「戦後という屈辱的な時代は終わり、日本は新たな平安時代!「本音のコラム:山口二郎」:氏家法雄氏」
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2015/5/25 晴耕雨読
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「柳田邦男の深呼吸[言葉と政治]危うい安倍政権の言説」『毎日新聞』2015年5月23日付、電子版未掲載。
「議論の相手や思想の違う人に対して、特別な言葉を投げつけて、社会的に排斥する風潮[決めつけ語]」があらゆる側面で蔓延することに危惧
非国民、アカ、売国奴…こうした「決めつけ語」の危険性は、用語の意味(概念)が不明確なうえに、何を根拠にその「決めつけ語」のレッテルを貼るのか、具体的な事実の検証もないままに使われる点にあった。
「決めつけ語」の跋扈は恐るべき破壊力を持つ。
柳田邦男[言葉と政治]危うい安倍政権の言説 一つは、論壇において保守派の論客が「自虐史観」とか「売国奴」などといった「決めつけ語」を安易に使うようになってきたこと。
二つ目は、安倍政権が論敵に対する「決めつけ語」と対照的に…「平和安全法制」という名称を付すなど、自己美化に精力的になっていること。
三つ目は言論統制強めていること 決めつけ語跋扈の状況進むと「モノ言えば唇寒し」という国へ。
海外の歴史学者・日本研究者、メルケル首相らの声明は「安倍晋三首相にしっかり認識して欲しいポイント」を示唆。
1過去としっかり向き合うこと2・3徹底した過去との向き合いが和解へ 70年談話で一段と暗転するのかそれとも好転か。
偉大なる安倍晋三総理の下で平和安全法制が決定され…世界の平和と安全に武器を持って貢献する国に。
戦後という屈辱的な時代は終わり、日本は新たな平安時代!
「本音のコラム:素晴らしき平安時代=山口二郎」『東京新聞』2015年4月24日付。
平和を守るには力が必要です。
だから平和への貢献を具体的に示すのは、犠牲者の数です。
戦後の日本では、、一人の戦死者も出さなかったと変な自慢をする人がいましたが、平安時代ではどんどん犠牲者を出すことで、世界平和への貢献を内外に誇るようになりました。
素晴らしき平安時代=山口二郎
平安時代は、平民を安上がりに使い捨てる時代でもあります。
貧乏な皆さんにとっては、大人になったら安い給料でこき使われるか、軍隊に入って平和のために犠牲になるというのが正しい生き方です。
皆さんはなんと素晴らしい時代に生きていることでしょう。
素晴らしき平安時代=山口二郎
二〇二五年の日本の学校では、こんな歴史を教えることになるかもしれない。
…こんな素晴らしい時代に不満を持たないようにするため、これ以上歴史の勉強をする必要はありません。
試験対策の暗記の苦労もありません。
素晴らしき平安時代=山口二郎