http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4035903231.html?t=1425429150
2015年03月04日 09時32分 松江放送局
中国電力は、運転開始から40年を超えた松江市にある島根原子力発電所1号機について3月27日に取締役会を開いて廃炉を正式に決定する方向で調整していることが関係者への取材で分かりました。
原子力発電所はおととし設けられた新しい規制基準の施行と同時に運転期間を原則40年に制限され例外的に延長する場合には特別点検を受けることが義務づけられています。
これを受けて電力会社は運転開始からおおむね40年がたつ原発について運転を延長するか廃炉にするか検討を進めています。
こうした中、中国電力は、運転開始から40年を超えた島根原発1号機について出力が46万キロワットと発電量が少なく安全対策に多額の費用をかけて運転を継続しても採算が取れないなどとして廃炉にする方針を固め今月27日に取締役会を開いて廃炉を正式に決定する方向で調整していることが関係者への取材で分かりました。
関係者によりますと新たな規制基準で求められている総延長1000キロとも言われる原発内部の電気ケーブルを燃えにくい材質に交換する作業に多額の費用と時間がかかり経営への負担が特に大きいということです。
中国電力はこうした方針や取締役会の日程を地元自治体などに伝えていて自治体も受け入れる見通しです。
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/163.html