★阿修羅♪ > アーカイブ > 2015年5月 > 08日02時34分 〜
 
 
2015年5月08日02時34分 〜
記事 [政治・選挙・NHK184] TPPの国有企業規制 民間と競争条件を統一:日本郵政・成田空港、TPPの国有企業規制対象に:ISD条項発動機会増

TPPの国有企業規制 民間と競争条件を統一[日経新聞]
2015/5/8 2:00

 環太平洋経済連携協定(TPP)が対象にする21分野の一つ。参加国の中で市場の競争を乱す行為が横行すると、貿易や投資の自由化で得られる利益が損なわれるため、民間企業との競争条件をそろえる目的で設けられた。自由貿易協定(FTA)で競争ルールを規定する場合は多いが、国有企業にまで踏み込むことは珍しい。

 具体的には、国有企業が商品を売ったり、サービスを提供したりする際に外国企業を差別しないように求める。政府が国有企業に補助金などの優遇措置を与え、参加国の貿易や投資に悪影響を及ぼすことも禁止する。仮に外国企業が差別的な扱いを受けたと訴えた場合、参加国が設ける紛争処理の手続き機関にかけられ、協定違反と判断されれば、是正を求められる。政府や自治体の入札などのルールについては「政府調達」の分野で別に規定している。

 国有企業への規制はTPPの21分野の中でも、知的財産や環境と並んで交渉が難航しているとされていた。マレーシアなどが例外になる国有企業を増やそうとして調整に手間取ったからだ。ただマレー系の人々を優遇する「ブミプトラ(土地の子)政策」を掲げるマレーシアの国有企業の多くは例外扱いになる見通しだ。日本の産業革新機構などの政府系ファンドも規制対象外になるとみられる。各国が希望する国有企業が例外扱いになることが一定程度固まり、参加国の隔たりは縮まっている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS07H2D_X00C15A5EA2000/
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日本郵政・成田空港、TPPの国有企業規制対象に[日経新聞]
2015/5/8 2:00

 政府が株式の50%超を保有する日本郵政や成田国際空港会社(NAA)などが、環太平洋経済連携協定(TPP)の国有企業規制の対象に入る見通しになった。規制対象の国有企業は外国企業も日本企業と同等に取り扱うなどの公正な事業運営を求められる。

 日米など参加12カ国の交渉が大詰めを迎えているTPPでは、各国の国有企業が守るべきルールも定める。原則として政府が50%超を出資する企業や独立行政法人などを国有企業と定義し、参加国は規制の対象外にする例外企業のリスト作りを急いでいた。

 7日までに固まった日本の例外リストには、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)や地方自治体が持つ第三セクターが含まれることになった。それ以外の商業活動を手がける国有企業は規制対象になり、日本郵政やNAA、東京メトロなどはTPPの規制の順守を求められる。独立行政法人を通じて実質的に国の管理下にある北海道旅客鉄道(JR北海道)や四国旅客鉄道(JR四国)なども規制対象に入る見通しだ。

 日本郵政などはTPPの発効後、物品やサービスを売買する際に、外国企業も日本企業と同等に扱うことを求められる。例えば外国企業だけに割高な運送料金を設定したり、保険商品の販売提携先を選ぶ時に外資を除外したりすることができなくなる。国有企業が海外進出する際に、政府が補助金を使って支援することも制限される。

 政府関係者は「日本の国有企業が業務のやり方を変えなければいけないほどの抜本的な規制にはならない」とみている。日本郵政や九州旅客鉄道(JR九州)は株式を上場する計画があり、政府の保有比率が50%以下になった時点でTPPの規制対象から外れる。

 日本が加盟する世界貿易機関(WTO)の政府調達協定では、日本郵政などの政府機関が一定規模の物品やサービスを発注する際に、外国企業を差別しないことを定めている。TPPの規制は物品やサービスの調達という「買う」行為だけでなく、物品やサービスの提供という「売る」行為も対象にしており、WTOよりも幅広い範囲での対応が必要になる。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS07H2U_X00C15A5MM8000/?dg=1


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/495.html

記事 [政治・選挙・NHK184] (産経)これは一体どこの国の教科書なのか…新参入『学び舎』歴史教科書、検定前“凄まじき中身”と“素性”
★「韓国戦争中にも軍慰安婦存在」韓国教授が主張(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/331/24331.html

日本軍の慰安婦制度を真似た慰安婦制度が、韓国戦争当時、韓国軍にもあったという主張が提起されたと朝日新聞が24日報道した。

韓国の慶南(キョンナム)大学の客員教授の金貴玉(キム・キオック、40)氏は、23日京都の立命館大学で開かれた国際シンポジウムでこのように発表したと同新聞は伝えた。

金教授は「1996年以後、5年間『直接慰安所を利用したことがある』、『軍にら致され、慰安婦になった』など男女8人の証言を聴取した」と明らかにした。

金教授はまた「韓国陸軍本部が1956年編さんした公文書『後方戦史』に『固定式慰安所−特殊慰安隊』と記録された部分を発見し、これには4カ所で89人の慰安婦が1952年に限って20万4560回の慰安活動をしたという統計資料が添付されていた」と同新聞は付け加えた。

一方、国防軍事編纂研究所の関係者は『当時、軍は売春婦と合意の下で場所を提供した。また慰安行為の対価は部隊運営費から支給されたと聞いている」とし「しかし、日本の植民地時代に日本軍が人権を無視し、一般庶民を強制に連れてきて運営した従軍慰安所とは違う」と説明している。

・・・・・・・・・・

国防部 (大韓民国)
大韓民国の国家行政機関であり、庁舎はソウル特別市龍山区にある。国防部の長を「国防部長官」と称し、国務委員が任命される。諸外国の国防省、日本の防衛省に相当し、大韓民国国軍を司る。。。(Wikipedia)

つまり韓国政府が韓国軍慰安所があったと認めたわけですね。
韓国の方や中国の工作員が多いので、批判のコメントでいっぱいになると思いますが。


正義の見方から
http://www.honmotakeshi.com/archives/44636656.html

1: ◆sRJYpneS5Y 2015/05/07(木)09:45:19 ID:???
 来春から中学校で使われる教科書の検定結果が4月6日に公表された。今回の検定では
安倍政権の教科書改革が奏功し、自国の過去をことさら悪く描く自虐史観の傾向がやや改善された。
だが、そんな流れに逆行するかのような教科書が新たに登場した。「学び舎」の歴史教科書である。
現行教科書には一切記述がない慰安婦問題を取り上げ、アジアでの旧日本軍の加害行為を強調する−。その中身を検証する。


「大勢の兵士の相手をさせられた」

 「突然、日本兵が現れて、いっしょにいた3人とともに、軍の駐屯地に連行されました。かやぶきの小屋に別々に入れられ、日本兵たちの暴行を受けました。少しでも抵抗すると、なぐられたり蹴られたり、たばこの火を押しつけられたりしました。その後も、島内各地の駐屯地で、大勢の兵士の相手をさせられました」

 これは日本軍が占領した中国の海南島で暮らす19歳の女性の話だという。まるで慰安婦の強制連行があったかのような印象を受けるが、学び舎の教科書では当初、現代史を扱う章で「問い直される戦後」と題し、本文で、こう記述した。

 だが検定は「話題の選択が具体の事項に偏っている」と指摘したほか、暴行の表現についても「健全な情操の育成について必要な配慮を欠いている」と断じた。
「情操育成」の検定基準が適用されたのは、中学社会科では初めてという。

 そして「海南島には、4カ所以上の軍の『慰安所』がつくられ、多くの女性が入れられていました」と続けたため、「激しい暴行が4カ所以上の慰安所でも行われたかのように誤解する恐れがある」と指摘された。
検定では、わずか14行の本文すべてを対象に、計3カ所もの欠陥が指摘される結果となった。

さらに元韓国人慰安婦の金学順氏の証言を紹介した。

http://livedoor.blogimg.jp/honmo_takeshi/imgs/b/f/bf401ae5.jpg

続き 産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/news/150507/prm1505070008-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/150507/prm1505070008-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/150507/prm1505070008-n3.html
http://www.sankei.com/premium/news/150507/prm1505070008-n4.html
http://www.sankei.com/premium/news/150507/prm1505070008-n5.html
http://www.sankei.com/premium/news/150507/prm1505070008-n6.html

2: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)09:47:58 ID:Cyx
これはひどい

3: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)09:59:29 ID:E2Y
通州事件とかを事細かに描写した方が情操教育に良いと思うヨ

5: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)10:08:07 ID:Qin
証言がコロコロ変わった人か?
偽証を教科書に乗せるとかストレートに愚民化狙ってくるなーw
そういう出版社は、教科書ってか教育に携わるの禁止にした方がいい。

7: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)11:58:34 ID:lpR
必ず朝日が絡むところがいやらしい

>朝日新聞は今年4月8日付夕刊で、学び舎の教科書について、さっそく「届けたい面白い歴史教科書」「ダメ出し400件 6年越し挑戦」と好意的>に報じた。

26: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)19:33:15 ID:PSB
朝日が中韓のためにやる政治煽動は相変わらずか

8: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)12:04:46 ID:Yfl
俺の頃は政治的に色々面倒くせーから「時間がない」という理由で
日本史でも近代以降はほぼカットされたものだけど、今は違うのかな

9: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)12:05:36 ID:Li0
ここかな
14)
http://manabisha.com/index.html

で、会社概要
21)
http://manabisha.com/manabisha/manabisha.html
>代表取締役   若木久造

推薦人
38)
http://manabisha.com/suisen/suisen.html
>大田  堯(教育研究者)

大田堯wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/大田堯
>「九条の会」傘下の「九条の会・さいたま」呼びかけ人を務めている

この学び舎ってのは九条の会の関係組織と思っていいのかな?

13: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)12:15:49 ID:Yfl
中学生をバカにしてるな。
つか、一般人全般をバカにしてるんだけどね、こういう輩は。
実際には賢いつもりのバカでしかないというのに。。

14: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)12:16:08 ID:Uah
ぐぐったら、歴史の先生たち約30人で作ったんだな

>教科書づくりを進めているのは、「子どもと学ぶ歴史教科書の会」(安井俊夫代表)

http://www.asahi.com/edu/articles/TKY201301150311.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/安井俊夫_(教育学者)
 

24: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)18:27:19 ID:BDZ
>>23
教育を受ける側と教育する側の世界しか知らない人間の作った教科書で馬鹿の再生産するのはなぁ・・・。

16: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)13:30:46 ID:99Q
昔家永教科書というのがあったけど、検定通らなかったのに、参考書として採用した所があったらしいね。
今回も、沖縄とか北海道とか、他にも日教組の力の強い地域が、参考書として採用しそうだね。

17: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)13:55:45 ID:v8v
参考書ありうるね。

18: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)14:00:26 ID:lpR
六年越しか
毎年出していたなら、民主時代も通らなかったの?

25: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)18:51:21 ID:TfO
ウソデタラメだとハッキリ判ってることを、
子供に刷り込もうって会社と執筆陣は、
どういう素性の輩なんだ?

6: 名無しさん@おーぷん 2015/05/07(木)11:55:53 ID:1p3
文部科学省
https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose

意見を出していくわ
引用元: http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1430959519/


6: 名無しさん@13周年 2015/05/07(木) 16:53:34.21 ID:IgiQbKIkp
一進会の存在は無かったことになってるわけ?
韓国側にも併合を望む勢力があったから併合したわけだが。
ロシアの脅威という点で利害が一致したからな。

7: 名無しさん@13周年 2015/05/07(木) 17:11:35.97 ID:ceQXxf12M
中韓脳をそだてるための教科書だな。

中韓が悦ぶすべてのことは、日本の政策として間違っているということ。

中韓の反応は、リアルタイム試験紙。

8: 名無しさん@13周年 2015/05/07(木) 17:24:36.09 ID:gLD9WioUC
朝日の売国ぶりト在日帰化人社員の関連性について
誰か教えてください。

9: 名無しさん@13周年 2015/05/07(木) 17:31:16.40 ID:Xmb3b3mtg
つまり嘘つきが書いた嘘つきの教科書って事だね。

10: 名無しさん@13周年 2015/05/07(木) 17:31:19.34 ID:8nQWbQFwG
自費出版で教科書ではない異本歴史小説として出版したらどうかと思う
・・・


<参考リンク>

◆慰安婦「20万人以上」明示せず…欧米研究者ら187人が声明 「中韓にも民族主義」と指摘
産経ニュース ‎ - 9 時間前
http://www.sankei.com/world/news/150507/wor1505070046-n1.html

【ロサンゼルス=中村将】欧米を中心とした日本研究者ら187人が、「偏見のない(過去 の)清算を残そう」とする慰安婦問題などに関する声明を発表したことが分かった。声明 は安倍晋三首相宛てに送付されたという。日本政府に過去の過ちを ..


◆【慰安婦問題】「安倍首相が謝るまで生きる」 元慰安婦、米 ...
http://www.sankei.com/world/news/150507/wor1505070030-n1.html

12 時間前 - 【ロサンゼルス=中村将】訪米中の元慰安婦、李容洙(イ・ヨンス)さん(86)が6日、米カリフォルニア州グレンデールの慰安婦像(少女像)を訪れ、安倍晋三首相に抗議す



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/496.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 似た者同士の奇妙な助け合い。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-4821.html
2015/05/08 05:47

<中国の習近平(シーチンピン)国家主席が9日にモスクワ・赤の広場で開かれる対独戦勝70周年の軍事パレードに出席するため、ロシアを訪れる。欧米の首脳が参加を見合わせる中、中国はロシアに寄り添う。「反ファシズム」を「抗日」より前面に打ち出すのは、各国に広がる「中国脅威論」を薄め、9月に北京で開く軍事パレードを成功に導きたいという狙いからだ。

 4日夜のリハーサルでは、平均身長1・88メートルの精鋭を集めた中国軍の儀仗(ぎじょう)隊が中国国旗を先頭に行進した。

 5年ごとの対独戦勝記念行事。過去にも江沢民(チアンツォーミン)氏、胡錦濤(フーチンタオ)氏ら指導者は出席しているが、儀仗隊の派遣は初めて。習氏はパレードを参観するほか、第2次大戦を戦ったロシアの元兵士と会見する予定だ>(以上「朝日新聞」引用)

 日本にとった軍事的脅威を日々与え続けている両国が協力関係に入るのは決して望ましい状態ではない。しかし露中が助け合わざるを得ない関係も今日的な国際状況に原因がある。

 ロシアは一度は解体した旧ソ連の版図を回復すべく近隣諸国を併合しつつあり、ウクライナとの国境線を軍事力を背景にクリミア半島を強引に変更した。中国も軍事力を背景にチベットやウィグル人の地を強引に併合し、現在は南シナ海フィリピン沖のサンゴ礁を埋め立てて軍事基地となる飛行場を建設しようとしている。また中国は軍事的圧力を掛けて東シナ海の日本領・尖閣諸島を奪い取ろうとしている。

 ロシアは旧ソ連の時代に、先の大戦終結直後の混乱に乗じて日本の領土・北方四島を火事場泥棒のようにして軍事侵攻し支配下に置いている。そうした意味で露・中は兄弟のように似通っている。

 似通っているから時として露・中の国境線を巡って紛争を演じたりしているが、今回はお互いの打算から協力し合うようだ。似通っているといえばロシアも中共政府も厳密には戦勝国ではない。ただ一部民族と同じ民族が国家を形成しているというだけの「正当性」しかない。本来なら戦勝国クラブの国連安保理常任国としての資格を疑われてしかるべき国々だ。

 世界の平和のためには露・中の軍事力を背景とした領土拡大策を諦めさせる必要がある。先の敗戦国だった独・日だけに「反省」を求めるのではなく、独・日に勝ったとする他の欧米諸国こそ15世紀から20世紀にかけて世界各地を植民地化しそれらの土地の文明破壊してきた非を詫び真摯な反省を表明すべきだ。

 そして軍事力を背景として二度と他国民や他地域を支配あるいぁは抑圧しないと宣誓すべきだ。日・独が遅れて帝国主義諸国クラブの仲間入りをした結果、様々な軋轢を生じたのが世界大戦の遠因となったのも事実だ。日本とドイツだけが70年前の敗戦を謝罪したところで、戦勝国も謝罪しなければ彼らがやった帝国主義政策が容認されたままである、という事態解消にはなっていない。ここでも「喧嘩両成敗」は生きている。

 欧米諸国も世界人類に対して真摯な反省を行って、二度と軍事力を背景とした他国民や他地域を支配し他国民や他地域の民族を抑圧しないと宣言することが根本的な露・中の企みを砕く原動力になるだろう。戦勝国として大きな顔をしている欧米諸国こそが過去を「反省」し「謝罪」し、自らが他国民の血によって繫栄を謳歌した自国の歴史をしっかりと認識することこそが必要なのではないだろうか。

 国連とはそうした「二度と再び武力による紛争解決を図らない国々の集合体であり、国家間の平和的紛争解決機関」と宣言して、戦勝国クラブではなく民主的な運営機関に改編すべきだ。現状の軍事大国の利害調整機関に過ぎない国連では未来永劫に世界平和は実現できないだろう。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/497.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 日本の人口減少は怖くない 人口偏在是正と価値観の醸成(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/788aff97a6aee29c7161949ef09175a5
2015年05月08日

日本の人口減少を「悪」と見立てて、政治も言論も展開されている傾向がある。ここで言うところの「悪」は、経済上の理由で論じられることが多い。哲学や倫理や民俗文化問題からのアプローチは少ない。たしかに、日本の人口減少は際立っているが、合計特殊出生率は先進国で、フランスだけが2.01人で、人口減少をなんとか食い止めているが、アメリカでも1.89人で減少傾向にある。過度に減少傾向にあるのは、イタリア、ドイツ、シンガポール、日本。韓国が1.19人で最低人数だ。ちなみに日本は1.43人となっている1人の女子は、2.07人の子供を生めば人口の水準が保たれると考えられているわけだから、先進国のジレンマだと受けとめても構わないだろう。

この人口減少は、経済上の理由を除けば、哲学や倫理や民俗文化問題からのアプローチすると、それ程、嘆き悲しむことではない。経済上の理由といっても、日本人が食うや食わずになると云う意味ではなく、国家のGDPが減少すると云う危惧から生まれた「悪」であり、大企業輸出製造業の業績が悪化するだけだ。そんな問題は、既得権益に属する人種の困りごとであって、一般国民の悩みなどではない。人口が減少しても、GDPが横ばいであれば、一人当りのGDPは増えるわけで、分け前が増える可能性すらある。

人口の偏在と云う問題も、豊かな森林と水と土壌を持つ農業国家から、近代産業革命国家に、憑りつかれるように、魘された明治維新以降の馬鹿げた「脱亜入欧」そのものに元凶はある。特に戦後の東西冷戦構造の勃発と朝鮮戦争特需により、農村の次男三男の集団就職と云う社会現象(国策)が農村を疲弊させ、東京、大阪への人口集中を招いたに過ぎない。つまり、日本政府の考えているようなアメリカンな普遍的価値観なんて信じない、文化に根差した「価値観の転換」が起きれば、容易く幸福感は訪れる。

東京一極集中が、高度経済成長時代に世界の工場となり、今現在は世界の市場の役割を終え、只の魅力のない市場飽和の国になっている。ただ、このような観察も、経済的にみてと云う問題であり、経済成長と云うトラウマを取っ払ってしまえば、笑ってしまう程、杞憂なものなのである。大企業輸出製造業の重視の嵐が過ぎ去れば、東京での職も減って行く。だったら、物価の高い東京にしがみつく理由は少なくなる。この現象は、人の東京離れを加速するだろう。経済成長以前の日本の人口分布に戻るわけで、先祖返りのようなもので、この方が、日本の伝統文化は守られる可能性が高い。

日本の伝統文化は守られれば、国民が幸福になるのか、という疑問もあるだろう。しかし、人口分布の分散は、地域の共同体を、限界集落から一変させる可能性を秘めている。経済価値観に毒され、信じ込んでいる人々に「価値観を変えろ」と押しつけても無駄なことだ。人口分布の分散と云う方向性を明確にすれば、自ずとそこに、地域ごとの共同体が生まれ、その共同体の営みの中から、価値観のパラダイムシフトは起きるものである。だいぶ昔のことになるが、首都移転の話は立ち消えになったようだが、どういうわけだろう?疲れたので、何かの機会に調べておこう。

≪ 「人口減少=悪」ではない 次世代に向けて発想を転換せよ

【 日本を代表する歴史人口学者の速水融氏は、「人口が減ることは必ずしも悪いことではない。むしろ、恩恵も多い」と言う。長い視点で見ると、人口減少は社会にどのような影響を及ぼすのだろうか。(まとめ/フリージャーナリスト・室谷明津子)】

■人口減少を歴史から考える

「歴史人口学」を知っていますか?

「歴史人口学」という学問を知っていますか。地域に残る人口史料を分析し、人口の推移や庶民の生活を明らかにする学問です。私は近世を中心に、明治時代以前の人々の膨大な史料を読み込み、人口の増減によって社会がどう変化するかをつぶさに観察してきました。

 その立場から言いたいのは、人口が減ること自体は社会の近代化における自然な流れであって、心配する必要はないということです。

 むしろ私は、人口減少は日本にとっていいことだとすら思います。大事なのは無理に人口を増やし続けるより、人口減少によって起きる事象の意味を考え、社会の変化に合わせた対策を実行していくことです。詳しく説明していきましょう。

 まず、人口減少は日本だけでなく先進国全体で起きています。人口動態を予測するには、合計特殊出生率(TFR)といって、1人の女性が生涯で何人の子どもを産むかという指標を参考にします。 これまでの研究で、TFRが2.07人を切ると、20〜30年以内にその地域の人口が減るということが分かっています。長期的に見れば、どの社会においても近代化が進むにつれて、出生率と死亡率がそれぞれ低くなっていきます。

 つまりたくさん産まれ、死んでいく社会から、医療の発達やインフラ整備、栄養状態の向上などによって人間が死なず、産まれる数も少なくなっていく。そのような社会への移行を、「人口転換」と呼んでいます。

 世界のTFRの推移を見てみましょう。先進地域全体では、1990年代に早くもTFRは2人を切っています。

 現在の世界全域のTFRは2.50 人となっていますが、これはアフリカをはじめとする発展途上地域が押し上げているのであって、先進地域に限って見ると1.68人にまで低下している。欧州の主要国ではTFRが軒並み下がっていて、今後10年以内に全地域において人口減少が進むでしょう。

■男性が強い「マッチョな国」では

子どもを産まない女性が増える

 先進国では特に、ドイツ、イタリアのTFRが低いですね。この2ヵ国と日本に共通するのが、もともと父系が強い「マッチョな社会」である点。私は 密かにこの現象を、女性たちの「静かな革命」と呼んでいます。数値を見ていると、男性が優位な社会で我慢を強いられてきた女性たちによる、「もう子どもを産むだけの人生ではない」という意思の表れのように見えるのです。

 アジアでも人口減は止まりません。中国は既にTFRが1.6人となり、韓国に至っては1.3人とかなり低い。最も遅いのはインドで、今も2.6人 を保っているので減少が始まるのは他のアジアの国々より後でしょう。南米やオセアニアでも徐々にTFRが低下し、2095〜2100年になるとアフリカ地域だけが唯一TFR2.12人を保ち、他地域は全て2人を切ると予想されています。

 日本では明治期に死亡率が下がり始めました。病気の流行や天災によって死亡率が跳ね上がる年もありますが、全体で見れば明治期から徐々に下がっています。そして出生率の低下は大正末年から始まり、戦後のベビーブームを経て本格的になります。終戦直後に4人を超えていたTFRは1950年に3.65 人、70年に2.13人、90年には1.54人、2010年には1.39人と急速に下がります。

 かつて日本をはじめとするアジアでは、大勢の子どもや孫に囲まれて暮らすのが幸せという価値観が一般的でした。子どもの死亡率が高く、全員が元気に育つわけではなかったので、結果としてバランスもとれていました。しかし、現在は子どもの死亡率が低く、かつ生活における余暇や娯楽が増え、価値観が多 様になっています。女性が子育てに見出してきた生きがいが、趣味などに分散するのはやむを得ないでしょう。

 さらに、女性の社会進出の機会が増えて(それ自体はすばらしいことですが)、出産適齢期がちょうど学問を修めたり社会に出たりする時期と重なるようになりました。つまり、長期的に見て日本社会で出生率が下がるのは自明のことなのです。

 冒頭でも申し上げたように、私は人口が減ることはむしろ日本にとっていいことだと考えています。人口密度を比較すると、1平方キロメートルの空間に対して英国は261人、ドイツは229人、国土の広い中国では141人となっています。対する日本は342人と、明らかに人間が密集し過ぎている。せめて欧州並みにゆったりと空間を使える方がいい。私が考える日本の理想的な人口規模は、7000万〜8000万人。終戦直後くらいの人口です。徐々に減っていって、それくらいの規模で安定させるのがいいと思います。

■人口が減少か停滞する時期に文化が花開く

ペスト流行とルネサンスの関係

 さらに歴史を振り返ると、文化が成熟し花開くのは、人口が減少または停滞している時期と重なります。

 例えば江戸時代には、人口も領土もほぼ一定に推移した状況下で、世界に類を見ない文化の爛熟期を迎えました。また、14世紀にペストが大流行した欧州では、イタリアを中心に大勢の死者が出ましたが、この時期に同国からルネサンスが始まったのは偶然ではないと思います。

 人口が激減し、国力が衰えて没落してもおかしくなかったイタリアで、「再生」を表す芸術運動が興り、欧州中に広まったのです。

 なぜ人口が減ると文化が発達するのか。思うに、人口が増加する時代にはモノを増産して消費も増え、経済がどんどん拡大していきます。一方、人口減少社会では生産量を増やす必要はなく、人口が減ることで1人当たりの所有物が増えます。
 社会が成熟し、人々は余暇を楽しむようになる。経済は停滞しますが、代わりに芸術・文化にお金が回っていくのではないでしょうか。もちろん、人口 減少社会になれば、必ず文化が成熟するというわけではありません。人口減少をきっかけに拡大一辺倒から価値観を転換し、文化を成熟させる方向に社会やお金の回し方を変えていくリーダーが必要です。

■問題視すべきは人口の偏在と減少速度

日本の人口学は人材不足

 私は、現在の日本の人口は多過ぎるので減るほうがいいと考えていますが、「減り方」については深刻な問題があると思います。

 まず、人口の偏在です。東京や大阪といった大都市への一極集中が進み、まるで打ち捨てられたような地方が増えています。おそらく東京にいると、人口減少といわれてもピンとこないでしょう。大都市では今も高層マンションが建ち、交通網が整備され、近代技術を用いた都市づくりが進められています。

 一方で、多くの地方がそうした恩恵に与れず、人口減少によって学校や公共機関といった最低限のインフラさえ、自分たちで賄えなくなくなりつつあります。各地域の中核都市、さらにその下の市町村に人口を呼び戻す政策が急務です。

 また、日本はTFRが2を切ってからの低下のスピードが速過ぎます。このカーブが緩やかであれば、政府や自治体は高齢化対策を立てやすいですが、ここまで急だとそれもままならない。この点についても、リスクを十分に意識する必要があります。

 そもそも、人口減少が引き起こす問題は今に始まったわけではありません。景気予測などと違い、人口予測は見通しを立てやすく、確実性が高い。少なくとも現状を見れば、20〜30年後の人口構成が分かるのですから、正しく認識して対策を立てることができたはずです。

 日本は海外に比べて人口学を扱う大学・研究機関が極めて少なく、その中の一分野である歴史人口学も、日本に持ち込んだのは私が初めてでした。人口の現状分析や効果的な政策など、研究を進めれば成果が上がりやすい学問であるのに、人材が足りません。日本の社会にとって最適な人口規模はどの程度なの か、その規模で安定させるにはどのような政策が必要なのかなど、まだまだ人とお金を投入して研究されるべきテーマがたくさんあります。やみくもに「人口減少=悪」と決めつけるより、客観的な研究に基づく議論が必要でしょう。

*速水融 はやみ・あきら 1929年生まれ。歴史人口学者。1950年慶應義塾大学経済学部卒業。1953年同大学同学部副手に就任。助教授を経て、1967年教授。経済学部長、 大学院経済学研究科委員長などを歴任し、1992年名誉教授。麗澤大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授などを務める。経済学博士、日本学士院 会員。2009年に文化勲章受章。『近世濃尾地方の人口・経済・社会』(創文社)、『歴史人口学で見た日本』(文春新書)など著書多数。 ≫(ダイアモンドONLINE:経済・時事―日本のアジェンダ−「人口減少日本」の処方箋)



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/498.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 安倍晋三首相の「狂気じみた熱情」は、祖父・岸信介元首相の亡霊に憑りつかれているのが、元凶か?(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/2606396a6197119f3059c1781e7e315e
2015年05月08日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆これからの世界は、「第3次世界大戦」と「400年戦争のない平和な時代」のいずれの方向に動いていると見るか? 否、どちらの方向に動かしたいか?

 いま日本国民は、この二者択一を迫られている。安倍晋三首相、中谷元防衛相、自民党の船田元憲法改正推進本部長らは、おそらくは「第3次世界大戦」に向けて動いていると予感しているのかも知れない。「400年戦争のない平和な時代」を築くための策按をするよりも、「第3次世界大戦」に備えておこうとしているのであろう。

 日本国憲法が1946年11月3日公布、1947年5月3日施行されて以来、69年、68年、人類最終戦争と言われた「最悪の核戦争」の危機によく堪えて、ここまできた。それは、「平和憲法」のお陰であったと断言してよい。

 だが、安倍晋三首相、中谷元防衛相、自民党の船田元憲法改正推進本部長らは、「世の中は変わった。米国が衰退し、中国が台頭してきて、軍事情勢が変わり、いまの日本国憲法では、国民の安全は保障できない」などを論拠に、とくに「憲法第9条の改正」を主な柱とする憲法の全面改正を急いでいる。「仮想敵国=中国」を大前提にして「常在戦場」という構えで、「一旦緩急=国家緊急事態」に備えて、「臨戦態勢」を構築しようとしているのだ。

◆大日本帝国は、仮想敵国の一番を「鬼畜米英」とし、「ソ連」の順番を後列におき、大失敗した。仮想敵国の一番は、ソ連であったのに、停戦交渉の仲介をソ連に頼ろうとした。だが、ソ連は1945年4月5日、日ソ不可侵条約の「不延長」を通告、終戦(8月15日)一週間前の「8月8日」、ソ連は日ソ不可侵条約を一方的に破って大日本帝国に宣戦布告、満州への進撃を突如開始したのである。大日本帝国は、日清日露戦争〜第1次世界大戦時に大いに貢献した「日英同盟」(1902年1月30日調印発行、1923年8月17日室効)の相手国であった海洋国家である大英帝国は言うに及ばず、米国と戦争してはならなかったのである。だが、仮想敵国の順位を誤り、日本民族を「亡国の民」に陥れてしまった。

 大日本帝国は1941年12月8日、米英両国に戦布告し大東亜戦争(太平洋戦争)に突入、戦争最高指導部は、東條英機内閣であり、最高指導者は東條英機首相(陸軍大将・陸士17期、在任1941年10月18日〜- 1944年7月22日)であり、安倍晋三首相の母方の祖父・岸信介元首相は、東條英機内閣の商工大臣(1941年10月18日 〜1943年10月8日)として、戦争最高指導部にいた。戦争責任者の1人であった。このことを忘れてはならない。

◆その安倍晋三首相が、祖父という前車の鉄をまた踏もうとしているのではないか。「一旦緩急=非常事態」を想定して、「戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認」を規定した人類の文化遺産とも言うべき「憲法第9条」を全面改正して、「国防軍」を創立しようとしている。これは、国連軽視と言っても過言ではない。確かに欠陥だらけの国連ではあるけれど、国連を軽視するのではなく、「地球連邦政府樹立・地球連邦軍創設」へと「グレード・アップ」させる努力を怠ってはならない。それは、これからの世界を「第3次世界大戦」という奈落の底に落とすのではなく、「400年戦争のない平和な時代」を築く方向に動かして行かなければならないからである。安倍晋三首相の「狂気じみた熱情」は、祖父・岸信介元首相の亡霊に憑りつかれているのが、元凶になっているとしか思えない。この「狂気」を国民に問答無用で押し付けてもらっては、甚だ困るのだ。

【参考引用】 

 産経ニュース5月7日午後8時2分、「衆院憲法審査会で自由討議 緊急事態条項の議論優先を…自民は『環境権』『財政規律』も 民主は首相憲法観に苦言」という見出しをつけて、以下のように配信した。

 衆院憲法審査会は7日、今国会初となる自由討議を行った。主要政党の多くは、大規模自然災害などに対応する緊急事態条項を憲法に盛り込む必要性に言及。自民党は緊急事態条項の新設を優先項目と位置付け、憲法改正原案作りに向けた議論を深めたい考えだ。

 自民党の船田元氏は「緊急事態条項、環境権、財政規律条項の設定などのテーマを優先的に議論してはどうか」と各党に呼びかけた。緊急事態条項の新設については、大規模災害などの際に衆院議員の任期を延長できる特例について「あらかじめ規定しておくことが急務だ」と主張した。

 これに維新の党の井上英孝氏は「国として最善の対処をするために検討することは喫緊の課題だ」と同調。意見表明した6党のうち、共産党を除く5党が新設に前向きな見解を示した。ただ、民主党の武正公一氏は集団的自衛権行使を限定的に容認する昨年7月の閣議決定などを挙げ、「立憲主義からいえば、一内閣が都合がいいように恣意的に憲法解釈を変えることは、あらざるものだ」と批判。「押しつけ憲法論」を含め各党の見解を確認するための議論を求めた。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/499.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 川崎二郎元厚労相に脱法パーティー券疑惑 週刊ポストが報道(NEWS ポストセブン)
川崎二郎元厚労相に脱法パーティー券疑惑 週刊ポストが報道
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150508-00000002-pseven-soci
NEWS ポストセブン 5月8日(金)7時6分配信


 自民党参院議員の関連政治団体に「日本歯科医師連盟」が計9500万円を献金したとされる問題や、世耕弘成・官房副長官に原発関連会社の幹部らが計750万円献金したことが、法の抜け道を駆使して、政治資金規正法で定められた「寄付額の上限」を超えた違法な献金だと問題視されている。自民党によるメディア弾圧の司令塔である重鎮議員に、同じ構図の疑惑献金があることを5月8日発売の週刊ポスト(5月22日号)が報じている。

 その議員とは、自民党情報通信戦略調査会長を務める川崎二郎氏。やらせ問題のNHKと『報道ステーション』でコメンテーターが官邸批判したテレビ朝日の経営陣を自民党本部に呼び出して事情聴取した人物だ。

 同誌による疑惑の概略はこうだ。川崎氏は2013年2月、地元選挙区である三重・津市のホテルで政治資金パーティー「川崎二郎と語る会」を開いた。資金管理団体「白鳳会」の政治資金収支報告書によると、256人がパーティー券を購入し、合計約1100万円余りの収入があった。

 報告書には20万円を超えるパーティー券購入者の氏名や住所などを記載しなければならない。収入の内訳を見ると、医療法人「F会」と社会福祉法人「I福祉会」からそれぞれ100万円ずつ、合計200万円の収入があった。しかも、両法人とも同じ日(2012年12月17日)にパーティー券を購入している。

 インターネットでF会やI福祉会を検索すると、ともに「Fグループ」のホームページに飛ぶ。券を購入した2法人は三重で介護施設事業などを展開する「Fグループ」に属する法人なのだ。収支報告書に記載されている2社の代表者(理事長)の名前も同じ。F会は老人保健施設、I福祉会はケアハウスを運営し、住所は別だが、ともに津市に所在している。

 政治資金規正法では「政治資金パーティーの主催者は1つのパーティーで同一の者から150万円を超える支払いを受けてはならない」、または「何人も1つのパーティーで150万円を超える支払いをしてはならない」と規定されている。

 両法人が実質的に一体であるならば、量的制限を超える200万円のパーティー券が購入されたことになる。さらに、国から税制優遇措置を与えられている医療法人や社会福祉法人からの献金の妥当性も問われよう。

 同誌は政治資金問題に詳しい専門家や、川崎二郎事務所にも見解を質している。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/500.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 混迷する民主党、逆襲の秘策 若者狙いのネット戦略&岡田克也代表の“イメチェン”頼み?(Business Journal)
                     林久美子参議院議員


混迷する民主党、逆襲の秘策 若者狙いのネット戦略&岡田克也代表の“イメチェン”頼み?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150508-00010004-bjournal-soci
Business Journal 5月8日(金)6時1分配信


 2012年に行われた衆議院議員総選挙で下野し、13年の参議院議員通常選挙では獲得議席数が結党以来最小の17に甘んじた民主党。今年4月に行われた統一地方選挙では、愛知県や三重県などで躍進したものの、大阪府や京都府では維新の党や共産党に押され、劣勢となった。

 党内では、「退潮傾向に底を打った」という楽観論と、「今後も党勢が低落する」という悲観論が混在している。そんな状態で、党の再生はかなうのだろうか。イメージ戦略を担当する広報委員長の林久美子参議院議員に、その可能性と秘策について聞いた。

--党の再生のために、大事にすべきことはなんでしょうか?

林議員(以下、林) まずは、情報発信の強化が大事だと考えています。民主党がどんな主張をしているのか、どういう国をつくっていきたいのか、という思いがしっかりと国民に伝わるようにしたいです。例えば、キャッチフレーズですが、統一地方選挙では「生活起点。」「地域起点。」を掲げました。これらは、民主党にとってベースとなる思想で、私たちにはわかりやすいものです。しかし、国民に対するアピールとして考えた時、この表現でよかったのか、有権者にしっかりと伝わったのか、という点について考えなくてはなりません。

 自民党のキャッチフレーズは「地方こそ、成長の主役。」で、維新の党は「身を切る改革。実のある改革。」でした。どちらもインパクトが強く、政党のイメージを一言で描いています。また、政党の主張も、とてもわかりやすいです。民主党も、そういったキャッチーなものを考えていくべきでしょう。また、キャッチフレーズは岡田克也代表のイメージと重なるものでなくてはいけません。岡田代表は、重みも安定感も十分なリーダーです。その存在感をどうアピールしていくかというのは、広報の課題です。

--そのためには、岡田代表のイメージチェンジも必要です。例えば、最近ではメガネ姿が不評でした。

林 周囲もそれとなく伝えており、ネクタイを新しくするなど、本人もそのあたりは意識しているようです。

--4月17日の記者会見では、エルメネジルド・ゼニアのネクタイを着用していました。高級ブランドのスタイリッシュなネクタイなのですが、記者からは「暗いですよ」という声が出ていました。

林 あれは相当ショックだったようで、会見が終わった後に「今日初めて着けたネクタイなのに、そんなことを言わないでほしい」とぼやいていました(笑)。そういうふうに、岡田代表はもともと人間味のある人なのですが、それがうまく伝わっていない気がします。

●ネット戦略の充実を図る

--人間味といえば、岡田代表は意外に子どもが好きです。

林 民主党は2月に、24時間保育を行う認可保育園のエイビイシイ保育園と、夜間学童保育施設のエイビイシイ風の子クラブを視察しました。岡田代表は子どもたちに人気があり、腕にしがみついてきた女の子もいたほどです。本人も喜んでおり、いい笑顔の写真が施設のホームページに掲載されました。選挙権年齢が18歳に引き下げられる議論もあるので、岡田代表にはもっと若い人と接してもらいたいです。4月24日には、品川女子学院高校で高校生と対話集会を開き、26日のニコニコ超会議2015では、現役女子高生の起業家、不登校を経て20歳で起業した男性らと対談を行いました。参議院選挙を来年に控え、党としては若者たちにどうアプローチしていくか、というのが重要な課題になっています。

--若者対策には、インターネット関連の戦略も大切です。

林 蓮舫代表代行がリードする企画チームと連携し、ネットを通じて若者と対話していくことも考えています。また、政策や取り組みを発信していく狙いでニュース番組『5min.民主』を週に2回放送しています。火曜日は「ダイバーシティ民主」ということで、さまざまな活動や議員などを取り上げ、金曜日は「民主ウィークリー」として1週間を振り返るという構成です。民主党の活動を立体的に理解してもらえる工夫をしています。

--ネット放送では、自民党がすでに『カフェスタ』をやっています。

林 『カフェスタ』は、さまざまなゲストを招くトークショー形式で、一つのアピールの方法といえます。しかし、私たちは事実を淡々と伝えるやり方を選びました。集中して視聴できる時間を考慮して、5分でわかるようにまとめることにしたのです。『カフェスタ』が「大勢でわいわいとお鍋をつついている」というイメージなら、『5min.民主』は「小さいけれど、栄養バランスのとれた幕の内弁当」という感じでしょうか。かみしめるとお母さんの味がして、その愛情が体の隅々まで行き渡る。その良さを、1人でも多くの人に感じてもらえるように、がんばっていきたいと思います。

構成=安積明子/ジャーナリスト



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/501.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 衆院憲法審査会 各党発言要旨[産経ニュース]
衆院憲法審査会 各党発言要旨
http://www.sankei.com/politics/news/150507/plt1505070022-n1.html

 各党が7日の衆院憲法審査会で行った意見表明の要旨は次の通り。

 【自民党・船田元氏】昨年、この審査会で各党代表者が共通して取り上げた緊急事態条項の新設や環境権などの新しい人権、財政規律条項の創設といったテーマを優先的に議論してはどうか。特に、緊急事態条項は大災害発生時の国会議員の任期延長など、急務の課題だ。自民党の憲法改正草案は改正の理想的な方向を示しているが、各党の合意を得るために大いなる妥協を続けることになる。

 【民主党・武正公一氏】立憲主義からいえば、一内閣が都合よく恣意(しい)的に憲法解釈を変えることは、あらざるものと言わざるを得ない。押し付け憲法論を改正の理由とする是非を確認しなければならない。現行憲法の足らざる点として明確なものから優先的に議論すべきだ。緊急事態条項は、非常時でも基本的人権が侵されることのないよう仕組みの厳格化や首相の解散権の制限も唱えている。

 【維新の党・井上英孝氏】国家的課題に取り組むため首相公選制を導入し、国会を一院制にすべきだ。憲法改正の発議要件も緩和し、国民的な憲法論議を喚起しやすくする必要がある。国民の生命や国土を守るための緊急事態条項創設も喫緊の課題だ。

 【公明党・斉藤鉄夫氏】憲法に新たな理念を加える「加憲」が最も現実的だ。プライバシー権や名誉権、環境権も対象だ。ただ、国民の責務として規定するかなどの課題もある。緊急事態条項も憲法に書き込んだ上で法整備が必要だ。

 【共産党・赤嶺政賢氏】歴代政府は自衛のための必要最小限度の実力組織は憲法に違反しないと弁明してきたが、(安倍晋三政権による安全保障法制は)米軍戦争支援国家体制づくりの集大成だ。審査会で改憲の議論を進める必要はない。

 【次世代の党・園田博之氏】自主憲法制定を掲げるが、現行憲法を否定するわけではない。ただ、非常事態への対応、環境権、財政規律などは憲法に加えるべきだ。各党で合意できるところから早く合意し、国民投票の機会を作るべきだ。

[産経ニュース 2015/5/7]
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/502.html

記事 [政治・選挙・NHK184] グローバル・デフレの時代を生き抜く知恵が政権にあるか 日本経済一歩先の真相/高橋乗宣(日刊ゲンダイ)
         もう降ろせない物価目標の「旗」(C)日刊ゲンダイ


グローバル・デフレの時代を生き抜く知恵が政権にあるか 日本経済一歩先の真相/高橋乗宣
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159560
2015年5月8日 日刊ゲンダイ


 日銀が先週、半年に一度の「経済・物価情勢の展望」を公表し、2%の物価目標の達成時期を従来の「2015年度中心」から「16年度前半」に後退させた。それでも、黒田東彦総裁は「できるだけ早期に実現する」と強気一辺倒で、物価目標の「旗」を降ろすつもりはないらしい。

 健全な物価上昇には景気の改善、つまり、昨年4月の消費税増税以降、冷え切っている個人消費の回復が不可欠だ。しかし、この先も落ち込んだ消費が上昇カーブを描く要素は見当たらない。

 この国で比較的、資金に余裕のある層は団塊世代以上の高齢者だ。60歳以上が日本の個人金融資産の実に7割を保有しているが、彼らは買いたいモノをすでに十分持っている。家も自動車も家電も背広も手に入れた。あとは余生をほそぼそと過ごせればいいという発想で、日用品以外の余計な買い物にお金をジャンジャン使うことはない。

 逆に若者の台所事情は苦しい。25〜34歳の労働者の約3割が非正規雇用である。本来やりたいことや買いたいモノはあるだろうに、この厳しい雇用状況では、その夢をかなえるのは困難だ。消費拡大の原動力を若者たちに求めるのは酷である。

 異次元緩和で円安基調が続けば、海外からの輸入原料・資材の高騰により中小・零細企業は利幅をますます削るほかない。住宅は今や空き家が目立つほどで、設備投資も大幅プラスに転じることはない。企業の多くは生産拠点を海外に移しており、国内では老朽化した「昭和の施設」の補修や点検を行う程度だ。

 もはや日本国内に消費を盛り上げ、経済成長を押し上げるファクターは皆無に等しいのだ。

 それでもなお、黒田日銀が異次元緩和を続ければ、その弊害は強まるばかりだ。とはいえ、これをやめる気配をにおわせただけで株価は暴落する。株式市場に突っ込んだ日銀マネーや年金資金が毀損されてしまう。黒田総裁は、物価目標の「旗」を「降ろさない」のではない。もう「降ろせない」のである。

 深刻なのは、八方塞がりの経済状況下の国が、日本だけとは限らないことだ。自国の伸び悩む内需の穴埋めを、若き発展途上の他国の旺盛な内需に求める。こうしたグローバル経済の時代が行き詰まりを見せつつある。かつての中国のように猛烈な勢いで成長を遂げる大国はもう出てこない。だからこそ、米国を皮切りとした量的金融緩和の波は英国や日本、EUに広がり、中国まで政策金利を過去最低水準まで引き下げるという異常事態を迎えているのだ。

 この「グローバル・デフレ」の時代を生き延びるための知恵が、果たして現政権にあるのだろうか。残念ながら、期待は全く持てない。


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/503.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 昭和天皇と平和憲法。櫻井よしこ等は、単純素朴な「押し付け憲法論」を、ドサ回りの演歌歌手のように… 山崎行太郎
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20150508
2015-05-08 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』


昭和天皇と平和憲法。櫻井よしこ等は、単純素朴な「押し付け憲法論」を、ドサ回りの演歌歌手のように、いく先々で叫んでいるようだが、そもそも、平和憲法の成立過程には昭和天皇や日本の政治家、憲法学者たちも深く関わっている。中には、喜び勇んで、GHQに協力した日本人も少なくない。むろん、昭和天皇もまた、この平和憲法の成立に深く関わっている。


何回も繰り返すように、「昭和天皇・マッカーサー会見」によって、戦後体制は確定したと言ってもいい。憲法問題も例外ではない。昭和天皇は、いつ、訴追されて、処刑されるかも分からないような「人質状態下」であったにせよ、積極的に「平和憲法」を選択している。今上天皇(平成天皇)が、「護憲発言」を繰り返すのも、昭和天皇の遺志を、それなりの形で受け継ごうとする姿勢を示したものだろう。


改憲三馬鹿トリオの筆頭格・櫻井よしこは、平和憲法(日本国憲法)の成立過程の詳細を知っているのか?「マッカーサー回想記」や「幣原証言」や「重光葵手記」などを鵜呑みにするような思想的レベルで、平和憲法の成立過程など語れるわけがない。今からでも遅くないから、江藤淳の『一九四六年憲法ーその拘束』(文春学芸ライブラリー)でも読め、と言いたいが、無理だろう。

(続く)


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/504.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 日本研究者:欧米の187人 戦後70年で安倍首相に意見/偏見ない過去の清算を 「慰安婦」問題否定 受け入れられない
日本研究者:欧米の187人 戦後70年で安倍首相に意見

毎日新聞 2015年05月07日 11時44分(最終更新 05月07日 15時52分)
http://mainichi.jp/select/news/20150507k0000e030103000c.html

http://mainichi.jp/graph/2015/05/07/20150507k0000e030103000c/001.html
(写真) 官邸に入る安倍首相=2015年5月7日


  【ワシントン西田進一郎】欧米の日本研究者ら187人が4日、安倍晋三首相に対し、戦後70年の今年を過去の植民地支配や侵略の過ちを認める機会にするよう求める声明を送付した。戦後日本の歩みは「世界の祝福に値する」としたうえで、「祝福を受けるに当たり、歴史解釈の問題が障害になっている」と指摘。アジアの平和と友好を進めるため「過去の過ちについて、できる限り偏見のない清算を共に残そう」とした。

 声明は、ハーバード大のエズラ・ボーゲル名誉教授やマサチューセッツ工科大のジョン・ダワー名誉教授、コネティカット大のアレクシス・ダデン教授らが署名。ダデン氏によると、4日に首相官邸に声明を送付して首相の目に触れるよう要請したという。首相が8月にも発表する「戦後70年談話」を念頭にしているとみられる。

 声明は、歴史解釈の最も深刻な問題の一つとして、旧日本軍の従軍慰安婦問題を挙げた。慰安婦の数を巡って諸説あることを認めたうえで「いかなる数に判断が落ち着いても、日本帝国とその戦場で女性たちが尊厳を奪われたという歴史の事実を変えることはできない」と強調。旧日本軍の関与の度合いについて異論もあるとしたが、「大勢の女性が自己の意思に反して拘束され、恐ろしい暴力にさらされた」ことは明らかだと主張した。

 そのうえで、「今年は日本政府が言葉と行動で、過去の植民地支配と戦時における侵略の問題に立ち向かい、その指導力を見せる絶好の機会だ」と指摘。首相の4月29日の米議会演説について「首相は人権という普遍的価値、人間の安全保障の重要性、他国に与えた苦しみを直視する必要性について話した」と触れ、「こうした気持ちを称賛し、その一つ一つに基づき大胆に行動することを期待してやまない」と訴えた。

=======================================

【関連記事】


(「しんぶん赤旗」 2015年5月8日 日刊紙1面)

<参照>
日本の歴史家を支持する声明(全文)
http://www.asahi.com/articles/ASH575KGGH57UHBI01Y.html



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/505.html
記事 [政治・選挙・NHK184] 連休明けを一番嫌がっているのは安倍首相に違いない  天木直人
連休明けを一番嫌がっているのは安倍首相に違いない
http://new-party-9.net/archives/1302
2015年5月7日 天木直人のブログ


 長い連休が終わり、きょうから働かなければいけない。

 嫌だなあと誰もが思っていることだろう。

 そんな日本国民の中で、実は連休明けを一番嫌がっているのは安倍首相に違いない。

 なぜか。

 それは安倍首相を待ち受けているものは、途方もなく困難なものばかりだからだ。

 思えば、彼が二度目の首相に返り咲いて以来、彼の最大の課題は、途中で首相の座を放り出した汚名を晴らすことだった。

 そのためにあらゆるパフォーマンスを重ね、嘘を繰り返した。

 その最大のものが、連休初めに行われた訪米だった。

 その訪米の中の唯一、最大のパフォーマンスこそ、米国議会演説だった。

 戦後の首相で初めての偉業だ。

 あの小泉首相さえできなかった。

 偉大な祖父の岸信介首相を超えた。

 大成功だ!とメディアを使って自画自賛した。

 それもいいだろう。

 しかし、パフォーマンスは連休と共に終わり、国民はもはや何も覚えていない。

 そして、そのパフォーマンスのために払った対米従属と言う代償は、あまりにも大きかった。

 見ているがいい。

 連休明けにそのツケが安倍首相を一気に襲うだろう。

 どれ一つとっても安倍首相には答えは出せない。

 連休明けを一番嫌がっているのは安倍首相だという理由がここにある。

 もっとも、安倍首相はまだごまかせると思っているだろう。

 メディアを使ってウソを続け、野党不在のいまの政治状況では、恐れるものは何もないとたかをくくっているからだ。

 しかし国民はそれほど馬鹿ではない。

 こんどこそ逃がさない。

 私が安倍首相の米国議会演説の日である4月29日に合わせて、新党憲法9条の結党宣言をした理由がここにある(了)


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/506.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 不正選挙は「陰謀論」ではなく、私たちの前に立ちふさがる現実である
不正選挙追及の手をゆるめてはならない!安倍ニセ政権による法と秩序の破壊をこれ以上見逃してはならない!(コメント欄)
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/463.html
●仮に不正選挙が有れば、その被害者政党は野党だろうから該当野党を巻き込んで対応すべきだろう。

●当事者の野党議員や党員等が記事の檄にどう反応するのか疑問ですが、今後の推移を見守りましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2012年の衆院不正選挙でターゲットとされた脱原発をメインの政策に掲げた未来の党(生活の党)の森ゆうこ氏は2013年1月17日の記者会見で不正選挙に関する質問にこう答えている。

【2013年1月11日】森ゆうこ代表 記者会見
https://www.youtube.com/watch?v=BF5xm_fLv2A
#14.20・・・15.23

その問題につきましては私の所へも個人的にさまざまな方から情報が寄せられております。しかしその問題について軽々にどうするかと答えるのは難しいと考えています。きちんとした証拠を示せない限り政党としてそのようなことを申し上げることはできないと思っております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2012年衆院選で苦杯をなめた橋本久美氏は2013年の月刊日本主催『最高裁の罠』出版記念イベントでこう述べている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【不正選挙だったのか?】月刊日本『最高裁の罠』出版記念 第二部 A
https://www.youtube.com/watch?v=gWmBqJkH1kc

(#4.35・・・5.51)

選挙管理委員会制度が透明性の無い制度だということは区議会議員時代から訴えていました。選挙に不正がまぎれるのではないかという所まで議会で突っ込んで述べました。そうしたら総攻撃にあうわけです。自・公・共産党にまで・・「そんなわけは無い」と。それこそ公正にすべきだということまで言いました。それも(相手に)させてもらえない。なぜなら住民の皆さんが選挙管理委員会システムを全くあかっていない。

選挙管理員会は地元住民の方たちが当然監視すべき組織です。その事務局をやっているのは役所の職員です。役所の職員が総出でやって、株式会社ムサシに委託してやっていることもあります。私が言いたいのは、未来の党から立候補した候補者は私も含めて、落選の痛手をこうむっていて、国民の皆さんと一緒に何とかしてこの国を立て直していきたいと思っているところです。だから、国民の皆さんが不正選挙問題をやるのであれば、私は地元の板橋区選挙管理委員会を糾弾します。(拍手)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

埼玉5区から日本未来の党公認候補として立候補して落選した(させられた)藤島利久候補は、選挙直後の2012年12月19日に不正選挙裁判を起こす決意を表明している。

不正選挙で裁判提起/大阪へ向かう
http://twitcasting.tv/kochi53/movie/7879590

選挙結果に異議を申し立てるための裁判を権利は公職選挙法で認められた国民の権利である。今回の選挙に関わって同じ票の束が大量にすり替えられたという疑惑が強くある。私は告訴告発に慣れているので、不正が無くて当たり前だが疑惑を解明する訴訟を起こさなければならない。もし不正選挙疑惑が真実であるのなら、私の生命が危険にさらされることになるかもしれないが、馬鹿になりついでに、やってみよう。それならそれで、不正選挙の真実が明らかになるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
公開された裁判の訴状のひな型は以下である。

・・・ ・・・

【事案の概要】

 本訴は、原告が、本件選挙につき、多数の国 民の皆様から「不正選挙である。」との確信ある情報が寄せられたことから調査したところ、全ての選挙区において公職選挙法204条に基づく選挙効力の無効 を求めるべき違法の事実(次項第4)があると考えられることから、御庁に対し、この不正選挙の精査を求め、その結果としての無効判決を求めるものである。

【違法の事実】

 大きく分けて二つの違法の事実がある。一つは「選挙結果データの改ざん」であり、一つは「マスコミによる選挙妨害」である。仮に、どちらか一方が認定されなくとも、他方単独の認定をもって本訴請求の原因を満たすと考えている。

1.「選挙結果データ」の改ざん

 本件選挙は、本来、戦後最高の投票率であったところ「選挙結果データ」が改ざんされ、戦後最低の投票率である旨発表されたと考えざるを得ない。先ずは此の事実を精査すべきである。

 ところが、肝心の集計データを管理する総務省自治行政局選挙部管理課に問い合わせれば、本件選挙の最終結果の公表は2013年1月初旬〜中旬になる予定とのことである。

 本訴は、公職選挙法204条の規定によっ て、本件選挙投票日(2012年12月16日)から30日以内に提訴しなければならないから、一旦本訴状を提出して審議日程等を調整しながら総務省のデー タ公表を待ち、必要なデータを揃えて事実関係を整理したうえで、次の2点を中心に詳細な意見を述べる。

@ 投票率の改ざんについて

A 個別の選挙区における候補者および政党の得票数の改ざんについて 

2.「マスコミによる選挙妨害」

 仮に、上記「選挙結果データの改ざん」事実が無くとも、本件選挙以前から続いたマスコミの偏向報道は、選挙の規定に違反するものであって、全ての選挙区における結果に異動を及ぼす虞があったと言える。

 すなわち

@マスコミが日本未来の党を黙殺する偏向・談合報道で自民党勝利に導いた事実

(ア)そもそも、マスコミはクロスオーナーシップの弊害が顕著である。

 本来、新聞業と放送業などメディア同士は距離を持つべきだが、我が国では1952年最初に設立された日本テレビが読売新聞グループの支配下に置かれるなど、テレビ会社の経営面、放送内容などに親会社的新聞社の意向が極度に反映されている。

 読売新聞社の初代オーナーで日本テレビの初代社長も兼務した正力松太郎は、政権与党・自由民主党と近く、その影響力を駆使して他の多くのテレビ局が新聞社の子会社として設立される方式を確立していった。

 そして、テレビ放送が大都市圏から日本全国に拡大する過程で、系列の異なる新聞社が地元企業などと共同で出資したローカル局も新聞社とキー局が筆頭株主になった結果、地方テレビ会社は大手新聞社・キーテレビ局の出先機関と化した。

 更に、1940年代前半に行われた戦時統合で成立した「一県一紙」の地方紙が、他を圧する取材網を持ったことから、新規テレビ局はその地方紙に依存した方が取材の容易さやコストなどの点でも有利なため、全国各地で県単位でのクロスオーナーシップが成立していった。

 現在は、クロスオーナーシップの影響で建前上は独立企業である放送局(特にローカルテレビ局)は実質子会社化してしまい、新聞社>キー局>ローカル局という力関係ができ、親企業の方針に逆らいにくいという弊害が出ている。

(イ)自民党を利する談合報道が横行する事実

 上記のように、我が国のマスコミは、その出自からして自民党に寄り添っており、利害関係が一致していることから政局に関わる報道が自民党政権を利する傾向にある。よって、本件選挙が近づくに従って自民政権を誕生させる目的で世論誘導的偏向報道を繰り返した。

 具体的に、マスコミ各社は、本件選挙以前に 民主党の大敗が予想されたことから、明示もしくは黙示の談合報道を繰り返し、民主党に代わる政権が自民党以外には無いように情報操作し、「日本未来の党」 の中核となった「国民の生活が第一」が解散前国会の第3勢力であったにも拘わらず、その動静を徹底して黙殺した挙句、所属国会議員が7人しかいない日本維 新の会が第3勢力であるかの如き偏向報道を続けた。

Aマスコミが脱原発に繋がる有権者の判断をかく乱する偏向・談合報道で自民勝利に導いたこと

 本件選挙の争点が「原発推進または脱原発」 で、その判断ポイントが「原発再稼動の可否」であったにも拘わらず、国民(有権者)の投票動向に重大な影響を及ぼす新聞・テレビなどの所謂マスコミが、選 挙期間前から意図的かく乱報道を行ったことに基因し、多くの有権者が争点を見失った。

 特に、日本未来の党については、解散前には 衆議院議員62名を要する政界の第3勢力(民主230・自民118)であったにも拘わらず、マスコミが一斉に「日本維新の会」があたかも第3勢力であるか のごとく報じたことから、国民は「自民党対民主党対維新の争いだ」との錯誤に陥った。

 これは意図的偏向報道であって、選挙の結果に不正に異動を与えるべく画策された不当報道であった。 結果として、小選挙区および比例選挙区双方の当落に異動を与えたと言える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

藤島氏の提訴は数少ない未来の党落選候補者による異議申し立てとして大いに評価すべきであるが、氏が落選理由を「投票箱のすり替えや集計ソフトを用いた結果改ざんの可能性」よりも事実関係が明らかな「マスコミによる世論操作」に比重を移して、その後の2013年以降も(不正選挙問題を放置したままで)立候補を続けた行動には疑問が残る。

多くの証拠が示すような不正選挙が行われているとすれば、候補者がどのような政策を掲げてどう選挙活動を行うかに関わりなく、予め選挙結果は告示前に決定された数値を集計ソフトにプログラムした時点で決定されているからである。つまり、藤島氏は日本政府を裏側でコントロールしている勢力に都合のよい候補者は当選し、都合の悪い候補者は排除される不正選挙システムの中で、幻想の選挙=>落選ゲームを演じ続けてきたにすぎないと考えざるをえない。

この点について、どう考えるのか、ぜひ街カフェのテレビ放送で藤島氏のお答えを聞きたいと思っている。

☆F★

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/507.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 戦後70年談話に向けて、 反日エネルギーをため込む中国の事情
China Report 中国は今
【第178回】 2015年5月8日 姫田小夏 [ジャーナリスト]
戦後70年談話に向けて、
反日エネルギーをため込む中国の事情
 戦後70年の節目に当たる今年、中国では「抗戦勝利70周年」「世界反ファシスト抗戦勝利70周年」と称したイベントが各地で開催される。中国ではすでに年明けから、70周年イベントに向けた準備や取り組みが進められているが、沿海部の大都市上海では市民の関心は薄い。


 4月19日、CCTVの特集番組は、日中戦争当時に収録されたというあるフィルムを取り上げた。それは、日本軍が中国に投降するシーンをアメリカ人が撮影したもので、湖南省で日本軍の代表が投降書に署名するシーンを映したものだった。中国では「日本軍の投降フィルム初公開」と掲げ、数日にわたり、ニュース番組でも取り上げられた。

 このように、中国のテレビでは、「抗日」をテーマにした報道特集が毎日のように放送されるようになった。

 ちなみに、この投降フィルムだが、湖南省懐化市の中国人民抗日戦争勝利記念館が改装オープンに際して、新たに文物資料として加えたものだ。

 この記念館のみならず、「戦後70周年」の取り組み強化の一環として改装を施し、「新たな観光スポット」かつ「愛国教育基地」として開放される事例は、中国全土で枚挙にいとまがない。上海では「上海淞滬抗戦記念館」が、今年改装を経て一大テーマパークとなる。

 記念館の改装以外にも文芸、芸術方面でも取組み強化が行われている。

 すでに北京の国家大劇院では4月末から特別講演会が始まった。幕開けはショスタコーヴィチの交響曲月第7番「レニングラード」。ドイツ軍が900日にわたりレニングラードを包囲する中でショスタコーヴィチが書き上げたとされる曲であり、中国はこれをファシスト闘争に由来を持つ名曲として起用した。

 4月の演奏を皮切りに、今年は、8月15日(日本の敗戦記念日)、9月3日(中国人民抗日戦争勝利記念日)、12月13日(南京大虐殺犠牲者国家追悼日)に特別記念公演が行われるという(※カッコ内はいずれも中国での呼称)。

 中国は愛国主義を「文芸創作における恒久的テーマ」に位置づけており、音楽のみならず、京劇、歌劇、音楽、舞踊、現代劇などで愛国心を高揚させる催しが目白押しだ。

 作品には、戦争中に国のために犠牲になった8人の女性兵士を描いたバレエ「八女投江」もあれば、日本軍を八路軍の包囲網に陥れた抗日戦争の英雄を題材にした「英雄王二小」もある。

 北京のみならず、天津、吉林、遼寧などの芸術界も「戦後70周年」の出し物に力を入れ、また大学など学校単位でも“戦後70周年”への参加をめぐり日夜議論が重ねられている。

 一方、今年9月3日、北京では70周年を記念し閲兵式を開催する予定だ。この閲兵式は、「反ファシスト戦争」における中国の貢献を誇示し、中国の国防力増強を世界に知らしめる政治的意図を込めたものだ。10月1日の国慶節以外では初の閲兵式ともいわれ、中国は各国首脳を招待する計画だ。安倍首相の名前も挙がっていたが、この招待に対して、安倍首相は出席を見送る見通しだとする報道がある。

市民もメディアも
安倍批判色はトーンダウン

 70周年イベントを着々と進める中国だが、民間の反応はどうだろう。

 上海で活動する企業家には外省出身者も多い。筆者は中国東北部・ハルピン出身の若手経営者(30代)に「最近、こうした報道やイベントが多いが」と話しかけた。だが、この経営者は報道などにはほとんど注目しておらず、また「戦後70周年イベント」にもまったく関心を向けなかった。

 復旦大学卒のエリートでもある経営者は、「政府がやっていることだから」と割り切る。

 ハルピンといえば、1900年代には伊藤博文が安重根に暗殺され、1930年代には満州国に組み込まれ、日中戦争期には731部隊も置かれるなど、“日本の影響”とは切っても切れない土地柄だ。にもかかわらず、この経営者は決して感情的な態度は見せなかった。それどころか、意外な一言も飛び出した。

「私は父親からは、日本の優れた点を学べと教育を受けました」

 一方、安倍首相の一挙手一投足に敏感に反応を示した上海市民も、最近は以前よりもトーンダウンしたかのような気配を見せる。

 安倍首相は4月26日から訪米し、新たに防衛協力指針を打ち出し、中国の海洋進出を牽制した。なおかつ、米議会演説で中国や韓国が注目する「侵略」や「おわび」を使うことはなかった。にもかかわらず、世間はあまり騒いでいない。

 中国の電子ニュースも静かだ。従来ならば、安倍批判のオンパレードだろう。通常、舌鋒鋭く批判する記事が出れば、たちまち各社サイトがそれを転載(中国は転載を禁じるどころか奨励する)して、“世論”は「批判一色」に染まる。だが、今回はこうした動きがあまり見られない。

 実際、中国外務省の報道官は30日の記者会見で、「中国は日本の指導者に対し、村山談話を含め、侵略の歴史を直視して深く反省する態度を一貫して促してきた」とし、「おわび」に触れなかったことを批判しつつも、その反応は抑え気味だった。

 市井の反応はどうか。上海在勤の女性会社員(20代)は次のように話す。

「安倍首相の訪米は、地下鉄やバスで流れるニュースでもあまり取り上げられていなかったという印象。私自身も多忙なのであまり注目していませんでした」

 男性会社員(40代)からも強い関心はうかがえない。

「5月に日本に行きます。そのためのビザがようやく下りたところ。今、上海で日本旅行は一大ブーム、日本に行きたい中国人は本当に多い。政治は政治、旅行は旅行ですよ」

中国側は安倍首相に
すんなり謝罪されても困る?

 だが、安倍首相がこの夏発表する「戦後70年談話」が注目の対象から外れるとは考えにくい。

 このまま「侵略」を認めず「おわび」をしなければ、中国政府はそこに向けてより効果的な攻撃を準備するだろうし、メディアもここぞとばかりに突き上げに出る可能性がある。恐らく中国全土、朝から晩まで「戦後70年談話批判」で燃え上がるだろう。

 ましてや安倍首相は、1997年に結成した「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」で事務局長を務めた経験があり、日本軍の関与を政府が認めた「河野談話」を撤回するよう働きかけたことでも知られている。

 また、先のリー・クアンユーシンガポール元首相の葬儀では、生中継に居眠りが映り込み、シンガポールどころか、アジアでの日本の印象を一気に低下させてしまった。

 上海の外資企業の中間管理職として働く男性(30代)は、「安倍首相は戦争被害国に心からのおわびをしていない」と安倍政権に批判的なひとりだ。

 日本軍の攻撃に命からがら逃亡した祖母を持つこの男性は、「中日両国の間には歴史的な恨みが存在する。この恨みを忘れるのにはあと100年、いや、200年の時間がかかるだろう」と否定的だ。

 一方で、「おわび」問題にはこんな解釈もある。日本に留学経験を持ち、現在上海で事業を行っている台湾人男性(40代)は、次のようにコメントした。

「何かの拍子で喧嘩になり、夫が妻に『謝れよ』と求めるが、妻にも意地がありそれができない。最初に手を出したのが妻であるにもかかわらず、謝らないために関係はこじれ、妻はことあるごとに夫に付け込まれ上げ足を取られる…。日中はそんな構図と言えませんか」

 そしてこう続ける。

「中国側の本音は、謝罪してほしいのではなく『謝罪しないでほしい』ということにあるのでは。常に日中間が緊張していたほうが、為政者にとってこれを利用しやすいからです。日本はこの“おわび”をどう政治的に利用するのか、その戦略はあるのでしょうか」

 考えてみれば、中国の国内問題は山積みであり、しかも、それらはもはや手が付けられない状態にある。だとすれば、為政者は日本を格好のガス抜き対象に活用したいはずだ。

 逆に日本がすんなり謝罪してしまったら、中国はガス抜きの対象を失うどころか、日本をこれ以上攻撃することができなくなってしまう。謝罪した日本を踏みつけになどしたら、国際社会が許さないだろう。

 果たして安倍首相はこの夏、どのような演説を行うのだろうか。中国のみならず、アジア、そして世界がこの演説に注目している。
http://diamond.jp/articles/-/71119
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/508.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「こりゃ、なんじゃい」の米歴史学者らによる安倍政権向け声明(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/37ed44184f7c3cff72a43c5f04f50863
2015-05-08 08:51:34

 アメリカの歴史学者ら187人もが安倍政権向けの声明を発表しました。日本の大手メディアは本日5月8日の朝刊でこれを一斉に報じました。ところがその内容たるや、慰安婦問題一色と言ってもいいほど偏ったもので、驚くやらがっかりするやら。

 日本研究者や歴史学者が署名したこの声明には、日本でもよく知られたハーバード大のエズラ・ボーゲル教授やマサチューセッツ工科大のジョン・ダワー名誉教授らが名を連ねています。にもかかわらず、このそっぽの内容はどういうことでしょう。

 スペースの半分をさいて力説した慰安婦問題では、安倍首相に「大胆な行動を」と、日本政府による慰安婦問題への謝罪と補償を求めており、韓国が聞けば泣いて喜ぶほどの内容です。8月の安倍談話を意識してでしょうが、「日本帝国とその戦場となった地域において、女性たちその尊厳を奪われたという歴史の事実を変えることはできません」と明快に裁きました。

 そのほかでは、「戦後日本が守ってきた民主主義、自衛隊への文民統制、警察権の節度ある運用と、政治的寛容さは、全てが世界の祝福に値するものです」と、歯の浮くようなお追従です。

 もっとも、歴史学者としての見解と思わせる部分は、「今年は、日本政府が言葉と行動において、過去の植民地支配と宣旨における侵略の問題に立ち向かい、その指導力を見せる絶好の機会です」と指摘している点です。

 戦後70年。日本はまだ自分たちの手で先の大戦の総括をしていません。まさしくこの時期に、きちんと検証し総括すべきです。

 そしてこれからどのような道を進むべきか、未来志向の観点からは、やはり憲法9条の精神を全うし、世界平和に貢献すべく高らかに「国連中心主義」の旗を掲げるべきではないでしょうか。

 しかし、現実の安倍政権がやりつつあることは、真に進むべき道とは真逆の「戦争ができる国」へまっしぐらです。米の歴史学者の声明には、安倍政権の平和憲法破壊行為に対する懸念がまったく配慮されていません。どうしてこんなお粗末な声明を出せるのか、不思議です。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/509.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 日本にオスプレイ17機売却/社会保障費削減分に匹敵 総額3600億円/想定価格の2倍超える/米国防総省 議会に通知
さすが首都の制空権さえアメリカに抑えられている「美しい国」日本にふさわしいニュースだ!こうした「戦後レジーム」からの脱却こそ日本にとって急務なのではなかろうか。

==========================================

日本にオスプレイ17機売却/社会保障費削減分に匹敵 総額3600億円/想定価格の2倍超える/米国防総省議会に通知
「しんぶん赤旗」 2015年5月8日 日刊紙1面

 http://www.bellhelicopter.com/MungoBlobs/533/543/V-22_850x-46.jpg
V22Bオスプレイ(ベル・ヘリコプター社ウェブサイトから)

 米国防総省は5日、垂直離着陸機V22Bオスプレイ17機と関連装備を日本に売却する方針を決め、米議会に通知しました。
 
 同省の国防安全保障協力局(DSCA)によると、価格は推定で総計30億j(約3600億円)。2015年度の社会保障予算削減分3900億円に匹敵する金額です。
 
 日本政府はオスプレイの購入価格として1機あたり100億円程度を想定しており、15年度軍事費に計上した購入経費も5機分で516億円でした。しかし、米側の提示した価格は1機あたり約212億円で、想定の2倍以上です。
 
 米国製オスプレイの最初の輸出先はイスラエルの予定でしたが、同国が昨年末にとりやめたため、日本が最初の輸入国になる見通しです。このままでは、消費税増税分が社会保障費ではなく、米国の軍需産業を潤すという、異常な対米従属政治になりかねません。
 
 DSCAが通知したのは最新鋭のブロックCで、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に配備されているMV22Bオスプレイと同世代です。また、日本側が売却を求めていた関連装備としてロールスロイス社製エンジン40基や通信・航法システムなど12品目、予備の部品などを挙げました。
 
 防衛省は19年度から陸上自衛隊にオスプレイ17機を順次配備し、佐賀空港を拠点とする計画です。

 DSCAは「V22BブロックCの売却は陸自の人道支援・災害救助能力や強襲揚陸作戦の支援を高める」と指摘。同機の配備が、自衛隊の「海兵隊」化=強襲揚陸能力の向上につながるとの考えを示しました。
 
 また、DSCAは日本へのオスプレイ配備には「何」の困難もない」と述べています。しかし、佐賀空港を抱える地元の佐賀市は「(港の軍事利用を否定している)公害防止協定が前堤だ」(秀島敏行市長)との態度を崩していません。

--------------------------------------------------------

<参照>





http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/510.html
記事 [政治・選挙・NHK184] 大阪都構想住民投票の終盤戦になって流言飛語が飛び交うようになった、…冷静な議論と判断が必要だ(広原盛明)

大阪都構想住民投票の終盤戦になって流言飛語が飛び交うようになった、誰が飛ばしているのか知らないが、「泥仕合」にならない冷静な議論と判断が必要だ、大阪府議選・市議選から都構想住民投票へ(8)、橋下維新の策略と手法を考える(その26)
2015-05-08広原盛明(まちづくり研究者)
http://d.hatena.ne.jp/hiroharablog/20150508

 前々回頃から、拙ブログに対して多くのコメントが寄せられるようになった。東京の常連(辛口)氏や関西の方々からの反応も多くなり、それに創価学会員の方からも時折率直なコメントがやってくる。都構想の住民投票が終盤に差し掛かり、地元大阪はもとより全国的にも関心が高まってきたからだろう。拙ブログへのアクセス数も1日平均2千近くになり、堺市長選のピーク時の5千には及ばないものの相当な高揚ぶりだ。

 だが、気になることがある。最近、不審な電話がかかってきたり、反対派がこんなことを言っていると賛成派が逆宣伝するなど、住民投票に絡んだ悪質なデマが流れるようになってきたのである。これはどんな選挙戦でも起こることで「そんなに気にすることはない」と言う人もいるが、私は必ずしもそうは思わない。冷静な議論が浸透してくるとこれまでの主張の根拠が崩れ、戦況が不利になる側の陣営が持ち込む「泥合戦」の模様が感じられるからだ。

 もともと都構想を推進する維新の側にはさしたる根拠があったわけではない。橋下市長の舌三寸に依拠した「なんとなく」のムードを盛り上げ、その勢を終盤戦まで持たせて賛成票が反対票よりも1票でも多くなれば「勝ち」という単純な戦術なのだ。だから市民の間に冷静な議論が広がってくると困るのであり、それを妨げて新たな混乱に持ち込む戦術が必要になる。軍隊用語で言えば、「撹乱戦」を必要とする場面がいよいよ登場したということだ。

 この数日間、大阪でいろんな催しに参加した。5月5日の「『大阪都構想』の危険性を明らかにする学者記者会見〜インフォームド・コンセントに基づく理性的な住民判断の支援に向けて」という長ったらしい名前の集まり、6日から7日にかけての「大阪をよくする会」の街頭宣伝活動、その他諸々の少集会などである。その中で感じたことは、都構想賛成派の宣伝活動が「二重行政の弊害をなくす」の一点張りになってきていて、大阪をどんな都市にするかという「構想」がほとんど語られなくなってきたことだ。

 おそらく湾岸埋立地に大規模なカジノをつくる以外にさしたるアイデアを持たない維新の面々にとっては終盤戦で言うことがなくなり、「二重行政の弊害」一点張りの演説になってきているのであろうが、しかし、これだけでは大阪市民の気持ちをつかむことが出来ない。だから、流言飛語の世界を繰り広げて「泥仕合」に持ち込み、考え始めた市民に「どっちもどっち」との印象を与えて投票に行かせないとの戦術に転換し始めたのではないか。

 終盤戦には、維新は全国から多数の街宣車(一説には300台とか)を集めて大宣伝を繰り広げる作戦だと言う。おそらく騒然とした空気を作り出して大阪をわけの分からない状態に持ち込み一気に勝負をつける算段だろうが、反対派がこんな「撹乱戦」や「泥仕合」に巻き込まれては困る。説得力のある冷静な議論をどこまでやり切るか、客観的な判断を求めている良識ある市民に対して如何にその材料を届けるか、この大原則をもう一度思い出して終盤戦の作戦を立ててほしい。

 私の僅か2日間の街頭宣伝(西淀川区此花区東淀川区旭区)の印象から言えば、都構想反対の世論は予想以上に浸透していた。道行く人々(とくに高齢者)から手を振って応える光景が数多く見られ、静かな反応ながらも確かな手応えを感じた。若者やビジネスマンらしい装いの人たちからの反応はもうひとつだったが、これはそんな反応をするのが気恥ずかしいのであろう。しかし、嫌な顔をするといった感じはなかった。

 拙ブログに対する多様なコメントを寄せていただく読者の方々に感謝したい。そのなかから図らずも現在進行形の空気を感じ取れるからだ。しかし、それだけでは世間の実情は捉えられない。「物言わぬ人びと」の表情を見なければ分からないことが余りも多すぎるのである。これから街の表情が1日1日どう変わっていくかを正確に捉え、大阪の方々には最後の最後まで頑張ってほしい。(つづく)

 ●大変申し訳ないことですが、以前からの約束で今日から数日間、東北の被災地(石巻市)の復興まちづくりの勉強会のため留守にします。この間、コメントを寄せていただいても掲載できません。帰宅次第掲載しますので積極的なご意見をお寄せください。広原 拝



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/511.html
記事 [政治・選挙・NHK184] 選挙制度改革の一考察。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-4822.html
2015/05/08 10:10

 選挙制度改革、とりわけ参議院の定数削減で人口の各地域間格差拡大が大きな問題として浮上している。指摘するまでもなく全国最少人口県の鳥取県は574千人で最大の東京都13,378千人と比較すると実に23.3倍に達している。

 そこで参議院議員の定数削減を議論すると、最少人口県の取り扱いに苦慮することになる。つまり鳥取県に定数1を認めると東京都は23人以上でなければ一票あたり人口比1:1にならないことになる。それでは大幅な定数削減は出来ない。

 純粋に一票あたり有権者を人口で割り出すと合区として鳥取県と人口数46番目の島根県とを合区する案が出て来るし、人口45位と44位の高知県と徳島県とをこの際合区すべきという案も出てくる。

 そうすると合区された県の中に参議院議員のいない県が出ることになる。主権在民を大原則とする民主主義の基本たる「代表者」を国会へ送る、という機能が奪われることになりかねない。そう考えると、純粋に人口割で国会議員の選出を議論すると代表のいない県が出るという不合理な結論に到ることになる。

 そこで参議院議員選出にあたって、人口割と同時に地域割りを併用してはいかがだろうか。つまり自治体の面積に一定の係数を乗じて、それを人口と同等に見做して人口に加算して選挙区を定めるとしてはどうだろうかという案だ。

 広い地方自治体に参議院議員がいないということになれば何かと不都合になりかねないし、人口変動によって度々選挙制度の改正を繰り返すというのもいかがなものかと思われる。一定の地域割りを人口に加算することにより都市部に偏重する国会議員をなるべく地方からも代表者が出られるようにすべきではないだろうか。

 その場合に現行選挙制度では国会議員はその地に住民票がなくてもその地から立候補できるという制度を改めて、その地の住民でなければ立候補できないとする改正も同時にすべきではないだろうか。衆議院は国政全般を審議し、参議院は地方政治に重点を置いた政策を審議する場にしてカーボンコピーといわれる両院にメリハリをつけることも必要ではないだろうか。以上を選挙制度改革の一助として提起するものである。


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/512.html

記事 [政治・選挙・NHK184] <ヤラセ>日テレの「56歳ニート特集」でヤラセ疑惑が浮上!ニートとされた男性が吉本の芸人と一致! :経済板リンク
<ヤラセ>日テレの「56歳ニート特集」でヤラセ疑惑が浮上!ニートとされた男性が吉本の芸人と一致!

http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/284.html


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/513.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 安倍首相の議会演説で米国の「歴史認識問題」は決着 米国人の心を鷲づかみにした「痛烈な反省」と「戦没米兵への鎮魂」

「アメリカ現代政治研究所」

安倍首相の議会演説で米国の「歴史認識問題」は決着

米国人の心を鷲づかみにした「痛烈な反省」と「戦没米兵への鎮魂」

2015年5月8日(金)  高濱 賛

 安倍晋三総理大臣の今回の公式訪米は大成功だった。とくに45分間にわたって英語で熱弁をふるった米議会演説は、米国人の琴線に触れる文言がちりばめられており、感動の輪を広げた。「日米の歴史の1ページを飾る名演説だった」(米上院外交委員会スタッフ)と称賛する米議会関係者もいる。

 日米関係を専門にする5人の識者――大学教授、ジャーナリスト、シンクタンク研究員となど――に演説の評価を尋ねた。

安倍演説の評価は「A−」と「B+」の中間

 5人の採点の平均はA−とB+の中間だった。中には「過去の植民地支配や侵略に対するおわびがなかった」「慰安婦問題でもう少し踏み込んでもよかった」といった点を挙げて「減点」する人もいた。が、「アジア諸国民に与えた苦しみについて安倍首相は言及した。これを受けたアジアへの謝罪は8月の『戦後70年談話』などで表明するのだろう」としてA+をつけた識者もいる。

 むろん、5人が、安倍首相がこの演説で明らかにした「歴史認識」について今後ぶれないことを前提としていることは言うまでもない。

米国務省は韓国外相の「失望」発言を一蹴

 オバマ米大統領夫妻は5月3日、「安倍首相のご訪問に感謝する」とのメッセージをツイッター上でつぶやいた 。日米同盟の強化を確認しあったこともあるが、「歴史認識」について「村山談話」と「河野談話」を踏襲すると安倍首相が明言してくれたことが嬉しかったに違いない。

 米国務省が5月1日に行った定例記者会見で、韓国人記者がさっそく「韓国外相は『韓米日3カ国関係にとって優先課題となってきた慰安婦問題について安倍首相は踏み込んだ発言をしていない』と批判している。米政府は失望していないのか」と質問した。

 これに対してラテキ報道官代行は、次のように答えた。「4月28日の首脳会談後の記者会見で、安倍首相は『河野談話』を堅持するし、見直す意図はないと発言している。われわれはこの発言に留意している。また安倍首相は(議会演説で)この懸案に対する歴代首相の見解を踏襲すると述べている。この案件についてこれ以上付け加えることはない」
("Jeff Rathke, Acting Deputy Spokesperson, Daily Press Briefing," U.S. Department of State, 5/1/2015)

米上下両院議員の大半は「村山談話」「河野談話」継承で文句なし

 安倍首相の演説を直接聞いた米議会はどうだったか。議員たちは以下の2カ所で満場総立ちとなり拍手喝采した。1つは第二次大戦で斃れた米将兵への鎮魂を口にした箇所。これは米国人の心を揺さぶった。もう1つは、慰安婦問題を含む人身売買を踏まえ、「女性が紛争下でつねに傷つく」「女性の人権が侵されない世の中の実現を目指す」と述べたところだ。

 慰安婦問題が米国内でクローズアップされた理由の1つに、韓国系運動団体の巧みな戦術がある。彼らはこの問題を「女性の人権」として捉えた。議場でしばらく鳴り止まなかった拍手は、米国で「女性の人権」が最優先課題になっていることを改めて感じさせた。
("Japanese Prime Minister Address to Join Meeting of Congress," C-SPAN. 4/29/2015)

 演説終了後、議員たちに感想を聞いて回った米メディアの米国人記者が、筆者にこうメールしてきた。「慰安婦に対する『おわび』について、安倍首相の表現についてうんぬんする議員を見つけるのは大変だった。慰安婦問題に特別な関心を持つ議員とか、明らかに親韓派である議員を除けば、まずいなかった。歴代首相の見解を踏襲するという首相の発言で十分ということではないのか」。

 安倍首相の訪米を控えて、25人の米下院議員が佐々江賢一郎駐米大使に書簡を送り、安倍首相が米議会演説で慰安婦たちに謝罪するよう要請した。演説後、この25人の反応に筆者は注目した。

 このうち、マイク・ホンダ下院議員とジュディ・チュー、アダム・シェフ、エド・ロイスの5議員は、「慰安婦に対する直接謝罪がない。ショッキングだ」などと発言していた。ホンダ議員は07年に下院で121号決議案(慰安婦への謝罪・補償を日本に対して要求する決議案)を提出した人物。5人はいずれも、カリフォルニア州、なかでも韓国系と中国系の選挙民が多い地域を選出区としている。

 安倍首相が訪米する前に「謝罪が必要」と主張していたナンシー・ペロシ民主党下院院内総務(前下院議長)は、演説後、発言を控えている。同氏は安倍首相が訪米する前に訪日し、安倍首相と会っている。春の叙勲では旭日大綬章を受賞した。

「極端なナショナリスト・安倍晋三」だから効果があった

 今回の訪米では、「歴史認識」問題が必要以上にクローズアップされた。とくに日本と韓国との外交懸案である「慰安婦問題」があたかも戦後70年を迎える日米関係にとっても重要課題であるかのような議論も出た。

 慰安婦問題を勢いづかせたのは、安倍首相の「歴史認識」が原因だ。慰安婦に対する日本政府の責任を明確にし、謝罪した「河野談話」の見直しを安倍首相は言い出した。さらに、日本による侵略戦争や植民地支配を認め、謝罪した「村山談話」まで見直すと言い出した。こうなると、米国政府も議会も黙っているわけにはいかなかった。その後、首相自らがこうした考えを撤回した。が、首相周辺からは見直しを唱える声があとを絶たなかった。

 米主要シンクタンクのある日本政治専門家はこう語る。「日米同盟のさらなる強化、深化を進めるにしても、その前に安倍首相が蒔いた『歴史認識問題』のタネを刈り取ることが重要課題になっていた。仮に、今の首相が中曽根康弘氏のようなプラグマティストであれば、歴史認識の問題がこれほど注目されることはなかったはずだ。安倍首相が確信犯的な保守主義者であるために招いた問題だ」。

 だが、安倍首相が確信犯的な保守主義者であったがゆえに、今回の議会演説はポジティブなインパクトを米国に与えた。メディアが「極端なナショナリスト」と報じる安倍首相が、英語で米国人に語りかけていること自体、驚きだった。米国の国民感情を小憎らしいばかりに知り尽くしたスピーチライターの達意の文章と、この演説に政治生命を賭けた(?)安倍首相の演出が功を奏した。その出来栄えにさすがの米議員たちも舌を巻いた。

 これまで安倍首相の歴史認識と関連する言動に厳しい目を向けてきた新進気鋭の女性政治学者、ジェニファー・リンド ダートマス大学教授は、演説を聴いて、これをポジティブに評価した。ツイッターへのコメントはこうだ。「日米和解のためのたくさんのマイルストーン(里程標)。首脳の議会演説。戦死した米将兵への鎮魂。硫黄島の元米兵と元日本兵の孫との固い握手」

 慰安婦問題について東京から執拗に報道してきたニューヨーク・タイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー記者はこうツィートした。「議会演説への反響はすこぶる肯定的。演説のポイントは、昔の敵は今日の友。日米の共通項は民主主義と自由。首相は米留学時代の下宿の伯母さんの話から自己紹介。みずからを人格化(humanize himself)。議員たちの拍手は安倍首相だけでなく、世界で活躍する日本と日本国民への称賛。中国の対応のせいで今や日本のイメージは上がるばかり」。

安倍訪米の成功を決定づけた1枚のシルエット写真

 今回の訪米成功の背景に、オバマ大統領(とオバマ外交チーム)の日米関係強化に対する並々ならぬ意気込みがあった点も指摘しておきたい。

 それを端的に示すのが1枚の写真だ。

 オバマ大統領は4月27日、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に降り立った安倍首相を自分の車に押しこみ、リンカーン記念堂に連れ出した。

 ギリシャ・ドーリア式の白亜の建物には、黒人解放を唱えたリンカーン第16代米大統領の坐像が設置されている。米国で最高の観光スポットだ。黒人公民権運動の指導者、マーチン・ルーサー・キング牧師をはじめとするさまざまな人物がここを舞台に演説を行ってきた。

 そこに黒人初の大統領が「かっての仇敵」である国の現職首相を伴い、案内する。そそり立つ白亜のワシントン記念碑を眺めながら話し合う2人のシルエット写真――絵にならないわけがない。首脳会談当日の朝、新聞各紙はこの写真を一斉に掲載した。首脳会談の成功を最初から印象づけようとするオバマ大統領の見事な演出だった。
("President Barack Obama, left. and Japanese Prime Minister Shinzo Abe visit the Lincoln Memorial, looking toward the Washington Monument, on the National Mall in Washington, Monday, April 27", AP Photo, Pablo Martinez Monsivais, 4/27/2015)

40年前の昭和天皇訪米を彷彿させた歓迎式

 オバマ大統領の歓待ぶりは首脳会談前の歓迎式典(英語ではarrival ceremony)にも如実に表れていた。翌28日午前9時すぎ。小春日和のホワイトハウスの南庭(サウスローン)で催された歓迎式典は、賑々しかった。

 40年前の1975年、筆者は読売新聞ワシントン特派員として昭和天皇ご訪米を取材した。当時の大統領は第37代のリチャード・ニクソン氏だった。ホワイトハウス南庭でくり広げられた厳かな歓迎式の様子は今も目に焼きついて離れない。50州の州旗や数十の日米両国旗が春風にたなびいていた。陸海空海兵4軍の儀仗兵が整列する中、車から降りてきた両陛下を出迎えるニクソン夫妻。にこやかに挨拶される両陛下…。

 あの時と同じ光景が今回再現された。安倍首相夫妻をオバマ大統領夫妻が出迎える。昭恵夫人は真っ赤なドレス、ミシェル夫人はシルバーホワイト。歓迎の意を示したいというミシェル夫人サイドの提案で、双方が赤と白のドレスを着用した。ホワイトハウス詰め女性記者から聞いた話だ。

 「Good morning、おはようございます」。オバマ大統領の歓迎の辞は日本語で始まった。親しみを込めて、首相を「シンゾー」、夫人を「アキエ」と呼び、日米関係を「an indestructible partnership」(不滅のパートナーシップ)と言い切った。このindestructible partnershipという言葉を米首脳が口にしたのは、筆者が記憶する限り初めてだ。

 28日夜の晩餐会でオバマ大統領は、「Spring, Green and Friendship, America and Jpan, Nagoyakani」(春、緑、アメリカと日本、なごやかに)と日本語を交えた俳句まで披露した。日系人が多く住むハワイで幼年期を過ごした大統領にとって日本語は無縁ではないのだろう。
("Japanese Prime Minister White House Arrival Ceremony," C-SPAN, 4/28/2015)

対中国戦略で不可欠になった新ガイドラインとTPP

 オバマ大統領がなぜこれほどまでに安倍首相の訪米を成功させたかったのか。その理由の1つは、中国が軍事力と経済力を高め、アジアにおける超大国を狙っていること。その一方で米国の国力低下が指摘されている。

 ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授は今年1月、「Is the American Centurey Over(Global Future)」(米国の世紀は終わったのか)というタイトルの本を上梓した。同教授の答えは「NO」。だが、次のように説を展開している。(1)米国の国力はかってのようにオールマイティでなくなってきている、(2)台頭する中国に対抗して米国が世界をリードし続けるには、共通の価値観を持ち、経済力、技術力のある同盟国との提携が不可欠だ、(3)そのパートナーは、日本だ――というのが同教授の説だ。
(”Is the American Century Over(Global Futures)," Joseph S. Nye Jr., 1/20/2015)

 むろん、中国を封じ込めるではなく、米主導で築き上げてきた国際秩序に取り込むことが大前提だ。その具体的な方策が、オバマ政権が2011年11月以降、打ち出したアジアへの「旋回」(pivot)戦略、「再均衡」(rebalance)戦略だ。

 中東に重心を置いていた従来の米安全保障戦略をアジア太平洋地域にリバランスする。軍事面の方策は12年1月に「国防戦略指針」を公表し、明確に示した。その軸となるのが日米同盟だ。リバランスを実現するためには新ガイドラインの策定が必要だった。中国の脅威に対抗するためには、米第7艦隊のパワーだけではもはや不十分で、自衛隊の協力がどうしても必要になる。米軍事専門家の一人は、筆者に「新ガイドラインにそって、先ず海上自衛隊にやってもらいたいことは、南シナ海において中国潜水艦を捕捉するオペレーションだ」と具体例に語った。「日米同盟はリバランス戦略の成否を決める保険」(ナイ教授)といえる。

 経済面では、アジアに資本を投資し、アジアとの通商を拡大することでこの地域の経済活力を高め、それを米国にとり込む戦略だ。そのための環境を作るのが環太平洋経済連携協定(TPP)の役割である。

 任期の終了まであと1年8カ月。オバマ大統領は「大統領として後世に名を残すためにレガシー(遺産)が欲しい。キューバとの国交回復もその一つだが、自ら言い出したアジアへの『リバランス戦略』になんとか目鼻をつけておきたいところだ」(米主要シンクタンク上級研究員)。

 中国の動きを見据えたこのアジア太平洋重視戦略を「徹頭徹尾支持する」と誓約した安倍首相は、オバマ大統領にとってまさに願ってもないパートナーだ。それだけではない。過去10年間に6人も首相が代わってきた日本で、ひさびさに長期政権となる兆しを見せる安倍首相は、オバマ政権にとって頼れる貴重な存在になってきたようだ。

このコラムについて
アメリカ現代政治研究所

米国の力が相対的に低下している。
2013年9月には、化学兵器を使用したシリアに対する軍事介入の方針を転換。
オバマ大統領は「米国は世界の警察官ではない」と自ら語るようになった 。
2013年10月には、APECへの出席を見送らざるを得なくなった 。
こうした事態を招いた背景には、財政赤字の拡大、財政赤字を巡る与野党間の攻防がある。

米国のこうした変化は、日本にとって重要な影響を及ぼす。
尖閣諸島や歴史認識を巡って対中関係が悪化している。
日本にとって、米国の後ろ盾は欠かせない。

現在は、これまでに増して米国政治の動向を注視する必要がある。
米国に拠点を置いて20年のベテラン・ジャーナリスト、高濱賛氏が米国政治の最新の動きを追う。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150507/280770/?ST=top

#明らかに過大評価

http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/514.html

記事 [政治・選挙・NHK184] オスプレイに3千億超、防衛費に5兆。but被災地復興は自治体の負担(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/23080185/
2015年 05月 08日

【テニスの錦織圭はマドリードOPの3回戦をストレート勝ちしてベスト8に。明日、今年は1勝1敗、同タイプで粘りっこいフェレールと対戦する。o(^-^)o

 今週5日、船橋競馬場で行なわれた統一GI・かしわ記念で、8歳になったワンダーアキュートと和田くんのコンビが復活した上に、直線で鋭い走りを見せて優勝。(*^^)祝 和田くんのインタビューをきいてたら、チョットうるうる来てしまったたmewなのだった。(~_~;)】

 先週、念願の米国訪問を果たした安倍首相は、オバマ大統領や米政府、米議会にと〜っても歓待してもらって、ご満悦だった様子。(@@)

 昨日は、自民党の谷垣幹事長と会って、こんな風に自画自賛話をしていたらしい。(~_~;)

『安倍晋三首相は7日、自民党の谷垣禎一幹事長と官邸で会談し、自身が米上下両院合同会議で行った演説について「米国は拍手している最中は話さないという慣行ができあがっているらしくて、そのためにだいぶ長くかかった」と振り返った。谷垣氏が会談後、記者団に明らかにした。
 首相は合同会議で約45分間にわたり英語で演説し、計14回のスタンディングオベーションを受けた。(産経新聞15年5月7日)』

<自分で原稿の指示に従って、どや顔スマイルで議場を見渡して、スタンディング・オベーションを促していたくせに。(`´)>

* * * * *

 でもって、安倍首相への歓待サービスの見返りなのか。早速、米国からこんなニュースが届くことに。^^;

 そう、米政府は、日本政府の注文を受け、オスプレイ17機+αで300億ドル(3600億円)で売ることに決定し、議会に通知したというのである。 (゚Д゚)

 オスプレイは1機で約100億円と高価な上、安全性、利便性に欠けるため、なかなか他国に売れず。(米国と仲のいいイスラエルをはじめ、同機の導入を検討していた国はみんな購入を止めちゃったのよね。^^;)
 カモネギ安倍の日本が最初の輸入先になるんだって。(>_<)

<しかも、米政府は「米国と同盟国との負担の分担を進め、米軍と自衛隊の相互運用性を高める」と議会に売却の意義を説明してるんだよね。(米国の負担を押し付け・・・もとい分かち合うのね。(~_~;)>

『米政府は5日、垂直離着陸輸送機V22オスプレイ17機と関連装備を日本に売却する方針を決め、議会に通知した。売却総額は推定で計30億ドル(3600億円)。米政府によると、日本はオスプレイ本体のほか、代替部品、エンジン40基、赤外線前方監視装置40基などの売却を求めてきた。

 米政府は「強力で即応性に富んだ自衛隊の能力を維持、向上させるための支援は、米国の国益にとって極めて重要だ」と表明。オスプレイは陸上自衛隊の人道支援・災害救助能力を大幅に高め、水陸両用作戦も支えると指摘し、売却について「同盟国との負担の分担を促進し、相互運用性を高める」と説明した。また、地域の基本的軍事バランスを変えるものではないと強調した。
 日本政府は2018年度までにオスプレイ17機を陸自に配備する計画。(時事通信15年5月5日)』 

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『防衛省は離島防衛強化のため、2018年度までの中期防衛力整備計画(中期防)にオスプレイ17機を調達すると明記し、佐賀空港に配備することを計画している。13年にオスプレイ6機の購入を表明していたイスラエルが昨年、購入を取りやめており、日本が初の輸入先となる見通しだ。

 米政府はオスプレイは陸上自衛隊の人道支援、災害救助の能力を大幅に高め、水陸両用作戦を支援すると指摘した。売却については「地域の基本的軍事バランスを変えるものではない」と説明した。
 ウォーレン国防総省報道部長は6日の記者会見で、オスプレイの開発段階では事故が相次ぎ、日本国内から安全性への疑問の声があることについて「実際に運用されている」と説明し、安全性は実証されているとの認識を示した。(琉球新報15年5月8日)』

『米国防安全保障協力局(DSCA)は5日、垂直離着陸輸送機V22オスプレイ17機や関連装備を推計30億ドル(約3600億円)で日本に売却する方針を米議会に通知した。自衛隊の人道支援・災害救助能力などを大きく向上させることになると指摘し、「米国と同盟国との負担の分担を進め、米軍と自衛隊の相互運用性を高める」と売却の意義を説明した。

 DSCAによると、日本政府はオスプレイ本体のほか、エンジンや赤外線前方監視装置、ミサイル警戒システムなどの売却を求めてきた。DSCAは、米国が東アジアや西太平洋地域の平和と安定を確保するために日本はカギとなるパートナーであり、「日本の自衛力の維持・向上を支援することは米国の国益にとって極めて重要だ」と強調した。(毎日新聞15年5月7日)

* * * * * 
 
 日本を経済的だけでなく、軍事的にも(中国に打ち勝って)アジア、世界のTOP国にすることが目標の安倍首相&仲間たちは、どんどんと軍事予算のアップを要求。
 安倍政権になってから、2013年、14年、15年度と全体の予算も防衛予算が年々増加して、ついには、過去最高を記録。(@@)
 折角、民主党政権で防衛予算の削減をするようになっていたのに。あっという間に増えてしまって、今年度は何と5兆円に迫ろうとしているという。(-"-)

『一般会計の総額が過去最大の96兆3420億円となる2015年度予算は9日夕の参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。
 15年度予算は、防衛費が3年連続で増加し、過去最大の約4兆9800億円。社会保障費は初めて31兆円台に達した。歳入は税収が消費税増税と法人税の伸びで、54兆5250億円を見込む。新規国債発行額は36兆8630億円。(毎日新聞15年4月9日)』

『政府は14日の閣議で、2015年度の防衛予算案を過去最高の4兆9800億円とすることを決めた。中国の軍事費が伸長する中、日本も3年連続で増やす。南西諸島の防衛力強化に向けた装備を新規調達するほか、普天間飛行場移設など在日米軍の再編費用が押し上げる。
 今年度からは2%増加する。中谷元防衛相は11日、財務相との予算折衝後に記者団に対し、「我が国周辺の海域を含めた環境が変わってきている」とした上で、「しっかりとした体制を築きたい」と語った。

 来年度は、潜水艦などを探知する新型哨戒機P1を20機まとめて契約。さらに次期戦闘機F35を6機、新型輸送機オスプレイを5機、水陸両用車AAV7を30両発注する。無人偵察機グローバルホークの調達にも乗り出す。
 在日米軍の再編費は、沖縄県普天間飛行場の移設費計上などで今年度から460億円ほど増える。政府専用機の購入や、人件費の増加も防衛予算を膨らませる。(ロイター15年1月14日)』

* * * * *

 オスプレイやFー35が他国に売れずに困っている米国は、日本政府にずっとその購入を働きかけて来たのであるが。
 さすがは、国民の税金や利益より国益重視の安倍首相は、米国の要請に従い、オスプレイを一度に17機も購入することを決定。来年度には、さらにオスプレイ5機を追加購入する上に、1機1千億以上するFー35も6機、購入する計画を立てているわけで。まさに、安倍首相&日本政府は、米国にとって、まさにお貢ぎくん、カモネギくんになりつつあるのだ。(・・)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 それでも、もしオスプレイが安全性、機能性優れていて&騒音や震動、爆風などもひどくなくて、災害救助などに有用な機種であったなら、mewはここまで文句を言う気もないのであるが。
<それでも、17機+5機も購入して配備するのは、多過ぎると思うけど。どうせ米軍の手足になって、戦場に人や物資を運ぶために使うつもりなんだろうけど。(ーー)>

 何度も書いているように、オスプレイ機は、米軍が実用化した後、2012年4月にはにモロッコで、同年6月にはフロリダで死亡事故を起こしている上、死亡事故には至らずとも、アチコチで様々なトラブルを起こしており、安全性に問題性があることがわかっているし。
 今、沖縄で実際にオスプレイ機が配備、訓練しているのを見ても、あまりにも騒音、震動、爆風などがひどいため、周辺の住民に新たな苦悩を与えているような状況にある。(~_~;)

* * * * *

 それに、オスプレイ機は、(日本もそうなのだけど)狭い場所が多い国での災害救助には向かないようで。ネパール大地震の救援活動に参加したオスプレイ機は、「useless」だとの批判を受けていたとか。(>_<) <mew的には、「使えねえやつ」と訳したいとこかも。^^;>

『ネパール大地震の救援活動に参加している米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが現地での物資輸送中、住宅の屋根を吹き飛ばす被害をもたらしていたと、地元報道機関のカンティプール紙が5日付で報じた。
 同紙はインターネット配信記事の見出しでオスプレイを「useless(役立たず)」と批判している。オスプレイは米軍普天間飛行場所属とみられる。

 在日米海兵隊は被災地支援活動のために、米軍普天間飛行場所属のオスプレイ4機をネパールに派遣。3日には同国のトリブバン国際空港に着陸している。同紙によると、うち1機がドラカのチャリコート地区本部に300キロの救援物資を輸送した。だが、1機は同量の物資輸送中に、住宅の屋根を吹き飛ばす被害を発生させた。残りの2機は5日時点で救援活動に参加していない。
 同記事は「救援活動や救助活動に効果を発揮していない。オスプレイは海洋における戦争で広く活用されている」などと報じている。(琉球新報15年5月8日)』

* * * * * 
 
 しかも、mewが腹が立つのは、安倍首相ら選挙の時には「復興なくして、日本再生なし」とか言って、復興に尽力するとアピールしているくせに&軍事には5兆だとか、オスプレイに3600億円使うくせに、国の復興の予算は削って、地方自治体に負担させようとしていることにある。<それも4月の統一地方選が終わった途端、OKするなんて。(ーー)>

『竹下亘復興相は7日、安倍晋三首相と会談し、今後5年間の復興事業のあり方を説明した。内陸部の道路整備などの一部事業の負担を被災自治体に求める復興庁案について、首相は大筋で了承。これを受け、同庁は今月半ばにも新たな復興の枠組みを示す方針だ。
 国主導で復旧・復興を進める「集中復興期間」は2015年度で終了する。復興相は国が全額を負担してきた復興事業のあり方を見直し、復興との直接的な関わりがみられない一部事業について地方負担を求める考えを示してきた。
 これに対し、首相は同日の会談で「復興のステージが新たなステージに入っているので、地方創生の観点を盛り込んだ形の復興に力を注いでほしい」と指示した。(日本経済新聞15年5月8日)』

 安倍政権は、一般国民の生活や被災地の復興よりも、軍事的に強い日本を作ることにお金や情熱もかけているわけで。一体、いつになったら国民がそのことに気づくのか、ちょっとイライラし始めているmewなのだった。(@@)

                         THANKS


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/515.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 国会の衆院憲法審査会で初の憲法改正議論!自民党は「緊急事態条項」の設置を強く要望!議員の任期延長等も!9条は先送りに!
国会の衆院憲法審査会で初の憲法改正議論!自民党は「緊急事態条項」の設置を強く要望!議員の任期延長等も!9条は先送りに!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6415.html
2015.05.08 12:00 真実を探すブログ



自民党が来年の参議院選挙後に予定している憲法改正について、衆院憲法審査会で各党の代表らが集まって初めて本格的な議論を行いました。


自民党は国民や各政党の反発が強い憲法9条を先送りにする一方で、緊急事態条項の新設など各党が合意しやすい改憲項目を優先して審議するよう提案。
この緊急事態条項では、大規模災害が発生した際に衆院解散や任期切れで衆院議員が不在となる事態を避けるため、議員の任期延長などを憲法で規定することを定めるとしています。


また、緊急事態条項と平行して、環境権など新しい人権、財政規律条項の3項目の先行議論を自民党は強く要望しました。


野党側は民主党が「お試し改憲」と自民党の安易な改正姿勢を批判し、共産党もあらゆる憲法改正を許さない姿勢を表明しています。
ただ、同じ野党でも維新の党は「道州制の導入など、維新の党が主張する統治機構改革のためには憲法改正が必要」と述べ、次世代の党も自民党の憲法改正に賛成していました。


現在の参議院は民主党や共産党等の憲法改正反対派が3分の1以上を占めていることから、自民党に維新の党や公明党等を加えても3分の2議席には届かない情勢です。


そのため、来年の参議院選挙は憲法改正を左右する重要な選挙となり、既に自民党は憲法改正の正当性を主張するための宣伝を大々的に行っています。早ければ、来年の参議院選挙直後にも憲法改正の国民投票が実施される可能性が高いです。












☆衆院憲法審査会:「緊急事態、先行議論を」自民が提案
URL http://mainichi.jp/select/news/20150508k0000m010104000c2.html
引用: 
毎日新聞 2015年05月07日 22時06分(最終更新 05月07日 23時44分)
衆院憲法審査会が7日開かれ、昨年12月の衆院選後初の実質審議を行った。自民党は、緊急事態条項の新設など各党が合意しやすい改憲項目を優先して審議するよう提案。一方、民主党は安倍政権が昨年7月に集団的自衛権の行使容認で憲法解釈を変更したことを批判し、まず立憲主義に関する各党の主張を確認するよう求めるなど、各党の姿勢の違いが鮮明になった。


 実質審議は昨年11月以来。議席数から委員を出せる6党の代表が意見表明したうえで、自由討議の形式で委員が意見を述べた。


 自民党の船田元氏は、大規模災害が発生した際、衆院解散や任期切れで衆院議員が不在となる事態を避けるため、議員の任期延長などを「憲法で規定することが急務」として緊急事態条項の必要性を訴えた。これに加え、環境権など新しい人権、財政規律条項の3項目の先行議論を求めた。
:引用終了


☆衆院憲法審査会 初の実質的な議論
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150507/k10010072041000.html
引用: 
5月7日 12時24分
衆院憲法審査会 初の実質的な議論
衆議院憲法審査会は、去年の衆議院選挙後初めて、憲法改正を巡って実質的な議論を行いました。
自民党が憲法改正の最初の発議に向けて、大規模な災害などに対応する「緊急事態」の条項を設けることなどを優先して議論すべきだとしたのに対し、民主党は、政権側の憲法観などを確認する必要があるとして、慎重な姿勢を示しました。
:引用終了


☆自民党 日本国憲法改正草案
URL https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf






☆「憲法改正」を超えて復古的体制をめざす安倍政権
URL http://blogos.com/article/111382/
引用:
生活の党と山本太郎となかまたち代表 小沢一郎


そういう意味からも、憲法前文で謳っている国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調という日本国憲法の四大原則は、現在においても守るべき人類普遍の考え方であり、また、国連憲章とも整合性がとれており、引き続き堅持すべきものであります。


一方で、何が何でも憲法を改正してはならぬというのもおかしな話で、旧来の護憲・改憲論議というのはあまり意味がありません。国の行く末や国民の生活を守っていく上で、時代の変遷や世界情勢の変化によって憲法の条文が機能しないような状態になった場合には、当然国民が自分たちの判断でこれを変えることは許されるものであります。


しかし自民党の憲法改正草案をみると、国家あっての国民という視点に立ち、日本国憲法の基本理念を蔑ろにし、否定する考え方になっており、到底賛同できるものではありません。これは、憲法改正の限界を超え、改正というよりも、むしろ全く新しい憲法をつくろうというものです。自民党が現在やろうとしている「改正」は、日本国憲法の理念を抜本から覆すという意味で現憲法との連続性が無く、しかもその内容は、大日本帝国憲法よりも復古的ともいえるものとなっています。
:引用終了


☆公明・山口代表、自民党の憲法改正発議模索受け慎重姿勢示す(15/05/07)


☆憲法改正めぐり議論スタート、「お試し改憲」で応酬


☆衆院憲法審査会で自由討議 各党が意見表明(15/05/07)


☆憲法改正に向け、本格的議論始まる 自民の戦略は?(15/05/07)


☆自民党改憲案の粗悪な人権感覚


緊急事態条項が成立することで、当ブログでは前に言及した「日本版FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)」などが実現することになるでしょう。長くなるので省略しますが、日本版FEAMはFEAMが警察や自衛隊、消防等の全ての組織を管理するシステムのことです。


今年から開始されるマイナンバー法案と合わせる形で、国民の徹底した管理社会が完成することになると私は見ています。他にも自民党憲法改正草案には、基本的人権の縮小や国家権限の拡大、天皇制度の位置付け変更などが含まれていました。


預金封鎖とかも国が自由に出来る事になるでしょうし、自民党の憲法改正は本当に日本の歴史を揺るがすような重大な問題です。是非とも皆さんも来年以降の憲法改正に備えて、ドンドン積極的に動き出してください。




http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/516.html

記事 [政治・選挙・NHK184] NHKとテレ朝の聴取で注目、昔からあったテレビへの“圧力”と“介入”(THE PAGE)
[写真]「官邸からの圧力があった」として報道ステーションの降板理由について語る古賀茂明氏。4月16日、外国特派員協会にて。(Rodrigo Reyes Marin/アフロ)


NHKとテレ朝の聴取で注目、昔からあったテレビへの“圧力”と“介入”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150507-00000004-wordleaf-pol
THE PAGE 5月8日(金)12時0分配信


 NHKやテレビ朝日に対する自民党の聴取などをきっかけに、テレビ報道への「圧力」に注目が集まっています。今回の聴取を「圧力」「介入」と見るかどうかは見解が分かれるところですが、実はこのような事態は今に始まったことではありません。歴史を紐解くと、同じような問題はテレビの黎明期の1960年代から頻繁に起きていたことがわかります。

 大まかに分類すると、「圧力」「介入」を行うのは、時の政権や政党といった「政治」、番組を提供する「スポンサー」、労働組合や市民グループといった「団体」に区分できそうです。まず、「政治」から見ていきましょう。

 1965年5月、日本テレビは「ノンフィクション劇場」シリーズの中で、「ベトナム海兵大隊戦記(第1部)」を放映しました。当時、米国は北ベトナムへの爆撃を始め、ベトナム戦争が本格化したばかりです。その最中、日本テレビの取材班は米国の支援を受けた南ベトナム政府軍を取材。兵隊が敵の少年兵の生首を下げて戻ってくるシーンも放映しました。反響は凄まじかったようで、放送直後から日本テレビの電話は鳴り止まず、新聞各紙にも投書が続々。その9割以上は「戦争の醜さがよく分かった」などの内容だったそうです。

 日本政府は当時、米のベトナム戦争を支持しており、番組放映の翌日、橋本登美三郎官房長官(自民党)は日テレ社長に「あんな残酷なものを放送するのはひどい」と電話しています。米大使館や南ベトナム側からも抗議。結局、日テレは「自主的判断」として、編集済みだった第2部、第3部の放映を中止しました。

 ベトナム戦争報道をめぐっては、米軍の爆撃で破壊された病院を報道した日テレの別番組に対する米政府の抗議(1965年10月)なども発生。他のテレビ局も抗議や「自主的判断」の中で番組のカットなどを行いました。

 テレビではありませんが、毎日新聞外信部長の大森実氏は西側記者として初めて北ベトナムに入り、連載記事で爆撃下の模様を紙面で伝えたところ、米大使から名指しで非難されました。それがきっかけで、大森氏は退社を余儀なくされています。

 こうした問題が噴出していた1964年の10月には自民党広報委員会が新聞と放送の局長・部長クラスと「懇談会」を開き、米軍関係の報道は「慎重にやってほしい」と要請した上、“好ましくない人物”として1000人近い作家や学者、音楽家らの名簿を渡したとされています。こうした政権与党とマスコミ幹部との懇談は、このころから半ば定期的に開かれるようになっています。

 政治からの関与があったかどうか判然としないものの、それが疑われる事例もあります。1980年代末、政界ではパチンコ業界からの献金が問題になっていました。1989年11月、当時の郵政大臣が業界から献金をもらっていたことを記者会見で認めますが、新聞各紙が1面で大きく報じる中、NHKでは突然、上層部から「この問題は報道するな」と指示があり、ニュースになりませんでした。1981年2月にはニュース特集「田中角栄の光と影」の中で、田中角栄元首相を批判したインタビューが全面カットされたことが分かっています。

 ドラマでも「事件」は起きています。テレビ黎明期の人気ドラマ「判決」(NETテレビ=現テレビ朝日)のうち、1963年11月の第52話「老骨」は税金がテーマでした。ところが放送直前に中止に。その背景には、衆院選を前にして税制批判の広がりを嫌った政治的圧力があった、と言われています。「判決」は後に自民党首脳らが「反社会的で危険だ」と公然と批判するようになり、シリーズ自体が打ち切りになりました。

 世論調査のカットが表面化したこともあります。1966年3月。NHKによる「国民世論調査」の最初の放送でしたが、安全保障政策に関する部分がカットされました。このとき、NHKの担当理事は「政治的対立がある場合、それを激化させ、分裂させてはいけない。それがNHKのモラル」と記者会見で述べています。

 「スポンサー」のケースはどうでしょうか。やはりテレビの黎明期に著名なケースがあります。1962年に「東芝日曜劇場」(TBS系)で放送される予定だったドラマ「ひとりっ子」。次男を防衛大に行かせたい父、特攻隊で戦死した兄と同じような道に進ませたくない母。その家族の話で芸術祭参加ドラマでした。ところが放送直前、スポンサーの東芝はこの回の提供中止を制作のRKB毎日に通告。試写会も問題なく通った後の出来事でした。背景には「特攻を冒とくするな」といった右翼から東芝や防衛庁への抗議、防衛産業と関係が深かった東芝内部の態度などがあったとされています。

 そのほか、1960年代には「原爆特集をやるなら番組を降りる」といった米国企業、一酸化炭素中毒事故を追った番組に対しガス会社がスポンサーを降板、人気ドラマに自動車事故の場面が出てくるため自動車会社が提供を中止、米軍撮影の東京大空襲の放送番組に対し大手商社がスポンサーを拒否……といった事例が噴出しました。

 一方、政府や企業の提供番組が放送局内部で問題視され、中止になった事例もあります。

 1967年、愛媛県の南海放送は総理府提供の「この人と15分」の企画として、高校生を自衛艦に招待し、その模様を放送しようとしましたが、南海放送労組などが異論を唱え、番組は中止になりました。1972年には時の総理だった田中角栄氏の名を冠した「田中総裁杯争奪大分県自民党ボウリング大会」を中継しようとした大分放送に対し、これも労組が反対。番組は同じ大分の別の放送局で中継されました。

 電力会社による「持ち込み企画」も問題になっています。例えば、1978年には東日本放送が東北電力の依頼を受け、事実上のPR番組「どうなる女川原発」を制作・放映しようとしましたが、下請け映像会社が「あまりにも一方的な内容」と反発。番組は完成しませんでした。似たような事例は各地の放送局でも幾度か起きています。

 政府広報や企業PR番組を問題視するのは、主にテレビ局関係の労組などでした。

 こうした分類にとどまらない“事件”も頻繁に起きています。オウム真理教・坂本弁護士拉致事件に絡んで、TBSが取材テープを教団側に見せていたケースなどはその最たるもの。当時、筑紫哲也氏は「TBSが死んだ日」と番組内で語りました。また、森喜朗首相が窮地に陥った際、記者会見をどう切り抜けるかをNHK記者がアドバイスした「指南書事件」も起きています。

 テレビの影響力はかつても今も、計り知れないほど大きいと言えます。だからこそ、「テレビをうまく利用しよう」「意のままにコントロールしたい」という勢力は常に存在しており、その最前線では“圧力”をめぐる事件がつきまとっているのです。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/517.html

記事 [政治・選挙・NHK184] <正論>生活の党の小沢一郎議員「自民の憲法改正草案は帝国憲法より復古的。到底賛同できるものではありません」
【正論】生活の党の小沢一郎議員「自民の憲法改正草案は帝国憲法より復古的。到底賛同できるものではありません」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6413.html
2015.05.08 13:30 真実を探すブログ



生活の党の小沢一郎議員が自民党の憲法改正草案について、「大日本帝国憲法よりもも復古的」と強く批判しました。
小沢一郎議員は「内容は大日本帝国憲法よりも復古的ともいえるもの」と述べ、「到底賛同できるものではありません」と安倍政権の憲法改正案を支持できないと主張しています。


また、上記の発言に続けて、「改正というより、むしろ全く新しい憲法をつくろうというもので、自民党が現在やろうとしている改正は日本国憲法の理念を抜本から覆すという意味で現憲法との連続性が無い」と自民党の改正案を指摘しました。
小沢一郎議員はかつて自民党の幹事長も経験したことがあり、今の自民党は昔とは全く異なっている政党である事を示唆していると言えるでしょう。


☆自民の憲法改正草案「帝国憲法より復古的」=生活・小沢氏
URL http://www.zaikei.co.jp/article/20150505/248030.html
引用:
自民党の幹事長も経験している生活の党の小沢一郎代表が自民党の憲法改正草案に「内容は大日本帝国憲法よりも復古的ともいえるもの」と指摘し「到底賛同できるものではありません」と内容は支持できないと断言した。


 小沢代表は自民党の憲法改正の立ち位置が「国家あっての国民という視点」と憲法に対する立ち位置に危険性をあげ「日本国憲法の基本理念を蔑ろにし、否定する考え方になっている」と明言した。


 また自民党の改正草案は「改正というより、むしろ全く新しい憲法をつくろうというもので、自民党が現在やろうとしている改正は日本国憲法の理念を抜本から覆すという意味で現憲法との連続性が無い」と述べた。
:引用終了


以下、ネットの反応
















自民党は2016年夏の参議院選挙で勝った場合、そのまま憲法改正の発議を発令して、一気に憲法改正の国民投票を実施する方針です。
残された時間は僅かに1年と少なく、反対派は今から国民投票に備えて動く必要があると私は考えています。


☆2015/04/20 緊急鼎談 樋口陽一×小林節×小沢一郎 憲法を語る


☆小沢一郎×小林節×樋口陽一 憲法を語る 2015 04 20




http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/518.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 歴史認識で日本に“正しい行動”求めた米大物学者の顔ぶれ(日刊ゲンダイ)
        訪米で浮かれ気味の安倍首相に冷や水(C)AP


歴史認識で日本に“正しい行動”求めた米大物学者の顔ぶれ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159608
2015年5月8日 日刊ゲンダイ


 安倍首相も、さすがに今ごろ青くなっているんじゃないか。欧米を中心とする日本研究者や歴史学者187人が、「日本の歴史家を支持する声明」と題する文書を5日公表、安倍官邸にも送付したのだ。

■187人が日本の将来を懸念

 文書は英文と日本文があり、戦後日本の歩みを「すべてが祝福に値する」と評価しつつも、「世界から祝福を受けるに当たっては障害がある。それは歴史解釈の問題だ」と指摘。その深刻な問題として「慰安婦」問題を挙げた。そして戦後70年の今年を「過去の植民地支配と侵略の問題に立ち向かう絶好の機会」「可能な限り、偏見のない清算を共に残そう」と呼びかけている。

 驚くのは、声明の署名者が187人という大人数に上ったことに加え、世界的に影響力のある日本研究の超大物がズラリ名前を連ねていることだ。

 ハーバード大のエズラ・ボーゲル名誉教授は1979年に出版した「ジャパン・アズ・ナンバーワン」がベストセラーになり、日本でも著名だ。ニューヨーク州立大のハーバート・ビックス名誉教授とマサチューセッツ工科大のジョン・ダワー名誉教授は、ともに日本研究でピュリツァー賞を受賞している。他にも、日本人として初めて米国歴史学会会長を務めたハーバード大の入江昭名誉教授など、米国人以外の著名研究者も数多く署名しているのである。

 国際ジャーナリストで早大客員教授の春名幹男氏はこう言う。

「日本研究の大物から若手まで187人。これだけ集めるのはかなりのものです。日本の今後について相当の懸念があるのでしょう。声明発表が安倍首相の米議会演説の後になったのは、訪米前に影響を与える目的ではないということ。『70年談話』は言葉の細かな話ではなく、きちんと日本の進むべき道を維持して欲しいということでしょう。ただ、声明では『中国や韓国もやりすぎだ』とも言っています。日米の軍事的な関係強化については全く触れていません。多数の賛同者を集めるために、足して2で割る妥協の文章になった感はありますが、いずれにしても、安倍首相に向けて行動を促す意図が感じられます」

 訪米後、浮かれ気味の安倍に冷や水を浴びせる声明だったことは間違いない。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/519.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「沖縄から学ぶ」ということ (反戦な家づくり)
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1390.html

私は、気軽に「沖縄に連帯」とか「沖縄を支援」と言わない。
本土の体たらくは、「連帯」とか「支援」などと言えたものではないからだ。
沖縄を踏みつけてその足をゴリゴリとねじり込む安倍晋三たちを選んでおいて、連帯とか支援とかは、とてもじゃないが口にできない。
私たち本土の人間がまずやるべきは、自分たちがお荷物にならないように、自分たちの状況と格闘することだ

本土の状況は、まったく何も希望が見えない。
誤魔化す必要はない。この際、はっきりと絶望的な状況を直視することだ。
どんなに少数でも、どんなに連戦連敗でも、北極星が見えていればまだしも希望が持てる。
しかし、その北極星がどこに光っているのか、どれが北極星なのか、ほとんどの人には分からない。
党というものに過剰な期待はしていないし、してはいけないと思うけれども、しかし、こういう時には小さくとも明るく輝いて「こっちに行こう」と指し示すことはできるはずだ。
しかし、あの長い名前の党は、「分かるヤツにだけ分かれば良い」と言わんばかりに暗くほのかに揺らめいている。

そんな中で、沖縄だけは本土とは月とスッポンの闘いを続けている。
オール沖縄は、単に保革連合というのみならず、市井におけるオール沖縄となり、先鋭的な辺野古浜の闘いのバックグラウンドになっている。それがあるからこそ、あの凶暴な海保も、辺野古で闘う人たちを完全に排除することができない。
翁長知事は、保守の立場であるがゆえに、より広い沖縄の人々の心を捉えている。
安倍晋三との対談での翁長知事の言葉は、重く鋭くそして優しく心に響いた。
 
翁長知事・安倍首相会談全文(冒頭発言)

この沖縄の闘いに感動し、沖縄に続け、沖縄に学ぼう と言いたくなる気持ちはわかる。
しかし、沖縄の本土の間には、(戦後だけでも)70年間に及ぶ脱植民地闘争の歴史が横たわっている。
沖縄は当初は名実ともに、72年移行も基地の島として、植民地であることを嫌でも思い知らされる日々を生きてきた。
政治とか闘争とかというレベルではなく、日常生活の中で誰もが常に「植民地」を感じざるを得ない70年間だった。

本土はどうか。
矢部宏治著の「日本はなぜ『基地』と『原発』を止められないのか」でつまびらかなように、本土もまた植民地であり続けたにもかかわらず、ほとんどの日本人の日常生活からはその痕跡は消し去られた。
だれもが「植民地」だとは露ほども思わずに呑気に生きてきた。

この70年の差は、一朝一夕で埋まるものではない。
「続け」とか「学べ」とか言っても、おいそれとできるものではないのだ。
むしろ、そう口にすることで、免罪符を手に入れたかのような錯覚に陥らないように気をつけなければならない。

■■

それでも私は、「オール沖縄に学べ」と言う。
矛盾しているようだが、厳しくとも、遠くとも、そこにしか道は無いからだ。
オール沖縄に学べと言うことの根本は 「日本は植民地であり、独立しなければならない」ということを知れ、ということだ。
「植民地の平和」とか「植民地の民主主義」というものは 存在し得ない。
これまで平和や民主主義に見えたものは、宗主国の意向で「飼育」されていた期間なのであって、そんな見せかけは宗主国が「飼育」から「使役」に方針転換すれば瞬時に失われる。
それが、今わたしたちの眼前で進行している事態だ。
そのことを、70年かけて血肉化してきた沖縄から学ぶことで、より短い時間で気づくことができるのではないか。
そして、気づいたならばどうすればいいのか、沖縄は身をもって教えてくれている。

沖縄は、明らかに「独立」を意識している。
政策としての琉球独立論ではなく、「自分たちが米国にも日本にも依存せずにどうやって生きていくべきか」という意識を明確にしている。
保革連合は、大同小異とか戦術的な妥協ということではなく、「自分たちが生きていく」というレベルで意識が一致したからこそ実現したのだろう。
沖縄とても、2014年に至るまでは、やはり保革ははげしく対立してきたのだから。
オール沖縄から学ぶべきは、戦術や野党共闘の話ではなく、「自分たちが生きる」「自分の足で立つ」という覚悟なのだ。
本土の右翼も左翼も保守も革新も、決定的に欠けているのは、「自分の足で立つ」覚悟なのだ。

「日本の独立」なんて言うと、左派の人々からは極右扱いされるかも知れない。
これまで「独立」を声高にいう連中は、かならずセットで「かの戦争は亜細亜解放戦争だった」とかいうゴタクを並べてきたからだ。
日本が未だに独立していないということと、かつて侵略戦争をやったということは、それぞれ真実だ。
かつてどころか、戦後も長きにわたって経済的な侵略を続けてきた。(最近は経済的には逆転しつつあるようだが)
「独立」と「聖戦論」はセットなのではなく、わざとセットにして右翼に語らせることで、「独立」を薄汚い復古趣味に見せ、アジア諸国からも警戒させ、日本のタブーに仕立て上げた。宗主国による、そのようなシナリオだったのである。
私たちが言うべきは 「日本の独立」と「侵略の反省」であり、その両方を明確にすることで初めて、くびきから解放されるのである。

「日本の独立」と「侵略の反省」
これを、どこかで聞いた言葉で言いかえるならば 「自立と共生」ということになる。
小沢一郎氏のこの言葉は、宗主国に真意を悟られないように、わざと曖昧に語られてきたが、真意はそういう意味であろうと推察する。

■■

小沢氏は、宗主国に悟られないように、ファイティングポーズをとらずに、保守政治の枠の中で独立の能力を養う戦略を進めてきた。
しかし、陸山会事件によって、小沢氏のその戦略は敵に見抜かれ潰された。
さらに、3.11による原発爆発という未曾有の事態を前に、アイマイ戦略をとりつづけることができなくなってしまった。
あきらかに、戦略の転換を迫られた。
小沢氏の今日の苦境は、その戦略転換をなしえなかったところにある。
ファイティングポーズをとらざるを得なくなったにもかかわらず、基本戦略はこれまでどおりの保守政治の枠から出なかった。政治家ー秘書ー後援会ー支援者 というヒエラルキーから外に踏み出すことができなかった。
本当の意味で「民に依拠する」ということができなかった。

オール沖縄から学ぶべき二点目は、ここにある。
生活者、民に依拠する闘い方。生活の中でいかにして脱植民地の意識を紡ぎ出し、編んでいくのか。
党とか小沢ファンのような狭い世界にとどまらず、本当に民に依拠するとはどういうことなのか。
これとても、「はい学びました」と言える様な簡単な話ではもちろんない。
なにかヒントになることを全神経を集中して見つけ出し、時間をかけて自分たちで考えていくしかない。

「時間かけていたら間に合わない!」という悲痛な叫びも聞こえてくる。
私も同感だ。
でも、残念ながら70年間の蓄積(洗脳)を1年や2年で解くことはできない。
原発が爆発しても根本は変わらなかったのだから、もっと悲惨なことにならない限り、大きく変わることはない。
書きながら泣きそうだが、でも現実から逃げるわけにはいかない。
悲惨な状況になったとき、暗くとも瞬いていようとも、北極星があるか無いかは、大きな違いだ。
星の光を残すことができるのかどうか。光を届けるために働く人々が息づいているのかどうか。
そのために、沖縄から学ぶことは、他の何にもまして重要だ。

5月30日、大阪に玉城デニー議員を招いてお話を聞く。
生活の党と山本太郎となかまたちの幹事長であり、沖縄3区選出の玉城デニーさんは、保守の立場から翁長知事を支え、オール沖縄の重要な要となっている。
4月も米国に渡り、主要な米国議会の議員に翁長知事の書簡を手渡し、翁長氏が訪米するための下地づくりに奔走された。
ぜひとも、お話しを聞きに来ていただきたい。

■■

生活フォーラム関西 定例講演会
オール沖縄から民主主義を学ぶ

2015年 5月30日(土)18:30〜20:30
ドーンセンター 5階特別会議室 会費500円
(大阪市中央区大手前1-3-49 TEL 06-6910-850 天満橋駅から徒歩5分)

講師 玉城デニーさん
     衆議院議員(沖縄3区)
     生活の党と山本太郎となかまたち 幹事長
主催 生活フォーラム関西
申込 フォーラムのブログの申込フォームに入力
    または メール sforumkansai@yahoo.co.jp
        FAX 06-6720-8051で、
        お名前・会員or会友or一般・ご連絡先・人数 をお知らせ下さい。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/520.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 憲法審査会に社民党などの小政党はお呼びでないってね。数が足りないからって、投票した有権者に失礼だろう。
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-6558.html
2015年5月 8日 くろねこの短語


 ちょいと寝過ごした週末の朝であった。でもって、寝ぼけ眼で新聞開けば、なにら憲法審査会ってのが開かれたってね。「改憲」の手始めとして、緊急事態条項。、環境権、財政規律条項の3点を話し合うんだとか。ようするに、「改憲慣れ」させようって魂胆なんだろうが、こんなのは憲法いじらなくてもいいんだよね。とかも、社民党や生活の党はお呼びでないんだと。おかしな話だ。憲法を変えようという最重要事項に、小政党だからって参加資格がないなんて、そこに投票しチタ有権者を馬鹿にしてますよ、ったく。

・衆院憲法審査会、初の本格討論 各党意見、違い浮き彫り
 http://www.asahi.com/articles/ASH57331FH57UTFK003.html

 でもって、新聞・TVは、憲法審査会で格党がどんなに発言した勝手ことばかり報道してるけど、その前にこの審査会で「改憲」を議論する意味は何なのかってこ「そもそも論」をしっりとフォローしなくちゃいけないんじゃないのか。そんでもって、「改憲」というのは「9条」こそが本丸なんだってことをちゃんと周知する義務がある。動き出したことは仕方がないってスタンスがイッチヤンやばい。言ったもの勝ちなんてことは、政治の世界ではあってはならないことだ。

 だからこそ、レレレのシンゾーが「夏までに安保法制を成立させる」っていうアメリカ議会での発言は徹底的に追求する必要があるんだね。「言っちゃったんだからどうにかしなくちゃ」なんて世間では通用しません。「言っちゃいけないことを言っちゃった責任」ってのをとちゃんと知らせないとしめしがつかないのが世間というものです。

 ああそれなのに、土建政治屋・二階君は「言ったからには国際公約だ」なんいほざくわ、ママチャリ野郎・谷垣君にいたっては「『言論の自由』からも別におかしなことしではない」なんて言い放つ始末だ。この男は弁護士なんだから何をかいわんやですね。私人ならともかく、内閣総理大臣という立場ではその「言論の自由」っのには自ずと制限がある。内閣総理大臣は、「国会議員の中から国会の議決(首班指名)でこれを指名する」って憲法67条には書かれている。国会議員の後ろには一般大衆労働者諸君がいるわけで、内閣総理大臣ってのはその民意のうえに成り立つものだ。だから、「ボクちゃんが最高責任者」なんいことほをほざくこと自体、チャチャラおかしい。最高責任者は、いつだって一般大衆労働者諸君なんだからね。それが議会制民主主義ってものです。

 ちょいと話がそれちゃったけど、憲法審査会で本気になって「改憲」するつもりなら、まずは「改憲」を争点に選挙しろ。それそができないってんなら、そんな後ろめたい心根で政治するんじゃない、ってごまめの歯ぎしりしたところでお後がよろしいようで。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/521.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 宮崎駿氏「辺野古基金」共同代表就任へ 移設反対の世論高める狙い(ZAKZAK)


宮崎駿氏「辺野古基金」共同代表就任へ 移設反対の世論高める狙い
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150508/plt1505081532003-n1.htm
2015.05.08 夕刊フジ


 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対するために設立された「辺野古基金」をめぐり、「千と千尋の神隠し」などのアニメ映画で知られる映画監督、宮崎駿氏(74)が共同代表に就任する意向であることが8日、分かった。


 基金側の働きかけに応じての就任で、スタジオジブリが明らかにした。基金側は、米アカデミー賞名誉賞を受賞するなど世界的に著名な宮崎氏を代表に加えることで、県内外で移設反対の世論を高めたいようだ。


 基金は、県内企業幹部や県議の有志が、移設への反対活動の資金を集めるために今年設立。共同代表には、元外務省主任分析官の佐藤優氏や俳優の故菅原文太さんの妻、文子さん、前嘉手納町長の宮城篤実氏らが名を連ねている。


 現在、県内外から約1億2000万円の寄付が寄せられており、数億円規模の寄付金を集めるのが当面の目標という。これを原資として、日米両国の新聞などに移設反対の意見広告を掲載することや、移設中止を目指して米政府関係者らへのロビー活動を行うことも検討している。


 宮崎氏は14年11月、オスプレイの撤去と辺野古移設への反対に賛同する著名人の声を集める運動に、「沖縄の非武装地域化こそ、東アジアの平和のために必要です」と直筆の文章を寄せていた。


            ◇


宮崎駿さん 「辺野古基金」共同代表に就任の意向(05/08 11:56)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000049993.html


 沖縄県名護市辺野古への移設に反対する活動を支援するため設立された基金の共同代表に、映画監督の宮崎駿さんが就任する意向を示したことが分かりました。


 ジブリ映画で知られる宮崎さんの共同代表への就任については、基金の発足時から有力な候補者として水面下で交渉が続けられてきました。基金側では、世界的に名を知られる宮崎さんが就任すれば大きな後押しになるとしています。



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/522.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 口が災いした? 田中美絵子氏が民主党議員と「結婚延期」発表(日刊ゲンダイ)
         ブログで報告した田中美絵子氏(C)日刊ゲンダイ


口が災いした? 田中美絵子氏が民主党議員と「結婚延期」発表
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/159603
2015年5月8日 日刊ゲンダイ


 民主党の元衆院議員・田中美絵子氏(39)が7日、自身のブログに「本日、(婚約中の民主党小山展弘議員と)入籍する予定でしたが、諸事情により延期することになりました」と書き込み、結婚延期を公表した。

 田中氏は国交省キャリア官僚との不倫路チューを暴かれた過去があるが、小山氏とは、議員時代に本会議場の席が隣同士で意気投合。12年の総選挙でそろって落選し、浪人時代を2人で支え合ったことから婚約。今年2月、彼から婚姻届をもらったという。

 昨年5月に田中氏が「婚姻届を持ってきてくれた人と結婚する」と語ったところ、「本当に持ってこられた」と“公募婚”だったことを先月明かして話題になった。知名度は田中氏が上とはいえ、小山氏は昨年、比例で復活。片や田中氏は浪人中。“公募婚”の秘密を暴露されては、夫の立つ瀬がなかったか。


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/523.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「グレーゾーン事態」の自衛隊出動迅速化、14日閣議決定へ=関係者 
「グレーゾーン事態」の自衛隊出動迅速化、14日閣議決定へ=関係者
2015年 05月 8日 18:39 JST
[東京 8日 ロイター] - 政府は、日本への武力攻撃かどうか判断できない「グレーゾーン事態」が起きた場合に、自衛隊の出動手続きを迅速化する閣議決定を14日に行う方向で調整に入った。政府関係者が明らかにした。

自衛隊が警察権に基づき出動する「治安出動」や「海上警備行動」、「海賊対処行動」の発令には閣議を開く必要があるが、事態が切迫している場合は電話閣議で済ませることができるようにする。閣議決定の文案によると、連絡が取れない閣僚には「事後速やかに連絡を行う」ことにする。

政府は、1)武装集団が離島に上陸した場合、2)外国軍艦が領海に侵入した場合、3)公海上で日本の船舶が外国船から攻撃されているのを自衛隊が発見した場合──を想定している。

関係者によると、集団的自衛権の行使などを可能にする安全保障法制の法案も同日に閣議決定する方向で調整している。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NT0LP20150508
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/524.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 日本研究者187人の慰安婦問題声明は日本批判だけではなかった 実は、中韓にも「民族主義的暴言」と厳しい評価
韓国のKBSテレビは、声明の内容を「数多くの女性が自分の意志に反して捕らえられ、恐ろしい野蛮な行為の犠牲となった」などと伝えた


日本研究者187人の慰安婦問題声明は日本批判だけではなかった 実は、中韓にも「民族主義的暴言」と厳しい評価
http://www.j-cast.com/2015/05/08234766.html?p=all
2015/5/ 8 19:08 J-CASTニュース


欧米を中心とする日本研究者187人が戦後70年の節目に発表した声明を、韓国メディアが「慰安婦問題の解決を促した」などと報じている。声明の内容の多くがいわゆる従軍慰安婦問題に関するもので、総じて日本側に厳しい内容だが、欧米メディアで頻繁に使われる「性奴隷」(sex slaves)という単語が登場しないなど、日本側に対する配慮もうかがえる。

一連の問題が「韓国と中国の民族主義的な暴言」によってもゆがめられてきたとも指摘。日本側にすべての責任があるとする一般的な韓国世論とも一線を画している。


■問題が民族主義に利用されれば「被害者自身の尊厳をさらに侮辱」

声明は「日本の歴史家を支持する声明」(Open Letter in Support of Historians in Japan)と題して2015年5月5日(米国時間)に日英2か国語で公表され、ベストセラー「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者として知られるハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル名誉教授、マサチューセッツ工科大学のジョン・ダワー教授ら著名な学者187人が名を連ねた。
https://networks.h-net.org/node/22055/discussions/69206/open-letter-support-historians-japan

その中では、戦後70年の日本の歩みを「全てが世界の祝福に値する」と高く評価しながらも、「歴史解釈の問題」、とりわけ「いわゆる『慰安婦』制度の問題」が、祝福を受けるにあたっての障害になっていると指摘。その直後に、韓国や中国の責任についても言及した。

「この問題は、日本だけでなく、韓国と中国の民族主義的な暴言によっても、あまりにゆがめられてきました」

その上で、中韓の国内的な事情で元慰安婦女性の人権がさらに侵害されている可能性にも言及した。

「元『慰安婦』の被害者としての苦しみがその国の民族主義的な目的のために利用されるとすれば、それは問題の国際的解決をより難しくするのみならず、被害者自身の尊厳をさらに侮辱することにもなります」


■慰安婦の証言内容は「さまざまで、記憶もそれ自体は一貫性をもっていません」

声明では慰安婦という単語は、すべて「慰安婦」と鍵括弧でくくられ、「性奴隷」という単語は登場しない。その数についても「恐らく、永久に正確な数字が確定されることはない」し、その証言の内容についても「さまざまで、記憶もそれ自体は一貫性をもっていません」などと一定の条件を付けるなど、日本側にも配慮されていると言える。

ただ、こういった数や記憶のあいまいさに関する議論は枝葉末節だと受け止められている模様で、全体として過去の日本側の責任を指摘していると言える。

「日本帝国とその戦場となった地域において、女性たちがその尊厳を奪われたという歴史の事実を変えることはできません」

「大勢の女性が自己の意思に反して拘束され、恐ろしい暴力にさらされたことは、既に資料と証言が明らかにしている通り」

終盤には、2015年という年を、

「日本政府が言葉と行動において、過去の植民地支配と戦時における侵略の問題に立ち向かい、その指導力を見せる絶好の機会」

と位置付け、安倍首相の4月の米議会演説では、

「人権という普遍的価値、人間の安全保障の重要性、そして他国に与えた苦しみを直視する必要性」

について触れたことを評価しながら、具体的な行動を求めた。

「私たちはこうした気持ちを賞賛し、その一つ一つに基づいて大胆に行動することを首相に期待してやみません」

ただ、韓国メディアはこういった点には触れず、

「米国訪問を正常に終えたと自己評価している安倍首相に一撃を与えるとみられる」(朝鮮日報)

「世界の著名な歴史学者187人が日本の慰安婦問題歪曲の試みを厳しく非難した。安倍首相の真の謝罪も求めた」(KBSニュース)

などと単純に日本側を非難するにとどまっている。


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/525.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「「本音のコラム:負の歴史も込みで=斎藤美奈子」『東京新聞』:氏家法雄氏」
「「本音のコラム:負の歴史も込みで=斎藤美奈子」『東京新聞』:氏家法雄氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17313.html
2015/5/8 晴耕雨読


https://twitter.com/ujikenorio

「ミラー:日本の戦争加担を危惧」『東京新聞』2015年5月6日付。


町内の掲示板に自衛官募集のポスターが貼られていた…そのポスターの隣には、「軍事検定」あなたもゲーム感覚で世界ならびに日本の軍事に関してのスペシャリストになりませんか、と



絶対多数の議席を背景にやりたい放題の感。


自衛官募集のポスターに写る若者のかっこよさ、軍事をゲーム感覚で捉えようとする危うさ、身近に日本の右傾化を感じる。


国がもし、戦争に加担し若者が戦死したら、現政権は、おそらく、このままでは英霊として祭りかねない。


そんな日本は真っ平である。


近代化には必ず犠牲が伴う。


「本音のコラム:負の歴史も込みで=斎藤美奈子」『東京新聞』2015年5月6日付。


「明治日本の産業革命遺産」が、ユネスコ世界文化遺産に登録される見通しだが、労働者の視点も強制労働の「負の側面」もざっくりスルー。



(地元の方々が保存活動に取り組んだ「九州・山口の近代化産業遺産群が)「明治日本の産業革命遺産」に名称を変えニュアンスが微妙に変わっちゃった。


「九州・山口の…」のころには労働者視点も織り込まれていたはずなのに、今度は「非西欧地域で最初の産業国家としての地位を確立したこと」ばかり強調


強制労働を理由に登録に反対している韓国政府には「負の歴史も込みの遺産だ」と説明すべきだが、現政権にそれができるだろうか。


「徴用は第二次大戦中の話」などという文部科学相の反論を聞くと、先が思いやられる。


近代化には必ず犠牲が伴う。


そのこともお忘れなく。(斉藤美奈子)。


郷土愛が愛国心に収斂するから警戒的な構えを必然としますが、地域の方々がその地域の歴史を顕彰・保存することは「国家のドラマ」と無縁である場合も少なくない。


しかし「九州・山口の…」が「明治日本の…」という「国家のドラマ」へ徴用されると、「地位を確立した」式の美しい歴史に捏造される。


一時が万事なんですが、日本を取り戻す系の議論が、「近代化には必ず犠牲が伴う」ことをスルーするか、もしくは「必要悪」だったと居直りを決め込み、ありもしない「美しさ」云々を高調することほどみっともないことはありやしない。


それこそ歴史を国家から取り戻し、神話から解放することこそ大切だろ




http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/526.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 西村氏、TPP協定案閲覧方針を撤回 野党は反発、与党は困惑(SankeiBiz)
西村氏、TPP協定案閲覧方針を撤回 野党は反発、与党は困惑
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150508-00000515-biz_san-nb
SankeiBiz 2015/5/8 19:25


 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉を担当する西村康稔内閣府副大臣は7日、米ロサンゼルスで記者会見し、国会議員に認めるとしていた極秘扱いの協定案の閲覧方針について「真意が伝わっていなかった」と述べ、撤回する考えを示した。突然の撤回には民主党など野党が激しく反発しており、後半国会の法案審議への影響も懸念される。


 西村氏は4日のワシントンでの記者会見で、米通商代表部(USTR)が議員に協定案の閲覧を認めていることに関連し、日本でも「できるだけ多くの議員が閲覧できるようにしたい」などと発言。しかし、7日の記者会見では「米国には守秘義務があり(情報を)漏らせば訴追される。日米では制度上の違いがあり、同一の対応は難しい」と釈明した。今後の情報開示には「どのような対応ができるか引き続き検討したい」と述べるにとどめた。


 西村氏の方針撤回をめぐり、8日の民主党農林水産部門会議では批判が相次いだ。福田昭夫元総務政務官は「西村氏には副大臣を辞めてもらわねばならない。安倍晋三首相の任命責任も追及できる」と強調。衆院農林水産委員会の玉木雄一郎筆頭理事は記者団に「納得できる説明がないと、農協法や閣法の議論はできない」と反発した。


 TPP交渉に関し、情報開示を義務付ける法案を民主党と共同提出した維新の党の柿沢未途政調会長は、記者会見で「政府与党内の意思統一はどうなっているのか。経緯の検証が必要だ」と指摘した。


 一方、政府は問題の沈静化に躍起だ。甘利明TPP担当相は記者会見で「各国とも秘密保持と情報開示要求のはざまに悩んでいる。丁寧に説明したいとの思いから誤解を与えた表現になったのでは」と西村氏を擁護。平成26年12月施行の特定秘密保護法で秘密を漏らした議員に罰則を科されるが、事前に特定秘密に指定されていなければ議員が本会議などで漏らしても免責となる。これを念頭に菅義偉官房長官も「日米では議員の守秘義務など制度が大きく違う。米国と同一の対応は困難だ」と説明した。


 ただ、与党内からは今後の国会審議を見越して困惑の声も漏れる。ある自民党幹部は「安保法案も含めて重要法案が控える中、本来はハリネズミのように武装して臨まなくてはいけないのに残念だ」とつぶやいた。(ロサンゼルス 中村将、沢田大典)


             ◇


TPP条文案閲覧を西村副大臣が撤回 「真意が異なって伝わった」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00291957.html
05/08 13:06 FNN



西村内閣府副大臣は、TPP(環太平洋経済連携協定)の条文案を、国会議員が閲覧できるように調整するとした自らの発言について、撤回する考えを表明した。
アメリカを訪問中の西村副大臣は、4日、これまで非公開だったTPPの「テキスト」と呼ばれる条文案について、国会議員が閲覧できるよう調整する考えを示していた。
これについて、西村副大臣は7日、ロサンゼルスであらためて会見し、情報開示での工夫を検討したい、という趣旨だったものの、「真意が異なって伝わった」として、撤回する意向を示した。
甘利TPP担当相は「西村さんなりに、野党に懇切丁寧に伝えたいという思いから、言葉が走って誤解を与える表現になったと思います」と述べた。
甘利TPP担当相は、8日朝の閣議後の会見で、「政府として、これ以上何をするかは、全く決まっていない」と強調した。




http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/527.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 又吉の愛読する芥川賞作家が安倍政権下で進む「全体主義」「表現の自由の危機」に警告(リテラ)
           二人の芥川賞作家が安倍政権に強い懸念を(左・田中慎弥『宰相A』新潮社/右・中村文則『教団X』集英社)


又吉の愛読する芥川賞作家が安倍政権下で進む「全体主義」「表現の自由の危機」に警告
http://lite-ra.com/2015/05/post-1082.html
2015.05.08. リテラ


「私たちの同盟を“希望の同盟”と呼びましょう。希望の同盟、一緒ならきっとできます」

 ──先日、米議会での演説で、国民の同意もなくアメリカの戦争に協力できるように安全保障法制の整備を夏までに実現することを勝手に約束してしまった安倍晋三首相。本人はいかにも満足げな表情を浮かべていたが、いよいよ世界公認でアメリカの犬に成り下がった瞬間でもあった。

 その演説を聞きながら、“あの小説”のことが頭に浮かんだ人もいるだろう。本サイトでも以前紹介した、芥川賞作家・田中慎弥が安倍首相をモデルに書いた小説『宰相A』(新潮社)だ。同作で描かれる“アメリカによって統治される日本”という世界のなかで「戦争こそ平和の何よりの基盤であります」と演説をぶつ宰相Aの姿は、まさに現実の安倍首相とぴったり重なり合うようだった。

 そんな田中が、先月号にあたる「新潮」(新潮社)5月号で、作家・中村文則と対談。じつはこのなかで、今度は中村が、現在安倍政権によって粛々と広げられている「全体主義」の空気に対し、異議の声を上げている。

 中村といえば、2005年に『土の中の子供』(新潮社)で芥川賞を受賞。海外での評価も非常に高く、昨年にはアメリカの文学賞「デイヴィッド・グーディス賞」も日本人ではじめて受賞している。昨年末には、カルト教団の暴走を描いた長編小説『教団X』(集英社)を発表し、“いまもっとも影響力のある作家”である又吉直樹が絶賛したことでも話題を呼んだ。

 その中村は、この対談で田中の『宰相A』を、“日本人を名乗るアメリカ人と、彼らに差別される旧日本人”という「親米保守 対 保守」の構図になっている点を挙げ、「支配側の「日本人」を全部アメリカ人にしちゃったという極端さがとても面白いと思いました」と評価。そこから話題は政治をテーマにするときの“書き方”へと話題は移るのだが、中村はこう切り出すのだ。

「現実の世の中が少しずつ全体主義の方向に傾きつつあると認識していて、そういう世界の中でどんな政治的な言葉を言えばよいのかって考えると、もしかしたら従来の方法では伝わりにくくなってるんじゃないかとも思ったんです。もっと剥き出しの言葉が要るんじゃないか?と」
「僕は今の日本の流れに対して危機感を持っていて。全体主義的傾向がもっとはっきり出てきた時にはもう遅い。そうなったら、誰も聞く耳を持たなくなる。だから「今のうちに」と思ってやってるところがあって」

 現在の日本は全体主義に傾きつつある──。この指摘はまさしくその通りだろう。今年1月に起こった「イスラム国」による邦人人質事件では、安倍首相は救出責任を放棄したにもかかわらず「テロに屈しない」と息巻き、批判をシャットアウトした。それに呼応するかのように、殺害された湯川遥菜さんと後藤健二さんに対しても自己責任論が噴出。「国に世話をかけた奴が悪い」という、恐ろしい全体主義思想が蔓延していることが露わになった。

 そして、中村が抱いている危機感は、いまの日本に漂う全体主義の空気によって、表現が制限されるのではないか?ということにも及ぶ。

「これはあくまで僕なりの定義ですが、表現の自由というのはそもそも、時の権力・強大なものに対して言いたいことを言えることだと考えています。だから表現の自由のもとで、踏み込んでもよい範囲がどこまでなのかと考えること自体が、まず間違っているんじゃないかなと」

 踏み込んではいけない、許されない表現の範囲とは何か。その問題を考える上でまず頭をよぎるのは、サザンオールスターズ・桑田佳祐による“不敬”問題だ。昨年末の紅白歌合戦で披露したパフォーマンスが、「歌詞の内容が安倍政権批判だ」「日の丸にバツ印をつけるとは何事か」「ちょび髭姿はヒトラーを連想させる。安倍首相をヒトラーに準えるとは不敬極まりない」と批判が集中。ついには所属事務所前で抗議活動を行う者までが登場し、結果、桑田は謝罪コメントを発表するまでに追い込まれた件である。

 それだけではない。先日の憲法記念日に開かれた集会で作家の大江健三郎が「安倍」と呼び捨てにしただけで、「品位がない」「これでは議論にならない」と非難を浴びた。同じように、爆笑問題の太田光がラジオ番組で「安倍っていうバカ野郎」「私は個人的に(安倍首相を)バカだと思ってますけど」と“安倍はバカ”を連発したときも、「名誉毀損発言だ!」と怒り出す者が続出。本サイトでも、思想家・内田樹と政治学者・白井聡のふたりが対談本『日本戦後史論』(徳間書店)のなかで“安倍首相は人格乖離、マッチョなのにインポなレイプ魔”と批評したことを紹介すると、「ゲスすぎる」「ネトウヨと同レベルのヘイト」だと抗議が殺到した。

 このように、政権への批判に対して抑圧的な声が上がるのは“表現には踏み込んでもよい範囲、踏み込んではいけない範囲がある”と多くの人が考えているからだろう。人を口汚く罵ってはいけない、下品な言葉を使えばそれは批評ではなくたんなる悪口だ──そう思っているのかもしれないが、だが、中村が述べているように、権力に対してはどんな表現も許されるというのが、本来の「表現の自由」という権利なのだ。それは、わたしたちがもち得る、大きなものに抗う唯一の手段だからだ。

 だが、こうした自由さえも、現在は制限されつつある。政権は批判を受けつけず、そればかりかテレビ局に圧力をかける。さらには、先日、安倍首相のTwitterの“中の人”が山本一太議員だと露呈した際、山本議員はブログで「あまりに悪質な誹謗中傷のツイート」について「投稿した人物を(正規の手続きを踏んで)特定させてもらう。公に抗議するためだ」と宣言した。罵詈雑言だとしても、権力側はそれを容認しなくてはいけないのだが、権力者が甘んじて受けるべき批判さえ脅しをかけて封殺しようとする。こうした政権の勘違いも甚だしい態度に国民はもっと怒るべきなのに、むしろ自主的に「批判をするときは正々堂々と」などと言論に“範囲”を設け、自由を制限している。

 このような現状に、中村は文学者として並々ならぬ危機感を抱いているのだろう。「僕は、この日本という国に、僕が言う意味での表現の自由が制限される、戦前・戦中のような時代がやってきたときのことを想像してみたんです」と言い、「そのときに発禁に一番近い本は何だろう? と思うと、まずは『はだしのゲン』。その次が『宰相A』だと感じました。『はだしのゲン』は、もう実際チクチクいじめられている」とシミュレート結果を述べている。そして、田中が『宰相A』をいま書いた理由を、このように考察するのだ。

「もしかしたら、書けるものが書けなくなるっていう危機感じゃないですか? 小説を書く自分を邪魔する存在が現れるかもしれないという危機感。今じゃなきゃ『宰相A』みたいな小説は書けないと無意識に判断したのかもしれませんよ。事実、五年後だったらこの小説は攻撃を受けたかもしれないし。今だって、山口の図書館から消されるってことが絶対に起こり得ないわけじゃないですよ? 表面的には「善」のような理由で」

「戦時中にナチスが色々な本を燃やしたんですけど、そういうのって僕らからすると、「ナチスだから、それぐらいやるだろ」と思っちゃうじゃないですか。でも、当時の人たちは中世のおとぎ話のようなことが目の前で行われていることにとても驚いたらしいんですよ。今もそうした驚きが起こり得るかもしれない流れのなかにあって、作家としての脳が今じゃないとこの小説は出せないと判断したところもあったのかもしれないですよ」

 中村は「僕はね、窮屈な時代が完全にスタートする前にいろんなことを言う必要を感じているんです」と言う。もちろん、中村は権力から制限をかけられることだけを危険視しているわけではない。「「空気」は本当に怖くて、誰も聞く耳をもたなくなる」と、大衆の姿勢をも憂虞しているのだ。

 哲学者であるハンナ・アーレントは、『全体主義の起源』のなかで、〈全体主義運動は大衆運動であり、それは今日までに現代の大衆が見出し自分たちにふさわしいと考えた唯一の組織形態である〉と書いている。全体主義とは、権力側の発動だけではなく、大衆が迎合して生まれるものだ、と。

 だからこそ、わたしたちは口をつぐんではいけない。言いたいことを言いつづけること。言いたいことを言えない状況に抗い、批判しつづけること。それをやめたとき、この社会からはほんとうに自由が消えるだろう。「(いまは)けっこうギリギリの時かなって」という中村の警鐘が、重く響く。

(水井多賀子)


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/528.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 元沖縄県知事 大田昌秀(89)沖縄のこと本気で考える(報道ステーション)
元沖縄県知事 大田昌秀(89)沖縄のこと本気で考える
報道ステーション 2015年5月7日放送 22:33 - 22:38 テレビ朝日



元沖縄県知事の大田昌秀氏は1990年から8年間沖縄県知事を努めた。在任中に1996年普天間返還で日米が合意。96年4月にクリントン大統領が来日、橋本龍太郎総理から密使が来て、基地を受け入れてほしいとされ、拒否したが、政府は名護市受け入れを決めた。翁長雄志沖縄県知事は今月末に訪米し、辺野古移設中止を訴える予定。

大田氏も在任中に7回訪米し、基地縮小を訴えた。沖縄は復帰して42年間で6000件以上の事件、事故が起きているため、上院の軍事委員会に議論させるようにアプローチを考えたと話した。大田氏は歴史的背景を説明し、アメリカ世論をかきたてないと理解されないとした。

古舘伊知郎は番組では近日、森本敏氏の意見を聞く予定だとした。


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/529.html
記事 [政治・選挙・NHK184] 原発・憲法・TPP運動体の連携・連帯運動の展開(植草一秀の『知られざる真実』)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-7e0f.html
2015年5月 8日

「平和と共生の連帯運動」

の目的は主権者の連帯の実現である。

主権者の多数が安倍政権の政策運営に賛同していない。

日本各地の火山活動の活発化が伝えられている。

このことは、とりもなおさず、日本の原発の危険性の高まりを意味する。

東京電力福島第一原発の過酷事故が発生した原因に地震と津波があったことは間違いない。

事故発生の詳細な原因はまだ解明されていないが、地震と津波が原発の電源喪失の原因になったことは疑いようがない。

原発が内包する過酷事故発生のリスクのなかで、最大のものが地震と津波である。

昨年は御嶽山で大規模な水蒸気噴火があり、多数の尊い命が失われた。

宮城県と山形県にまたがる蔵王でも火山活動が活発化している。

九州でも熊本県の阿蘇山や鹿児島県の桜島の火山活動が活発化している。

首都圏でも箱根山の火山活動が活発化し、水蒸気爆発の可能性さえ指摘されている。

地震学の権威である神戸大学名誉教授の石橋克彦氏が指摘するように、日本はいま、地震と火山活動の活動期に突入しているのである。


安倍政権が再稼働のトップバッターに据えている鹿児島県の九州電力川内原発は五つの活動中のカルデラに隣接しており、これらの火山活動が活発化する場合、火砕流が原発にまで到達する恐れさえ指摘されている。

このなかで原発を再稼働させるというのは「狂気の沙汰」である。

福井地方裁判所の樋口英明裁判長は、大飯原発の運転差止訴訟で運転中止命令を発した。

また、高浜原発の運転中止を求める仮処分申請では、運転中止を命ずる決定を示した。

樋口裁判長は、現在の状況で原発の安全性は確保されていないことを厳しく指摘した。

安倍政権は原子力規制委員会に規制基準を作らせ、この規制基準をクリアした原発を再稼働させる方針を示しているが、樋口裁判長は原子力規制委員会が設定した規制基準が原発の安全性を担保するものではないことを指摘した。

そして、この基準で原発を再稼働させることは、日本国憲法が保障する人格権、生存権に反すると指摘したのである。


日本国憲法第13条は、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利について、国が最大の尊重をすることを義務付けている。

安全性が確保されていない原発を稼働させることは、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利を侵害するものである。

したがって、日本国憲法の規定により、国は原発の再稼働を認められないのである。

これが日本の司法が示した判断である。


安倍政権は集団的自衛権の行使を容認する方針を示している。

しかし、これも憲法違反の暴挙なのである。

日本国憲法第9条は、

国際紛争を解決するための手段として、

国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使を

永久に放棄する

ことを定めている。

「集団的自衛権の行使」

「国際紛争を解決するための手段として、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使を行うこと」

であり、日本国憲法第9条が明確に禁止している行為である。

したがって、憲法を改定しない限り、日本は集団的自衛権を行使できない。

ところが、安倍首相はこれを強引に推進している。


TPPは国民の利益を増大させることを目的とした仕組みではなく、大資本の利益を極大化させるための仕組みである。

そして、TPPには致命的な欠陥、本質的な大問題がある。

それは、TPPが国の主権を喪失させる側面を有していることである。

具体的にはTPPに盛り込まれるISD条項が問題なのだ。

TPPの問題は無尽蔵に広がるが、とりわけ重大であるのがISD条項が盛り込まれているという点である。

「平和と共生のための連帯」運動は、

原発、憲法(集団的自衛権)、TPPの問題を軸に、安倍政権に立ち向かっている多数の市民の連携を図るための運動である。

多種多様な運動体、グループ、団体が、熱心に活動している。

しかし、各グループが乱立して、ばらばらに活動していたのでは、安倍政権を打倒して、政治権力を掌握することが難しい。

そこで、志を共有する市民、団体が連携する仕組みを構築することが求められているのである。

そのための運動を展開することを目指しているのだ。


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/530.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「笑うしかない、西村副大臣の公開案撤回:すとう信彦氏」
「笑うしかない、西村副大臣の公開案撤回:すとう信彦氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17314.html
2015/5/9 晴耕雨読


笑うしかない、西村副大臣の公開案撤回
http://blog.goo.ne.jp/sutoband/e/0e1d597b4ecf31a554da69014053f22d
2015-05-08 20:37:14 から転載します。

TPP協定案開示撤回 「守秘義務米と違い」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015050802000252.html

甘利大臣によると、公開できないのは、アメリカでは秘密漏洩で刑事罰だが、日本では議員に厳罰がないので公開できない。。

というのは真っ赤な嘘偽り。

そもそもテキストは600名と称される企業コンサルは毎日見ているわけで、おそらくそこから情報も、テキストのコピーも流れ出たり、ウイキリークスに渡されたりしている。

厳罰ならFBIなどが捜査して逮捕者がたくさんでてもおかしくないだろう。

アメリカ議員によると、テキストはsecretで、イラン問題などのConfidentialとは違うから、縛りは重くないという。

アメリカ議員が不満なのは、テキストの内容を公言できないからでなく、フロマンが外部でどんどんしゃべっている話はテキストに盛り込まれていない、すなわち、真実はテキストの外にあるということだ。

このテキストは一定の合意に達すればマレーシア政府は議員に公開を公言している。

まさかマレーシア経産相を逮捕するわけじゃないだろう。

公開案撤回の真実はただ一つ!今公開されたら大変なことになることがわかったことだ。

日経と毎日に公開された話だけでも、日本経済にとって、大打撃になる。

日本の産業インフラが外資に乗っ取られたり、輸出するためには日本政府に支援されたアメリカの中小企業の製品を買わなければならないような事態は、「貿易立国」の国是を揺るがすような事態だ。


ともあれ、同じ国際協定でも、アメリカ議員には公開され、日本議員には拒絶されるという植民地の実態の一端が国民にも理解されるようになっただろう。

小生の知る限り、日本の地上はテレビ局がTPPの問題点をあからさまに暴露した最初のニュースとなった。

-----------------------

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015050802000252.html

TPP協定案開示撤回 「守秘義務米と違い」

2015年5月8日 夕刊


 【ロサンゼルス=共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉を担当する西村康稔(やすとし)内閣府副大臣は七日、米ロサンゼルスで記者会見し、極秘扱いの協定案を国会議員に開示するとの方針を撤回する意向を示した。

 米通商代表部(USTR)は議員への協定案閲覧を認めている。西村氏は「日本と米国では議員の守秘義務に大きな違いがあり同一の対応は困難だ」と釈明。今後の情報開示については「どのような工夫ができるか引き続き検討していきたい」と語るにとどめた。

 甘利(あまり)明TPP担当相も八日の閣議後の記者会見で「米国では情報漏えいに対し刑事罰があり、議員資格の剥奪ということもある。日本ではそういうことはできない」と指摘。国会議員への協定案開示は検討していないと述べた。

 西村氏は、四日のワシントンでの記者会見で協定案の閲覧を与野党の議員にも認める方針を述べたとの報道に関し「真意が伝わってなかった」と説明。四日の会見でも日米の議員の守秘義務が違う点に触れたが、この日の会見では「(協定案の)テキストそのものの閲覧は基本的に難しく、できない」と述べた。

 TPPの協定案には交渉分野ごとに、おおむね合意済みの事項や各国の主張などが書かれているとされる。だが、情報管理が厳しい参加十二カ国のルールに従い、日本では安倍晋三首相や甘利TPP担当相、鶴岡公二首席交渉官ら一部の閣僚と官僚しか見ることができず、国会議員から開示を求める声が上がっていた。

 <環太平洋連携協定(TPP)交渉の情報管理> TPP交渉では、横やりが入らないよう関係者以外への情報漏れを防ぐ厳しいルールがある。交渉が妥結し、参加国の国内手続きを経て協定が発効した後も、4年間は交渉過程や内容を記した内部文書を公開できない。交渉がまとまらずに協定が発効しない場合でも、最後の交渉会合から4年間は非公表とされている。 (共同)



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/531.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「<ほったらかし>東電が2年連続黒字で、今年は2000億円の黒字。:金子勝氏」
「【ほったらかし】東電が2年連続黒字で、今年は2000億円の黒字。:金子勝氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17312.html
2015/5/8 晴耕雨読


https://twitter.com/masaru_kaneko

【ほったらかし】東電が2年連続黒字で、今年は2000億円の黒字。

だが、福島県内56市町村が計539億6000万円を請求したのに対し、東電が支払ったのは1割の59億2000万円にとどまる。

ここでも、福島の賠償をほったらかしの粉飾決算です。http://goo.gl/edMJdg


【ほったらかし2】中国上海でアジア最大級の「中国環境博覧会」が始まった。

日本企業もアッピールに懸命だという。

だが、福島の環境回復に日本企業が持っている先端環境技術を総動員しているという話は聞かない。

ここでも日本企業は国内はほったらかし?http://goo.gl/S8VfkB

【ほったらかし3】川内原発1、2号機の運転差し止めの仮処分申し立てを却下した鹿児島地裁の決定を不服として、住民12人が福岡高裁宮崎支部に即時抗告。

原子力規制委は福井地裁決定はほったらかしで、事実誤認も多い鹿児島地裁の決定を利用する。http://goo.gl/5o9rkN

【バブルの夢よ再び】その間、4月18日の歴代首相主催の「桜を見る会」で、安倍首相は「ももクロ」に囲まれてポーズを決めている。

バブル期のお立ち台と同じというドン小西氏のコメントが鋭い。

アベノミクスでバブルよ再び。

本当に日本を壊す首相です。http://goo.gl/x8Vv4H

イエレンFRB議長がラガルトIMF専務理事に、米国株は「割高」との認識を示す。

米FRBはゼロ金利を脱出したいが、それは新興国を沈める。

もはや米国が世界景気を引っ張る力はない。

だが、アベは年金によるバブル株式購入で米国を助けついていく。http://goo.gl/9tojA5


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/532.html

記事 [政治・選挙・NHK184] <炎上>大阪維新の会がやらかした!目盛りを縦に引き伸ばして「有効求人倍率が急改善しました」(netgeek)
【炎上】大阪維新の会がやらかした!目盛りを縦に引き伸ばして「有効求人倍率が急改善しました」
http://netgeek.biz/archives/36446
05/08 21:41 netgeek


大阪維新の会がタウンミーティングで使ったパネル資料に明らかにおかしい部分があるのを告発したい。


有効求人倍率について、大阪は0.51倍から1.10倍に激的に改善したと力説したと橋下徹市長。



右肩上がりのグラフも掲載されており、ぱっと見で確かに大阪維新の会の仕事の成果が出たように見える。しかし、これには詐欺的なトリックが隠されているので鵜呑みにしてはいけない。


運良く大阪維新の会の公式HPで資料が公開されていたので、じっくりと観察してみよう。どこがおかしいかお気づきになるだろうか?



かなり作為的な資料だ。これはもう市民を騙してやろうという意図しか感じられない。


1.0〜1.2の間だけ、なぜか縦の目盛りが引き伸ばされているではないか!!!なんだこれは!ふざけるな!!!



2013年度の有効求人倍率0.95倍と2014年度の1.10倍の差を大きく見せるためにこのような調整を行ったものと思われる。しかし、政治団体がこんな子供だましの手を使うとは…。もはや開いた口が塞がらない。


さらに有効求人倍率を他の都道府県と比較した図示もおかしい。明らかに都会を避けて有効求人倍率の低い田舎のみを比較対象にしているのだ。こんなバカな話があるか!



この資料を作成した人は、どうして大阪の比較対象が「北海道、青森、秋田、高知、鹿児島、長崎、沖縄」なのかちゃんと説明できるのだろうか。比べるなら東京や名古屋、福岡をもってくるべきだ。


しかし、タウンミーティングで説明を受けながら資料を眺めていた人たちはこの真実に気づくのは難しいだろう。維新の会は絶対に故意で騙しにかかっている。



今回は運良く資料が公開されていたから不正を追求できたものの、このような詐欺まがいの手法は政治団体、政治家がよく用いており、国民が気づくことは少ない。悪意ある不正、このまま放っておいていいのだろうか?




http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/533.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「首相は、自分の行為こそが日の丸や君が代を汚していることに気づいていないのだろうか。:想田和弘氏」
「首相は、自分の行為こそが日の丸や君が代を汚していることに気づいていないのだろうか。:想田和弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17316.html
2015/5/9 晴耕雨読


https://twitter.com/KazuhiroSoda

松沢氏の見解は典型的に支離滅裂。

強制や補助金決定の材料にするのはいけないといいつつ、「きちっとやろうという話になれば、法令の中に書き込むとか、国会での議論になる」などと脅す。

→国旗国歌、どうする国立大 賛否の2氏に聞く - 朝日新聞 http://t.co/no9B7CNQ6K

こういう典型的な「オッサンの論理」はあたかも大日本帝国時代の憲兵か何かの亡霊が復活したかのようでもあり、気持ち悪いことこの上ない。

「学問の自由を考える会」が出した「国旗・国歌に関する国立大学への要請に反対する声明」に署名しました。

大学に所属していなくても、どなたでも署名できるそうです。

賛同する方はぜひ。

http://academicfreedomjp.wix.com/afjp

日の丸や君が代を、権力のある自分らに従順かどうかを試す「踏み絵」として利用しようとする安倍晋三首相は、自分の行為こそが日の丸や君が代を汚していることに気づいていないのだろうか。

日の丸や君が代が「踏み絵」として利用されていることを見抜く者は、たとえ日の丸や君が代が好きだとしても、掲げたり歌ったりすることをためらうだろう。

なぜならそれらはもはや日本の象徴ではなく、権力者への屈服の目印と化していて、掲揚や斉唱は従順な奴隷根性を示すものと解釈されかねないから。

> peace_and_happiness 私も君が代や日の丸自体に敵意はなく、日本の文化として一定の尊重はするが、少なくとも安倍政権が続く間は歌う気が起こらないし、揚げる気が起こらない。

> ナンノツモリダー !君が代の教職員への強制って、愛国心の有無というより、教育の本筋ではない場面で、かつ少数者には思想的葛藤を生む場面で、にもかかわらずお上の言うことを素直にきくかどうか、ややこしいことを言わないかを知るためになされている。だから、思想的に君が代に反対でない人も反対しなくちゃならない。
ーーーーーーーーーーーー
参考記事:
日の丸とはhttp://sun.ap.teacup.com/souun/197.html
“君が代”は天皇家の歌ではないhttp://sun.ap.teacup.com/souun/198.html



http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/534.html

記事 [政治・選挙・NHK184] 「「TPPの最大の目的は医療です。これはほとんど報じられません。」西尾正道氏インタビュー:岩上安身氏」
「「TPPの最大の目的は医療です。これはほとんど報じられません。」西尾正道氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17317.html
2015/5/9 晴耕雨読


https://twitter.com/iwakamiyasumi

5月8日(金)「岩上安身による北海道がんセンター名誉院長氏インタビュー」(前半)を実況します。

テーマはTPP、モンサント、ネオニコチノイドについて。 ( #iwakamiyasumi live at http://ustre.am/eOVh )

西尾正道氏「TPP、この情報社会でその中身が全く知らされないのは異常なこと。妥結したら50以上の法律を変えなければいけないと言われています」

岩上安身「TPPは21分野。その一つの関税が大きく報じられているが、その他はほとんど報じられない」

岩上「米国は方や欧州で『TTIP』を仕掛けています。これに対し欧州各国の反対運動はすさまじく、十万人単位の抗議デモが起こっています」

西尾氏「昔は経済的利益のためには戦争を仕掛けていた。今は経済的利益のために司法を変えるTPPを仕掛ける」

西尾氏「TPPの最大の目的は医療です。これはほとんど報じられません。ポイントは『ISD条項』です。例えば薬の値段が高過ぎる、国として薬価を下げるとなっても、それは認められないとなる。企業の利益のためのISD条項がその国の法律よりも上位にきます」

西尾氏「ではTPPで日本はどうなるか? 日本の医療は医療法第7条で、『営利を目的としてはいけない』と定められている。これがTPPで米国のように変えられます。米国では盲腸手術・8日入院で700万円、今の日本だったら10万円前後の自腹で済みます」

岩上「私は狭心症の発作でICUに入ったのですが、これが米国で無保険だったら?」

西尾氏「1億円近くかかったでしょうね。米国では貧血で2日間入院したら200万円。腕をちょっと骨折して手術しただけで150万円です。これが日本に入ってくる可能性がある」

西尾氏「米国での民間保険は、掛け金がかなり高い。また様々な条件をつけて支払いを渋る、さらに保険会社とタイアップしている病院や医療技術しか使えません。医者は、『この治療法が最適だけど保険会社が認めていないから使えません』と言うはめになります」

西尾氏「医療の面で言えば、食の安全の問題もあります。残留農薬の基準が緩くなったり、食品表示や成分表示が規制される可能性。そうしたら道の駅もなくなります。遺伝子組み換え食品かどうかの表示も撤廃される可能性もあります」

西尾氏「TPPの何が問題なのかと言うと、米国企業の凄まじいロビー活動です。ロビー費は米製薬・医療業界は5300億円、防衛・ミサイル業界が1500億円です。これを見ればTPPの目的が明らかです。米国では家庭破産の62%が医療費です」

岩上「推進派は混合診療解禁は国民皆保険は潰しませんよ、と喧伝しますが」

西尾氏「新薬や新しい治療については国民皆保険の適用外となります。それによって国民皆保険の規模がどんどん縮小していきます」

西尾氏「民間保険会社への加入も増えるでしょう。今は2000万人位が加入しています。また医療への株式会社参入も進みます。日本においてこれから右肩上がりの分野は医療と介護だけです。日本人の年間医療費平均は30万円位ですが、高齢者は90万円以上です」

西尾氏「一番問題なのは、直接的にすぐ影響が出てくるのが薬価の高騰です。今は中医協が薬価を管理している。しかしTPPに入れば日本(病院側)で勝手に値段を決められず、製薬会社の設定した薬価しか認められなくなります」

西尾氏「今、国民皆保険制度は日本、ドイツ、フランス、オランダのみ。イギリス、スウェーデン、カナダは税金を主とする国民保険組織によって(外国人も)無料です。しかし例えば子宮がんは2カ月待ちなど順番待ちがあります。また医師の給料も安く医療の質も悪い」

西尾氏「米国は1985年から医療分野の市場開放を要求しています。2001年には年次改革要望書で医療に市場原理の導入を要求、2011年にはUSTRが医薬品の関税撤廃などを要求。いかに米国が日本の医療を狙っているか」

西尾氏「日本では薬価は2002年から10年間で5倍、20年間で10倍になっています。海外からの輸入医薬品は2.5兆円です。そして2014年10月4日の日経新聞のトップ記事は『医師以外も病院のトップに 特区で追加緩和』です」

西尾氏「国内の製薬会社で最大規模の武田薬品でも世界では14位。ベスト10に米国企業が5社。次に、現在の日本では国民皆保険とセットで高額療養費限度額制度という非常に良い制度があります。患者負担をあまり気にせず治療薬を使用できる環境です」

西尾氏「食の安全の話。アーミッシュではがんや自閉症が少ないだけでなく、アトピーやアレルギーもほとんどありません。今年新たに、196の難病が指定されました。得体の知れない、教科書に書かれていない病気がどんどん増えている。今の生活で作り出されている」

西尾氏「また今後は高齢者の5人に1人が認知症になると予測されています。この認知症も(ネオニコチノイドなどの)化学物質が原因という研究がぽつぽつと出てきています。生活習慣の何らかの要因によるものと考えるのが自然です」

西尾氏「糖尿病も世界で3.8億人に。糖尿病も化学物質要因と言われ初めています。砂糖の200倍の甘さと言われる人工甘味料アスパルテーム。これはカロリーゼロや糖分ゼロの炭酸水や飲料水に使われています。コーラやジュースには膨大な量の砂糖が入っています」

西尾氏「そして今日入ってきたニュース。ケンブリッジ大学の論文で、一日1本、炭酸飲料や甘い乳飲料を控えるだけで、糖尿病のリスクが25%減ることが判明しました。日本薬学会の報告でアスパルテームで元気な精子が激減することも分かっています」

西尾氏「研究者たちはアスパルテームによって目の奇形や体重減少、骨格異常、ポリープ発生、内臓異常、脳障害児(妊婦がとると生まれる恐れ)、また脳内伝達物質の変化、つまり精神異常が発生することを指摘しています」

ここで質問。がんは2人に1人と言われているが? →

西尾氏「生涯罹患率で男性は55%、女性は45%、あわせて2人に1人です」

岩上「え!? うちは家族にがん家系ではないのですが、将来僕がならない保証はないと?」

西尾氏「年々増えてますから」

西尾氏「ノンフィクション作家の奥野修司氏が週刊文春に書いた『米国産「危険食品」で子供が壊れる』によると、豚肉は抗生物質入り餌で飼育されますが、米疾病対策センター報告では200万人が抗生物質に耐性を持つ菌に感染、年間2万3000人が死亡しています」

西尾氏「米国で、ふっくらさせるためにエストロゲン(女性ホルモン)を注入されて育った牛肉内のエストロゲン濃度と、ホルモン依存性癌の増加と相関関係が認められています」

西尾氏「国産牛乳の99.5%が発がん性物質に汚染されています。地上最強の毒性(ダイオキシンの10倍以上)を持つ発がん性物質(カビ毒)アフラトキシンが検出。しかし日本の基準は国際基準の20倍、EUの200倍です。日本はまさに汚染列島です」

西尾氏「そしてネオニコチノイド系農薬の問題。子どものの脳や神経への発達神経毒性あり。日本はこの15年間で使用量は3倍になりました。ブドウやナシなど。日本の規制値は緩和する一方。EUでは3種が禁止に、オランダでは全面禁止になりました」

西尾氏「日本ではカメムシの除去に大量に使われている。コメにカメムシの液が付着すると黒点になってしまう。すると一等米二等米にならない。カメムシの液は別に有害ではない。この一等米二等米というのを止めるべき」

西尾氏「農薬は建材にもシロアリ駆除剤や接着剤として使われています。この駆除剤や建材はノーチェックなんです。農薬は農薬取締法、殺虫剤は薬事法が適用されるが、シロアリ駆除剤はどの法律にも適用されません。農薬はガーデニングや殺虫剤など、あふれています」

西尾氏「害虫駆除剤のクロチアニジンの基準がどんどん緩和されています。生で食べる小松菜は10倍緩く、ホウレンソウは13倍緩く、人参は10倍緩くなどが提案されています」

西尾氏「2013年6月、群馬県高崎市・甘楽町で地域の小児科に頭痛・吐気・倦怠感・眩暈・不整脈・頻脈・手足の震えなど農薬中毒の症状を訴える患者が殺到しました。調べてみるとネオニコチノイド系農薬チアクロプリドを空中散布した翌日でした」

西尾氏「そして今、大人にも発達障害が現れています。自閉症やアスペルガー症候群など。日本精神神経学会はADHDは子どもの疾患ではなく、成人でもある慢性疾患と変更しました。WHOの推定では世界で30人に1人がADHDで、年々増えています」

以上で、西尾正道氏インタビュー(前半)の実況を終了します。

IWJは今後もメディアが報じない日本の化学物質汚染を追及します。


http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/535.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2015年5月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。