人(大和民族?)だとは思っていないところがあって、それが琉球差別の要因になっているし。<戦中もスパイ扱いされて犠牲になった人が。また今でも沖縄の人を中国のスパイみたいに書くネトウヨもいるほどだ。(-"-)>
 中国を敵視する彼らは、沖縄を対中戦略の要所として考え、沖縄戦以上に、本土を守るための防波堤の役割を課そうとしているところがある。(-"-)

 しかも、安倍首相と言えば、沖縄戦の際に、日本軍が沖縄の県民に集団自決を強制したことを認めておらず。前政権の時には歴史教科書からその記述を消そうとして、県民から大反発を受けたことがあるし。
 今政権でも、沖縄の一部地域に超保守派のつくる会系の教科書を押し付けようとしたり、仲井真前知事を翻意させて辺野古移設を強行しようとしたりなどなど、ずっと沖縄県民を蹂躙するような政策を行なっていたりして。いわば沖縄県民の天敵のような存在になりつつあるわけで・・・。
 県民の多くは、この沖縄の県民を最も軽視している戦後最悪の首相に、早くやめて欲しいと思っているに違いあるまい。(-"-)

 昨日の式典でも、翁長知事や沖縄県民と安倍内閣の対立、溝が色濃くあらわれていたという。(@@) 

* * * * *

『沖縄の全戦没者を悼む「慰霊の日」を迎えた23日、沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園で、沖縄全戦没者追悼式が開かれた。翁長雄志(おながたけし)知事は平和宣言で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題をめぐり、安倍政権の姿勢を真っ向から批判。平和を祈る戦後70年の式典は、政権と沖縄県の溝を映し出した異例の展開となった。

 6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦で組織的戦闘が終わったとされる日。追悼式には安倍晋三首相や衆参両院議長、キャロライン・ケネディ駐日米国大使らも参列し、1分間の黙?(もくとう)を捧げた。

 普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設作業の中止を求め、計画を進める安倍政権の姿勢を批判する――。翁長氏が演出した戦後70年の追悼式の会場は、異様な雰囲気に包まれた。

 「『危険性除去のため辺野古に移設する』『嫌なら沖縄が代替案を出しなさい』との考えは、到底許容できない」「移設する作業の中止を決断され、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求める」

 翁長氏が平和宣言を読み上げると、参列者から拍手が起き、指笛が鳴った。その後、首相があいさつに立つと、一転して「帰れ」とヤジが飛んだ。県政野党の自民県議は「政治色が強すぎる。穏やかな追悼の場にそぐわない内容だ」と顔をしかめた。(朝日新聞15年6月23日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 翁長知事の平和宣言全文を、ここにアップしておこう。(・・)
 
『70年目の6月23日を迎えました。

 私たちの郷土沖縄では、かつて、史上稀まれに見る熾烈しれつな地上戦が行われました。20万人余りの尊い命が犠牲となり、家族や友人など愛する人々を失った悲しみを、私たちは永遠に忘れることができません。

 それは、私たち沖縄県民が、その目や耳、肌に戦いくさのもたらす悲惨さを鮮明に記憶しているからであり、戦争の犠牲になられた方々の安らかであることを心から願い、恒久平和を切望しているからです。

 戦後、私たちは、この思いを忘れることなく、復興と発展の道を力強く歩んでまいりました。

 しかしながら、国土面積の0・6%にすぎない本県に、日米安全保障体制を担う米軍専用施設の73・8%が集中し、依然として過重な基地負担が県民生活や本県の振興開発に様々な影響を与え続けています。米軍再編に基づく普天間飛行場の辺野古への移設をはじめ、嘉手納飛行場より南の米軍基地の整理縮小がなされても、専用施設面積の全国に占める割合はわずか0・7%しか縮小されず、返還時期も含め、基地負担の軽減とはほど遠いものであります。

 沖縄の米軍基地問題は、我が国の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべき重要な課題であります。

 特に、普天間飛行場の辺野古移設については、昨年の選挙で反対の民意が示されており、辺野古に新基地を建設することは困難であります。

 そもそも、私たち県民の思いとは全く別に、強制接収された世界一危険といわれる普天間飛行場の固定化は許されず、「その危険性除去のため辺野古に移設する」、「嫌なら沖縄が代替案を出しなさい」との考えは、到底県民には許容できるものではありません。

 国民の自由、平等、人権、民主主義が等しく保障されずして、平和の礎を築くことはできないのであります。

 政府においては、固定観念に縛られず、普天間基地を辺野古へ移設する作業の中止を決断され、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求めます。

 一方、私たちを取り巻く世界情勢は、地域紛争やテロ、差別や貧困がもととなり、多くの人が命を落としたり、人間としての尊厳が蹂躙じゅうりんされるなど悲劇が今なお繰り返されています。

 このような現実にしっかりと向き合い、平和を脅かす様々な問題を解決するには、一人一人が積極的に平和を求める強い意志を持つことが重要であります。

 戦後70年を迎え、アジアの国々をつなぐ架け橋として活躍した先人たちの「万国津梁ばんこくしんりょう」の精神を胸に刻み、これからも私たちは、アジア・太平洋地域の発展と、平和の実現に向けて努力してまいります。

 未来を担う子や孫のために、誇りある豊かさを創りあげ、時を超えて、いつまでも子どもたちの笑顔が絶えない豊かな沖縄を目指します。

 慰霊の日に当たり、戦没者の御霊みたまに心から哀悼の誠を捧ささげるとともに、沖縄が恒久平和の発信地として輝かしい未来の構築に向けて、全力で取り組んでいく決意をここに宣言します。

 平成27年6月23日 沖縄県知事 翁長雄志 』

* * * * *

 安倍首相の挨拶スピーチは*1にアップしておくが。首相は、式典後、記者団に対して、このように語っていたという。

『安倍首相は23日、訪問先の沖縄・糸満市で、アメリカ軍普天間基地の移設問題について、「普天間基地の固定化は、断固としてあってはならない」と述べ、名護市辺野古への移設を推進する考えを示した。そのうえで、「沖縄全体の基地負担の軽減は進んでいるということを含め、しっかりと知事をはじめ、沖縄県民に説明していきたい」と述べた。(FNN15年6月23日)』

 いつも書いていることだが。普天間基地の固定化をしないように、基地を廃止するのは、当たり前のことなのである。(・・)

 普天間基地を廃止するために、辺野古に新しい基地を作るのでは、沖縄全体から見れば、基地負担を減らすことにはならないし。新基地を作れば、また何十年と米軍がそこに居座る可能性が高いわけで、むしろ基地負担を増やすことにもつながりかねないわけで。(-"-)
 いくら説明したところで、<経済的利益との兼ね合いの件は別とすれば)本当の意味で辺野古の新基地建設の必要性に納得をする県民はほとんどいないことだろう。(~_~;)
 
☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 興味深いことに、日本経済新聞が、政府と沖縄の対立について今後も展開予想も含めて、そこそこ長い記事を載せていたので、それもアップしておこう。

『政府・沖縄、対立色再び 慰霊の日 首相・知事会談は5分

 沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」を23日に終え、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐる政府と沖縄県の対立が再び激しくなりそうだ。沖縄を訪れた安倍晋三首相と翁長雄志知事の会談はわずか約5分間に終わった。追悼式の「平和宣言」で、翁長氏は辺野古移設反対など基地問題に半分以上を費やし、政府と沖縄県の溝の深さを浮き彫りにした。

 23日の追悼式。「今後も沖縄の負担軽減に全力を尽くしたい」と訴える首相に会場から「帰れ」などと罵声が飛んだ。首相は追悼式後、記者団に「普天間の固定化はあってはならない」と辺野古移設の必要性を強調。しかし厳しい空気に配慮してか、これまで繰り返してきた「辺野古移設は唯一の解決策」との表現は使わなかった。

 翁長氏は戦後70年の節目の平和宣言で「政府は移設作業の中止を決断し、政策を見直すことを強く求める」と力説した。平和宣言では歴代知事も普天間基地の県外移設や負担軽減を訴えてきたが、宣言の半分も費やすのは異例だ。会場では首相あいさつとは対照的に翁長氏に拍手が湧いた。

 この日、首相と翁長氏の間には微妙な空気が流れ続けた。追悼式会場を訪れた首相は出迎えた翁長氏と握手を交わさず険しい表情のまま。帰途に就く直前、那覇空港で短時間会談したが、同席した山口俊一沖縄・北方相が沖縄観光について聞き、翁長氏が説明するなどにとどまった。

 歴代首相は2000年以降、03年を除き毎年6月23日に沖縄を訪れている。仲井真弘多前知事時代は昼食を取りながら会談するのが恒例だった。菅義偉官房長官は記者会見で「国会がこういう状況だからできなかった」と説明した。

 今後は波乱含みだ。県の第三者委員会は7月中に前知事が埋め立て申請を承認した過程を検証した結果を報告する予定。翁長氏はこれを受けて承認の取り消し、撤回に踏み切る考えを明言している。政府高官は「裁判になるだろう」と漏らす。

 前知事の承認時、留意事項として埋め立てを始める際に国が県と協議するとした取り決めも焦点だ。計画に細部でも変更があれば、改めて県や名護市の承認が必要とされる場面も想定され、その場合は「着工の遅れはやむを得ない」との声が政府内にある。

 沖縄県議会も、県外から土砂や石材の持ち込みを規制する条例案を7月10日に成立させる見通しで、埋め立てに必要な土砂の搬入に影響が出る可能性がある。

 政府は沖縄の出方を見極めつつ、計画通り今夏に埋め立てを始める方針を変えていない。ただ安全保障関連法案の慎重審議に向けて国会を大幅に延長したのを踏まえ「埋め立て強行の印象が安保審議に影響しないよう、政府は着工に慎重になるのではないか」との声も沖縄には出ている。(日本経済新聞15年6月23日)』

* * * * *

 安倍首相は米国に夏までに成立させると約束した安保法案の審議に関して、かなりナーバスになっている様子。
 また9月の自民党総裁選で無事に再選を果たして、長期政権の確実化させるためにも、支持率を下げたくないという思いがあるとのこと。^^;
 それゆえ日経の記事にもあるように、9月までは辺野古の埋め立て工事に関しても、強行策をとらないのではないかと見る人が少なくない。(・・)

 もしそうであるなら、埋め立て工事が大きく進展しない間に、翁長知事や沖縄県民をはじめ、住まいは問わず心ある人たちは、是非是非、辺野古移設の横暴さ、理不尽さを日本国中に広くアピールをして、いざという時に国民全体の後押しが受けられるようにしておくべきではないかと思うのだ。(**)

 安倍首相らが辺野古移設を強引に推し進めようとする姿勢と、違憲な安保法案を強引に成立させようとする姿勢とリンクさせて、安倍政権の横暴さを多くの国民が認識できるようにしたいと。
 もしそれで支持率がどんどん下がれば、安倍首相の総裁選再選はそう簡単に行かず。仮に再選しても、求心力がぐーんと低下することになるように思うし。
 もし米国と約束した辺野古移設も安保法制も阻止するかor中断させることができれば、安倍首相はその責任を追及されて、辞任せざるを得なくなる可能性が大きいと思われ・・・。

 ようやく安倍政権に対して少しずつ逆風が吹き始めている感じがあるだけに、ここから9月に向けて、安倍政権打倒をすべく、みんなで頑張って行きたいな〜と思っているmewなのだった。o(^-^)o

                                 THANKS



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/358.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 格差広げておいて…婚活対策にバラマキ「60億円」の本末転倒(日刊ゲンダイ)
             結婚に興味なし(C)日刊ゲンダイ


格差広げておいて…婚活対策にバラマキ「60億円」の本末転倒
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161058
2015年6月24日 日刊ゲンダイ


「少子化社会対策白書」(2015年版)で若者の恋愛・結婚観が浮き彫りになった。平たく言うと、カネがないほど恋愛にも結婚にも興味が湧かない悲しい現実だ。

 調査対象は全国の20〜39歳の男女7000人で、〈未婚で恋人なし〉は全体の28.8%。このうち〈恋人が欲しくない〉は37.6%を占め、〈交際経験なし〉だと50.3%にも上った。対策として役所が考えたのが、お決まりのバラまきだ。

 政府は13年度補正予算で「地域における少子化対策の強化」として30.1億円を組み、ヤル気のある自治体に交付金を出した。上限は都道府県6000万円。政令指定都市や中核市、特別区2000万円、市区町村800万円。各地で婚活イベントが催された。

「13年度は全都道府県と244市区町村が交付を受けています。14年度補正でも同額の30.1億円がつきました」(内閣府少子化対策担当)

 つまり2年で60億円超である。14年度補正では上限が都道府県7500万円、政令指定都市など2500万円、市区町村1000万円に引き上げられた。白書では、低年収ほど〈恋人が欲しくない〉傾向が強く、年収400万円の男性の37.5%、年収200万円未満の女性の46.5%にのぼったが、本当に役立っているのか。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏がこう言う。

「公務員の発想には本当にあきれます。出会いの少なさが未婚率上昇を招いているのではなく、経済的問題や将来への不安が恋愛や結婚から遠ざけているのです。フランスは婚外子を認め、母子家庭手当を厚くし、学費を無料にするなど、子育て支援の拡充で出生率を回復させた。片や日本は子どもの存在が負担になり、子どもを持つと不幸になる国になった。派遣法改悪で庶民の首を絞めながら、少子化対策にカネを振る舞う。やってることがアベコベですよ」

 美しい国づくりって一体なんなんだ。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/359.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄の“真実”撮ったユンカーマン監督 米軍と日本政府を批判(日刊ゲンダイ)
             ジャン・ユンカーマン監督(C)日刊ゲンダイ


沖縄の“真実”撮ったユンカーマン監督 米軍と日本政府を批判
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161062
2015年6月24日 日刊ゲンダイ


■今も続く米軍の占領意識と日本政府のふがいなさ

 23日、沖縄は70年目の慰霊の日を迎えた。この日に合わせ製作された映画「沖縄 うりずんの雨」(製作シグロ)。米軍普天間基地の辺野古移設を巡り、安倍政権との対立が続く沖縄県の戦後の“真実”を米国人監督が迫ったドキュメンタリー作品である。

 激しい地上戦の末に辛うじて生き残った元米兵や元日本兵、惨禍に巻き込まれた多くの沖縄県民を丁寧にインタビュー。1945年4月1日の沖縄本島上陸直後から始まった米軍による沖縄占領政策の実態や、反基地闘争を追っている。監督のジャン・ユンカーマン氏に聞いた。

「1975年、大学を卒業した私は沖縄を訪れ、半年間、ゴザのバー街で反戦兵士たちの支援活動に関わりました。占領は3年前に終わったはずなのに、まだ基地だらけ。沖縄の人々は、武器を持たず、世界でいちばん強大な軍隊を持つ米国に対し、50年代の島ぐるみの闘争から、普天間基地の辺野古移設反対闘争まで闘っている。日本の“終戦”は、沖縄の問題を解決しないと見えてこないと感じ、映画を撮ることにしたのです」

 取材を通じて痛感したのは、戦後も沖縄を「戦利品」として位置付けている米国・米軍の“傲慢”な現実だった。

「沖縄戦では、24万人の犠牲者が出ましたが、今も沖縄に32の米軍基地が集中しています。多くの県民の命を犠牲にしたにもかかわらず、戦後も基地をそのまま残し、膨大な土地を占領している。それを70年間も続けているのは異常です。辺野古移設も“戦利品”という発想が残っているのでしょう」

 沖縄で度々起きる米兵によるレイプ事件。ジャン監督は、95年のレイプ事件に関わった元米兵にもインタビューした。

「彼は『自分でもなぜ、犯行に及んだのか分からない』『首謀者がやろうと言ったのでやってしまった』と話していた。そこにはいまだに占領軍という意識が垣間見えました。アメリカは世界中に800ほどの基地を持ち、兵士はもともと特権的な考え方です。レイプ事件の本質は『ただ悪い兵士がいただけ』という単純な見方ではなく、構造的な問題が横たわっているのです」

 そして、そんな米国に唯々諾々と従う日本政府の姿勢にも問題があると思った、と言う。

「辺野古移設は、県民の8割が反対です。それなのに日本政府は民意を無視し、強引に進めようとしています。米軍基地を減らす努力をするのではなく、さらに固定化しようとしているのです。沖縄に基地があり続ける限り、戦争は過去にならない。抑止力で何でも解決できる、という時代遅れのアメリカに引きずられる日本政府も許し難いと思います」

 安倍首相も見た方がいい。


関連記事
「沖縄慰霊の日」に日本国民が観るべき「沖縄 うりずんの雨」  天木直人(新党憲法9条)
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/327.html



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/360.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 室井佑月 政府叩きで輝く辻本議員に「ファイト!」〈週刊朝日〉
                 ※イメージ


室井佑月 政府叩きで輝く辻本議員に「ファイト!」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150624-00000001-sasahi-pol
週刊朝日 2015年7月3日号


 安保法制が注目される今国会。作家の室井佑月氏は、採決に急ぐ自民党議員たちの矛盾を指摘する。

*  *  *
 政府主導で「輝く女性応援会議」などというものが開かれているが、今、女性でいちばん輝いて見えるのは、民主党の辻元清美さんのような気がして、皮肉なものだなぁと思う。なにしろ彼女は、政府を叩くことで輝いておる。

 5月28日の国会で安保関連法案について質問に立った辻元さんは、安倍さんに、「人(自衛隊員)の生死とか戦争に関わる話ですよ?」といった。そのとき、安倍さんは、「大げさなんだよ」と汚いヤジを飛ばした。

 その前に「早く質問しろよ!」と安倍さんはヤジを飛ばしている。そっちのヤジは謝罪するまでになったけど、こっちのヤジのほうが、個人的にはびっくりしたよ。だって、一国の首相が堂々と、人の命なんてどうでもいいと吐露したわけでしょう? あの方がどういう考えで、この国を動かそうとしているのかわかったような気がした。

 そして、6月5日も、辻元さんは質問に立ち、中谷防衛大臣から、重要な言葉を引き出している。

 衆院憲法審査会で参考人として呼ばれた憲法学者3人がそろって、安保法案について「憲法違反」との見解を示したことについて、辻元さんは、「政府は本法案を、一回撤回されたほうがいい」と述べた。すると、中谷防衛大臣は、「現在の憲法をいかにこの法案に適用させていけばよいのかという議論を踏まえて、閣議決定を行った」と答えた。

 つまり、俺らの作った法案に憲法を合わせればいい、そう中谷さんはいったんだ。すごいこといい出すね、このオヤジ。しかし、それが本音なんだろうと思われる。

 辻元さんが質問に立つと、まわりのオヤジ議員たちがニヤニヤしたりする。結局、輝く女を応援なんちゃらなんてやっているけど、「女のくせに」と思っているのがアリアリだ。

 そうそう、6月12日付の東京新聞の「こちら特報部」に「憲法だけ『押しつけ』なぜ」という記事が載っていた。

「安保関連法案は国会で審議中だが、骨子は四月に米国政府と合意した『新たな防衛協力指針(新ガイドライン)』に示されている。国会審議の前に米国と約束とは国民主権の無視もはなはだしいが、こうした自民党の対米追随姿勢は枚挙にいとまがない。環太平洋連携協定(TPP)交渉もその一つだ。ところが、現行憲法だけは『米国の押しつけ』と例外扱いだ。このねじれは何を意味しているのか」

 というもの。記事の中で思想家の内田樹さんは、

「戦争ができる国になる許可を米国からもらうことを自立と信じる人たちが、安保法制の成立を急いでいる。壊してよいと許されたものを壊し、満足したいだけだ」

 そう述べていた。なんて情けない。この国のマッチョなオヤジのすることは、矛盾だらけだなぁ。

 結局、この国で謳われている女性の自立も、未だこういうオヤジたちの許可のもとにあったりして。辻元さん、ファイト!


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/361.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 自民党よ、私の反論を聞きなさい/小林節 <第10回>専守防衛に徹した方が国益にかなう(日刊ゲンダイ)
自民党よ、私の反論を聞きなさい/小林節 <第10回>専守防衛に徹した方が国益にかなうhttp://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161064
2015年6月24日 日刊ゲンダイ


 国会での参考人招致でも堂々、反論を展開する小林節氏のエネルギッシュな連載。きょうも安保法制賛成派の理屈を粉砕する。

【論点24】

[問]PKO協力法改正案では、国連が統括しない人道復興支援であっても自衛隊の派遣が可能になっている。

[答]PKOは、紛争で疲弊した国の人々の新しい国造りを手助けする活動で、国民の約9割が支持している。近年、地域機関の要請で行われる活動も増えており、国連が統括しないといっても国際社会が認めるものである。さらにPKO5原則(停戦合意が成立している。紛争当事者が日本の参加に合意している。中立を厳守する。以上の条件が崩れたら撤収できる。武器の使用は自衛のための必要最小限とする)は守る。

◇反論

 確かにPKOは「集団的自衛権の行使」や「後方支援」といった軍事活動ではなく、現地政府の警察を中心とした行政機能の支援であり、憲法9条にも矛盾しない国際貢献であろう。

 ただし、これまでのわが国のPKO活動で犠牲者が少なかったのは、わが国の自衛隊が憲法9条の故に「戦わない軍隊」であるとして定評があったからだ。米軍の友軍として戦う軍隊であると世界に宣言したに等しい今回の新法制以後、これまでと同じ扱いを受けるとは限らない。事実、他国のPKOは現地で迷惑な進駐軍扱いを受けて、これまで多数の「戦死」者を出している。

【論点25】

[問]政府与党の議論は「どうしたら自衛隊を出せるか」というもので、「出しちゃいけない」という人たちの声は全く聞こえなくなってしまった。

[答]国民の平和な暮らしを守ることは政府の最も重要な責務で、安全保障環境が激変する中で、国際社会の平和にこれまで以上に積極的に貢献していく。その際、国民の理解が第一なので、丁寧に説明していく。

◇反論

 安保環境が激変しているのは事実であるが、海外派兵が唯一有効な対応策とは思われない。海外派兵は、(1)アメリカの敵イスラムを不必要に敵に回しテロの危険を招き、(2)有限な自衛隊を海外に展開して、かえって、日本の守りを手薄にし、(3)戦費破産の米国の二の舞いになる。

 これは、国民の平和な暮らしを守る責務を負っている者の責任ある発言ではない。むしろ、専守防衛に徹した方が、(1)新しい敵を作らず、(2)日本の守りが厳重になり、(3)戦費破産を招かぬ。

 よほどまともな政策である。

 こうしたことに思い至らぬ政府与党当局者の頭の中は初めに海外派兵という結論・目的があるのであろう。


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/362.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「世界遺産に韓国が協力姿勢」のニュースが 国内と外国では こんなに違う。  沖縄の慰霊祭のNHKニュースの流し方に…
「世界遺産に韓国が協力姿勢」のニュースが 国内と外国では こんなに違う。  沖縄の慰霊祭のNHKニュースの流し方に 外国特派員が ツイート。 何を報道することが 重要なのかを判断できない 『日本のマスコミ』
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-1392.html
2015.06.24 リュウマの独り言


 日本国内のニュースを見聞きして、 同じ事件に対しての外国の報道に接すると あまりの違い、というより 正反対の報道をしている場合がある。 中国に関してなどは 特に多いのだが、先日の 「世界遺産に韓国が協力姿勢」の報道でも それが言える。


                                        2015.06.22  zakzak 夕刊フジ (産経新聞系)
 日本と韓国が国交正常化を実現した日韓基本条約の締結から、22日で50年を迎えた。両国関係が悪化するなか、安倍晋三首相と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は同日、官邸で会談した。これに先立ち、岸田文雄外相と尹氏は21日、外相会談を行い、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録について、韓国の推薦案件とともに、両国が登録に向けて協力することで一致した。慰安婦問題は先送りされた。外交的孤立や国内外の反発を恐れる朴槿恵(パク・クネ)政権としては、世界遺産問題では「完敗」を認めざるを得なかったようだ。      (引用終り)


 日本語を理解するものなら、 慰安婦問題は決着がつかなかったらしいが 「世界文化遺産登録」では、 ついに韓国は ひざまずいた、 とうとうクネクネも 世界からの孤立と 米国の圧力の前に 今までの外交姿勢を反省するときが来た、 そう思えて当然である。 BBCやロイターはどうなっているか知らないが、 中国の中国網によると、『「韓国が要求した、ドイツの軍需工場遺跡における不当強制徴収と死者の数や証拠写真などをの展示を1/3以上の展示スペースでしている例を、日本も踏襲を約束した」』と ドイツを引き合いに 同程度のことをせよという 「韓国側」の要求を日本側が飲んだとされている。


 中国の報道が 「事実」なら、 日本が100歩譲歩したようなもので、 日本の報道とは 「真逆」になる。 その辺を 知足的隠遁者 @SukiyakiSong さんが 次のように解説している。


                                                  知足的隠遁者 @SukiyakiSong
日本マスコミは案の定、朴槿恵政権が内政の不如意による支持率激減と、安倍による習金平首脳会談成功と、安倍による米国議会演説の大成功によって、国際的孤立に陥り、窮地からの脱出を安倍に縋ってきたと思わせる報道。 しかし韓国の朝鮮日報や中央日報の報道は異なり、現段階では可能な限り最大の勝利を安倍から勝ち取った、だが安倍は狡猾である、国際約束を平気で破り捨てるから、今後約束の具体化交渉ですでに提示した条件を寸分も譲歩しない強い外交交渉が肝要だと、油断を戒めている。 


明治富国強兵の基礎となって世界遺産に登録されようとしている軍事工場群は朝鮮併合の軍事的条件を完成させただけでなく、併合後は朝鮮人多数を強制的に徴用し(日本は志願だというが、証拠文書が必要な田畑の地籍登録の期限を区切って、ほとんどを無主の田畑となし)、志願に追い込んだ。 しかも極めて多数の徴用者が栄養失調と重労働と極悪環境で死んでいる。それらの歴史事実を漏らすことなく世界遺産に展示することを、ドイツの例を見せて提示し、岸田外相はそれを受け入れたので、韓国は妥協した。


だが、すでに水面下では、日本側が「強制徴用」という言葉も、「地籍登録による田畑没収による志願強制」も展示に表記しないで、別の語彙でごまかす算段を始めたと噂。昨日の日韓歩み寄りは、むしろもっと過激な日韓対立の原因に転じる悪性の種を蒔いたともいえる。                          (引用終り)


 どちらが事実か 現段階では分からないが、 日本のマスコミのいずれもが、 zakzak程ではないにしろ、 暗に日本の外交の勝利、 韓国の歩み寄りと取れる報道をしていることだけは記憶しておこう。 事実関係は 諸外国の報道機関が 今後教えてくれるだろう。


 ほとんど 日本の報道機関に期待の持てないことは、 昨日の 沖縄での慰霊祭のニュースでわかるだろう。


                                                         冨永 格 @tanutinn
活字メディアと同様、映像メディアだって必ずしも真実は伝えません。何を伝えたかと同じくらい、何を伝えなかったかが注目されるゆえんです。今夕のNHKニュースで沖縄式典を見る限り、地元知事の異議はあったものの粛々と進行した印象。ここ1年で一変した空気、沖縄の怒りはスルーされています。


AFP東京特派員Huw Griffith @Huw_Griffith氏は、沖縄慰霊の日の式典で安倍首相にヤジが飛んだこと、NHKの昼ニュースがそれに触れなかったことをツイートしています。
                                                       @Huw_Griffith
NHK midday news doesn't mention jeering of Abe in Okinawa


沖縄慰霊の日の式典。英タイムズ紙の Richard Lloyd Parry @dicklp氏は現地から「安倍首相は公然と演説を妨げられ、馬鹿にされた。日本でこのような光景を見たのは初めだ」とツイートしています。
I'm at 70th anniversary memorial for Battle of #Okinawa. PM Abe openly heckled and derided by crowd. Never seen anything like it in Japan.                  (引用終り)


 イギリスの NHKのような公共放送である 『BBC』は このニュースを伝えるのに こんな写真を使用している。 このニュースでは 何を伝えることが 重要だ、と「BBC」が考えているのかわかる。





http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/363.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 亀井静香 強がる菅官房長官へ告ぐ「安保法制で戦死者が出る」〈週刊朝日〉
亀井静香 強がる菅官房長官へ告ぐ「安保法制で戦死者が出る」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150624-00000003-sasahi-pol
週刊朝日 2015年7月3日号


 自民党が今国会での成立を目指している安保法制。しかし、自民党OBで安倍首相と同じ憲法改正論者である、元自民党政調会長の亀井静香氏が反対の声を上げる。

*  *  *
 日本記者クラブで山崎拓氏、藤井裕久氏、武村正義氏と6月12日、安保法案に反対する記者会見をしたが、きっかけは、このメンバーに古賀誠氏も加えた5人で食事をしたことだった。その時、「日本は戦争で負けて以来、最大の危機に直面している」と意見が一致したよ。古賀氏はテレビで安倍政権批判をぼんぼんやってはいるが、正面からやる記者会見は出ないという彼なりの戦略で当日は欠席した。安保法案は憲法違反。これは誰が考えても当たり前のことだ。

 なのに、自民党内からほとんど反対の声があがらないことを危惧している。昔は地元のしっかりした支持の上に乗って当選していたが、今は「風に乗っただけ」という国会議員が多い。不安だから肩書がほしくなり、党の方針に反対しない事なかれ主義が横行しとるんだ。俺なんて、大臣を3回も断っているけど、今の議員はそういうことができない。

 野党の追及も甘い。「リスクがある」という言い方では国民にちゃんと伝わらない。集団的自衛権の行使を容認すると、「戦死者が出る」とはっきり言わなければならない。戦闘に加わろうとしているんだから、死なないほうが不思議なんだよ。「リスク」なんて生やさしいものじゃないんだ。戦前の日本へ戻してはいけない。安倍さんからは電話もかかってくるし、俺もかけることがある。話の中でも感じるが、安倍さんは本来、保守本流ではない。対米追随一辺倒の政治家ではなく、言葉は悪いが「ムード右翼」。日本古来の民族性や伝統をもっと大事にしようという思いが強い。けれど今、結果として、米国追従になってしまっていることが、残念だ。我々の会見後、菅義偉官房長官が「まったく影響はないだろう」と語ったが、それは強がりにすぎない。安保法制が国民から支持されなければ、政権はもたない。必ずダメになる。そうすると、ますます憲法改正はできなくなる。

 私も安倍首相と同じ憲法改正論者。日本人の魂がこもった自家製の憲法をつくらなければならないと考えている立場として、なんとも皮肉なことだと感じる。

(本誌・西岡千史、牧野めぐみ、古田真梨子)



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/364.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 自民現職唯一の反対派が吠える「高村、谷垣両氏とは議論にならない」〈週刊朝日〉
元行革担当相村上誠一郎むらかみ・せいいちろう/1952年生まれ。東京大学法学部卒。86年の初当選以来、10期連続当選。行政改革・規制改革担当大臣などを歴任(撮影/工藤隆太郎)


自民現職唯一の反対派が吠える「高村、谷垣両氏とは議論にならない」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150624-00000005-sasahi-pol
週刊朝日 週刊朝日 2015年7月3日号


 国会を騒がせている安保法制。「高村、谷垣両氏とは議論にならない」というのは、自民現職唯一の反対派、元行革担当相の村上誠一郎氏だ。

*  *  *
 政治家の間で「Wバッジ」と言われる人がいます。国会議員と弁護士のバッジの二つを持っている国会議員のことです。今の党執行部にも3人のWバッジがいます。この人たちが、法律の専門家なのに、今回の安保法制について正しい意見を言わない。それどころか「カラスは白い」と言わんばかりの詭弁を述べている。

 6月9日の党の総務会で、私は、今回の法案は政治家の良心と信念に関わる問題だから「党議拘束を外すべきだ」と発言しました。そうしたら、高村正彦副総裁が私に向かって、「砂川事件の最高裁判決を読んだことがあるのか」と言う。何て失礼なことを言うのかと怒りを感じました。

 砂川判決は、在日米軍基地が憲法上許されるかが争われた裁判です。集団的自衛権が争点ではないことは、誰でも知っている。当時の弁護団も、「砂川判決から集団的自衛権を読み取れる目を持った人は、眼科病院に行ったらいい」と言っているのです。私は、「砂川判決が根拠だと言っているのはあなただけだ」と言った。すると、高村副総裁は「私のほうが学者よりも勉強している。学者の話を聞いて国が守れるのか」と。

 弁護士である谷垣禎一幹事長にも、何度も意見しました。「このままでは違憲訴訟が起きて、違憲判決が出る可能性がある」と話すと、「違憲訴訟が頻発するとは思わない」という。議論にならないわけです。

 なぜ、こんなことがまかり通るのか。一つは、2013年12月の特定秘密保護法成立で、政府に都合の悪い情報は出てこなくなった。メディアは自分たちの問題なのだから、このときにもっと問題点を指摘すべきでした。さらに、14年4月の国家公務員法の改正で600人の官僚幹部人事が官邸に握られた。これで官僚たちは、政権に対して正論も本音も言えなくなった。いずれも私が問題だと指摘してきたことですが、それを見過ごしてきたから、外堀はすでに埋まっていたのです。

 自民党の議員も小選挙区制になってから誰も意見を言えなくなりつつある。小選挙区制度の導入で、候補者の公認権と資金を党幹部が一手に握ることになり、党執行部に反対意見を言いづらくなっているからです。ある中堅議員は、「集団的自衛権の行使は、憲法改正をしてから認めるのがスジだ」と言う。だが、誰も表では発言できない。そこに危機を感じています。

 かつての自民党政権が出す法案は、タテ・ヨコ・ナナメ・筋交いに質問されても、完璧に答えられるものしかなかった。ところが、今回の安保法制は、どこから質問しても、まともな回答が返ってこない。これで違憲判決が出ればどうなるか、と法案説明者に聞いたら「安保法案は失効する」と言う。そんな危ない法案を、なぜ出せるのか。

 中谷元・防衛相の国会答弁が迷走していると批判されています。これは当然なんです。彼は安保政策に通じていて、昨年12月に防衛相になる前までは「集団的自衛権は憲法を改正しなければ認められない」と話していたのですから。つまり、自分の本心とは異なることを言わざるをえないから、野党の質問に対して答弁に齟齬(そご)が出るのです。

 私が危惧しているのは、こういった憲法解釈の変更によって憲法の基本的原則が変えられる前例を作れば、時の政権による恣意的な憲法解釈変更によって、憲法がねじ曲げられてしまうことです。これは、政府の統治を憲法の下で行う「立憲主義」や「三権分立」に対する挑戦です。次は「基本的人権の尊重」や「主権在民」といった民主主義の原則も、解釈改憲で恣意的に変更できるようになる。

 亡き父・村上信二郎は、吉田茂内閣で自衛隊の前身となる「警察予備隊」の設立に携わりました。父が防衛政策について言っていたことがあります。一つは、「防衛予算は少なければ少ないほうがいい」。焦土と化した日本を復興させるために、軍事予算をできるだけ減らし、経済の再生に集中すること。そのために、憲法9条や日米安保条約をうまく使い、米ソ冷戦下における日本への軍備拡大の要求等をうまくかわしてきたのです。もう一つは、「自衛隊員の安全には万全を期せ」。今回の安保法制では、「自衛隊が命を懸けて地球の裏側まで行くのは当然だ」と話す政治家がいる。戦争に行くのは、われわれの世代ではありません。20歳前後の若い人たちです。若い人たちの立場を考えない政治家が多すぎる。

 第2次世界大戦を経験した故後藤田正晴さん、故梶山静六さんや、野中広務さんといった政治家が現役だったら、こんな法案は絶対に出させなかった。「おやめなさい」の一言で終わっていたはずです。それが、安倍政権を取り巻く人たちは、神をも畏れぬ態度で、安保法制を進めている。今の日本は危機的状況です。

(本誌・西岡千史、牧野めぐみ、古田真梨子)


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/365.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「統治者がつくった反日」の重いツケ 呉善花氏インタビュー(上)  思考停止の韓国 「韓国外交はなぜ異様か」

「国交正常化50年 日韓のいま」

「統治者がつくった反日」の重いツケ

呉善花氏インタビュー(上)

2015年6月24日(水)森 永輔

1965年の日韓国交正常化から50年が経った。
これを機に、冷え切っている両国の関係を改めて“正常化”したいところだ。
しかし、拓殖大学の呉善花(オ・ソンファ)教授は「非常に難しい」と断じる。
韓国の歴史に刻まれた、「反日の土壌」は容易には変わらないからだ。
反日の土壌はいかにして出来上がったのか。
日韓国交正常化から50年を迎えました。これを機に、李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)が2012年に竹島に上陸して以来停滞している両国の関係を改めて“正常化”したいところです。

 まず、今の日韓関係をどのように評価されていますか。


呉 善花(オ・ソンファ)
評論家、拓殖大学教授
1956年、韓国に生まれる。83年、大東文化大学に留学。東京外国語大学修士課程を修了。90年、『スカートの風』がベストセラーに。著書に『反日・愛国の由来』『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』『侮日論』など多数。(写真:新関雅士、以下同じ)
呉:国交正常化から50年の間で、最悪の状態だと思います。しかも、朴槿恵(パク・クネ)大統領が今後、簡単に方針を変えることはないでしょう。さらに、仮に、他の人が大統領になっても変わるのは難しいと思います。

かなり厳しい情勢ですね。それは、なぜですか。

呉:韓国の歴史に刻まれた「反日の土壌」があるからです。最も古くから続いているのは華夷思想。これに、反日教育が重なりました。金泳三大政権を初めとする文民政権が親北朝鮮に政策を転換する中で、反日がさらに加速しました。朴槿恵大統領について言うと、反日教育を受けて育ってきたことに加えて、彼女の個人的な性格と国内の政情が、反日をさらに徹底したものにしています。

順番にご説明いただけますか。

朝鮮は日本を教え導く立場にある

呉:華夷思想は、中国で発生した世界観です。中国は「中華」、すなわち文明の中心。周辺の国は「夷」、中華から感化・訓育を受ける対象であるという考え方です。韓国は、この中華思想に基づくヒエラルキーにおいて、「朝鮮諸国は、中国の忠実な臣下であり、正当な継承者である。日本を教え導く立場にある」と自らを位置づけてきました。竹島問題であれ、慰安婦問題であれ、本来なら朝鮮民族の下に位置する日本人が、朝鮮をバカにして行っているとみなし、反発を感じているのです。

確かに、仏教は朝鮮を経て日本に伝わりました。6世紀半ばに百済の聖明王が日本の欽明天皇に仏像や経典を伝えたとされています。

呉:そうですね。儒教もそうです。

 ちなみに、正当な継承者であるとの認識は、中国の清王朝にも向けられていました。清は満州民族が建国した国で、漢民族の国ではありません。朝鮮から見れば、清王朝は「夷」が立てた国であるわけです。なので、表面上は服従していても、心の中では「朝鮮が中華の正当な後継者である」として清を見下していました。

 華夷思想をベースにしたヒエラルキー重視に加えて、韓国には潜在的なエスノセントリズム(自民族優越主義)があります。朝鮮民族は優れた存在、日本は「生来の野蛮で侵略的な資質をもった民族」と見なす考え方です。神功皇后による三韓征伐、豊臣秀吉による朝鮮侵略、明治の征韓論、韓国併合などを「一連の」ものと捉え、その原因が日本民族の資質にあると断じています。

朴槿恵大統領の父・朴正熙時代に広まった反日教育

華夷思想の上に反日教育が積み重なっているわけですね。

呉:はい。戦後、韓国は「反日」を大義名分として建国されました。反日独立運動家だった李承晩(イ・スンマン)が米国の支援を得て権力を掌握したからです。韓国の憲法は前文で「三・一運動により建立された大韓民国臨時政府の法統」を継承するとうたっています。三・一運動というのは1919年にソウルで行われた大規模な独立運動です(本誌注:日本は1910年に韓国を併合していた)。大韓民国臨時政府は、李承晩らが設立した組織です。


 初代の大統領に就いた李承晩は反日主義を徹底して進めました。対馬を韓国領だと主張する一方、李承晩ラインを設定して竹島を実効支配しました。左派勢力との激しい権力闘争が背景にあったからです。反日の姿勢を弱めれば、反米・親ソ中・従北朝鮮の勢力に民意が移ってしまう懸念がありました。

 この一環として反日教育を始めたのです。国家の政策として、反日=愛国と位置づけました。国家が定めた歴史認識だけを「正しいもの」として、国民に押しつけたのです。

 反日教育が本格化したのは1961年から始まった朴正熙(パク・チョンヒ)政権においてです。経済成長を背景に、中学への進学率が高まりました。これが反日教育の効果を後押しし、韓国民の間に反日を根付かせることになりました。

 日本統治時代を知っている高齢の方は、それが悪いことばかりではなかったことを理解していました。しかし、机上で反日を学習した世代は日本による統治の実態を知ることなく、イデオロギー的に反日になっています。私自身を振り返っても、日本への生理的な嫌悪の情に満ちた強固な反日感情が根付きました。朴槿恵大統領はこうした世代の始まりに位置しています。

桜の木を切り倒し、日本語由来の言葉を禁止

李承晩や朴正熙といった軍人出身の大統領が続いた後、1993年に金泳三が大統領となり、文民政権が始まりました。それでも反日は変わらなかった。

呉:変わらないどころか、文民政権により反日はさらに強いものになりました。

 金泳三は、旧朝鮮総督府の建物を解体したり、韓国各地に植えられていた桜の木の一部を切り倒したりしました。どちらも日本の象徴だったからです。竹島に沿岸警備隊を常駐させるようにしたのも金泳三です。“日本語狩り”も行いました。それまで普通に使っていた「割り箸」「楊枝」といった日本由来の言葉の使用を禁止したのです。

金泳三、金大中(キム・デジュン)の後に登場した盧武鉉(ノ・ムヒョン)時代には「過去の清算」も行いました。日本が統治していた時代に親日行為――幹部として日本軍に協力したり、創氏改名を主唱したりするなど――をした人たちを断罪しました。戦時中に日本に協力した人のリストを作り、彼らやその子孫の財産を没収した。軍事政権時代は、戦時中の状況では日本に協力するのも致し方なかったとして、目をつぶっていましたが、この姿勢を転換しました。

呉:おっしゃる通りです。

「反北」では国民の支持を集められない

李明博氏が大統領に就任し、保守の政権が誕生しました。同政権は日本と良好な関係を保っていましたが、政権が末期が近づくにつれ、竹島に上陸するなど反日が目立つようになりました。これはなぜだったのでしょう。

呉:反北朝鮮の政策が、国民を引きつけるものではなくなったからです。

 軍事政権時代は「反日」と同時に「反共=反北朝鮮」を掲げていました。そして、軸足を置いていたのは「反共」です。彼らにとって親北朝鮮勢力との争いは、事実上の内戦でした。例えば李承晩が大統領になれたのは、彼の反共・親米路線を支持するアメリカが支援したからです。彼は反日の旗を振る一方で、知日派を政権の重要ポストに登用し、親北朝鮮の勢力を排除していました。

 その後、政権に就いた金泳三、金大中、盧武鉉と続く左派文民政権は、軍事政権とは異なり「親北」でした。盧武鉉時代に小学4年生向けに使用された教材にこんなエピソードが載っています――ロミオとジュリエットが川を挟んで引き離されており、そこにいる悪い竜のせいで結婚できない。ロミオとジュリエットは韓国と北朝鮮。川は非武装地帯。竜はアメリカを表しています。南北朝鮮が統一できないのはアメリカのせいだという意味です。

 左派文民政権が親北であったことには社会的な背景があります。当時の韓国はアメリカ化が進んでおり、それに対する反動で「我が民族を取り戻す」という考えが力を得ていました。アメリカ化とは経済格差の拡大、個人主義の普及などを指します。個人主義の普及は、家族を大切にする姿勢とか、年長者や老人を敬う倫理を崩壊させた。こうした流れに対する反発が高まったのです。

 そんな時に周囲を見回すと北朝鮮は主体思想を掲げて、我が道を歩んでいる。文民政権は「北朝鮮のようになりたくはない」けど、その取り組みは評価するべきと考えました。彼らが政権を担った15年の間に、北朝鮮を敵視する民意は急速に衰退。40歳以下の世代には、そういう人はほとんどいないでしょう。

 李明博大統領(当時)を擁した保守の基本的な政策は「反北」です。しかし、反北政策は国民を訴求する力がなくなってしまった。このため、同大統領は任期が終りに近づきレイムダック化するにつれて、反日を強調せざるを得なくなりました。

 これに関連して興味深いのは、2003年に大統領に就任した盧武鉉時代に、民主化=民族主義=親北・反日=愛国という構図が出来上がったことです。

 文民政権にとって、軍事独裁政権と対立してきた自らの立場、すなわち「民主」は是とすべきものです。これまでにお話ししたような経緯で「親北」も是。そして「反日」は当然ながら是。ここから「民主化=親北・反日」は是という考えが出来上がります。そして、なぜか、その対局である「反民主(軍事独裁)=反北・親日」という等式も成立するようになりました。本来なら、国内で民主化を進めることと、親日であるか反日であるかは関係がありません。しかし、盧武鉉時代にこうした捉え方が韓国社会に広まったのです。

後編は6月25日に公開する予定です。

このコラムについて
国交正常化50年 日韓のいま

1965年6月22日、日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」が調印され、これを批准したことで国交が正常化しました。それから50年。隣国との関係を改めて考えます。http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/061900007/062300008/

思考停止の韓国 「韓国外交はなぜ異様か」を木村幹教授に聞く(2)

2015年6月24日(水)鈴置 高史

(前回から読む)

 「思考停止に陥った韓国」を神戸大学大学院の木村幹教授と考える(司会は坂巻正伸・日経ビジネス副編集長)。

日韓は熟年離婚だ

木村先生は「日韓・熟年離婚論」を唱えておられます。


木村幹(きむら・かん)
神戸大学大学院・国際協力研究科教授、法学博士(京都大学)。1966年大阪府生まれ、京都大学大学院法学研究科博士前期課程修了。専攻は比較政治学、朝鮮半島地域研究。政治的指導者の人物像や時代状況から韓国という国と韓国人を読み解いて見せる。受賞作は『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』(ミネルヴァ書房、第13回アジア・太平洋賞特別賞受賞)と『韓国における「権威主義的」体制の成立』(同、第25回サントリー学芸賞受賞)。一般向け書籍に『朝鮮半島をどう見るか』(集英社新書)、『韓国現代史』(中公新書)がある。最新作の『日韓歴史認識問題とは何か』(ミネルヴァ書房)で第16回 読売・吉野作造賞を受賞した。ホームページはこちら。(写真:鈴木愛子、以下同)
木村:今の日本と韓国は、子育てを終えてお互いが必要なくなった夫婦と似ています。

 50年前の1965年6月22日、両国は国交を正常化しました。米国の肝いりです。当時は冷戦のまっただ中でした。

 西側陣営を率いる米国は、経済的に脆弱だった韓国をテコ入れする必要があり、その役割を日本に担わせました。韓国は北朝鮮と対抗していましたが、その北朝鮮はソ連や中国を確固たる後ろ盾にしていました。

 それに対し韓国は未だ日本とも国交さえ結んでおらず、頼みの米国もベトナム戦争の激化に伴い、そちらにかかりっきりでした。

 一方、日本の一部にも、もし韓国が北朝鮮に圧倒されれば朝鮮半島南部までがソ連の勢力圏に入るかもしれない――との恐怖感がありました。当時は「釜山赤旗論」などと言ったそうです。

 当時においても、日韓の国民感情はとうてい良好とはいい難かったのですが、ともあれ共産圏に対抗するという共通の目的から国交正常化に踏み切りました。

 それから1980年代序盤頃までの日韓関係はおおむね円滑に推移します。しかし冷戦が終わると、両国の関係を支えていた最大の共通利益が失われることになりました。1990年代以降、日韓の間で歴史認識問題が噴出したのもそれが背景にあったのです。

 こうした日韓関係のあり方は、子供も成長して家を出、一緒に協力しながら住む意味が薄れたため夫の定年を期に退職金を折半して別れる夫婦の姿と二重映しになるのです。

1人当たりGDPで日本を超える

鈴置:韓国は日本の経済的な手助けなどは要らなくなりました。現代経済研究院は「2016年には韓国の1人当たりGDP(購買力平価基準)が日本を追い越す」と2014年12月に予測しています。

木村:韓国の全貿易に占める日本の比率も、2015年1−5月には7.6%に低下しました。国交正常化の年である1965年に34.5%と全体の3分の1を占めていたのと比べ、対照的です。日本向け輸出は国別で5位に後退しました。全くの様変わりと言ってよい状態です。

鈴置:聯合ニュースが「韓国の対日貿易依存度 半世紀で5分の1に低下」(6月18日、日本語版)という記事で報じていましたね。

 韓国の対日貿易の比率のピークは1973年の39.8%。1980年代から1990年代にかけては20%台を維持していましたが、21世紀に入った頃から10%台に。2011年以降は一桁に落ちていました。実際の貿易額も同年以降、減っています。

木村:韓国経済は貿易に頼る比重が極めて高い。貿易面で日本の比重が下がれば、外交面でも日本の影が薄くなるのは当然です。

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貿易と外交の関係に関しては、3年前から木村先生が指摘されていました(「日韓関係はこれからどんどん悪くなる」参照)。

木村:今や、韓国にとって最大の貿易相手国は中国です。香港を含めれば30%前後にのぼります。

鈴置:政治的にも韓国は中国にどんどん取り込まれています。そんな韓国は日本にとって「大陸に対する盾」ではなくなっています。それどころか「中国の使い走り」も始めましたから、日本が韓国に警戒を強めるのは自然です。

 一方、韓国も「もう日本には頭を下げたくないし、下げなくていいほどの力を付けた」と思っていますから、それを確認するための「卑日行動」を繰り返します(「『目下の日本』からドルは借りない」参照)。

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に限りません。李明博(イ・ミョンバク)前大統領の竹島上陸とか、天皇への謝罪要求がそれです。

MERSと通貨スワップ

韓国にとって日本は本当に不要なのでしょうか。例えば、通貨危機に陥りそうになった際にドルを借りる通貨スワップを、日本と結んでおく必要はないのですか。

鈴置:通貨危機に陥りやすいことは、依然として韓国の弱点です。興味深いのは、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)が「日本の必要性」を増したことです。

 この流行で韓国では景気の冷え込みが懸念されました。そこで想定外の金利引き下げを実施せざるを得なくなったのです。韓国銀行は6月11日に基準金利を1.75%から1.50%と、史上最低水準に引き下げました。

 韓銀は「景気刺激は財政で」と唱えていました。利下げは極力避けたかったからです。米国の利上げが近く予想され、利下げするほどに米ドルとの金利差から、外貨流出の懸念が高まるのです。

 しかし、MERSという緊急事態に直面したため、引き下げざるを得ませんでした。すると、通貨攻撃を防ぐための日本との通貨スワップが欲しくなるわけです。「風が吹けば桶屋がもうかる」みたいな話ですが。


軟化する?韓国

韓国には中国とのスワップがあります。

鈴置:中国と結んでいるスワップは人民元建てです(「韓国の通貨スワップ」表を参照)。いざという時に人民元スワップの効き目があるのか、疑う向きが多いのです。中国は人民元経済圏を作るため、自国通貨のスワップしか応じません。ドルスワップを結んでくれるのは、外貨準備が豊富なうえ、お人好しの日本ぐらいなのです。

韓国の通貨スワップ(2015年6月23日現在)
相手国 規模 締結・延長日 満期日
中国 3600億元/64兆ウォン(約560億ドル) 2014年
10月11日 2017年
10月10日
UAE 200億ディルハム/5.8兆ウォン(約54億ドル) 2013年
10月13日 2016年
10月12日
マレーシア 150億リンギット/5兆ウォン(約47億ドル) 2013年
10月20日 2016年
10月19日
豪州 50億豪ドル/5兆ウォン(約45億ドル) 2014年
2月23日 2017年
2月22日
インドネシア 115兆ルピア/10.7兆ウォン(約100億ドル) 2014年
3月6日 2017年
3月5日
CMI<注> 384億ドル 2014年
7月17日
<注>CMI(チェンマイ・イニシアティブ)はIMF融資とリンクしない場合は30%まで。
資料:ソウル新聞「韓国の経済体力は十分」(2015年2月17日)
外相を日本に送って来るなど、韓国の姿勢がやや軟化したかに見えます。日本とのスワップを念頭に置いているのでしょうか。

木村:尹炳世(ユン・ビョンセ)外相の訪日は、朴槿恵大統領の熟慮の末の決断でしょう。一方、先ほどの鈴置さんの説明は「プロ筋」の話です。そんな複雑な、ことに面白くない話が大統領まで正確に上がっているかは疑問です。

 スワップを巡るテクニカルな議論と、対日姿勢の微妙な変化は、管見の限りでは、連動していないように思います。そもそも朴槿恵大統領は、現在の韓国経済の危さを認識していないのではないでしょうか。

誠実ゲームで巻き返す

では、軟化は何が原因なのでしょうか。

木村:米国の目を意識した「誠実ゲーム」の色彩が濃いと思います。とはいえ、それは米国が韓国に強い圧力をかけているから、では必ずしもありません。重要なのは、安倍晋三首相の米議会演説頃から、韓国国内で日本に対する「外交敗北」が語られていることです。

 ポイントは、慰安婦など歴史問題で米国をはじめとする国際社会が、韓国の政府や世論が期待したほどには意見を支持してくれなかったことです。つまり、そのことが韓国の政府や世論に焦りを生み出している、ということになります。

 この「外交敗北」の原因の1つは、あまりにかたくな朴槿恵大統領の姿勢にあった、との理解も広がっています。つまり、執拗な歴史問題のアピールによって、逆に米国の専門家の間でも「韓国疲れ」をもたらした、との認識です。

鈴置:最近の韓国紙にはそんな指摘が増えました。2014年3月のハーグでの日米韓首脳会談に、今ごろ言及する記事もあります。「安倍晋三首相が韓国語で話しかけたのに、朴槿恵大統領はそっぽを向いた。これがオバマ(Barack H. Obama)大統領の逆鱗に触れた」との指摘です。

 より詳しく言えば、正直に感情を表す韓国人を利用して、狡猾な日本は自分だけが誠実に関係改善に取り組んでいることを演出した――という敗因分析です。

木村:その理屈に立てば今度は、韓国が日本以上に「誠実」に関係改善に動いていることを見せなければならない、ということになります。外相を日本に送ったのも、そのアピールの1つだと言ってよいでしょう。

 もし、ここで日本が何の譲歩もしなければ、悪いのは問題解決に取り組まない日本だ。だから米国は韓国を支持すべきだ――という主張を展開できるからです。

「慰安婦で相当の進展」

鈴置:韓国の本音が透けて見える記事があります。例えば、中央日報の「尹炳世外交長官が訪日へ、先に手を差し出した韓国……日本に和解圧力」(日本語、6月18日)です。以下はその1節です。

・専門家は今回の決定を通じて関係改善のボールを日本に渡し、日本の前向きな回答に圧力を加える構図を作ることができると述べた。

 朴槿恵大統領もワシントンポスト紙(WP)のインタビューで、日本との関係改善に言及しました。「'Eventually we will face a situation that will be beyond our control.'」(6月11日、英語)で、以下のように語りました。

・慰安婦問題で相当の進展があった。我々(日韓)は交渉で最終段階にある。

「最終段階にある」との発言の意味は?

鈴置:韓国の大統領が米有力紙にそう言っておけば「進展がなかった」時も、日本がかたくなだったと責任を押しつけられる――と青瓦台(大統領府)は計算しているのかもしれません。

木村:その可能性が全くないわけではないと思います。ただ、現在の青瓦台にそれだけの緻密な政治的計算ができるかどうか……。

また、蒸し返す韓国

「相当の進展があった」のですか?

木村:それは今の段階では分かりません。日本政府が求めているのは「最終的な決着の保証」、つまり両国が何らかの合意に達した場合、それを最終的な決着にすると韓国政府が保証することです。でも、国内に強力な運動団体を抱える韓国政府がのむのは難しいでしょう。


鈴置:日本政府は韓国政府がのめないことを見越して「最終決着の保証」を要求しているのではないかと思います。韓国政府が何かを保証しても、反日・卑日が必要になれば、またへ理屈をこねて蒸し返す可能性が高い。その時、脇の甘さを笑われるのは日本ですから、交渉テクニック的にもハードルを目いっぱい上げる必要があります。

木村:ともあれ、韓国が癒和的な姿勢を見せる背景には、国際社会を意識した「誠実ゲーム」で巻き返す意図が、ある程度あると思います。基本的には「熟年離婚」状態なのですから「万一、裁判になった時にも、自らの意見が第三者に認められる」備えも重要だからです。

米韓は仮面夫婦

木村先生の「日韓・熟年離婚論」の一方で、鈴置さんは「米韓・仮面夫婦論」を唱えてきたわけです。

鈴置:「仮面夫婦」という表現は私の専売特許ではありません。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代(2003―2008年)に米国の安全保障専門家の間では「米韓同盟はまだ存在するが、仮面夫婦のようなものだ」と語られていました。

 盧武鉉大統領は北朝鮮にとても融和的で――韓国の保守に言わせれば「北への従属そのもの」で、米国との関係も悪化しました。米韓同盟の打ち切りもあり得ると見る専門家も少なくなかったのです。

 朴槿恵政権は北朝鮮ではなく中国に急接近したのですが、結果は同じで、米国と距離ができています。例えば、北朝鮮の脅威を防ぐために存在する在韓米軍基地を守るための終末高高度防衛ミサイル(THAAD=サード)。この配備に韓国は難色を示しています。中国の恫喝のためです。

南シナ海が新たな踏み絵に

木村:韓国は、もはや米中間ではほぼ中立状態にあると言ってよいでしょう。もちろん米韓同盟を破棄する、ということではありません。韓国は米韓同盟を「対北朝鮮限定同盟」とし、維持していきたいのだと思います。

 THAADのように米中双方から突きつけられる踏み絵をどうさばくか、韓国は今後も苦労し続けるでしょう。でも「米中間では等距離」という外交路線を選んだ以上、ある程度は仕方がないことです。韓国人にも一定の覚悟はあると思います。

鈴置:米中対立が深まるほどに、踏み絵は増えていきます。THAAD以上に深刻な踏み絵が南シナ海の問題です。中国はここで暗礁を埋め立て、軍事基地を作っています。米国は日本や欧州の同盟国、東南アジアの関係国を集め非難しています。しかし韓国は対中批判に一切、参加しない。

 WP紙から韓国の姿勢を問われた朴槿恵大統領は「関心を持っている」とだけ答え、米国側に立つ意思がないことを明らかにしました。

 同紙の先ほどの記事「'Eventually we will face a situation that will be beyond our control.'」(6月11日、英語)での南シナ海に関する問答は以下です。

問:南シナ海での中国の動きをどう見るか? 中国はその権利を声高に主張するが。
答:中国は韓国の最大の貿易相手国だ。そして朝鮮半島の平和と安定に巨大な役割を果たす。南シナ海に関し、韓国にとっても航行の安全と自由はとても大事だ。我が国はこの海域の展開を、関心を持って見守っている。状況の悪化を望まない。

韓国は中国の核の傘に?

 中国が南シナ海に軍事基地を持つことの問題は、航行の自由を侵すだけではありません。中国はこの海をミサイル原潜のねぐらにするつもりです。南シナ海の北部に位置する海南島にはすでに原潜基地ができています。

 中国がミサイル原潜を自由に運用できるようになると――つまり、中国が核報復能力を保有すると、核抑止論から言えば米国と対等になります。その自信を背景に、中国はますます高圧的になるでしょう。

 軍事的にも今後、米国と日本は中国のミサイル原潜の恒常的な監視が不可欠となります。冷戦期に世界中の海でソ連のミサイル原潜を常に米国の攻撃型原潜が追尾していたように、オホーツク海で日本の対潜哨戒機がソ連の原潜を見張っていたように、です。

 だから米国や日本が大声で、日米の対潜哨戒を妨害する中国の南シナ海の軍事基地建設を非難するのです。なのに韓国は、非難に加わろうとしない。

 朴槿恵大統領は「中国との経済関係」と「半島の安定役」との理由をWP紙のインタビューで掲げました。でも、中国の核戦力の飛躍的な強化の前に「中韓関係が大事」では反対の理由になりません。米国や日本は「韓国が中国の核戦力拡大に反対しないのは、中国の傘の下に入るつもりだからではないか」と疑います。

 6月3日、米国のラッセル国務次官補が対中非難に加わるよう韓国に求めました。韓国メディアも報じています。KBSの「南シナ海を巡る紛争 米国が韓国に立場表明を要求」(6月4日、日本語版)などです。

「そんな先は分からない!」

韓国は中国陣営に行くつもりでしょうか。

木村:本音を言えば、この問題について韓国人はあまり「考えたくない」のだと思います。多くの韓国人は米国のパワーゲームの中で自分の国が果たせる役割はさほどない、と思っている。だから、あれこれ悩んでもしょうがない。最終的には米中両国が自分たちのことを決めるのだから、その結論を待てばよい――ということになります。

 昨年8月、済州島で開いたシンポジウムで私は以下のように発言しました。「中国の経済成長の速度は鈍化している。加えて人口減少問題もある。国連統計によれば、中国の人口は2100年までの間に4億5000万人も減少する。中国が影響力を拡大し続けるとは限らない。韓国も、この中国リスクを踏まえて立ち位置を決めるべきだ」。

 すると韓国政治学会の長老が叫んだのです。「そんな先のことは分からない!」。驚きました。未来を予測する統計の中で、人口統計は相当に確度の高いものです。敢えてそれを否定する、というのは研究者としてちょっと考えられない。


慰安婦は麻酔剤

鈴置:私も似たような経験をしました。21世紀に入って中国の台頭が明白になった頃、アジア各国の人々とどう対応するか議論しました。韓国人の答えが印象的でした。ほぼ全員が「考えてもしょうがない」。私はその時、ハタと気づいたのです。

 「日本人は努力すれば外交的な環境を変えられる、と考えている。だが、韓国人はそうは思わない。だから先のことを考えて余計な気苦労をするのはやめ、与えられる状況の変化をとにかく受け入れていこう、と思うものなのだな――」。

 韓国が慰安婦など歴史問題を掲げて世界中を走り回るのも、そうして忙しくしていれば、米中対立の中でどう生き抜くのかという本質的な問題から目をそらせられるからかなあ、と思う時もあります。

木村:中国大陸の王朝が変わっても、朝鮮半島の人々は民族としてのまとまりを維持してきました。もちろん日本人が想像できないほどの、つらい目にも遭いました。でも、大陸で多くの国や民族が消滅する中、状況の変化に適応し、とにかく生き残ったのです。

 今の米中間の右往左往など歴史的に見れば、彼らにとって大問題ではないのでしょう。どうせ米韓同盟だって、未来永劫に続くものではないのですから。

鈴置:思考停止状態にある以上、韓国は国家としての大方針など持ちようがありません。そこで中国に脅されれば言うことを聞く、米国から少し冷たくされれば怒って米大使襲撃事件を起こす――といった、その場しのぎの行動に終始するのです。

 日本との関係改善を望むかのような最近の姿勢も「右往左往」の一環に過ぎません。冷静に眺めることが肝要かと思います。


このコラムについて
早読み 深読み 朝鮮半島

朝鮮半島情勢を軸に、アジアのこれからを読み解いていくコラム。著者は日本経済新聞の編集委員。朝鮮半島の将来を予測したシナリオ的小説『朝鮮半島201Z年』を刊行している。その中で登場人物に「しかし今、韓国研究は面白いでしょう。中国が軸となってモノゴトが動くようになったので、皆、中国をカバーしたがる。だけど、日本の風上にある韓国を観察することで“中国台風”の進路や強さ、被害をいち早く予想できる」と語らせている。http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/062200002/
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/366.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「中谷元」防衛相のダメ答弁の原因は「防衛大」の履修科目〈週刊新潮〉
「中谷元」防衛相のダメ答弁の原因は「防衛大」の履修科目〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150624-00010001-shincho-pol
「週刊新潮」2015年6月25日風待月増大号


「安保法制」成立の旗振り役を期待されながら、もっぱら水を差す“赤い旗”ばかり振ってしまう中谷元(げん)防衛相(57)。どうしてこんなに国会答弁が下手なのか。原因は学生時代に……。

 ***

 安保法制を葬りたい野党には、ありがたい存在だろう。衆院の特別委で「自衛隊員のリスクは増大しない」と言ったり、「増える」と言ったり、次々と“的”を提供してくれるのだから。

 むろん、安倍総理はもとより防衛省の官僚たちも冷や汗をかきっ放しで、

「失言させないように、秘書官が後ろから答弁用の差し紙を、方々から素早く差し出している。まるで“千手観音”だと揶揄されています」(政治部記者)

 6月15日の答弁でも、「PTSD」を「TPSD」と言い間違えた。

「中谷さんは以前から、なにを聞いても質問に的確に答えられませんでした」

 と記者は続けるが、国会を土砂降りにする人がなぜ、この大事な時期に防衛相になったのか。

「安保法制をめぐって野党と対峙できる石破茂さんが担当相を固辞。答弁能力が高い江渡聡徳さんも、政治資金問題が浮上して防衛相留任を断り、消去法で中谷さんになってしまった」

 そう語る政治アナリストの伊藤惇夫氏も、大臣の人柄のよさは認める。土佐高校で1年後輩のノンフィクション作家、門田隆将氏も、

「熱い人で仲間からの信頼も厚く、がっぷり四つの議論は得意だが、重箱の隅を突くような質問には弱い」

 が、愛されればこそ、であろう。以前からバックアップ体制に事欠かず、

「私の教え子で、イラク派遣で名を上げた陸自の番匠幸一郎が2001年、“今度、同期の中谷が防衛庁長官になる”と言いまして」

 と、防衛大学校名誉教授の佐瀬昌盛氏が回想する。

「そのとき“理系出身で文系の知識が弱い。ボロが出ないように同期でサポートしなければ”と言っていた。番匠たちはなんどもレクチャーしたそうですよ」

 専門家の手厚いサポートがあって、この体たらくだというのである。

 しかし、中谷大臣が卒業した防衛大学校の偏差値は、かなり高くなかったか。

■文系の授業がない

 河合塾広報に聞くと、

「防大には人文・社会科学専攻という文系学部と、理工学専攻という理系学部があり、前者は偏差値69で早慶の文学部と同程度。一方、後者は1次試験に英語、数学、物理か化学から1科目、小論文。2次に面接と身体検査が課せられ、偏差値はMARCHレベルの59。文系と理系で難易度にけっこう差がある。40年前も同じくらいだったはずです」

 とはいえ、簡単に突破できる入試ではなかっただろうし、入学後は大いに鍛えられたのではないのか。

「防大理系の履修科目には、文系の授業がほとんどない。例外が『憲法概論』で、将来の自衛官たる者、憲法ぐらい知っていなければ、という趣旨で設けられた科目ですが、それも一般教養程度の内容です」(佐瀬氏)

 もっとも、中谷大臣は答弁に失敗しても、いたって平常心だという。その“鈍感力”がどこで鍛えられたのかは、定かではない。

「ワイド特集 人生劇場『土砂降りの日』」より


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/367.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 怒号でも足りないぐらいだ  天木直人(新党憲法9条)
怒号でも足りないぐらいだ
http://new-party-9.net/archives/1984
2015年6月24日 天木直人のブログ 新党憲法9条


 沖縄慰霊の日に行われた追悼式典で安倍首相が来賓あいさつをしたとき、怒号が浴びせられたという。

 一国の首相に罵声を浴びせるとは非礼だ。

 追悼式典に怒号が飛び交うのはいただけない。

 安倍首相に批判的な者からも、「良識」ある人たちは、こう眉をひそめるかもしれない。

 常識としてはそうかもしれない。

 しかし、もはや常識は安倍首相には通じない。

 あいさつの中でも沖縄の負担軽減しか語らず、あいさつした後の記者会見でも辺野古移設の方針は変えないという。

 沖縄住民の声などまったく聞く耳を持たないのだ。

 それだけではない。

 安保法制案の成立も、中国、韓国との歴史的和解も、原発再稼働問題も、国民優先の経済、社会政策も、何もかも、国民の声に耳を傾けることなく強行する。

 こんな首相がかつて日本の首相にいたか。

 私は安倍首相を怒号で迎えた沖縄を支持する。

 いや、怒号で迎えるだけでは不十分だ。

 あの岸信介首相の時のように、怒号とともに首相の座から追放しなければいけない(了)


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/368.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 安倍晋三首相、沖縄の式典で罵声を浴びる(BBCニュース)
BBCのアジアニュースは伝えている:

安倍首相は沖縄に駐留する米軍の圧倒的規模に怒り心頭の地元民から罵声を浴びせられた。
第二次世界大戦中、地上戦が唯一戦われた沖縄ではおよそ25万人が犠牲となった。その慰霊のために集まった数千の人々とともに安倍首相と米当局者も式典に参列した。
10万人を越える民間人が犠牲となりながら、今なお米軍を受け入れ続けなければならないことに沖縄県民は憤っているのだ。
約10万の日本兵が連合軍との3ヶ月にわたる血みどろの戦いで戦死した。
10万を超える沖縄県民犠牲者の多くは、軍司令官の自決命令にるものである。

首相が住民の罵声を浴びるといったことは日本ではよほどのことがない限り起こらないことなのだが、あまりの犠牲の大きさと沖縄米軍基地の現状に対する怒りがそうさせたものだろう。

沖縄県民は米軍基地撤去の願いを無視し、沖縄を奴隷的従属下におこうとする東京とワシントンを糾弾する。

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Japan PM Shinzo Abe jeered at Battle of Okinawa ceremony

BBC News
23 June 2015  Asia
http://www.bbc.com/news/world-asia-33229432


Japanese PM Shinzo Abe has been heckled at a ceremony marking the 70th anniversary of the Battle of Okinawa.

Mr Abe was shouted at by locals, angry about the size of the US military presence on their island.

Mr Abe and US officials were among thousands who gathered to remember some 250,000 people who died in Japan's only land battle of World War Two.

More than 100,000 were civilians, and residents are resentful that they must continue to host US troops.

About 100,000 Japanese soldiers died over a period of three months in a bloody battle with Allied forces. More than 100,000 Okinawans also died, with many ordered to take their own lives by Japanese military commanders.

More than 12,000 US troops also died on the island, about 340 miles (550 km) south-west from mainland Japan.

The prime minister being jeered is something that almost never happens in Japan, but to this day there is deep bitterness at the sacrifice of so many Okinawan lives, says the BBC's Rupert Wingfield-Hayes in Tokyo.

Many Okinawans accuse Tokyo and Washington of continuing to treat the island like an imperial possession, ignoring the wishes of the islanders to have US military bases removed, our correspondent says.

nullThose gathered at Itoman offered a silent tribute to the war dead

In 1945, the strategic island was seen by the Allies as a launchpad for an invasion of Japan.

The assault never came as Tokyo surrendered following the atomic bombs dropped on Hiroshima and Nagasaki in August 1945.

Okinawa remained occupied by the US military until 1972, when Tokyo regained control of the island.

However, Japan's southernmost prefecture is still home to about 26,000 US troops and several bases which occupy a fifth of the island.

A controversial project to move a US air base from an urban area to the coast has recently triggered a stand-off between the central authorities in Tokyo and Okinawa's officials.

nullThe existing Futenma air base is located in a densely-populated urban area in Okinawa


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/369.html
記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄から罵声を浴びて追い返された安倍首相(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/8bbf709c1a37efac4e038261ff1c420d
2015-06-24 08:32:08

 翁長知事の「平和宣言」には、鳴り止まないほど熱い連帯の拍手が沸き起こりました。続く高校生の「みるく世がやゆら」(今は平和でしょうか)という詩の朗読にも居ずまいをただして共感する清らかな空気が会場を覆ったように感じられました。テレビで見ていても、そんな雰囲気が伝わってきたのです。

 しかしその後、安倍首相が登壇すると、「安倍、帰れ」「帰れ」の怒りをあらわにしたコールが起こりました。スピーチの途中でも、「ウソ、つくな」の罵声が。

 翁長知事は、「辺野古への移設を中止するよう強く求める」と、平和宣言としては異例の内容を盛り込みました。しかし、安倍首相は、辺野古問題には一切触れませんでした。自分の都合のいいことは長々としゃべりちらすが、都合の悪いことには素知らぬ顔で素通りする安倍流のしゃべりです。国民に本当に理解してもらおうとする姿勢は、ゼロ。自分の考えだけを強要する「おしつけおしゃべり」です。

 安倍という男には、沖縄の哀しみを唄った「島唄」の気持ちが理解できるでしょうか。おそらく権力を私物化しその醜い権力まみれの男には、ついぞ理解できない人間の情の世界なのでしょうね。かわいそうな男です。ピエロみたいな男です。

 ネット上にアップされていた「島唄」の訳を引用し、貼付します。

「島唄」

でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た
(1945年春、デイゴの花が咲くころ、米軍の沖縄攻撃が始まった)

でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
(デイゴの花が咲き誇る初夏になっても、米軍の攻撃はつづいている)

繰り返す 哀しみは 島わたる 波のよう
(多くの人が繰り返し犠牲となり、人々の哀しみは、島中に波のように広がった)

ウージの森で あなたと出会い
(サトウキビの畑で、愛するあなたと出会った)

ウージの下で 千代にさよなら
(サトウキビ畑の下の洞窟で、愛するあなたと永遠の別れとなった)

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
(島唄よ、風に乗せて、死者の魂とともに海を渡り、遥か遠い神界の「ニライカナイ」に戻っていきなさい)

島唄よ風に乗り 届けておくれ わたしの涙
(島唄よ、風邪に乗せて、沖縄の哀しみを本土に届けてほしい)

でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
(デイゴの花が散る頃、沖縄での大規模な戦闘は終わり、平穏が訪れた)

ささやかな幸せは うたかたぬ波の花
(平和な時代のささやかな幸せは、浪間の泡のように、はかなく消えてしまった)

ウージの森で 歌った友よ
(サトウキビ畑で、一緒に謳った友よ)

ウージの下で 八千代に別れ
(サトウキビ畑の下の洞窟で、永遠の別れとなった

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
(島唄よ、風に乗せて。死者の魂とともに海を渡り、ニライカナイに戻って行きなさい)

島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
(島唄よ、風に乗せて、愛する人に届けてほしい、私の愛を)

海よ 宇宙よ 神よ 命よ
(海よ 宇宙よ 神よ 命よ 万物にこいねがう)

このまま永遠に夕凪を
(このまま永遠に穏やかな平和が続いてほしい)

島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄は 風に乗り 届けてたもれ わくぬ(私)のなだば(涙)
島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄は 風に乗り 届けてたもれ わくぬのなだば



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/370.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄県知事の平和宣言に拍手すらしなかった安倍晋三に降りそそいだ「言葉の礫」。(くろねこの短語)
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-9870.html
2015年6月24日


 昨夜の雷雨の凄まじさに、庭の仔猫が流されちゃうんじゃないかと心配だったんだが、朝には元気に軒下のハウスから顔を出したのでひと安心。

 でもって、沖縄慰霊の式典では、雷雨のような怒りの声がレレレのシンゾーに降りかかった。針の筵とはこのことか。ほとんどのニュースでは怒号の音声は消したのかどうかハッキリとは聴き取れなかったんだが、テレビ朝日『報道ステーション』ではクリアに「帰れ」の声をマイクがひろっていた。憲法学3賢人の「違憲」発言直後の街頭演説で、ママチャリ野郎・谷垣君に向けて「帰れ」コールが飛び交ったのと同じで、さすがに黙ってらんねえや、というのが沖縄に限らずすべての一般大衆労働者諸君の気持ちなんだよね。海外メディアの記者なんか、日本では極めて異例なことだ、なんてツイートをしまくっていたらしい。

 そうした怒号に対して「失礼だ」って意見もあるようなんだが、そんこと言うなら翁長沖縄県知事の平和宣言に拍手すらしなかったレレレのシンゾーの態度なんかは非礼の極みです。基地を押しつけといて、辺野古が嫌なら代替地を探せ、なんてことを平然と言い放っちゃうような権力者にどんな罵声を飛ばそうと、それは民衆の権利ってなもんです。国会でのレレレのシゾーの不誠実な答弁や野次なんてのは、ある意味、国民に対する罵声みたいなもんですからね。「失礼だ」ってんなら、その言葉をまずは総理大臣に向けるのが先だろう。

・【怒号】沖縄の「慰霊の日」戦没者追悼式、安倍首相が登場すると会場から一斉に罵声!帰れコールも!ネット上で賛否両論に!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6940.html

 昨夜のテレビ朝日『報道ステーション』は、日米地位協定についてかなり突っ込んだリポートをしていたんだが、ようするに沖縄の現在というのは日本とアメリカ両方からの「差別」から生まれたものなんだね。そもそも、日米地位協定は日本の主権を放棄しているようなもんで、「日本を取り戻す」ってんなら真っ先に改定しなくちゃ筋が通らない。で、その隷属状態の矛盾のすべてが沖縄に押しつけられてるんだね。

 今朝の東京新聞が書いてるんだが、アメリカが沖縄戦前年の1944年に既に対日占領政策の指針を策定していて、「琉球人は(本土の)日本人から人種的に同等とみなされていない。日本と琉球の間には潜在的なあつれきがあり、(米国は)政治的に利用できる」と思っていた節があるそうだ。つまり、「沖縄に基地を置いても日本国内でそれほど問題にならないだろう」と見抜かれてたってわけです。で、実際にその通りのことがいま起きてるんだね。言ってみれば、日米による琉球処分です。

 今上天皇が皇太子時代にはじめて沖縄を訪問した1975年には、火炎瓶が投げつけられた。「ひめゆりの塔事件」です。いまとなっては投げる相手を間違えていたと思いたくもなろうというものだ。レレレのシンゾーへ投げつけられた沖縄の声は、火炎瓶なんか比べ物にならないほどの強烈な怒りが込められた言葉の礫なのだ・・・てなわけで、お後がよろしいようで。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/371.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 萩原流行事件だけじゃない警察の不祥事隠蔽! 児童買春、覚せい剤、DV、裏金隠しも…(リテラ)
              萩原流行 official ブログ by ダイヤモンドブログより


萩原流行事件だけじゃない警察の不祥事隠蔽! 児童買春、覚せい剤、DV、裏金隠しも…
http://lite-ra.com/2015/06/post-1215.html
2015.06.24. リテラ


 俳優・萩原流行の突然のバイク事故死が未だに波紋を呼んでいる。萩原のバイク転倒に警察の護送車両が絡んでおり、しかも当初はその事実さえ警察により隠蔽されていたからだ。事故の詳細も未だ不透明であり、残された妻・まゆ美さんは警察に対し、民事刑事で訴訟も検討中だという。しかし、自らの不都合を隠し続ける警察の体質は、何も今に始まったことではない。これまでも数多くの不祥事を隠蔽してきたのだ。

 最近でも、卑劣極まりない事件が起こっている。その一つが警視庁による現職警察官のドメスティックバイオレンスの隠蔽だ。

 これを暴いた『警視庁が身内のDV(ドメスティックバイオレンス)を隠蔽』(寺澤有/インシデンツ発行/Kindle版)によると、2014年、警察官である夫に暴力を振るわれ軟禁状態だった妻が、警察に通報したところ、 夫の上司から電話が入り「DVの訴えを取り下げろ」と脅されたという一件だ。その際、上司である警察関係者は「夫がクビになって困るのはおまえだぞ」という罵詈雑言としか思えない言葉を発したという。その後、著者である寺澤の説得で、再び警察に被害を訴えたが、事情聴取の際、夫は「夫婦げんかということになっているから」と口裏を合わせて隠蔽工作までしようとし、その後はストーカーのように妻の行動を監視し続けたのだ。もちろんその後も、この一件は事件化さえされていない。


 今や警察官の犯罪は珍しくも何ともないが、そこには必ずと言っていいほど、卑怯な「隠蔽」が絡んでいる。例えば、13年に起きた警視庁石神井署の巡査部長(当時42歳)による児童買春事件。この巡査部長は17歳の女子高校生ら2人に街中で声を掛け、3万円を渡す約束をしてホテルに行った際、警察手帳をちらつかせ、抵抗できないようにしたのだという。そしてホテルで眠り込んで女子高校生らに警察手帳を持ちだされたのだが、なんと、警視庁は最初、生徒らを窃盗容疑で逮捕してしまう。

「児童買春」を隠すため、相手が未成年であることにつけ込んだ所業としか思えない。しかも巡査部長は逮捕もされず、書類送検で済んでしまった。

 12年には静岡県警磐田署で、署員3人による犯罪容疑を署長がもみ消す事件もあった。容疑はそれぞれ「パチンコ店での盗撮」「寮で同僚のテレビを盗む」「寮費の横領」という酷いものだったが、3人は何のおとがめも受けず、依願退職しているのだ。コトがバレて署長は更迭されたものの、こうした隠蔽工作は「犯人隠秘」という立派な犯罪ではないのか。

「風紀の乱れ」とか「不届きな一部警察官の不祥事」といったレベルでは、とても済まされない。そんな「警察の犯罪」をさらに見てみよう。

 警察は、留置場内でのレイプ事件を組織ぐるみで隠蔽したこともある。事件は00年、千葉県警船橋東署で起きた。ラブホテルの一室で女性が覚せい剤を使用していたとして現行犯逮捕されるが、警察は船橋東署の巡査部長(のちに依願退職)が一緒だったことを強く口止め。そればかりか、同署の留置場で勾留中、看守係の巡査が房内に入り込んできたという。これを報じた「週刊宝石」(光文社)00年4月の記事「千葉県警が隠蔽する留置場レイプ!」によると、看守係は「刑務所へ行くと、こういうエッチなことはできないから」と言いながら女性の胸を触り、その後、レイプに及ぶ。女性が被害を訴えると、署の幹部も出てきて「口外しないという誓約書を書いて」と言ってきたのだという。

 翌01年には、ひき逃げ事件の隠蔽工作も明るみに出た。当事者は神奈川県警鶴見署の署長。横断歩道を自転車で渡っていた69歳の男性を自動車ではね、2週間のケガをさせながら、現場から逃走したのである。「神奈川県警またやった! “署長ひき逃げ事件”隠蔽工作を告発する」(「週刊現代」講談社/01年7月)によると、男性は体を引きずりながら交番へ駆け込むが、この間、逃走中の署長は「ひき逃げで緊急配備はかかっていないか」と携帯で鶴見署に確認までしていたという。本来なら徹底捜査の上、逮捕されるべき事案だが、もちろん、そんなことは起きなかった。

 こうした「警察の闇」は、テレビ・新聞といった大マスコミには、ほとんど登場しない。「盗撮、セクハラ… ケーサツ様のハレンチ不祥事隠しが大量発覚!!」(「週刊プレイボーイ」集英社/05年7月)、「京都府警九条警察署放置死事件で明るみに出た府警“捏造”報告書の仰天中身」(「週刊朝日」朝日新聞出版/06年3月)といった具合に、報じるのはいつも週刊誌である。

 読むのもしんどくなる(書くのもばかばかしくなる)ほどの警察不祥事の連続だが、最後に「3大不祥事隠し」と呼ばれる事件を記しておこう。

 代表格は、神奈川県警の「警部補覚せい剤使用の隠蔽事件」だ。1990年代後半、外事課の警部補が女性と不倫関係になった上、覚せい剤を使用していたことが県警内部で発覚した。ところが、内部通報を受けた県警は何と本部長の意向で、事件の隠蔽を決定。当の警部補には因果を含め、諭旨免職にしてしまった。

 結局は99年になって事の次第がバレてしまい、隠蔽を決めた当時の県警本部長や警務部長、生活安全部長ら、キャリア官僚を含む大幹部がゾロゾロと犯人隠避罪で有罪になってしまったのだ。県警本部長の経験者が在職時の犯罪で有罪になったのは、これが初めてだった。しかも、この事件では、ネタを掴んだあるマスコミの横浜支局が記事にしようとしたところ、東京本社の社会部がストップをかけるというオマケまでついた。

 この“大事件”の翌2000年に起きたのが、「新潟少女監禁事件」にまつわる隠し事である。新潟県三条市で少女が9年余りも男に監禁されていた事件は世間を震撼させたから、ご記憶の読者も多いだろう。その少女の発見当日、特別監察のため関東管区警察局長がたまたま新潟県警に足を運んでいた。そして本部長をはじめとする県警幹部は一行を接待し、ホテルで大宴会や賭けマージャンにふけっていた。重大事件の指揮よりも仲間内の大宴会が大事だったわけだ。そもそも監察する側とされる側が「懇親会」にうつつを抜かしていたのだから、真っ当な監察などできるはずもない。案の定、新潟県警は「大事件の発覚時に幹部不在」という事態がバレないよう、少女保護の状況などについて公式発表の場でウソ説明をした。県警本部長も管区警察局長も警察庁採用のキャリア官僚であり、キャリアを守るために組織ぐるみでウソを重ねたのである。

「3大」のトリは、組織ぐるみの隠蔽工作の極めつけ、「北海道警察の裏金問題」だ。03年、長年の組織的な裏金作りが発覚すると、道警は最初、お約束のように「事実無根」と啖呵を切った。ところが、元方面本部長の実名告発や地元紙の追及などで次第に追い詰められ、1年後に10億円近い裏金づくりを認めてしまう。逆に言うと、1年間もシラを切り通したのだ。ただし、「私的流用」という名の公金横領は一切認めず、大量の会計書類を「誤って」廃棄した。事実上、刑事罰に問われた警察官は1人もいなかった一方、幕引きを図った道警本部長はその後、警視総監にまで出世したのである。

 こうした警察の裏面史を振り返ると、「不祥事隠し」という生やさしいレベルではなく、犯罪とその隠蔽の連続だったことが分かる。超難関の国家試験をパスしたキャリア官僚から末端の警察官まで、同じ穴のムジナだ。警察庁のまとめでは、14年に懲戒処分を受けた警察官・警察職員は全国で300人にもいた。大手マスコミは「2000年以降で3番目の少なさ」などと持ち上げているが、これを「少ない」とプラス評価する態度が間違っていないか。「警察の不祥事は報道などで表沙汰になって初めて不祥事になる。闇から闇へ葬られる案件は公表数字よりはるかに多い」は、最早、国民の常識と言っていいのではないか。警察組織を守るため、そして面子のために不祥事を隠蔽する。それが日本警察の一面でもある。

「袴田事件」「足利事件」を振り返るまでもなく、警察は自分たちの都合となれば、平気で証拠をデッチ上げ、証拠を隠し、無実の者を犯罪者に仕立ててきた。まさに “犯罪のデパート”とでもいうべきだ。だからこそ、メディアによる監視やチェックが重要なのだが、記者クラブを通じて警察とベッタリの新聞・テレビはなかなか不祥事を報道せず、警察発表を垂れ流すだけ。それどころか、「貸し・借り」を作って互いに秘密を握り合う関係すら築いてきた。

 だから、警察の隠蔽体質も簡単に治らない。大マスコミも警察の腐敗体質をつくりだしている共犯者だ。

(南村 延)


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記事 [政治・選挙・NHK187] 韓流ブームは消え去り、嫌韓の波が日本を覆う=韓国ネット「韓国人は日本に永遠の片思い」「嫌韓の果てには未来の日韓戦争が…」
韓流ブームは消え去り、嫌韓の波が日本を覆う=韓国ネット「韓国人は日本に永遠の片思い」「嫌韓の果てには未来の日韓戦争が…」
Record China 6月23日(火)0時42分配信

韓流ブームは消え去り、嫌韓の波が日本を覆う=韓国ネット「韓国人は日本に永遠の片思い」「嫌韓の果てには未来の日韓戦争が…」
22日、数年前まで日本を沸かせていた韓流ブームが去り、今では日本人の間に「嫌韓」感情が高まりつつあると韓国メディアが報じた。これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。写真は東京・新大久保。
2015年6月22日、韓国・YTNテレビは、数年前まで日本を沸かせていた韓流ブームが去り、今では日本人の間に「嫌韓」感情が高まりつつあると報じた。

【その他の写真】

東京の「韓流タウン」として知られる新大久保には、3年前は500以上の韓国料理店が並んでいたが、現在では激減した。韓流ブームの熱気が薄れ、嫌韓デモが頻繁に起こるようになったことで、ある商店主は「売り上げが一時期の半分以下に減った」と言う。一方、日本の書店には、「恥韓論」や「呆韓論」などと題し、韓国を卑下する内容の書籍が並ぶ。2012年に韓国の李明博(イ・ミョンバク)前大統領が竹島(韓国名:独島)を訪問して以降、日本の嫌韓の空気は増す一方のようだ。

こうした状況の原因として、経済的な豊かさを享受できないまま過去の歴史への責任だけを押し付けられた日本のある世代の拒否感と、繰り返し謝罪を要求してくる韓国への不信感があると分析されている。有田芳生参院議員は「若い層はもちろん、多くの日本人の『中国も韓国もけしからん』と考える傾向が過激化している」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「加害者が被害者を憎み、被害者が加害者を愛する、韓国は悲しい国だ」
「韓国ではホンダ、トヨタ、ユニクロ、キヤノンが大人気。韓国人は日本に永遠の片思いだ」
「韓国は大阪で生まれた李明博が大統領になるようなふざけた国」

「韓流ブームが消えようが、興味がない」
「外交も韓流も、何年かしたら蜃気楼(しんきろう)のように消えるだろう」
「日本での韓流ブームは、何のメリットもない。日本のアイドル事務所がもうかるだけだろう。むしろ中国に集中した方が得になる」

「日本の歴史の教育本を韓国人が書いてネットにアップすればいいのでは?」
「国内の親日派の一掃から始めよう」
「嫌韓の果てには、未来の日韓戦争が潜んでいる。韓国は核武装を宣言して、海・空軍戦力を大幅に増強して未来の戦争に備えるべきだ」(翻訳・編集/和氣)

【関連記事】
日本社会に広がる「韓国疲労感」、韓国ネットは「際限なく謝罪を求めるのも問題」「関係悪化は国内メディアが招いたのでは?」
日本との関係改善の糸口見えない現状を韓国メディアが憂慮=韓国ネット「どうせ裏切られるから」「日本から離れたら損をするのは韓国」
嫌韓感情?品質?日本で韓国車が売れない本当の理由とは―韓国ネット
MERS余波、上海国際映画祭が「韓国人は来ないで!」=韓国ネット「韓国が世界中から避けられる国に…」「韓流の人気にも影響が?」
日本人が韓国をものすごく嫌うのは「嫉妬」のためか=日本側は「興味ないのに嫉妬するなんてあり得ない」
最終更新:6月23日(火)0時42分Record China

関連ニュース
安倍首相と韓国・朴大統領、それぞれ関係改善に前向きな姿勢示す映像 フジテレビ系(FNN) 23日(火)0時2分
「天声人語 2015年6月21日」有料 朝日新聞デジタル 21日(日)7時0分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150623-00000002-rcdc-cn&pos=1
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/373.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 自民党の国会会期大幅延期に野党が猛反発!衆参審議ストップ!審議が再び停止状態に!議員「夏休みがなくなった」⇒国民「働け」
自民党の国会会期大幅延期に野党が猛反発!衆参審議ストップ!審議が再び停止状態に!議員「夏休みがなくなった」⇒国民「働け」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6946.html
2015.06.24 10:00 真実を探すブログ



☆<国会延長>「戦後最長は非常識」批判 衆参審議ストップ
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150623-00000097-mai-pol
引用:
安全保障関連法案の成立を目指した国会会期の延長に対する野党の反発で、23日は衆参両院の審議がストップした。野党各党は「戦後最長」(安倍晋三首相)の95日間の延長を「非常識」(民主党の枝野幸男幹事長)と批判しており、週内に審議が再開できるか微妙な情勢だ。与党は正常化に向けて働き掛けを強めるとともに、関連法案の早期の衆院通過に向け、党内の引き締めに乗り出した。


 「95日間も延長したら国会や党職員の夏季休暇が取れない」。民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は23日、参院自民党の吉田博美国対委員長と会談し、大幅延長に苦言を呈した。
:引用終了


☆山本氏「夏休みなくなった」小沢氏、他の野党と共闘態勢
URL http://www.hochi.co.jp/topics/20150623-OHT1T50139.html
引用:
24日に会期を迎える今国会の95日間の延長が決まったことに対し、山本氏は「個人的には、最初に聞いた時には『これで夏休みがなくなったな』と真っ暗になりましたね」と冗談交じりにニヤリ。ただ、政府与党による安保関連法案の成立に向けての延長であることから「政権交代に向けて、大きな戦いができる95日間になると思う。野党が一つになって、やっていこうと思います」と気を引き締めた。
:引用終了


☆国会会期延長を議決、9月27日まで95日間


☆「非常識!」・・・大幅延長に野党反発 また国会空転(15/06/23)


以下、ネットの反応




















この野党議員らの発言はダメですね。「自民党と戦う絶好の機会」みたいなコメントを言うべきで、「休みが取れない」とかあまり言うべきではありませんでした。


国民が野党に期待しているのは安保法制等で真正面から問題点を洗い出してくれることで、議員の休みに対しては逆に反発しますよ。


自分たちが払っている税金が議員らの活動費になっているという認識が強いので、議員側が休みを要求するような発言を安易にするのはダメです。野党支持者の私から見ても今回の発言は「イラッ」としました。


冗談なのかもしれませんが、普通のサラリーマンは3連休すら取るのが厳しい状況なので、ちゃんと配慮した発言をするべきです。
*ちなみに私はこのブログを開設してから、2年半連続で一日も休み無しですよ!夏休みとかうらやま 以下略




http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/374.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄問題のすべてがここにある  天木直人(新党憲法9条)
沖縄問題のすべてがここにある
http://new-party-9.net/archives/1982
2015年6月24日 天木直人のブログ 新党憲法9条


 「沖縄慰霊の日」に際して、どうしても読み直したい記事がある。

 そう思って、きょうまで書かないでいた。

 それは、6月9日の朝日新聞が「戦後70年第4部沖縄(下)」で書いた記事だ。

 1971年6月17日夜、沖縄返還協定調印式が首相官邸の大広間で行われていた、ちょうどその時、衛星を通じて同時調印式に臨んだロジャーズ米国務長官らは、コーヒーとドーナツを手にしていたという。

 日本側が、佐藤栄作首相の音頭で乾杯し、格式張っていたのとは、あまりにも対照的だ。

 さらに対照的なのは、その受け止め方についてだ。

 琉球政府主席の屋良朝苗は調印式への出席を断り、那覇市内では米軍基地が残されたことに「新たな差別と屈辱を押しつけるもの」との声が響き、東京都内でもデモ隊が車を炎上させた。

 ところが、当時の国務省法律顧問であったチャールズ・シュミッツ氏(77)はこう振り返る。

 「ルイジアナ購入以来の最良の取引だった。なぜなら、必要なものはすべて手にしたからだ」、と。

 19世紀初頭、広大な土地をフランスから安価に買った史実を引いて、沖縄返還が如何に米国にとって得だったかと言っているのだ。

 すなわち、基地を維持して自由に使用すること。沖縄に使った資金を日本から回収すること。統治コストを日本に負わせること。これである。

 朝日の記事はこう書いている。

 「復帰後の沖縄を運命づける原点が、ここにある」と。

 極めつけは、その後に続く、ウォルター・モンデール元駐日大使(筆者註:1995年の米兵による少女暴行事件当時の駐日米大使)の証言である。

 なぜ基地が無くならなかったのかという朝日の質問に次のように答えている。

 「『彼ら』は、我々を沖縄から追い出したくなかった・・・日本の指導者から聞いた。改善はして欲しいが撤退は望まない、と」

 この日本政府の方針は、いま安倍政権になって、聞く耳を持たないまでに強固になっている。

 これが戦後70年の現実だ。

 これが沖縄返還44年後の現実だ。

 辺野古移設阻止は、もはや沖縄だけではなく、日本国民全体で阻止しなければいけない。

 辺野古移設阻止は、安倍対米従属政権と、自主、自立を願う国民との闘いである(了)



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/375.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「何しにきたんだ」「嘘言うな!」安倍首相の「沖縄慰霊の日」スピーチに「帰れ」コールが巻き起こる(BUZZAP!)
「何しにきたんだ」「嘘言うな!」安倍首相の「沖縄慰霊の日」スピーチに「帰れ」コールが巻き起こる
http://buzzap.jp/news/20150623-abe-hecked-in-okinawa/
2015年6月23日15:53 by 深海 BUZZAP!(バザップ!)



米軍基地の辺野古移設強行を目論む安部首相が本日行われた「戦後70年沖縄全戦没者追悼式」に出席しましたが、スピーチ時に大きな「帰れ」コールが巻き起こりました。


米軍普天間飛行場の辺野古への移設を強行に推進する安部首相が、多大な住民らを犠牲にした悲惨な沖縄戦が終結した「慰霊の日」である本日6月23日に開催された「戦後70年沖縄全戦没者追悼式」に出席。


沖縄「慰霊の日」 翁長知事が平和宣言 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H4H_T20C15A6MM0000/

沖縄慰霊の日 翁長知事、平和宣言で「辺野古反対」表明:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH6Q759YH6QTIPE03G.html

辺野古移設反対を訴え、オール沖縄の支持を受けて当選した翁長雄志知事が平和宣言で辺野古移設反対を強く訴え、国民の自由・平等・人権・民主主義の等しい保障を求めるという異例の事態となりました。


沖縄の米軍の基地問題は我が国の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべき重要な課題であります。特に普天間飛行場の辺野古移設については昨年の選挙で反対の民意が示されており、辺野古に新基地を作ることは困難であります。そもそも私たち県民の思いとは全く別に強制接収された「世界一危険」といわれる普天間飛行場の固定化は許されず、その危険性除去のため「辺野古に移設する。嫌なら沖縄が代替案を出しなさい」との考えは到底、県民には受け入れられるものではありません。国民の自由・平等・人権・民主主義が等しく保障されずして、平和の礎を築くことはできないのであります。


政府においては固定観念に縛られず、普天間基地を辺野古に移設する作業の中止を決断され、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求めます。


(沖縄慰霊の日、異例の平和宣言 翁長雄志知事「辺野古移設の中止を」【全文】より引用)


この後安部首相が登壇し、スピーチを行ったのですが、名前を呼ばれた時点から参加者からは相次いで「帰れ!帰れ!」「嘘言うな!」「何しにきたんだ」と激しいヤジが浴びせ掛けられます。


戦争立法 安倍晋三「沖縄慰霊の日」スピーチ6/23 – YouTube


海外から訪れた報道陣はこの異例の事態を素早くツイート。






しかしNHKはニュースでこの沖縄の反応を黙殺。これについても同様に海外報道陣が指摘しています。






安倍首相はスピーチで「これからも沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」などと述べましたが、沖縄知事選と衆院選での沖縄の民意を尽く踏み躙り、反対を押し切って辺野古移設を進める安倍政権が沖縄から大きな反感を買い、知事から「自由・平等・人権・民主主義の等しい保障」を求められるのは当然のこと。


本当に安倍政権が沖縄の基地負担軽減に全力を尽くすのであれば、まずは辺野古移設の作業を停止するというごく基本的な誠意を見せなければ話は始まらず、嘘つきのレッテルを剥がすことも叶わないでしょう。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/376.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 政権の言い分が翁長知事の主張の倍以上…NHKの沖縄米軍基地報道の偏向をOBが検証告発!(リテラ)
              辺野古問題で対立する翁長知事と安倍首相(YouTube「ANNnewsCH」より)


政権の言い分が翁長知事の主張の倍以上…NHKの沖縄米軍基地報道の偏向をOBが検証告発!
http://lite-ra.com/2015/06/post-1216.html
2015.06.24. リテラ


 6月23日、沖縄慰霊の日。沖縄では全戦没者追悼式典が行われ、翁長雄志知事は安倍首相の眼の前で改めて「普天間基地を辺野古に移設する作業の中止の決断を強く求めます」と、基地移転反対を表明した。

 しかし、一方の安倍首相は「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くして参ります」と挨拶したものの、辺野古については一切触れず。式典の後に「普天間の固定化はあってはならない」などと繰り返すのみだった。

 しかも、追悼式後に開催される首相・知事会談も今回はわずか5分。基地問題には一切触れなかった。

 安倍首相の沖縄に対する軽視、冷徹な対応が今回も浮き彫りになった形だが、しかし、沖縄を軽視しているのは、何も安倍政権だけではない。

「NHKの沖縄問題や辺野古報道は偏向している」

 こんな事実を明らかにしたのは、NHKのOBらが運営委員に名を連ねる市民団体の「放送を語る会」だ。この団体は1988年、放送メディアのあり方や、放送現場の状況について検討するためNHK職員有志が立ち上げた会で、これまでもNHK改革への提言を行ってきた。そんな「語る会」が沖縄や辺野古に関するNHKと民報キー局の報道をモニターした結果を公表した。

 モニター期間は3月30日から翁長知事と安倍首相の会談が実現した4月17日まで。対象の番組は、『NHKニュース7』『ニュースウオッチ9』(NHK)、『NEWS ZERO』(日本テレビ)、『報道ステーション』(テレビ朝日)、『NEWS23』(TBS)、『みんなのニュース』『みんなのニュースWeekend』(ともにフジテレビ)の7つだ。

 この結果、浮き彫りになったのが、NHKの露骨なまでの政権よりの姿勢だった。

 典型的なのは3月30日。「翁長知事が辺野古沖での工事を中止するよう指示したことに対し、農水省がこの指示の効力を「行政不服審査法」を適用して一時停止するよう通知した」日のニュースである。

 同会のモニタリングによると、『報道ステーション』は「16分30秒」の長さにわたって、このニュースを伝えたという。「行政不服審査法」の適用 についても、成蹊大学法科大学院の武田真一郎教授の「国民が、 行政との間で紛争になった場合、国民側を守るために作られた法律で、国が国民と同じ立場で、 不服申し立てすることは出来ない」とコメントを紹介する等、かなり踏み込んで報道していた。

『NEWS23』も同様で、行政不服審査法の適用について、「林農水相の「国も申立人としての適格性が認められるのが相当」だという談話を伝えたが、これに対しアンカーの岸井成格氏は、条文の目的をフリップで示して、「そう言う解釈が可能なのか」と疑問を呈した」。

 ところが、NHKの『ニュース7』『ニュースウオッチ9』は、どちらも「行政不服審査法」の適用の問題点には一切触れなかった。「むしろどちらかといえば政府側の主張に時間をかけていた」という。

 たとえば、『ニュース7』では、アナウンサーが、「総理は 『知事らと意思疎通を図り理解を得ることが重要』 そのうえで、『“我が国全体の安全保障上の要請により、沖縄に米軍基地が集中しているが、アメリカ軍の用地が返還されることは地域の皆さんにとって、間違いなくプラスであり、嘉手納以南の施設の返還をさらに進めていきたい』と述べ、アメリカ軍施設の返還計画を着実に進めていく考えを示した」とかなり丁寧に政府見解を紹介した。

 さらに『ニュースウオッチ9』は、翁長知事のインタビューや見解などの放映時間が約1分だったのに対して、政府側の主張は菅官房長官の会見、林農水相の国会答弁などで計 2 分 10 秒もあったという。

 逆だったら安倍首相が激怒するに違いない“偏向報道”だが、NHKは沖縄の意見より政府見解を重要視したということだろう。

 ちなみに『ニュースウオッチ9』は「全体の時間量も5分弱で、「報道ステーション」の3分の1にも満たなかった」という。

 4月5日には、沖縄県庁で翁長知事と菅官房長官が開かれたが、この会談を伝える報道でも、『ニュースウオッチ9』の偏向が明らかになっている。

 今回も『報道ステーション』が12分30秒に対して、『ニュースウオッチ9』は4分50 秒と、半分に満たない放映時間だったが、もっと問題なのは内容だ。

 この会談では翁長知事が菅官房長官に対して、「上から目線の“粛々”という言葉を使えば使うほど県民の心は 離れ、怒りは増幅していく」と批判した上で、こう述べた。

「今日まで沖縄県が自ら基地を提供したことはない。銃剣とブルドーザーで、普天間も含め基地に変わった。自ら奪っておいて、県民に大変な苦しみを今日まで与えておいて、今や世界一危険になったから、その危険性の除去のために『沖縄に負担しろ』『代替案を持っているのか』『日本の安全保障はどう考えているのか』と。こういった話がされること自体、日本の国の政治の堕落ではないかと思う」

 この発言は会談のハイライトで、多くのメディアが伝えたが、しかし、モニタリングによると、『ニュースウオッチ9』は「この発言を全く報じなかった」という。そして、かわりに流したのが「粛々」という言葉を広辞苑で調べ、政治家の言葉を研究する学者に「解説」させる映像だった。同会の報告書はこう批判している。

「もし意図的だとすればジャーナリズムとしての姿勢が問われる。そうではなく、ニュース担当者がこの発言の重大性に気づかなかったのであれば、ニュースのセンスの衰弱との批判を免れない」

 そして安倍会談が実現した4月17日もまったく同様だった。『ニュース7』は各局と同様、安倍首相と翁長知事の発言を伝えた上で、記者の解説があったが、しかし、その解説自体はまさに通り一遍のアリバイ的なものでしかなかった。報告書はこう疑問を投げかけている。

「沖縄の記者の報告では、翁長知事の『沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。それなのに……こんな理不尽なことはない』という沖縄の歴史を踏まえた重い言葉を、記者がどのように受け止めていたのかが伝わってこない。また政治部記者の報告は今回の 会談への安倍政権・政府の姿勢の要約以上のものでしかない。こういうことで良いのだろうか」

『ニュースウオッチ9』となると、この会談についてたった4分30秒しか流さなかった上に、解説も識者の意見もなかったという。

 この比較調査ではさらに深く突っ込んだ番組内容の問題点が具体的に記されているが、他局番組と比較してもNHKの沖縄・辺野古報道の量は少なく、しかもさらに安倍政権サイドに立ったものだということは明らかだ。そして比較調査ではNHK全体の報道をこう総括している。

「NHKニュースでは政治家の動きや発言を「客観的」 に伝えるだけ、という傾向が顕著で、基地をめぐる調査報道や、識者の批判的コメントなどはほとんど見られなかった」
 こうした提言を行っているのがNHKの元職員、OBであるいう点も、現在のNHKの偏向ぶりの深刻さを改めて浮きぼりにしているといえるだろう

 NHKは辺野古問題だけでなく、5月26日の安保法制初日の国会中継を行わず、大きな批判に晒された。また、22日の国会中継も決算委員会だけで、平和安全特別委員会の参考人招致は中継されていない。

 安倍首相の“お友だち”である籾井勝人が会長に就任して以来、NHKの迷走ぶり、いや安倍政権への忠実なポチぶりにはあきれ果てるばかりだ。政府だけでなく公共放送からも沖縄・辺野古問題は殺されつつある。それが現在進行している事態だ。

(伊勢崎馨)



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/377.html

記事 [政治・選挙・NHK187] またさらした安倍総理の無知 後方支援中の退避=退却について
後方支援中の退避について
http://archive.mag2.com/0001605167/index.html
メルマガ 社民神奈川

 『自衛隊が集団的自衛権を行使して同盟国の後方支援をしている時、戦線が拡大して戦闘に巻き込まれそうになったらどうするのだ』という質問に対し安倍総理は「戦闘が起きればすみやかに活動を一時中止、あるいは退避する。よって戦闘に巻き込まれることはない」と答えました。
 退避、つまり敵に背中を見せて逃げるということです。安倍総理は正気なのでしょうか。
もちろん私は逃げるのが卑怯だと言っているわけではありません。逃げることが可能ならもちろん逃げるべきですしその行為は卑怯でも何でもありません。
 そうではなく、背中を見せて逃げること自体が最も危険な行動であることは、数千年の昔から現代に至るまでの常識であり、誰でもが知っている事実であるにも関わらず、退避するから戦闘には巻き込まれないなどという、わけのわからないたわごとを言い放った安倍という愚か者に呆れ果てているのです。
 考えられることはただ一つ。時代と国に関係なく、世界中のほとんどの人が知っている『戦争において逃げることの危険』をこの人は知らないのだ、ということです。
 孫子の兵法など読まなくても、三国志に触れ、ローマ帝国の興亡の物語を読み、日本の戦国時代の戦いの数々を知り、場合によっては近未来の戦争の漫画や映画を見ても、退却、それも退却する軍の殿(しんがり)にいかに危険が伴うかを知ることができます。悲しいことに、戦争ではやはり攻撃が最大の防御なのです。
 安倍総理の言うとおり、後方支援の自衛隊が戦闘に巻き込まれそうになったので一斉に退却に入ったら、その部隊は全滅のおそれさえ生じます。それにそもそも同盟軍が戦っている最中にのこのこ自衛隊だけ逃げ出したら、敵前逃亡で同盟軍から背中を打たれる可能性すらあります。
 そんなことは無知な安部総理の想像の外なのかもしれませんが、それによって命を落とす自衛隊員はたまったものではありません。
 勉強もせず、本を読んだり音楽に親しんだり美術に触れたりして教養を養うこともせず、ただひたすら親に命じられるままに金儲けと小賢しい権力取りに明け暮れた男の無知の悲しさが、ここに窮まっています。なんと貧しい人生でしょう。
 とはいえこのままではその貧しい人生にこちらまで巻き込まれてしまいます。逃げるわけにはいきません。攻撃は最大の防御ですから安倍政権は倒さなければならないのです。

http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/378.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 大丈夫か、自衛隊員 「心の病」なんと3万人!! 安倍総理、これでは「後方支援」どころではありません(週刊現代)
          '01年以降、インド洋、イラクなどで補給や復興支援にあたった〔PHOTO〕gettyimages


大丈夫か、自衛隊員 「心の病」なんと3万人!!安倍総理、これでは「後方支援」どころではありません
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43844
2015年06月24日(水) 週刊現代 :現代ビジネス


どう考えても普通ではない。いじめ、パワハラは日常茶飯事、海外派遣された隊員の自殺率は国民平均の十数倍にのぼり、その裾野には数倍の「予備軍」がいる。安保法制は、この問題を抜きに語れない。

■脱走する隊員たち

「身近に、心を病んで自衛隊病院に行く隊員がいても、『あ、また出たのか』という感じです。人が人と思われていない場所ですから当然といえば当然です。いじめは日常的で、私の知っているケースだと、監視用の双眼鏡をのぞいているところを思い切り殴られたり、巨大な金属製の懐中電灯で頭を殴られて血を流している隊員もいました。

海上自衛隊では、ストレスに耐えられず、時たま与えられる外出の機会に、そのまま帰って来なくなる『脱走』のケースも頻繁にあります。

これだけ隊員が精神的な負担を抱えていて、しかも彼らには戦場に行くような覚悟もない。そんな彼らが銃を持ち、他国の兵士と戦うことになるわけですから……」

元海上自衛隊の隊員は時折口を濁しながら本誌の取材に答え、最後にポツリとこうつけ加えた。このまま自衛隊を海外に派遣すると大変なことになりますよ。

安倍晋三総理は、野党の反発にも関わらず、強硬に安全保障関連法制の整備を進めている。

6月4日、与党、野党が参考人として衆院憲法審査会に招致した3人の憲法学者全員が、「法案は違憲」としたことを契機に、野党は激しく反発。

それでも安倍総理は異論を黙殺し、「千万人といえども我ゆかん」の姿勢を鮮明にする。6月8日には、G7サミットが開かれていたドイツでの記者会見でこう言った。

「今回の法整備にあたって、憲法解釈の基本的論理は全く変わっていない。憲法の基本的な論理は貫かれていると確信する」

今や安倍総理の頭の中には、一刻も早く安保法制を整え、自衛隊を海外へ派遣しようという思いしかない。

自衛隊を海の向こうに送り出し、「国益のための後方支援」と称して、「敵性国」と対峙させる。それこそが、日本の未来のあるべき姿だと信じて疑わないのだ。

しかし、安倍総理がいくら自衛隊を積極的に海外派遣し、米軍の後方支援に当たらせようとも、それは無謀というものではないだろうか。

■異常なまでに高い自殺率

自衛隊にはあまりに深い「闇」がある。

「自衛隊には、閉鎖的な環境、過酷な訓練などが原因となって、『心の病』を抱えている隊員が非常に多いのです。全隊員約25万人のうち1割以上、3万人近くが何らかの形で心に問題を抱えている可能性があると言われます」(防衛省関係者)

実態はあまりに深刻だ。'01~'08年の陸上自衛隊における10万人あたりの自殺者数を示す「自殺率」は37・0。'14年の日本の成人の自殺率、20・0人(内閣府調べ)の約1・85倍に及ぶ。

6月5日にはさらに悲劇的な数字が明らかになった。'01~'10年、インド洋で給油活動を行っていた自衛隊員約1万3800人のうち27人、そして'03~'09年、イラクで復興支援活動に携わった隊員約9310人のうち29人、計56人が在職中に自殺していたのだ。

イラク派遣隊員の自殺率は311・5と、日本国民全体の15倍超にも達している。これは異常としか言いようがない。

組織におけるメンタルヘルスの問題に詳しいメンタル・ヘルス研究所の中野博之氏はこう語る。

「上場企業に『心の病を抱えている社員がどれくらいいると思いますか』とアンケート調査した結果、『10%以上』と回答した企業は7・4%に上りました。ストレスが高い環境ほど心の病を抱えた人の割合は高くなる」

前述の自殺者の数字が示す通り、自衛隊は一般の企業などに比べ、ストレスや精神的苦痛が遥かに大きいと言わざるを得ない。心の問題を抱える隊員は、10%にはとどまらないおそれもある。

もともと今の自衛隊には、就職先や資格を得るための腰掛けで入隊した、モチベーションが低めの隊員も多いという。

そんな隊員たちに、突然、「外国の戦地に行け」と言えばどうなるか。

「先日会った自衛隊員は、『日本が攻撃された時に領土を守るというつもりで活動してきた。集団的自衛権というのは海外に出て何でもやるということ。話が全く違う』と言っていました」(社民党衆院議員・吉川元氏)

■潜水艦から海に飛び込む

まずはこのように、任務への拒否という反応がありうる。それができない者は、高確率で精神を病んでしまうだろう。本格的に自衛隊が海外に出ることになれば、心の病に苦しむ自衛隊員は3万人どころかその数倍に膨れ上がると予想される。

そもそも自衛隊は、冒頭の証言でも分かるように、いじめ、自殺など様々な問題を抱えてきた。『自衛隊員が泣いている』などの著書がある、ジャーナリストの三宅勝久氏が指摘する。

「例えば海上自衛隊の場合、幹部隊員以外は、任務に加えて寝泊まりも常に船内。24時間船の中です。寝起きは2~3段ベッドと狭苦しいうえ、週に1~2回は数時間交代の当直があるので慢性的に寝不足に悩まされる。しかも人間関係が異常に濃密で、一人になれる時間がほとんどないのです。

楽しみといえば、たまの休みに、オカ(陸上)でパチンコをしたり、酒を飲んだりすることくらいですが、階級の低い隊員は、『体操がキチンとできていなかった』といった理不尽な理由をこじつけられて外出を許可されないこともある」

悲惨な自殺の事例も多数ある。潜水艦が潜航する直前に突如外に出て水死したケースや、わざわざ天井の低い魚雷発射管室で首を吊ったケース。

「ある基地では、『無能だ』と言われ続けて心を病み、ガムテープで自分の顔をグルグル巻きにして窒息死した50代の隊員もいました」(元航空自衛隊隊員で、自衛隊員の悩み相談を受ける小西誠氏)

安倍総理は自衛隊を「敵性国家」から日本を守るための「盾」として、あるいはいざという時の「矛」として使いこなすつもりでいるのかもしれない。しかし、これほど脆く、問題を抱えた組織が海の向こうで機能すると考えるのは、「矛盾」としか言いようがない。

■内部のミスを隠蔽しようとする体質

実際、すでに悲劇は起きている。イラク戦争後に、クウェートに派遣された、元航空自衛隊3曹の池田頼将氏は本誌の取材にこう語る。

「私は'06年4月、第9期イラク復興支援の隊員に選ばれました。約100人からなる第一輸送航空隊の一員としてクウェートに到着。基地の周囲には立ち入り禁止の有刺鉄線が広がり、そこには地雷が埋まっていました。『基地内にも地雷が残っているから気をつけろ』と言われた時には身がすくんだものです」

その年の7月4日、池田氏は自身の趣味であるマラソンの現地大会に出場。そこで、KBRという、アメリカの兵員輸送の大型バスにはねられた。

「首、肩の痛みは、耐えられないほどでしたが、その基地には十分な施設がない。睡眠薬や痛み止めを与えられるばかりでした。クウェートの病院に連れて行ってもらったのですが、言葉も十分に通じず治療はできなかった。上官に痛みを訴えると、『アメリカに治療費を出してもらえ』と言われる始末。我慢できず、『日本に帰らせてくれ』と上官に何度もお願いしましたが、帰らせてくれませんでした」(池田氏)

結局、池田氏は、8月下旬に帰国。病院で診てもらったところ、外傷性顎関節症と診断された。だが、事故から時間が立ちすぎて手遅れだった。いまでも1oほどしか口が開かず、流動食しか食べることができない。一時は、ひきこもり状態になり、妻子と別れた。'11年には、隊でのいじめもあり、自衛隊も依願退職せざるを得なくなった。

「自衛隊の幹部は事故そのものを隠蔽しようとしたのだと思います。ウソばかりの組織で、まったく信用できない。安全保障法制が通れば、また私のような被害者が確実に出る。海外派遣などありえません」(池田氏)

命を狙われるかもしれないという恐怖と、内部のミスを隠蔽しようとする体質。だからこそ、心の病を抱えた隊員も増える。派遣からの帰国後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する隊員も多い。自衛隊の関係者が明かす。

「イラクに派遣されたある隊員は、帰国後も、『派遣されている時、近い所に発射光が見え、敵がそばにいる気がして銃に弾を込めようか悩んだ。今でもその光景が思い出されて、寝つけない』と言っていました。また、『マンホールを見ると無意識のうちに飛び越えて避けてしまう』という隊員がいる。どうしても地雷だと思ってしまうそうです。

戦場での恐怖から隊務につけず、自宅にひきこもり、外に出られなくなった隊員、調査書に『自殺願望が強く要注意』と書かれた隊員もいます」

イラク・サマワの宿営地の警備にあたっていたある隊員は、帰国後、カウンセリングを受けても精神状態が安定せず、

「おかしいんじゃ。命を大事にしろと言うのが逆に聞こえる。自死しろと言われているのと同じに聞こえてきた」

と言い残し、その数日後に自殺したとされる。

「非戦闘地域にも危険はあった。自衛隊員は『フレンドリー・ファイア』を恐れていました。同行している、経験の浅い他国の兵士が、ちょっとした動きに驚いて誤射することがあるのです。米兵が英兵を誤射してしまったということもあった。自衛隊員も、敵だと間違われないように気をつけていました。そうした恐怖がPTSDにつながるのでしょう」(戦場ジャーナリスト・志葉玲氏)

■海外派遣なら、もっと増える

アメリカを代表する有力シンクタンク、ランド研究所の調査によれば、アフガン、イラク戦に派遣された米兵のうち、約5%がPTSDに、約5%が抑うつ状態になり、約9%が両方の症状に苦しんでいるという。

「アメリカという戦争慣れした軍隊であってもこういう状況。自衛隊が同じ状況になったら、20%どころでは済まない。今後、5万人、6万人と心の病を抱えた隊員が増えていく可能性がある」(前出・防衛省関係者)

小泉純一郎政権、第一次安倍政権などで内閣官房副長官補を務め、自衛隊のイラク派遣などを支えてきた柳澤協二氏は、現在の安倍政権の安全保障政策を強く批判する。

「安倍政権の安全保障政策は、『自衛隊に、これまでできなかったことをさせたい』という程度の動機で動いており、あまりに現実感に乏しい。安倍総理は『武力行使はしない』と言っていますが、将来、自衛隊がアメリカに呼ばれて対テロ戦争に参加せざるを得なくなれば、武力行使は必至、戦死者が出ることも考えられるわけです。その時に国民はそれをどう受け止めるのか。議論のないまま強行採決しても、後々、『こんなはずじゃなかった』ということになるに決まっています」

心を蝕まれる自衛隊員、永遠の別れを覚悟して彼らを送り出す家族—。改正される法律の文書の背後には、血の通った当事者たちがいる。

「週刊現代」2015年6月27日号より


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/379.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 世界から見た戦争法案の異常と危険/外国特派員協会 志位委員長が講演(しんぶん赤旗)

「しんぶん赤旗」 2015年6月24日(水)

世界から見た戦争法案の異常と危険

外国特派員協会 志位委員長が講演

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写真

(写真)講演する志位和夫委員長=23日、日本外国特派員協会

 日本共産党の志位和夫委員長は23日、日本外国特派員協会で「世界から見た戦争法案の異常と危険」をテーマに講演し、安倍政権による戦争法案強行の動きが、国際的にみて、どんなに異常で危険かを語りました。講演後、会場を埋めた特派員らから次々と質問の手があがりました。

 志位氏は冒頭、憲法9条を全面的に破壊する戦争法案の違法性を端的に明らかにし、「これまでの国会論戦を通じて、戦争法案の違憲性は明らかになったと確信している」と強調。「世界からみると、戦争法案と推進勢力に、三つの異常と危険があります」と話を進めました。

 第1は、「非国際性」です。志位氏は、兵站(へいたん)が武力行使と一体不可分であり、戦争行為の不可欠の一部であることは世界の常識、軍事の常識だと指摘。「政府は、これをごまかすために、世界のどこにも通用しない概念、議論を弄(ろう)しています」と批判しました。

 「政府は、英訳できない、概念すらない三つの言葉を使っています」。政府がいう(1)「後方支援」、(2)「武器の使用はするが武力の行使にはあたらない」、(3)「武力行使と一体でない後方支援は武力の行使にあたらない」との用語・概念は、世界で通用するものではないと志位氏が述べると、安倍政権の“非常識ぶり”に特派員らからたびたび失笑が起こりました。

 集団的自衛権についても同様です。政府は、解釈変更の唯一最大の理由として「国際情勢の根本的変容」をあげますが、「国際情勢の根本的変容のもとで、他国に対する武力攻撃によって『存立危機事態』に陥った国が一つでもあるか」とただすと、一つも実例があげられません。

 志位氏は、「憲法9条の下では自衛隊の海外派兵はもともと不可能です。それを取り繕おうとするから、世界のどこにもない架空の概念を作り出すことになります」と指摘。「自衛隊の世界的規模での派兵を企てながら、世界のどこにも通用しない詭弁(きべん)でそれを合理化することは、許されるものではありません」と力を込めました。

 第2は、「対米従属性」――法案推進勢力が異常なアメリカ追随を特徴としていることです。

 「米国の先制攻撃の戦争を行った場合でも、集団的自衛権を発動するのか」。志位氏の質問(5月28日、衆院安保特)に、安倍晋三首相は「違法な武力行使をした国を、日本が支援することはない」と答弁しました。

 志位氏は、ベトナム戦争やイラク戦争など、米国の数多くの先制攻撃の戦争に、日本政府はただの一度も反対を表明したことがないことを告発。「このような政府が、『違法な武力行使をした国を支援することはない』といって誰が信用できるでしょうか」と強調し、「異常な米国いいなりの国が、集団的自衛権行使をする危険は極めて深刻です」と批判しました。

 第3は、「歴史逆行性」――過去の日本の戦争を「間違った戦争」と言えない安倍政権が、戦争法案を推進する危険性です。

 志位氏は、自身の国会論戦を振り返り、安倍首相が5月20日の党首討論で「間違った戦争」と認めることを拒み続けたことを取り上げました。

 「戦後の国際秩序は、日独伊3国の戦争は侵略戦争だったという判定の上に成り立っています。ところが、安倍首相は『侵略戦争』はおろか『間違った戦争』とも認めません」と指摘。「過去の戦争への反省のない勢力が、憲法9条を破壊して、『海外で戦争する国』への道を暴走する。これほどアジアと世界にとって危険なことはありません」と批判しました。

 志位氏は、最後に、「国会の大幅会期延長が強行されましたが、この法案の行方を握っているのは国民の世論です」と強調。「文字通りの圧倒的多数の国民が反対となった場合には、いかに与党が国会で多数を持っていたとしても強行することはできなくなる。国会論戦と国民運動の両面で、安倍政権を圧倒的に包囲するような状況をつくるために全力をつくします」と表明しました。

 志位氏の講演を受けて、約1時間にわたって活発な質疑がおこなわれました。特派員らからは、「海外派遣から帰国した自衛隊員の自殺をどう考えるか」、「首相となったらどの国を最初に訪問するか」、「共産党の安保政策はどういうものか」、「野党を一つの勢力に束ねることをどう考えているのか」、「沖縄の現状をどう見ているのか」、「憲法学者の『違憲』発言をどう受け止めるか」、「この地域の平和と安定のために何が必要か」など多面的な質問が次々と出ました。志位氏は一つ一つに対して丁寧に答えました。

 質問をした特派員の一人は、「安倍政権がいかに世界の流れに逆行しているかが具体的にわかった。もっと発信してほしい」と記者会見後に感想を語りました。




http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/380.html
記事 [政治・選挙・NHK187] ギリシャは対岸の火事じゃない 市場が囁く日本の“預金封鎖”(日刊ゲンダイ)  :経済板リンク
ギリシャは対岸の火事じゃない 市場が囁く日本の“預金封鎖”(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/137.html


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 平成27年6月23日 沖縄 慰霊の日 『平和の詞』"みるく世がやゆら"



【社会】
平和でしょうか 沖縄戦70年古い島言葉で訴え

東京新聞 2015年6月23日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015062302000273.html

 「鉄の暴風」とも言われた激しい攻撃にさらされた沖縄戦の終結から七十年の夏を迎えた。二十三日の「慰霊の日」。命を落とした肉親へ、きょうだいへ、心の傷が癒えない遺族は祈りをささげた。沖縄は今なお、名護市辺野古への基地移設問題に揺さぶられ、安倍政権の安全保障関連法案への懸念も広がる。「今は平和な世の中なのか」。若者たちの問いは続く。 

◆祖父の姉夫婦詩に 薄れる記憶と風化重ね 高3知念さん


 沖縄全戦没者追悼式の会場になった平和祈念公園に、張りのあるうた声が響いた。自作の詩を朗読した沖縄県立与勝(よかつ)高校三年の知念捷(まさる)さんは琉歌を交えながら、「平和でしょうか」を意味する沖縄の島言葉「みるく世(ゆ)がやゆら」の問い掛けを繰り返した。「平和に対する思いをあらためて考えてほしい」との願いを込めて読み上げた。

 詩では「戦後七〇年 再婚をせず戦争未亡人として生き抜いた 祖父の姉」と、戦死し、遺骨が見つかっていない「祖父の姉の夫」を描いた。

 認知症を患った祖父の姉が戦死した夫を想起する姿と、戦後七十年の社会で進む戦争の記憶の風化を重ねて表現したという。「風化にあらがうと言うと語弊があるかもしれないが、彼女の気持ちを、戦争の惨めさを少しでも心にとどめておきたいと思った」

 祖父の姉から直接、戦争体験を聞くことはなかった。それでも、幼いころから家族を通して祖父の姉の戦争体験を聞いたり、祖父の姉の夫の戦死を嘆く曽祖母の手記を見たりしていたという。

 「祖父の姉の認知症が進む中、『軍人節』という戦争未亡人をテーマにした歌を何十回も歌っている姿を生で見た。少しでも彼女の気持ちに寄り添えればと思い、詩をしたためた」と振り返る。

 詩の表現には琉歌や沖縄の島言葉、クワディーサーの木々や梅雨明け直後の沖縄に吹く夏至南風(かーちーべー)など自然を使った比喩を用いた。「琉球の言語を用いて沖縄の原風景やちむぐくる(他人に寄り添う心、の意味)、平和に対する思いを込めた」という。

 「みるく世の素晴らしさを 未来へと繋(つな)ぐ」。知念さんが詩を結ぶと、会場から拍手が起きた。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/382.html
記事 [政治・選挙・NHK187] 沖縄・慰霊の日 「平和な未来を」…岸井が見た辺野古(News23)






沖縄・慰霊の日 「平和な未来を」…岸井が見た辺野古
2015年6月23日放送 22:56 - 23:00 TBS NEWS23 

70年前の今日、沖縄での日本軍の組織的な戦闘が終結した。3か月に及んだ地上戦は沖縄県民の4人に1人が犠牲となった。沖縄平和祈念公園で開かれた式典では翁長雄志知事が挨拶し、普天間基地移設問題について沖縄の民意を訴えた。安倍首相の挨拶では沖縄の基地負担軽減に言及した。

沖縄・辺野古では沖縄と基地建設予定地を隔てるフェンスがあり、垂れ幕が反対の声をあげていた。取材中もオスプレイが飛んでいた。キャンプ・シュワブのゲート前では基地移設反対の市民を警戒してか12人の警備員が並んでいた。

http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/383.html
記事 [政治・選挙・NHK187] 維新、東西対立激化の様相 代表選の票配分めぐり橋下氏が執行部“牽制”(ZAKZAK)
             沖縄全戦没者追悼式に出席した維新の党の橋下、松井、松野の3氏(左から)


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506241536005-n1.htm
2015.06.24


 維新の党で、9月の代表選に向けた火種がくすぶり始めた。「国会議員1人1票、地方議員5人1票」とする方向で調整が進んでいた票の配分に、橋下徹最高顧問(大阪市長)が、平等に「1人1票」とするよう要求し始めたのだ。地方議員数が多い大阪維新の会系の影響力を強める狙いがあるとみられるが、非大阪系からは反発が予想される。

 「自分たちのリーダーを選ぶのに国会議員が上で、地方議員が下という形にならない方がいい」「(1人が1票を投じる)首相公選制導入を掲げているのに、地方議員票が軽いのは公約に沿わない」

 橋下氏は23日、訪問先の沖縄県八重瀬町で松野頼久代表と会談し、代表選の規定についてこう要求を突きつけた。松野氏は「執行部で協議する」と応じた。

 維新の国会議員51人のうち、大阪系は十数人に過ぎない。ただ、地方議員は、約320人のうち約140人が大阪系で占められており、「1人1票」が採用されれば、大阪系にとっては格段に有利になる。

 大阪系議員らの間では、橋下氏が政界引退表明を撤回しない場合、松井一郎顧問(大阪府知事)を代表選に擁立する構想もささやかれている。橋下氏は表向き、「松野代表をしっかり支えるのは当然」と表明しているが、今回の要求に松野執行部を牽制する狙いがあるのは明らかだ。

 政治評論家の浅川博忠氏は「橋下氏は、自身の国政進出の可能性も視野に入れ、大阪系が党の主導権を握る態勢を整えようとしているのではないか。非大阪系が反発して党が分裂することも、ある程度は想定しているだろう。橋下氏の国政進出を望む官邸サイドは、菅義偉官房長官が維新議員と個別に懇談するなどして着々と切り崩しを進めており、党内の大勢は“与党寄り”になる流れにある」と分析している。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/384.html

記事 [政治・選挙・NHK187] とある国での 「警備保障会社」と 「ビルオーナー」の関係(リュウマの独り言)
とある国での 「警備保障会社」と 「ビルオーナー」の関係
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-1393.html
2015.06.24 リュウマの独り言


 いやーー、 これはある国での話なんだが、 警備会社に 部屋を貸して そのビルの警備もしてもらっているのだが、 「まあ、うちのビルを警備してもらうのだから、家賃はただにしておくことにしたのだが …、それだけでは申し訳ないと、 うちの警備をする警備会社の社員の給与も うちで出すことにしたんだ。」 って会社があるらしいのです。


 ところが、「うちの社員の 警備担当者がね、 『こんな片務的な契約では 笑われますよ。』って いうんだ。 『 警備会社は もし うちのビルに泥棒が入ったら、 けがを覚悟で とらえてくれるんです、我々も 警備会社がやっている ほかのビルの警備を手伝いましょう。』と意見するんだが、 君はどう思うかね。」
「今で十分だと 思うのだが、『わが社のために 警備会社が血を流すのに、 当社が 警備会社の手伝をしないなど、 恥ずかしいことだ』というんだよねーー。 まだ、一度も 「泥棒」は 入ったことはないんだが …」 



安全保障のエキスパートらしいのだが、 一度も意見が同じになったことはない。
この人の言う「中朝」の脅威を 日本国民は何の根拠で信じているのだろう。




米軍は 「日本国内なら、 いつでも、どこでも、どれだけでも 基地を持つ権利を有する。」
そして、 米軍が事件を起こした場合、 「余程の事でない限り立件しない」という 日本からの申し出を 喜んで受け入れた。





http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/385.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 6.23 沖縄慰霊の日に安保法案反対の声:東京・札幌・宇都宮・浜松・京都・大阪・鳥取
安保法案、東京で反対集会「突き進む政権止めよう」
http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015062301002095.html

「戦争をさせない東京1000人委員会」によると約2500人が参加した。
集会は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対も掲げており、
沖縄平和運動センターの大城悟事務局長があいさつ。
「きょうは沖縄の『慰霊の日』。戦争に突き進む政権を止めるために、
新基地建設を阻止しなければ」と訴えると参加者から拍手が湧き起こった。


労組越え派遣法反対 連合と道労連、きょう札幌で共闘デモ
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0148765.html


安保関連法案反対 栃木でも県民集会「全国署名県連絡会」が主催
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20150624/2000333

「戦争法案反対・9条壊すな!6・23県民集会」が23日夜、宇都宮市で開かれ、
市民ら約470人が参加した。国会で審議中の安全保障関連法案
は「戦争法案」だとして、成立阻止の決議を採択。


安保法案:反対訴え 浜松でデモ行進や集会
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20150624ddlk22010042000c.html


「基地問題、オール沖縄で共闘」 慰霊の日、京都でも反対集会
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150623000164


STOP安倍政権!「戦争法案」阻止!6.23府民集会
http://okiraudiary.blog78.fc2.com/blog-entry-2312.html


<安保法制>反対訴え 市民ら鳥取駅前で集会
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20150624ddlk31010416000c.html
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20150624ddlk31010416000c.html
自治労県本部を中心に労働組合などでつくる「護憲フォーラム鳥取県」と市民
団体「戦争をさせない鳥取1000人委員会」は23日、鳥取市のJR鳥取駅前で集会を
開いた。市民ら約300人が参加し、政府の安全保障関連法案に反対を訴えた。


6.21 熊本
戦争法案反対集会デモ 辛島公園で党派を超えて大勢の人たちが結集
http://www.digibook.net/d/0fd4cb3781598b18a840d6457174b068/


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「NHKでは伝わらないかもしれない現地の空気が、こうして世界に広まっていきます:冨永 格氏」
「NHKでは伝わらないかもしれない現地の空気が、こうして世界に広まっていきます:冨永 格氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17688.html
2015/6/24 晴耕雨読


https://twitter.com/tanutinn

巴里からおはようございます。

沖縄慰霊の日。

こちらも悲しみを含んだ荘厳な空になりました。

沖縄の民間戦死者は大日本帝国に殺されたようなもの。

そこから説き起こさないと、米軍基地と現政権への怒りは理解できません。

安保法案に反対するデモや集会を続ける学生組織SEALDs @SEALDs_jpnのツイートに「世論の可視化」という言葉があって、なるほどと思った。

世論調査に一喜一憂しているだけではダメで、国会周辺や街頭にそれなりの数を集めないと与党議員へのプレッシャーにならない。

考えてます彼ら。

AFP東京特派員Huw Griffith @Huw_Griffith氏は、沖縄慰霊の日の式典で安倍首相にヤジが飛んだこと、NHKの昼ニュースがそれに触れなかったことをツイートしています。

沖縄慰霊の日の式典。

英タイムズ紙の Richard Lloyd Parry @dicklp氏は現地から「安倍首相は公然と演説を妨げられ、馬鹿にされた。日本でこのような光景を見たのは初めだ」とツイートしています。

沖縄慰霊の日の式典。

安倍さんがどのような空気に迎えられたかが分かります。

NHKでは伝わらないかもしれない現地の空気が、こうして世界に広まっていきます

→安倍首相、沖縄慰霊の式典でやじ浴びる(AFP日本語版)http://t.co/Hgn4hIOzhW

沖縄慰霊式典についてAFP(仏語)は「安倍首相、反米平和主義者の怒りに直面」Abe essuie la colère des pacifistes antiaméricains との見出しで「安倍氏はスピーチで負担軽減を約束したが、帰れというヤジを止めることはできなかった」と。

沖縄慰霊の日の式典を伝えるNHK NEWS7。

安倍首相のスピーチは二つに分けて計40秒ほど。

外国メディアが伝えたヤジがかぶる部分を見事に抜いていました。

こういうのは巧いね、感心してる場合じゃないが。

翁長知事のスピーチは20秒ちょい、でも拍手入り。

これでバランスとったつもりかな。

活字メディアと同様、映像メディアだって必ずしも真実は伝えません。

何を伝えたかと同じくらい、何を伝えなかったかが注目されるゆえんです。

今夕のNHKニュースで沖縄式典を見る限り、地元知事の異議はあったものの粛々と進行した印象。

ここ1年で一変した空気、沖縄の怒りはスルーされています。

米国のアマコスト元駐日大使は、普天間飛行場の移設計画、というより海兵隊の沖縄プレゼンス自体に疑問を呈します。

「嘉手納基地のような決定的な役割を海兵隊が担っているのか」「これほどの政治的コストに比べ戦略的価値はどれほどあるか」と。

もちろん日米同盟を重視する立場からの発言ですが…戦後70年の「沖縄慰霊の日」を伝えるNHKのNW9。

それなりの尺を確保して河野キャスターが現地から報告するも、式典でヤジられた安倍首相のスピーチはヤジがかぶる部分を外して15秒のみ。

今年のニュースはやはり、厳かな式典でヤジらざるを得なかった参列者の思いだろうよ。

感覚が違うのかな。

沖縄慰霊の日ということで、珍しくストレートな時事ネタを連投させてもらいました。

この現実をなんとかしたいと考えている方の多さをRTの量に思いました。


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/387.html

記事 [政治・選挙・NHK187] この政権になって 『日本は平和憲法を捨て、 中国と戦争をしたがっている全体主義国家だ。』と西欧+米国に 拭い去れない印象
この政権になって 『日本は平和憲法を捨て、 中国と戦争をしたがっている全体主義国家だ。』と西欧+米国に 拭い去れない印象を与えたことは 日本にとって とても危険なことだ。
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-1391.html
2015.06.24 リュウマの独り言


 私が時に皆さんにお知らせする 『十全外人大庭亀夫』さんは ニュージーランドのかたのようであるが、 白人社会というか ヨーロッパ社会というかは わからないが、 その辛辣な「日本社会批判」には、 日本社会に居ては多分気づかないであろう視点を教えてくれる。 ここまで、「日本社会」をボロクソに言われると かえって爽快感がある。 まあ、 (彼に言わせると) 私も全体主義社会の一員であるから、 『日本人に 面と向かっては言わないけど』  相当意見は穏やかに主張している (笑)。

 安倍総理が 『70年談話』を出すといったときに、 諸外国では 「日本が80年談話を出すことはないだろう」という論調があったこと (80年談話を出す前に戦争しているの意味) は 日本ではあまり伝えられていない。 ましてや、 この内閣の成立後、 どんどんと世界の集団から離れて、 孤立していっていることも伝えられていない。 いや、 むしろ逆に 隣国の「中国」、「韓国」が 世界から仲間外れにされ、 「日本」は 世界から 愛され好かれ、 そのうえ 『すごい国だ』『素晴らしい人種だ』と 褒めたたえられていると 報道されている。

 連日のように、 日本に来た外国人が テレビで 「日本の良さを絶賛している」番組が流れ、 日本の伝統や、地域や物産が どれほど外国に比べすぐれているのかを 検証する番組さえある。 こんな国であるのに、 「国連の常任理事国に立候補」しても 大した賛同を得ない、 「慰安婦非難決議」を各国でなされ、 謝罪と賠償を求められる、 卑近な例では、 英国王子来日でも、 英国王室のホームページには 安倍首相との写真もなく、 王子の活躍のみの写真に終始する。 G7でも、 安倍首相の写真は報道されない、と日本人がその気であれば 気が付きそうな点は 何度もあった。 が、 そのたびに 「韓国のプロパガンダの影響」、「中国共産党から金が流れている」と 隣国のせいにして 乗り切っている。

 久しぶりに 「十全外人大庭亀夫」さんが 日本社会に関して ツイートしているので それをまとめて掲載しておこう。 けっこう核心を突いた 「日本社会批判」と 思うのだが 皆さんは どう思われるだろう。

                                               十全外人大庭亀夫 @gamayauber01
 差異や自分との小さな違いばかりを言い立てて、なにひとつ共有しようとしない社会がどうなっていくのか、興味があるような気もするし、行く末はわかりきっているような気もするのね。 「日本対世界」という孤独な自己認識しかできないことにおいては世界中を敵にまわして一国で戦うことを「誇り」と感じていた1945年6月の日本と変わらない。 集団自衛権の橋をわたって過去の「栄光に満ちた孤独」に帰ろうとする安部政権への国民の支持(特に再選)の謎を解く鍵がここにある。

大日本帝国は軍備ばかりがバカでかいビンボー国で世界中(特にアジア諸国)の軽蔑と憎悪を一身に浴びる見栄っ張りの惨めな国で「栄光」なんか頭のいかれた軍人の頭のなかにしかなかった所が現実と異なるけど。 平和と繁栄には飽きたので、またビンボーで喧嘩に明け暮れる日が送りたい、ということだろう

「こんなにたくさん自由はいりませんから」と申告すると政府は、どんな国でも、そのくらいは欲しいと国民がおもっていた「ささやかな自由」も根こそぎに持っていってしまう、という常識が日本の人にはなかったのかなー。 この謎について、そのうちにオベンキョーしなければ

日本について2年に渉って世界に流布された平和憲法を捨てたがっているという強い印象は 中国支配層のなかの「対日好戦派」を利したが、今度は集団自衛権を主張することでアメリカの飼い犬になりたがっていることを表明してしまった。 なんだか、日本の人、なにがやりたいんだろう? 自傷行為なのか

遠くから観ている「平均的な」世界のあちこちに住んでいる人達には「日本人は 平和よりも中国と戦争してアメリカの力を利用して勝つことを望んでいるのだ」 というぼんやりした、 でも、拭い去れない印象をつくっただけだった。 中国と戦争してもアメリカは「止めたんだけど」と言いそうな状況だのに…

学校で英語の基礎的な「読解力」を身につけた人びとは、いまこそ「学力」を発揮して FTやThe Economistや、(こっちは日本の人が英語で書いている記事なのでやや趣が異なるけど)WSJを毎日読むとよい。 日本の新聞TVか英語マスメディアのどちらかがオオウソなのだと判るだろう

「自分達は 非道な中国に対して立ち上がった正義の国民として戦争も辞さない」 と世界に向かって毎日進軍ラッパを鳴らしている所に、アメリカでは、突然「反中国」の様々な言説が行われ出したことは、日本人ひとりひとりにとってはたいへん危険なことだと思う。軍靴の響きが聞こえてくる

アメリカは、もうたったひとりの自分達の若者を戦場で失うことにも耐えられない気持になってきている。 これからは長年の同盟国として日本の若者に死んで欲しい、というのはワガママでも正直な気持ちだろう。 チョシンの韓国地上兵たちの役割くらいはやってもらいたいと考えているのね

違う方角から眺めると日本は「マスメディアやジャーナリズムが存在しない自由社会は成り立ちうるか」という風変わりな実験の結果だとも言える。 「自由への欲求がない国民の自由国家」として、いったんは成立するかに見えたけど。

金融の方角から見ると、また、日本は「民間銀行が存在しない自由経済は成り立ちうるか」という実験でもあった。 これはかなりの程度までうまくいったと評価するひとが世界中にたくさん存在する

ただ安倍政権になって西欧+合衆国の認識のなかで、はっきりと 日本が自由主義国家ではないと感覚されてしまったのは、引退した政治指導者たちの自伝に記された現実国際政治の進み方を読むまでもなく、とても危険なことだと思う。 よく較べられる小泉政権との最大で本質的な違いがそこにある

「いや、でも当の日本人たちは、あれで自分達が自由を捨てたとは思っていないんだよ」とぼくが述べたときの「そんなバカな」というみなの笑い声を思い出す。 ほんとなんだけどw

戦争中、日系人強制収容所にいれられて高校を強制中退させられたカップルが72年後の今年やっと名誉高卒の資格を与えられた。 「痛み」が少しでも癒えるだろうか。 (韓国の慰安婦の人々にはこの程度の慰藉も与えられないのか) 韓国の慰安婦を「ただの自発的なビジネスとして売春やっただけのくせに」と嘲笑した人びとは、いまもまだたくさん生き残っている戦後にアメリカ兵相手の売春を余儀なくされた女の人たちの胸中を考えてみた事はあるのか。 そのなかにはおおぜいの、きみ自身の母親や祖母も混ざっているのだけど

僕は君が韓国慰安婦の人々を嘲笑しているのを観て、髪をつかまれてオーラルセックスを強要されて「アメリカの人は自分の奥さんにも、こんな事をさせるの?」と聞いたら「失礼な!」と頬を打たれて自殺を図った日本人の将校未亡人の手記を思い出していた。 慰安婦は君自身の過去でもあるんだけど

きっと、あのひと晩の楽しみのために有楽町で年上の日本人の女を「買った」若いGIは、オカネのために身体を売るような人間が、人間としての尊厳を踏みにじられて自殺を図ったことにびっくりしただろう。 丁度きみが韓国慰安婦の「あつかましさ」に驚いたように。

韓国慰安婦への日本社会の冷血な反応を観て、自分の過去がばれないですんできたことに胸をなで下ろしている人が日本中にたくさんいるだろう。 訴え出た慰安婦を あしざまに言ってのける孫や息子を索漠とした気持で見つめている老女が 日本には何万人いるのだろう。

そーゆーわけで、韓国人慰安婦を笑うきみの笑い声や、軽蔑で鼻を鳴らす音を聞くたびに、ぼくは「この世界に神様なんているわけないよねー」と思うのさ。 この世に神様がいるなら、きみみたいな人間が、生きて通りを歩いているわけないものね。 神様がいなくて、よかった、よかった。  ラッキーじゃんw

全体主義社会では人間は基本的に社会のパーツとしての「モノ」なので、意識のスイッチを切ればいくらでも冷たい態度をとれる。セックスにおいては性具のように虐待できる。 労働においてはロボットのように酷使できる。 燃料代程度に賃金あげればいいんだもんなあー。 支配層はラッキーだのい。

だから人間性が乏しい社会のほうが生産性が高いというリークアンユーの観察は正しかった。あの人、わがままなことばっかし抜かす自国の国民と違って、もともと自由を欲しがったりしない日本人の国民性がよっぽど羨ましかったんだなw  文句を言わず努力する国民くらい良いものはこの世界にはない

誰も自由を求めず誰もが天然に全体主義者な社会では資源がなくたって、政府が工夫しなくても、政治家や役人がマヌケ揃いでも、どれほどの生産性が獲得できて、どれほどの繁栄に到達できるものか、日本人は社会全体を実験場にしてやってみせた。 「自由のいらない社会」、シブいw

フランスならば国家が自由を保障しなければならないのは第一に「私は自分勝手にやりたいんだもん。」という人がたくさんいるからである。日本には社会が自由を保障しなければいけない理由があるかしら。 例えば働こうともしないで生活保護をもらう人は日本では「わがまま」なだけなんじゃないの?

自由を求めない人間が構成する社会に自由が必要だろうか? ちゅうのは、わしブログに何度も出てくるテーマだども 日本の人自身はどんなふうに考えているのだろう? 憲法よりもアベノミクスで株価があがるほうが嬉しいんじゃないの? ギリシャ人はバカなわがままに見えないの? そういう所がよく判らない

日本の人が求める社会は「他人の気持ちを傷つけはしない思ったこと」を気兼せずに言えて 「悪いこと」さえしなければ何をしても許される社会だとおもうが、それは洗練された「全体主義社会」だよね。 だから、ぼくは、やっぱり日本の人は「よく出来た全体主義社会」をこそ望んでいるんだと思う。

「自由を謳歌する中国人」を想像するのは簡単だけど「自由を謳歌する日本人」を想像するのは難しいものなあー。 「自由ななかにも節度」があったりしそうであるw  ちゃんと ちゃんと ちゃんと。 チャント チャント。 Chant Chant Chant ! 

追い詰められた道を歩いて角を曲がったら戦争に飛び込んでしまいました、というのねw 他人に責任を押しつけるためには他には歴史の書きようがないもんね。やむをえない>

冷戦で米に殺されずにすんだ国家社会主義は国家社会主義経済官僚のチャンピオン岸信介を首相にし孫首相への支持を通じてまた戦争の地獄へ連れ戻す所ですのい。日本の天然全体主義社会を考えると(遅らせることは出来ても)止められないだろう。                  (引用終り)

 私は 「東京の国会周辺デモ」について 何度か書いてきたが、 あの規制に対して どなたも発言しないことが不思議でならない。 あのような形態のものを 「デモ」などとは言わない。 多分、十全外人大庭亀夫さんも、 あれを見て 『全体主義の国』と 直感したのだと思う。 3万人、4万人と 参加者数の発表はあるが、 だだっ広い 道路を挟んで 国民が チョコマカと集会を開いても、 政治権力はなんら「脅威」を感じない。 デモは 示威運動 (多数の者が意思・要求を通そうと、集団で威力を示すこと。また、その集会や行進) である。 その要求を通すために行うものであり、 主権者の 政府への大切な「権利の1つ」である。

 大日本帝国に関しても、 現在の政府や日本社会に関しても、 この見方が 『唯一』のものでないにせよ、 外から見ている人々の中のある程度が同様の見方をしていることは 日本人にとって 考えておかねばならない問題ではないだろうか。



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK187] じじい4人組、魂の叫び 首相よ、強行すれば自滅だ(サンデー毎日)
じじい4人組、魂の叫び 首相よ、強行すれば自滅だ
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2015/07/05/post-152.html
サンデー毎日 2015年7月 5日号


倉重篤郎のサンデー時評 60

 皆戦争体験を持っている。安倍晋三首相をはじめ若い者に、もうこれ以上任せておけぬと立ちあがった。しかるべきところで発言したいとの要望が寄せられ、日本記者クラブに来ていただくことにした(6月12日の緊急会見は、クラブのHPからユーチューブで視聴可https://www.youtube.com/watch?v=2DNuKWye7I0)。

 まず吠(ほ)えたのは亀井静香氏だった。元警察官僚。血気盛んな頃は国家基本問題同志会の中核メンバーとして右寄りの活動をしていた。その頃の人脈が残っており、石原慎太郎氏とは昵懇(じつこん)だし、安倍首相にもサシで意見する立場だ。

 その右だったはずの亀井氏が時代状況を以下の言葉でまとめ、警鐘を鳴らした。「日本は今、戦争に負けて以来、ある意味では最大の危機に直面をしている」

「日本は戦後、(憲法9条下)いわゆる普通の国ではない国として生きる道を選んできた。それを一内閣だけで変える、ルビコン川を渡る、という。当然ながら、ワニが出るか、サメが出てくるか。リスクのあるなしという生易しいものではない。戦闘行為をやって、戦死者が出るのは当たり前だ」

「それを国会議員だけで決めようとしている。こういう基本問題は、国民の意思を問うのが当たり前。子どもでも分かる常識だ」

 亀井氏は、抑止力を高めるという新法制の根幹にも疑義を呈した。日本が集団的自衛権を一部容認しただけでは中国の軍事台頭意欲を押しとどめるものにはならないし、何よりも米国は自らの国益を優先する国であることが理解されていない、との主張である。広島出身で姉が被爆、その時に駐留米軍が被爆者の治療よりデータ取得を優先したことがいまだに忘れられない。地元のダム建設に徴用された朝鮮人労働者のことも覚えている。差別も残虐行為もあった。加害者は忘れても被害者が忘れることはない、とも強調し、戦後70年の首相談話にも注文をつけた。

 山崎拓氏は旧満州の大連生まれ。その後地元福岡に戻り、小学校3年生の時空襲を受けた。天井を突き抜けた焼夷(しようい)弾が枕元に落下、たまたま不発弾で助かったが、街中には体の一部が欠けている遺体がゴロゴロしているのを目撃した。

 それが山崎氏の政治家としての原点ともなった。防衛庁長官、自民党国防族のボスとしてつい最近まで戦後日本の安保政策の中枢を担ってきた。誰よりもその経緯、内情には詳しいつもりだ。

 ◇「軍事」と「経済」 安倍政権が肩代わりする米国の二つの重荷

 氏は三つのことを語った。第一に安倍氏が好んで使う「積極的平和主義」の「積極的」の意味は軍事力の活用にあり、これは従来の日本の軍事力に頼らない平和主義とは真逆の路線である。第二に、新法制で大幅に解禁することになる「後方支援」とは、これまで日本が戦闘行為と一体化しないよう慎重に使ってきた「後方地域支援」とは別物で、「重装備で、武力行使、戦闘行為を惹起(じやつき)するものになる」と断定、第三に、国際軍事情勢の変化とされる中国の軍事力の膨張と海洋進出、北朝鮮の核戦力強化に対しては、個別的自衛権の行使と現行法で十分対応可能だと、プロとしての見解を述べた。

 藤井裕久氏は歴史の語り部である。近現代史への造詣のみならず、大蔵官僚、官房長官秘書官、政治家として日本政治史をインサイダーとしてウオッチングしてきた。

 だから勘が鋭い。安倍政権は現在米国によって二つの大事業を肩代わりさせられようとしている、と喝破した。一つは、軍事的役割の肩代わりである。世界の警察官としてふるまってきた米軍がその力の衰えを補佐するため「おい、少し日本がやれよ」とばかりに割り振ってきたものである。

 もう一つは、経済面での肩代わりだという。米国は現在リーマン・ショック以来過剰に緩めてきた金融政策を転換、この秋以降は金利引き上げなど引き締めに転じる構えである。藤井氏によると、その政策転換で世界経済が冷えないように、米国はその肩代わりを日本に求めているというのである。日本の異次元緩和の出口不在を見るにその可能性十分ありと考える。

 武村正義氏は、琵琶湖のほとりでのんびり過ごしていたが、政界の現況に黙っていられなくなった。もともと、小沢一郎、細川護熙両氏と共に55年体制を打倒した立役者の1人だ。時代の節目に敏感だ。安倍氏の日本が、氏の信奉する石橋湛山(たんざん)的小日本主義からかけ離れていく姿に危機感を感じた。

「国の基本的な形を変える大きな政策が、論議が未成熟なまま、何もかも一挙にケリをつけられようとしている感じがする」として、(1)個別的自衛権では本当に対応できないか検証する(2)安保環境の変化には日本自身の防衛力強化で対応する(3)どうしてもそれで無理というのであれば正々堂々国民投票を経て改憲する、と提起した。

 先達のそれぞれに貴重な証言、提言と思うが、官邸には馬耳東風か。「(国会議員の)バッジを外されている方で、それぞれ個人の意見表明だ。(国会審議への)影響は全くない」(菅義偉官房長官)と素っ気ない。国会の超長期延長と維新の党の抱き込みによって、最後は強行採決する構えを捨てていないように見える。

 この点の亀井氏の解説はこうだ。「最終的に無茶(むちや)なことはしないと思う。世論に反してやれば自滅状態になる。なぜなら、安倍政権は派閥が作ったわけではない。右バネの風に乗っかってできた。本人もなれると思っていなかった」

 安倍政権の権力基盤は、実は意外に脆(もろ)い、との指摘だ。永田町の有為転変を長年ウオッチしてきたベテランの言を軽んじるべきではない。ただ、国家の自滅よりは一政権の自滅の方がベターである。

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 ■人物略歴
 ◇倉重篤郎(くらしげ・あつろう)
 1953年7月東京生まれ。78年東京大教育学部卒、毎日新聞入社、水戸、青森支局。政治部、経済部。2004年政治部長、11年論説委員長、13年専門編集委員


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/389.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 日刊スポーツ政界地獄耳「敵は野党から国民世論に」  安倍政権の支持率も下がってきてるし国民にとってはチャンス








http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/390.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 6・24国会包囲/戦争法案絶対反対 安倍政権はいますぐ退陣 国会会期延長反対 国会いますぐ閉会 戦争法案いますぐ廃案 
















































http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/391.html
記事 [政治・選挙・NHK187] <五輪担当相>元副文科相の遠藤氏起用へ(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150624-00000067-mai-pol
毎日新聞 6月24日(水)20時13分配信


 安倍晋三首相は24日、2020年東京五輪・パラリンピックを準備する五輪担当相に遠藤利明元副文部科学相(65)を起用する意向を固めた。遠藤氏は25日にも皇居での認証式を経て就任する。

 遠藤氏は衆院山形1区選出で当選7回。東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事を務めており、初入閣になる。昨年9月の内閣改造の際にも五輪担当相に挙がっていたが、閣僚の定員を超えたため実現しなかった。今年5月、東京五輪・パラリンピック特別措置法が成立し、20年度末まで、閣僚を現行の18人から1人増やすことが決まった。

 同法が25日に施行されるのを受け、政府は首相を本部長、菅義偉官房長官と遠藤氏を副本部長とする推進本部を内閣に設置し、大会準備を円滑に進めるための基本方針を作成する。【前田洋平】



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/392.html

記事 [政治・選挙・NHK187] <70年談話>村山元首相「閣議で正式決定を」(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150624-00000047-mai-pol
毎日新聞 6月24日(水)19時12分配信


 村山富市元首相は24日、大阪市内で講演し、安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話について、「『安倍首相個人の談話として出す』という話なら、ますます疑念が深まる。ここまで問題になっている状況を考えれば、正式に閣議で決めて出すべきだ」と述べた。

 村山氏は関西プレスクラブの定例会で講演。過去の植民地支配と侵略に対する謝罪を表明した1995年の「村山談話」について、「正式に閣議で決めて政府の見解として公式に出すのでなければ、談話を出す意味がないと考えた」とした。「談話の発表後、日中間や日韓関係の中で、過去の歴史問題が問題になったことはあまりなかった」とし、「第2次安倍内閣になって、安倍さんがいろいろな発言をして、問題を蒸し返した」と指摘。「わざわざ、いちゃもんをつけて問題を生起させておいて、最後は閣議決定をせずに出そうというのは良くない」と批判した。

 国会で審議中の安全保障関連法案にも触れ、「尖閣諸島や東シナ海の問題で国民の危機感をあおるのではなく、平和外交と憲法を守り、中国と率直に話ができる環境を作っていくのが先決ではないか」と述べた。【遠藤孝康】



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/393.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 安保法制議論の「良い爺さん」「悪い爺さん」(サンデー毎日)
安保法制議論の「良い爺さん」「悪い爺さん」
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2015/07/05/post-153.html
サンデー毎日 2015年7月 5日号


牧太郎の青い空白い雲 連載527

 先の短いじいさんよ、お前さん いくつだ? もう半分以上、棺桶(かんおけ)に入っているだろう。安倍さんの件だが、年寄りは黙っていろよ。20年後、お前は生きているのか? そんな連中が単なる幼稚な自己顕示欲で騒ぐのは、実にみっともない。20年後、確実に生きている20代から40代の連中が判断し、決めることなんだ。その連中が、責任を持って支持した安倍さんの行動なんだから、もう年寄りの出る幕じゃない。

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 最近、届いた「読者のメール」である。

「戦争ができる国」を目指す人なんだろう。爺(じい)さんは何も言うな!と主張する。「もう半分以上、棺桶に入っているだろう」なんて言われると、正直言っていい気分ではない。何を!この若造!と言いたくなるが......これも「言論の自由」。我慢しなければなるまい。

 かなり組織的な嫌がらせ。冷静に考えてみれば、「ヤクザのようなセリフ」で当方を脅す輩(やから)が現れたのは、むしろ歓迎すべきことなのかもしれない。

 爺さんの意見なら無視すればいいのに、安倍陣営はこのところ国民を敵に回しそうな気配で慌てているんだろう。だから、必死で「戦争準備反対者=年寄り」の図式をPRする。当方まで、組織的な爺さん排除キャンペーンの標的になるのは、安倍政権の焦りの証拠ではあるまいか。

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 安保法制議論では「良い爺さん」と「悪い爺さん」が存在する。

 安保法制を推進している高村正彦・自民党副総裁=73歳は嘘(うそ)つき爺さん。悪い方の典型である。

 1999年2月の衆院安全保障委員会で、当時外相だった高村さんは、「憲法第9条のもとにおいて許容されている自衛権の行使は、我が国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであると解しており、集団的自衛権を行使することはその範囲を超えるものであって、我が国の憲法上許されない」と答弁している。

 それがどうだろう。

 最近は、遠い昔の最高裁の砂川事件判決を持ち出して、最高裁が集団的自衛権の行使を認めている、なんて「真っ赤な嘘」をつく。

「悪い爺さん」の典型である。理念も矜持(きようじ)もない「悪い爺さん」が何も知らない若者を騙(だま)している。

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 意外にも「良い爺さん」に変身した人もいる。

 鈴木邦男さん、71歳。

 70年11月の三島由紀夫事件を契機に新右翼団体「一水会」を創設した人物。73年、防衛庁に乱入する事件を起こした「筋金入りの右翼」である。その鈴木さんは集団的自衛権に反対している。

 6月12日「九条の会・さいたま」の結成10周年の集会で、鈴木さんの講演を聴いた。「左翼からは右翼と言われ、右翼からは裏切りと言われている」と笑わせたが、彼が言いたいのは、「自由のない自主憲法より、自由のある押しつけ憲法のほうが良い」である。

 鈴木さんは「愛国者と自称する人に愛はない」とまで言い切ったが......まさに「幼稚な自己顕示欲」の人々が、戦争法案を無理やり、成立させようとしているのだ。

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 すべからく、正義は「年齢」と関係ない。

 テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」が憲法学者に行ったアンケート結果を見ると、年齢は関係ないことがよくわかる。『憲法判例百選』の執筆者198人に対して行ったもので、かなり高齢もいれば、新進気鋭の学者もいる。

 151人が回答を寄せているが、「今回の安保法制は憲法違反にあたると考えますか?」との質問に「違反にあたる」と回答したのは127人、「憲法違反の疑いがある」が19人、「憲法違反の疑いはない」が3人、「回答なし」が2人だった。さらに「一般に集団的自衛権の行使は日本国憲法に違反すると考えますか」に対しては、132人が「憲法に違反する」と回答。年齢は関係ないのだ。

 官房長官閣下は、ほとんどの学者が違憲と判断したのに「数ではない!」と開き直ったが......僕に言わせれば「年齢ではない!」だ。


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/394.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 株価18年ぶり高値の裏で進む…目を覆うばかりの“国力低下”(日刊ゲンダイ) :経済板リンク
株価18年ぶり高値の裏で進む…目を覆うばかりの“国力低下”(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/157.html


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/395.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 閣議決定をしない戦後70年談話など、国益を毀損するだけだ。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201506/article_22.html
2015/06/24 22:18

安倍首相があれだけ力を入れて、戦後70年談話を発表したいと意気込んでいたが、報道によると、談話を閣議決定しないで、個人的な談話で済まそうとしているらしい。この意味するところは、個人的な談話であるので、自分の思いを好き勝手に述べるということである。歴代の談話が侵略をしたことに対する謝罪を入れているが、その部分は述べないで、自分なりの私的見解を述べるということである。そんな安倍氏の私的談話となれば、どんな内容か想像に難くないが、当然中国、韓国などは反発するだろう。しかし、本人は個人的談話であると逃げるだろう。言うなれば、最後っ屁である。言いたいことを言って、責任を取らないということである。

村山元首相が、そのやり方を批判し、日本政府の公式見解として、閣議決定したものを発表すべきと述べている。それが出来ないということは、自分が話したい内容が、明らかに批判を受けることがわかっているからだ。

だが、自分の本心にそぐわない談話はしたくはないと思っているのであろう。安倍首相という男は、「我の塊」のような男である。心底、自分本位の男ということである。ほぼ100%の学者が「違憲」というのに「合憲」という。沖縄の民意が「基地移転反対」と言っているのに、「それが以外の解は無い」という。多数決意見を実現するのが、民主主義の政治である。戦争時代の爺さんの亡霊を背負った首相などはいらない。


「70年談話は閣議決定を」 疑念深まると村山元首相
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015062401001332.html

 村山富市元首相は24日、大阪市内で開かれた関西プレスクラブの会合で講演し、安倍晋三首相が戦後70年談話の閣議決定を見送る方向で調整していることを踏まえ「世界的に注目を浴びており、個人談話とすると疑念が深まる。正式に閣議で決めて出すべきだ」との見解を示した。
 過去の「植民地支配と侵略」への反省やおわびを明記した戦後50年の自身の談話に関し「正式に閣議で決め、政府見解として出さないと意味がないと思った」と振り返り、「戦後60年の小泉純一郎首相談話も閣議で決めている」と指摘した。
(共同)


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/396.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「ヘリクツ崩壊の安倍法案 風塵だより35「マガジン9」:鈴木 耕氏」
「ヘリクツ崩壊の安倍法案 風塵だより35「マガジン9」:鈴木 耕氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17692.html
2015/6/25 晴耕雨読


2015年6月24日up風塵だより35 ヘリクツ崩壊の安倍法案
http://www.magazine9.jp/article/hu-jin/20057/

 ぼくは1945年生まれだ。敗戦の年に生まれた。「歩く戦後史」などと自分では冗談めかして言っているが、要するに、戦後の日本とまったく同じ年数を生きてきたということだ。

 同年生まれに、佐高信さんや落合恵子さんたちがいる。最近、よくデモや集会でお会いする。そのたびごとに、つい愚痴を言い合う。

 「まさか、この歳になって『戦争反対』なんてマジメに言わざるを得なくなるなんて、思ってもみなかったね…」と。

 70年も生きてくれば、そりゃあ、さまざまなことがあったさ。

 朝鮮戦争、東西冷戦、キューバ危機、ソ連の核実験再開、60年安保、ベトナム戦争、ベトナム反戦と全共闘、アフガン戦争、天安門、ベルリンの壁、ソ連崩壊、湾岸戦争、イラク戦争…。数え上げればキリがないが、それでも日本は何とか火薬の臭いからは、身を退いてやってこられたんだ。

 「本当にいろんなことがあったけれど、日本が戦争に自ら加担しようとするなんてことを、政府が言い出す時代が来るとは…」

 落合さんの“怒髪”が、ますます逆立ってしまうわけだ。

 今、この国が、安倍首相らの言うような「存立危機事態」に近づいているとは思えない。憲法学者の大多数が「安保関連法案は違憲」と断言し、歴代の内閣法制局長官たちも国会で同様の意見を述べた。そんな中で、国会の会期を大幅延長してまで、強引にこの法案を成立させようとする安倍、どうもどこかタガが外れてしまっている。

 母方の祖父・岸信介元首相の悲願を実現することだけが、安倍の生きがいと化している。国民のことも、国際的信望も、自衛隊員の命も、海外で働く日本人も、国内でのテロの危険性の高まりも、とても熟慮しているとは思えない。ただただ、ノブスケじいちゃんの夢見た「改憲」だけが頭の中で渦を巻いているみたいだ。

 父方の祖父・安倍寛氏は、戦時中の大政翼賛会体制に反旗をひるがえして立候補。孤塁を守ったリベラル派の代議士だったという。だが孫の晋三氏は、この祖父についてはまったく言及しない。リベラル嫌いの骨がらみ極右になってしまった“不肖の孫”だ。

 それにしても、この「安保関連法案」、どこをとってもおかしなことばかり。首相や閣僚、さらには自民党幹部の言うことが、まるでバラバラ。突っ込まれると右往左往したあげく、撤回や修正、謝罪を繰り返す。法案の中身がひどいから答弁に一貫性がないのだが、そんなことはどうでもいいらしい。ただただ法案成立を目指す。

 素人が見たって破綻しているヘリクツを、ペラペラ述べ立てるだけの安倍首相と閣僚たち。多分、官僚たちがもうイヤになっていることだろう。閣僚(特に中谷防衛相)がシドロモドロで、せっかく教え込んだことと違う答弁を繰り返すんだから。

 もうひとつ与党にとって頭の痛い問題は、公明党だ。実は、ある世論調査で公明党内部が大揺れだという。共同通信社が6月20、21日に行った調査だが、安保関連法案への反対が、公明党支持者でも前回の5月調査と比較して、大幅に増えていることが判明したのだ。

 公明党支持者のうち、安保法案に賛成36.6%(前回53.9%) 反対47.2%(前回35.1%)という結果だ。たった1ヵ月の間に、公明党支持者の間で劇的な逆転変化が起きていたのだ。これには、公明党幹部も大慌て。与党協議で自民党へすり寄るだけだった北側一雄副代表に対する風当たりが強まっているという。

 しかも、安倍首相は政界引退を表明したばかりの橋下徹氏と懇談、この席で橋下氏の「国会への登場」をしきりに促したという。それが「公明党がガタガタいうなら、公明党を見限って橋下と手を組むぞ」という安倍の脅しだと受け取る公明党幹部もいて、それやこれやで大揺れ、というわけだ。
 
 さて、ではこのつぎはぎだらけの「ヘリクツ法案」のおかしさを、素人なりに考えてみる。分かりにくい話が多い中で、とても分かりやすい例が、安倍が固執する「ホルムズ海峡の機雷掃海への参加」である。

 これを集団的自衛権行使の理由とすることへの疑問を取り上げてみる。これしか具体的な事例を挙げることが出来ない安倍首相の苦しまぎれのヘリクツの破綻が、最もよく露呈している事例だ。

◎ホルムズ海峡の機雷除去に自衛隊派遣の理由

 ホルムズ海峡の機雷掃海作戦というのは、石油確保という「経済的理由」そのもの。これは「自由を守るため」でも「人道的立場から」でもなく、「経済的理由で戦争に加担する」ということを国際的に公言するに等しい。

 戦争を繰り返すアメリカだって、戦争開始にあたっては「人道的介入」とか「抑圧からの解放」「自由主義の擁護」「虐殺の抑止」「テロとの戦い」などと、一応のリクツは唱える。戦争への言い訳を、それなりの「思想」でくるんでカッコをつけるのだ。

 しかし、安倍の「ホルムズ海峡」には、そんな「言い訳の思想」すらない。経済優先の、つまり「思想なき戦争」だ。これは、国際的にもまことに恥ずかしいことではないか。

◎ホルムズ海峡封鎖で、寒冷地では凍死者も出る?

 高村正彦自民党副総裁は、ホルムズ海峡の機雷掃海について「原油がまったく来なくなって国内で灯油もなくなり寒冷地で凍死者が続出するというのは、国民の権利が根底から覆される状況」と説明(3日NHK)した。だが、果たしてそんなことが起こるのか。

 現在、日本の石油備蓄は全国10カ所の国家石油備蓄基地と民間石油会社からの借り上げタンクで約4,782万kl、民間石油会社の備蓄約3,288万kl。合計8,070万kl。これは、日本の消費量の約200日分。万が一、石油輸入が途絶えても、優に半年以上はもつ。

 こういう現状を知りながら「国内で灯油がなくなり凍死者が続出する状況」などというのは、たちの悪い脅しでしかない。

◎原発停止で原油輸入量が増大?

 原発停止による火力発電用の石油需要の増大ということがしきりに言われているが、2011年以降、実際には日本の原油需要はほとんど横這い。低燃費車の普及でのガソリン需要の低下、節電技術や節電意識の増大での電力需要の低下もあり、今後も原油輸入量が増えるとは考えられない。ホルムズ海峡云々の議論の怪しさが、ここに現れている。

◎石油輸入量は逆に減っている

 貿易統計では、日本の昨年5月の原油輸入量は、前年比19%減の、日量274万バレル。原油輸入量が日量300万バレルを割ったのは、実に1969年以来のことだという。この傾向は今年に入っても変わらない。

◎ホルムズ海峡の「環境は悪化」しているのか?

 安倍はしきりに「安全保障環境の変化」を強調するが、イランが海峡封鎖という挙に出る、などということはまったく考えられない。

 軍事ジャーナリストの田岡俊次さんは、次のように指摘する。

 「アメリカとイランの関係改善が進む中、イランが海峡封鎖しなければならない理由は何ら見当たらない。イランは石油を輸出したいのだし、自らの不利益になるようなことをなぜするのか。環境の変化というなら、むしろ改善されつつあるのが現状」と、デモクラTVで強調していた。

◎ホルムズ海峡以外に石油輸送ルートが…

 朝日新聞(21日)に、興味深い記事が載っていた。
 「ホルムズ 恵みの海峡」「イランも依存『封鎖は非現実的』」という記事。つまり、田岡さんの解説と同様、イランにとってもホルムズ海峡が大切なルートであり、海峡封鎖などするわけがない、ということだ。

 しかも、もうひとつ「ホルムズ回避 進む備え」との記事。これは、産油国のサウジアラビアやUAEが、ホルムズ海峡を通らずに原油積み出しができるように、パイプラインを海峡の南のオマーン側や西の紅海へ敷設、ホルムズ海峡を回避できる形を造りつつあるというのだ。

 ホルムズ海峡での機雷敷設やその除去などが、ほとんど意味をなさなくなっている現状が分かるだろう。

 安倍が挙げることのできたたったひとつの「集団的自衛権行使の事例」が、こうして泡のように消えてしまった。それでもなお「ホルムズ海峡」にしがみつくみっともなさ。

◎自衛隊の途中撤退は可能なのか?

 紛争中(戦争中)の「機雷掃海」というのは、誰もが認めるように「戦闘行為」の一環である。安倍首相は、集団的自衛権行使の場面でも、「もし、戦闘に巻き込まれそうになったら中止、撤退する」と繰り返し強調している。

 ヤバクなったら、クルリと部隊を反転させて撤退する? もしそんなことをしたら、日本は世界中の物笑いの種になるだろう。

◎後方支援と兵站の違いは?

 これを安倍ははっきりと説明できない。兵站線を突くのは戦闘の常識。むしろ、後方支援のほうが危険だと、田岡さんなどもしきりに指摘している。しかし、安倍はこういう具体的な指摘には一切答えない。いや、答えることができない、というほうが当たっているのだろうけれど…。

◎歴代内閣法制局長官たちの証言

 22日の衆院特別委員会での元法制局長官たちの意見は、さらに厳しいものだった。

阪田雅裕氏
 ホルムズ海峡の機雷封鎖、これなどどう考えても、我が国の存在を脅かし、権利を根底から覆すというような事態に至りようがないと思います。総理は機雷除去が受動的、限定的だからいいのではないか、といった趣旨の説明をされていると思いますけれども、中東有事にまで集団的自衛権の出番があるということだといたしますと、これは限定的でも何でもない。もし、そうだとすると、これは到底、従来の政府解釈の基本的な議論の枠内である、とは言えなくなります。

宮崎礼壹氏
 今や、集団的自衛権行使が9条の下では認められない、ということは、我が国においては確立した憲法解釈であると考えるべきであります。政府自身がこれを覆す内容の法案を国会に提出するということは、法的安定性を自ら破壊するものと言わなければなりません。(略)これはいわば、黒を白と言いくるめる類いとしか言えません。

 「法の番人」と言われる歴代の内閣法制局長官たちが「黒を白と言いくるめる類い」とまで、安保法制を痛烈批判したのだ。それでも安倍は平気なのか。彼の神経を疑う。

 また、彼らの後輩にあたる現在の横畠裕介法制局長官は、さぞかし耳が痛いだろう。いや、「この法案はフグのようなもの」などという、わけの分からぬぶっ飛び答弁でごまかしにかかる人だから、安倍同様、フグの毒で神経回路が麻痺しているのかもしれない。

 「ホルムズ海峡での機雷掃海」についてだけでも、こんなにおかしなことばかり。まるで、ありえないものをある、と強弁する駄々っ子のような「安倍国会答弁集」である。

 いまや「安倍話法」が、一般用語として通用するようになってきた。これが褒め言葉ではないことは、むろん、言うまでもない。

 さすがに多くの人たちが、この安倍答弁の曖昧さ、デタラメさ、適当さ、いい加減さ、そして何より、その危なさに気づき始めた。

 連日のように、国会周辺ではデモや集会が行われている。国会周辺だけではない。札幌でも京都でも大阪でも名古屋でも神戸でも、そのほか多くの町や場所で、もう黙ってはいられないと「安倍NO!」の声を挙げ始めた。

 ことに、学生たち若者を中心にした「SEALDs」という団体が主催するデモや集会には、これまであまり顔を見ることのなかった世代が、数多く登場している。

 憲法学者は言うに及ばず、あらゆる分野の学者・研究者が数千名単位で「安保法制反対」の表明をした。歴代の内閣法制局長官たちも「安保法制は違憲」との意見を陳述したし、演劇などの表現者たちもしかり。小説家や評論家、ミュージシャンなどの声も大きくなりだした。

 各マスメディアの調査でも、安倍内閣の支持率は、このところかなりの急降下である。共同通信もNNNも朝日新聞も、読売新聞でさえ、それを示している。ことに、朝日調査では、女性の支持率が急落。支持34%(前回42%)、不支持37%(前回31%)と、ついに不支持が支持を上回った。

 「戦争」という文字が具体性を帯び始めたことに、女性たちが猛反発し始めたのだろう。女が立ち上がれば、やがて男もつられるだろう。

 この法案が潰れるまで、ぼくは小さな声を上げ続けようと思う。

※記事を引用する場合は出典の明記「マガジン9:http://www.magazine9.jp/」をお願いします

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すずき こう

すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)など。マガジン9では「風塵だより」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。

最新10title : 風塵だより


http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/397.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「「支持基盤がネトウヨだけ」という安倍氏のそもそもの「弱み」が、確実に彼自身の足を引っ張り始めた。」 きむらとも氏
「「支持基盤がネトウヨだけ」という安倍氏のそもそもの「弱み」が、確実に彼自身の足を引っ張り始めた。」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17693.html
2015/6/25 晴耕雨読


きむらとも氏のツイートより。https://twitter.com/kimuratomo

安倍政権の言っている「集団的自衛権行使すべき」とは、実は「米国防衛費を日本が肩代わりすべき」と言う意味なのに、それを「我が国を取り巻く安保環境の変化」なんて「そもそもない理由」を根拠として持ち出すから議論がイミフとなるのだ。


会期延長してまで「戦争法案」議論だと?もうカネの無駄だ。


『岡田民主代表「法案出し直せ」=野党、会期延長に反発』うーむ、この「法案出し直せ」には強い違和感。


そもそもが必要のない「戦争法案」。


こんなもの、修正する意味さえもない。


「出し直せ」ではなくて「もう二度と出して来るな」と言うべきだろうが。http://t.co/sMpyU95ff2

山本太郎議員『漢方薬原料生薬の国内自給率と品質管理に関する質問主意書』日本薬局方の純度試験基準に「放射性物質がない」ことを、シレッと答弁。http://t.co/DwXm6eQSL3 http://t.co/ErD8jyDydL

報ステが、ついに「沖縄のこの日」に「日米地位協定の不条理」に切り込んだ。


米軍兵の犯罪、住宅街直上での訓練飛行、有害物質の不法投棄…。


独伊と異なり、未だ日本が主権国家たりえない証拠を次々暴露。


本来ならNHKが「Nスペ」でやるくらいの特集だ。


これは、評価したい。 #報道ステーション


>ジャーナリスト 田中稔 公明党中央幹事会会長・漆原良夫氏の「うるマガ」。安保関連法案について「用語も難しいこともあり、国民の理解もなかなか進んでいません」。だったら撤回しなさい。過去最長の国会延長の責任を民主党に転嫁。オイオイ。この方、本当に面の皮が厚いね



『「70年談話は閣議決定を」疑念深まると村山元首相』「出しても出さなくても」「閣議決定しても閣議決定しなくても」厳しいな、これは。


「支持基盤がネトウヨだけ」という安倍氏のそもそもの「弱み」が、ここに来て確実に彼自身の足を引っ張り始めた。http://t.co/9XPu8o7pmW

東京五輪に向けて建設するという「新国立競技場」、総工費2500億円だとか言っているが、その費用いったい誰が負担するんだろうか。


橋の長さの3倍のアーチを陸に作るという、工法的に無理なアーチだけで2000億円。


東京五輪招致賛成で盛り上がっている人たちだけで、全額負担して欲しいものだ。


         ◇


報道ステーション 20150623




http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/398.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「>そこまで言うならコウベくらい垂れろ:山崎 雅弘氏」
「>そこまで言うならコウベくらい垂れろ:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17686.html
2015/6/24 晴耕雨読


https://twitter.com/mas__yamazaki

「沖縄 慰霊の日」himeyuri ~ひめゆりの詩~ / MONGOL800(YouTube) https://t.co/520z9XSvxK



THE BOOMの名曲『島唄』の本当の意味とは(NAVAR)http://bit.ly/1Cq40Lb

宮沢和史「『島唄(しまうた)』は、本当はたった一人のおばあさんに聴いてもらいたくて作った歌だ」


「歌詞の中に、ガマの中で自決した2人を歌った部分がある」


「歌詞の持つ本当の意味」


自著の宣伝で恐縮ですが、日本軍ではなく沖縄県民の視点から見た「沖縄戦」の戦史です。


『沖縄県民と沖縄戦』(Kindle電子書籍)http://amzn.to/1vGaVf5

当時沖縄でどんなことがあったのか、全体の概要を知る一助となれば幸いです。


2つの学徒隊についてのコラムも収録。


>加藤郁美 そこまで言うならコウベくらい垂れろ、政治パフォーマンスとしてさえ沖縄戦没者の前で頭下げて黙祷できないのに、美辞麗句たらたら垂れて、ばかだなあ、ほんと。/沖縄慰霊の日、安倍首相挨拶「悲痛な念とともに、静かにこうべを垂れたいと思います」。




沖縄の戦後70年全戦没者追悼式、首相の挨拶文は今回もまったく実際の自分の行動と繋がらない、意味の無い空疎な言葉の羅列だった。


誰かが書いた「こうべを垂れたい」というテキストは、機械のように読み上げるが、実際の行動には全く反映しない。


午後2時のNHKニュースは沖縄の全戦没者追悼式に関連して、首相の「沖縄の負担軽減」云々という政治宣伝のコメントは丁寧に報じたが、翁長知事がそこで何を述べたかには一切触れなかった。


首相は相変わらず、沖縄県民と県知事が提示する「新基地建設に反対」という論点を徹底的に無視し続けている。


沖縄の外国軍基地問題は、普天間基地の移設先確保と「県民の大多数が県内新基地の建設に反対」という二つの側面を踏まえた上で、さまざまな選択肢を検討しなければ解決できないが、首相は外国政府に「領土問題は存在しない」と言い放つのと同種の頑なさで、二番目の側面をまったく踏まえようとしない。


昨晩のNHKニュース9、日韓国交正常化50年を報じる部分では、2002年の日韓W杯共同開催などで「友好ムードが高まった」が、朴槿恵政権になってから「韓国側が慰安婦の銅像を立てるなどしたため日韓関係が悪化した」という構図で説明していた。



昨日の「日韓国交正常化50周年の祝賀行事」に触れた首相のFB記事と、その記事についたコメントの一部。


以前から民族差別的な言葉も多いが、それが削除されることはなく、逆に「なぜ削除しないのですか」と指摘した人間は何人もブロックされている。






日韓関係が「戦後最悪」と評されるほどに悪化した責任は、首相周辺による「慰安婦問題の否認や矮小化」にもあるが、NHKはそうした「首相側の問題」には一切触れない。


朴槿恵大統領の頑なな姿勢が「首脳会談を阻んでいる」との視点だけで報じている。



今国会の会期が9月27日まで大幅延長されたことで、9月に実施予定の自民党総裁選は安倍首相(自民党総裁)の無投票3選になるとの見方が強まっている(読売)http://bit.ly/1LqPtqI

「谷垣氏が大幅延長を決めたのは、総裁選が無投票の可能性が高いと見切ったから」


西川伸一明治大教授「『黒衣(くろご)』に徹するのが美学の内閣法制局で、元長官が参考人に出てくるなんて、前代未聞。それだけ法治国家の『存立危機事態』だということでしょう」(朝日)http://bit.ly/1Rsb0Or

「法制局は法の番人であると同時に政府の法律顧問でもある。OBが野党と一緒に戦っているのを見ると隔世の感がある」


民主政権で法相を務めた、平岡秀夫元衆院議員


「法制局は政治との関わりから自立してきた役所なのに今は矜持を失った」


「政権には誠実だけど国民には不誠実」


「違憲とされてきたことも押し通そうとする、何でもありの世界になってしまった」



http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/399.html

記事 [政治・選挙・NHK187] 「沖縄に米軍基地が集中する事態を作り出したのは安倍首相の祖父である岸信介元首相だった:中川 均氏」
「沖縄に米軍基地が集中する事態を作り出したのは安倍首相の祖父である岸信介元首相だった:中川 均氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17694.html
2015/6/25 晴耕雨読


https://twitter.com/naka8952

TPPのラチェット条項は一度締結したら後でどれほど願おうと改訂は許されないという猛毒条項だ。


軽自動車廃止、かんぽ保険廃止などどれだけ横柄に統制攻撃されても改訂できない究極の従属法だ。


これをフィリピンのように問題視せず、ひたすら税率交渉をしている安倍政権って魂を失った政権か。


今日の報ステは久しぶりに真実を追究した優れたルポだった。


イタリアにもドイツにも米軍基地はあるが基地の主権は米国にはない。


基地の運用も廃棄物の処理も事故処理も主権は当事国にある。


日本だけはすべて米軍が握る。


「日米地位協定」が元凶になっている。


地位協定は改定を望めば改訂できる。


沖縄に米軍基地が集中する事態を作り出したのは安倍首相の祖父である岸信介元首相だった。


当時本土9沖縄1の割合だった米軍基地を移転させて本土1沖縄3の比率にした。


岸信介は国内の反基地運動を沖縄に犠牲を強いる形で決着させた=報ステ。


安倍は辺野古基地新設で祖父の暴挙を上塗りしているわけだ >シーサーアイル 残念ながら今の政府には望むらくもありませんが。


しかし、独立国家として今の状態が良い筈はありませんね。


何でみんなあきらめているんだろ。


長い間米軍基地を沖縄に押しつけておいて、本土は米兵の犯罪も事故も減って結構だろうけど、その分は沖縄の人たちが全部被害を被ってきたわけだから、本土の人たちは絶対ここでもう一度真剣に考えなきゃいけないだろうな。


辺野古を機会に。


>ken 有り難うございます。まさにそう思います、綺麗事や上っ面の言葉なんて要りません。私たちは祖先や家族を沖縄戦で犠牲になってるのだから、安全や平和を掲げるなら同じ負担を全国でしなければ話合わない、だが負担となると皆さん黙る、これが悲しい現実


そもそも米軍基地なんて要りませんよ。


何で日本人がベトナムやアフガンを侵略する米国の手助けをしなきゃいけなかったのです?


>emi kiyomizu ロサンゼルスで日系人が安倍首相に反戦反原発抗議 http://t.co/sIbKxqbuvk 米国議会の安倍首相の演説は米国軍事政策の協力で恥だ!自衛隊海外派遣は帝国主義への道だと日系人が日本政府に抗議した


>iw 約40年前沖縄を初めて旅したのが慰霊の日でした。摩文仁の丘に続く鎮魂の人々の列。超低空飛行の戦闘機の凄まじい爆音。Yナンバーの米兵の乱暴な運転。基地に逃げ込めば治外法権と聞き、実質は沖縄は米国占領下と感じました。


>akanets-3.11 日本の空も首都上空の大半が米軍管制下にあります そのうえ思いやり予算+土地賃貸料などなど 6700億円を日本国が負担しています 世界一気前のいい同盟国との評価を得ています


甘利TPP担当相は「7月合意は可能」と述べた。


甘利がISD条項やラチェット条項についてどう考えているのか、国民には全く分からない。


こんな危険なものを国民に目隠ししたまま合意などということが許されるのだろうか。


日本の命運を決定づける交渉と理解しているのだろうか。


とんでもない事態だ。




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