維新 西村氏の発言を国会でただす[NHK]
5月8日 16時11分
維新の党の柿沢政務調査会長は、記者会見で、内閣府の西村副大臣がTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉内容を記した文書を国会議員が閲覧することを認める方向で調整したいとする発言を撤回したことについて、国会審議で経緯をただす考えを示しました。
内閣府の西村副大臣は7日、ロサンゼルスで記者会見し、TPPの交渉内容を記した文書を国会議員が閲覧することを認める方向で調整したいとする4日の発言について「真意がしっかり伝わっていなかった。今の時点で何も決まっているわけではないし、方向性も決まっていない」と述べ、撤回する考えを示しました。
これについて、維新の党の柿沢政務調査会長は「TPPに関する交渉の資料を、アメリカの議会と同様に、限定的に公開することを考えるという話だったので、前進だと思ったが、あっという間に撤回になった。政府・与党内での意思統一はどうなっているのか」と述べました。
そのうえで「交渉の内容を、日本の議会が全く知らされないまま、極めて大きな自由貿易協定にサインすることになったら、議会としての責任を果たせない。副大臣が発言したことなので、本来であれば前に進ませるべきで、撤回までに何があったのか、検証が必要だ」と述べ、国会審議で経緯をただす考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150508/k10010073281000.html
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民主 岡田代表「西村氏の発言撤回は遺憾 説明を」[NHK]
5月8日 18時22分
民主党の岡田代表は記者会見で、内閣府の西村副大臣が、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉内容を記した文書を国会議員が閲覧することを認める方向で調整したいとする発言を撤回したことについて、「極めて遺憾だ」と述べ、西村氏に事実関係を説明するよう求めていく考えを示しました。
内閣府の西村副大臣は7日、ロサンゼルスで記者会見し、TPPの交渉内容を記した文書を国会議員が閲覧することを認める方向で調整したいとする4日の発言について、「真意がしっかり伝わっていなかった。今の時点で何も決まっているわけではないし、方向性も決まっていない」と述べ、撤回する考えを示しました。
これについて民主党の岡田代表は、「いいことを言うと思っていたが、結局、全面的な撤回の形になり、そのことに対するきちんとした説明もなく、一体これはどうしたことかと思っている。われわれは、TPPの交渉に関わる情報は開示されるべきだと主張しており、今回のことは極めて遺憾だ」と述べました。
そのうえで岡田氏は、「西村副大臣が、この間の経緯を国内できちんと説明することがまず必要だ。西村副大臣の説明を聞いたうえで、委員会などでの対応ということになっていくのではないか」と述べ、西村氏に事実関係を説明するよう求めていく考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150508/k10010073471000.html