東京電力福島第一原発で被災した福島県双葉郡内で4月に開校する県立ふたば未来学園高校の入学試験に152人の出願があった。県教育委員会が23日、出願を締め切り、発表した。県教委は全員を受け入れる方針で、120人の募集定員を同日付で152人に増やした。
双葉郡は1万人の子どもたちが避難する。復興の担い手を育てるため、同郡の8町村が県に対し、郡出身で県内外に避難する希望者全員の入学を求めていた。郡出身ではない出願者も30人いたが、県は入学を希望してきた段階で復興の担い手となる意思があると判断し、受け入れを決めた。
8町村のうち7町村は国の避難指示区域を抱える。県は避難指示区域のない広野町に高校を開校し、2019年4月に中学を併設し、中高一貫校とする予定だ。宇宙飛行士の山崎直子氏、陸上元五輪代表の為末大氏ら、復興庁が選んだ「応援団」のメンバーが授業や部活動に協力する。
第一原発がある大熊町の武内敏英教育長は「学校から遠い避難者も多く、定員割れを覚悟していたので出願者の多さに驚いた。自分たちの手で新しい学校を作り上げていけることや、応援団の授業に魅力を感じてくれたのではないか。原発被災地にとってこれほど明るいニュースはない」と話している。
http://www.asahi.com/articles/ASH1R51BNH1RUGTB00R.html
この記事を読んで、
過疎の地域医療で孤軍奮闘している医師が、
「地域住民のために、医療、教育、復興事業において、
新しいことをしようとすると、
必ず地元の名士、利権団体、役所から足を引っ張られる」
と嘆いていたことを思い出した。
この「県立ふたば未来学園高校」は、フクイチからの30キロ圏内にある。
生徒の健康と安全面を考えるならば、何もこの場所にする必要は全くない。
東電からのアメとムチ、地元の利権団体の思惑が一致したのだろうか。
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/706.html