2015年02月02日 18時32分提供:アメーバニュース/政治・社会
http://yukan-news.ameba.jp/20150202-196/
中国出身の評論家・石平氏が、日本人人質事件を政権批判につなげようとする人々に対し、ツイッターで異議を唱えている。2日、石平氏はこうツイートした。
<日本政府や日本国民に謝意を述べた後藤さんの家族と、後藤さんの家族に謝罪した湯川さんの父親の立派な態度と比べれば、テロリストの暴行を政治的に利用して、日本国内の政権批判や倒閣運動を企む人たちはいかに卑劣なものか。幸い、彼らの目論みは完全に外れたようだ。日本国民は冷静である。>
今回の件について、安倍政権の失態を指摘する人々の意見を大まかに分けると以下のようなものとなる。
【1】中東における演説でイスラム国と闘うことを宣言した
【2】しかも、2億ドルという具体的な金額を出した
【3】その金額は、最初の湯川遥菜さんと後藤健二さんの身代金の額と同じ
【4】さらには、アラブと対立するイスラエルの旗の前で演説をした。
これは、「直接的きっかけ」であり、普段から安倍政権がタカ派で戦争をしたい国にしたがっているが故の「テロには屈しない」という発言が、これからの憲法改正に繋げる布石では、と危惧しているのだ。
しかし、これに対しては、イスラム国は湯川さんを8月から、後藤さんを11月から拘束していただけに、あくまでも機会を探っていただけだと見る向きもあり、何でもかんでも安倍憎しで政権打倒に繋げるのはいかがなものか、と指摘する向きもある。石平氏の意見も同様である。