中国のAIIB（アジア投資銀）、重要議案には拒否権！出資比率は中国だけで３割！AIIBの構想が固まる！６月には協定署名式典へ
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2015.05.23 13:30 真実を探すブログ
中国が主導して創設の準備が進められているアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）の概要が固まりました。
５月２０日から各国代表らが参加してAIIBの組織を決めるための会議が行われ、中国は出資比率を３割に抑えて参加国に配慮する代わりに、最大の出資を確保することで重要議案について実質的な拒否権を持つことなどを決定。
発足時の資本金は当初の２倍に相当する１０００億ドル（約１２兆円）となり、出資比率はアジアが７５％で、それ以外の諸外国が２５％となっています。インドの出資比率は１０％台となる見通しで、中国とインドで全体の４割に達することになりました。
今回の首席交渉官会合で理事会は１２人構成とし、北京の本部に理事が常駐しないことも確定しています。６月末に北京で創設メンバーによる協定署名式典を開き、その後に正式な創設発表が行われる予定です。
☆＜アジア投資銀＞拒否権、本部に理事不在…中国の思惑を反映
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150522-00000128-mai-bus_all
引用：
中国が主導するアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）の体制の大枠が固まった。中国は出資比率を３割弱に抑えて参加国に配慮する一方、最大の出資を確保することで重要議案について実質的な拒否権を持つなど、中国の思惑がほぼ反映された格好だ。ＡＩＩＢは今後、設立準備作業を加速させるが、参加を見送っている日本は、情報収集を続けて参加の是非を慎重に判断する。
：引用終了
☆アジア投資銀、設立協定合意＝来月末に署名式典−１２理事は非常駐
URL http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015052200698&g=int
引用：
【シンガポール時事】アジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）の第５回首席交渉官会合が２０〜２２日にシンガポールで開かれ、創設メンバー５７カ国が組織の規約となる設立協定をめぐり合意した。理事会は１２人構成とし、北京の本部に理事が常駐しないことを決定。発足時の資本金は１０００億ドル（約１２兆円）と、当初計画の２倍に増やす。
今回の合意で、中国主導で国際金融機関を創設する試みは大きく前進。各国の議決権に直結する出資比率の確定手続きを急ぎ、６月末に北京で創設メンバーによる協定署名式典を開く。中国の出資比率は２０％台後半となる見込みだ。
：引用終了
☆中国主導「AIIB」 資本金を予定の倍額に引き上げへ(15/05/22)
☆AIIB 資本金12兆円に増額検討 当初の倍に(15/05/22)
☆中国の出資比率、29％軸に調整 AIIBの設立準備会議(15/05/20)
☆日本も「アジア投資銀行(AIIB)」参加するべき？
安倍晋三首相は２１日にアジア向けインフラ投資に５年で１１００億ドル（約１３兆円）を投じる方針を表明していますが、この１３兆円という値はAIIBをかなり意識しているように感じられます。
当初の報道ではキリが良い１２兆円（１０００億ドル）となっていたのに、後から１１００億ドル（約１３兆円）になったのはAIIBの資本金を超えていることをアピールする目的があるのでしょう。
AIIBは中国の権限が強いので手放しで褒めることは出来ませんが、参加国の多さはとても魅力的です。争点だった出資金の調整もあっさりと終えましたし、今後も順調に進む場合は日本も積極的に協力をしたほうが良いと私は思います。
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