袋小路の原発汚染水処理、トリチウム放出に地中保管の案も(4/2 ロイター)
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Thursday, April 02, 2015 東京江戸川放射線
[東京/いわき市(福島県) 1日 ロイター] - 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原発の汚染水に含まれる放射性のトリチウム処理が、こう着状態に陥っている。海洋への放出を探る政府内の議論に対し、風評被害を懸念する地元漁業者は強く反発。調整に当たる経済産業省は、地中保管など代替策の検討に動き出した。
原子炉内で溶けて固まった核燃料(デブリ)の取り出しにめどがつかない中、汚染水問題が収束する可能性は見えず、トリチウムについても袋小路に入った処理論議に危機感が高まっている。
<規制委員長は海洋放出を主張>
いまだに大量のデブリが残る福島第1では、山側から地下水が建屋に流れ込み、汚染水の量が増え続けている。汚染水はセシウムを取り除いた後にストロンチウムなどが多核種除去設備(ALPS)に通して処理されるが、トリチウム(三重水素)だけは取り除くことができない。
トリチウムが含まれる汚染水は低濃度であるため、敷地内のタンク群(3月末時点で総容量80万トン)に貯蔵しているが、ALPSで処理した後に出るトリチウム水は当面は60万トンに上る見通しだ。
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