ＮＰＯカタリバの「教育事業マネジャー」
就職転職に悩んだら…地方創生で募集増加「Ｉターン」が熱い
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/157430
2015年2月24日 日刊ゲンダイ
「地方創生」で全国自治体、民間企業のⅠターン・Ｕターン募集が増加中だ。年齢も幅広く、新卒・第２新卒から４０～５０代の管理職クラスまで門戸を広げている。東京だけが“仕事場”ではない。地方にだって面白そうな職場はあるのだ。
ＮＰＯカタリバでは、被災地の仮設住宅や過疎地域に暮らす子供たちに関わる「教育事業マネジャー」を募っている。
「プロジェクト・マネジメント経験の豊富な方や、教育事業を通して社会課題の解決に取り組むことを望む方（業界経験不問）を求めています。住居は、職員向けのシェアハウスがあります。宮城県、岩手県、島根県で募集しています」
正職員は月額２０万円～（能力に応じて決定）。
九州地区では、ベンチャー１０社がⅠ・Ｕターンなど就職者を同時募集する「九州ベンチャー企業リーダー」（３月１６日まで）が注目だ。
募集企業のひとつ「（株）リーボ」（福岡市）の松尾龍馬ＣＥＯが言う。
「新卒・第２新卒でもチャレンジしてください。本人の『好きなこと、得意なことが会社の得になる』と考え、いろんな働き方を提案しています。全国の車の旅をリポートするために『旅人』に任命された社員もいます」
同社は１１年設立の乗り物レンタルサービスの会社だ。エンジニア、東京支社長のほか、営業や新規メディア事業（編集者）も募集中。新卒・第２新卒のモデル給与は２０万～２５万円。寮は月１万５０００円だ。面接は社長自ら東京に出向くという。
■地方自治体の求人も
「ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス」は、中途採用のマーケティング職ほか、第２新卒などの意欲があって主体的に行動できる若者を求める。新卒・第２新卒のモデル給与は１８万円～。提携寮は電気水道費込み月約４万円で物価も安く、寮の施設内にはレストランがある（１食５４０円）。
「Ｉターン、Ｕターンの方もいます。昨年は東京から２人入社しました。美しく穏やかな大村湾のパノラマを一望する絶好のロケーションにあります。お客さまに感動とＨａｐｐｉｎｅｓｓを一緒にお届けできる方を望んでいます」（人事総務ＧＬ）
民間企業に限らず、地方自治体による求人も増えている。たとえばインターネットサイト「地域おこし協力隊」なら主に、１年以上３年以下の期間、地方自治体の委嘱を受けて地域活性化のためのプロジェクトに参加する人材募集の一括検索が可能だ。
そのひとつ、嬬恋高原キャベツで有名な群馬県嬬恋村は来月１０日まで「地域おこし協力隊」（観光振興）を募集中。条件は満２０歳以上、４０歳以下（１５年４月１日時点）、週５日で最長３年間。給料は月額１６万６０００円。村の用意する住宅が無料で貸与される（光熱水費は自己負担）。
若手だけでなく、４０歳以上を受け入れたり、任期が切れた後でも地元で働けるように支援してくれる自治体もある。東京を脱出して地方で働きたい人はチェックすべし。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。