NHK世論調査 内閣支持率51%[NHK]
4月13日 19時00分
NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月より5ポイント上がって51%、「支持しない」と答えた人は、3ポイント下がって34%でした。
NHKは、今月10日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査の対象となったのは1642人で、66%にあたる1085人から回答を得ました。
それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月より5ポイント上がって51%でした。一方、「支持しない」と答えた人は、3ポイント下がって34%でした。
支持する理由では、▽「他の内閣より良さそうだから」が40%、▽「実行力があるから」が19%、▽「政策に期待が持てるから」と、「支持する政党の内閣だから」が、ともに13%でした。
これに対し、支持しない理由では、▽「政策に期待が持てないから」が46%、▽「人柄が信頼できないから」が23%、▽「支持する政党の内閣でないから」が12%などとなっています。
次に、6つの政策課題を挙げて、国が、今、最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞いたところ、▽「社会保障制度の見直し」が26%、▽「景気対策」が21%、▽「原発への対応」が15%、▽「外交・安全保障」が11%、▽「財政再建」と、▽「東日本大震災からの復興」がともに9%でした。
安倍内閣の経済政策について尋ねたところ、▽「大いに評価する」が7%、▽「ある程度評価する」が49%、▽「あまり評価しない」が30%、▽「まったく評価しない」が10%でした。
景気が回復していると感じるかどうかについては、▽「感じる」が14%、▽「感じない」が47%、▽「どちらともいえない」が34%でした。
消費税の税率が、去年4月に、8%に引き上げられてから1年がたちましたが、引き上げ以降の家計のやりくりの状況を聞いたところ、▽「たいへん厳しくなっている」が24%、▽「少し厳しくなっている」が42%、▽「あまり変わっていない」が26%、▽「まったく変わっていない」が4%でした。
政府は、アメリカとの合意に基づいて、沖縄のアメリカ軍普天間基地を名護市辺野古に移す計画を進める方針ですが、この方針に賛成かどうか尋ねたところ、▽「賛成」が26%、▽「反対」が22%、▽「どちらともいえない」が44%でした。
普天間基地の移設計画を巡る、政府の沖縄県への対応は適切かどうか聞いたところ、▽「適切だ」が16%、▽「適切でない」が34%、▽「どちらともいえない」が41%でした。
中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行について、日本政府は、「組織運営に不透明な点がある」などとして、参加の申請を見送っていますが、こうした政府の対応は適切かどうか尋ねたところ、▽「適切だ」が43%、▽「適切でない」が11%、▽「どちらともいえない」が31%でした。
集団的自衛権の行使を可能にするための法律を整備するという政府の方針に、賛成かどうか聞いたところ、▽「賛成」が23%、▽「反対」が35%、▽「どちらともいえない」が33%でした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150413/k10010047161000.html