米とキューバ 国交断絶以来初の外相会談[NHK]
4月10日 13時26分
アメリカのケリー国務長官とキューバのロドリゲス外相が9日、中米のパナマで会談しました。
1961年にアメリカとキューバが国交を断絶して以来外相会談が行われたのはこれが初めてです。
アメリカ国務省によりますと、ケリー長官とキューバのロドリゲス外相が9日夜、南北アメリカの首脳が集まる米州首脳会議に出席するため訪れている中米のパナマで会談しました。
アメリカ国務省は、キューバ側が、国交正常化に不可欠だとしているテロ支援国家の指定を解除するかどうかの見直し作業をすでに終えており、会談の中でケリー長官がロドリゲス外相にその内容を説明したとみられます。
国務省のハーフ報道官代行によりますと、アメリカとキューバの外相会談が最後に行われたのは、1958年だということで、1961年に両国が国交を断絶して以来、外相会談が行われたのはこれが初めてです。
今回の米州首脳会議では、初めてキューバの参加が認められ、アメリカのオバマ大統領とキューバのカストロ国家評議会議長の初めての首脳会談が行われるかどうかが焦点となっていて外相会談の中で最終的な調整が行われたのではないかという見方も出ています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150410/k10010043901000.html