「日本のマスコミは隠している?ロシアが伝える日米記者会見(もうすぐ北風が強くなる)」
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/396.html
「スプ・米海兵隊グアムへ撤退、日本ダマスゴミ・辺野古しかない、ヤバイと感じたのか、NHKが中間位に訂正報道です。」
http://www.asyura2.com/15/cult14/msg/557.html
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「スプートニク日本」の誤報というのか誤解といったほうがいいのかわからないが、日米首脳会談後の共同記者会見でのオバマ大統領の発言が、奇妙なかたちで再生産され流布されているようなので、事実関係だけは確認しておきたい。
さらに、オバマ発言の同じ個所は、国内では日米共同記者会見を中継したNHKの同時通訳誤訳事件として問題になった。
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※ NHKの同時通訳者が、オバマ大統領が発言した「沖縄に駐留する海兵隊のグアムへの移転を前進させることを再確認した」という内容を、「沖縄の普天間基地の移転について、より柔軟に対応したいと思います」と“誤って”通訳したとされる事件。
「NHKが同時通訳で誤訳 オバマ大統領の発言で:誤訳ではなく“陰謀”:誤訳をもとに書いた記事を報じた読売・朝日・産経」
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/148.html
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沖縄駐留海兵隊のグアム移転にかかわるオバマ発言が波紋を引き起こしているのは、10年近く昔の日米合意が絡んでいることや辺野古基地建設問題が現在の日本で大きな政治的焦点になっていることが原因だろう。
「スプートニク日本」が報じた「米国のオバマ大統領は、米政府が沖縄から海兵隊基地を撤去する用意のある事を確認した」という部分は、恣意的な解釈に基づく要約であり、誤報と言われてもしかたがないものである。
オバマ大統領が、日米共同記者会見で、“沖縄から海兵隊基地を撤去する用意のある事を確認した”と解釈できるような内容を語った事実はない。
オバマ大統領が語ったのは、記事自身が後半で引用しているように、「私は、海兵隊員を沖縄からグァムに移転させる問題を前進させるという我々の義務をあらためて確認した」というものでしかない。(“我々の義務”という表現に留意)
オバマ大統領が表明したこの確認は、決して目新しい内容でも沖縄駐留海兵隊基地の撤去を意味するものでもない。あくまでも、過去の日米交渉で合意した“義務”の遂行に関する再確認なのである。
日本と米国は、2006年5月に、普天間基地の名護市辺野古への移設を条件として、2014年までに沖縄駐留の海兵隊員約1万3千人のうち約8千人をグアムに移転することで合意した。
その合意には、グアム移転で必要となる施設・インフラの整備費用およそ103億ドルのうちおよそ61億ドルを日本が負担することが含まれ、さらに、部隊司令部施設や兵舎・学校などの生活関連施設について28億ドルまでの財政支援を行う約束が追加された。
グアムへの移転は合意に基づき本来なら昨年(14年)いっぱいで完了していなければならないが、米国年連邦議会がグアム移転予算を凍結したため実行されないまま期限が過ぎた。
昨年暮れになってようやく、米国連邦議会が「米国防権限法」を成立させたことで、沖縄駐留海兵隊のグアム移転予算の執行凍結も全面的に解除されたのである。
(米国議会の予算凍結の背景には辺野古移転の見通しが立っていないことがあると言われている)
先日の日米首脳会談後の共同記者会見でオバマ大統領が表明した内容は、このような歴史的経緯から、沖縄駐留海兵隊の一部グアム移転が実行できる米国側の政治的条件が整ったことを表明したに過ぎない。
付加的意味合いとしては、米国もグアム移転に動くから、日本側も、辺野古の基地建設を進めてほしいというものである。
※ 参照投稿
「翁長さん、安倍さん、猿芝居をぎりぎりまで続けてください」
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/401.html
「日米首脳会談で「沖縄県知事は辺野古移転に反対」と「普天間基地の5年以内の運用停止」の二つを明確に語った安倍首相に“敬意”」
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/146.html
※ 「スプートニク日本」の該当記事
オバマ大統領 沖縄から海兵隊 基地撤去の用意を確認
© AP Photo/ Koji Sasahara
2015年04月29日 16:39(アップデート 2015年05月03日 18:21)
米国のオバマ大統領は、米政府が沖縄から海兵隊基地を撤去する用意のある事を確認した。大統領は28日、ホワイトハウスでの日米首脳会談を総括する安倍首相との共同記者会見で、このように述べた。
オバマ大統領は又「会談で合意された日米防衛協力の新しい指針は、地元住民の負担軽減のため、沖縄も含めた地域の米軍基地の移転に関する努力をさらに強めるものだ」と指摘し、さらに「私は、海兵隊員を沖縄からグァムに移転させる問題を前進させるという我々の義務をあらためて確認した」と述べた。
一方安倍首相は、この問題について「住宅や学校のある人口密集地区に位置する普天間基地の危険性を辺野古移設で一日も早く除去する。沖縄の基地負担の軽減を日米の強い信頼関係のもとで進めていく」と強調した。