東京株午前、ITバブル超え 18年半ぶり高値 欧米株高を好感
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SankeiBiz 2015/6/24 11:45
24日午前の東京株式市場は続伸して取引を終えた。日経平均株価は、2000年4月12日につけたITバブル期の高値(2万0833円21銭)を上回り、1996年12月以来約18年半ぶりの高値水準となった。
金融支援をめぐるギリシャと欧州連合(EU)の協議が合意に向かっているとの楽観的な見方などを背景に前日の欧米市場で株価が上昇した流れを引き継いだ。
午前の終値は前日終値比112円58銭高の2万0922円00銭。東証株価指数(TOPIX)は7.13ポイント高の1683.53だった。
ギリシャ問題の進展期待に加え、欧米で前日発表された経済指標が市場予想を上回ったことで、欧州株式市場は続伸し、米ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均も小幅続伸した。
東京市場もこうした海外の流れに追随し、朝方から買い注文が先行する展開となった。外国為替市場の円相場が1ドル=123円台後半で推移し円安ドル高に振れていることも、主力の輸出関連銘柄の買いを誘った。
市場では「短期的な過熱感も意識されるが、株高への期待感が強いことが上昇要因となっている」(大手証券)との声が聞かれた。