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ネットを中心に放射能安全派(結局ただの嘘つきだが)であっても危険派であっても、チェルノブイリと福島のどちらが上なのか、どちらの被害が大きくなるのか、という観点でいいあっていることも多い。だがそんなことはどうでもいいことであり、ここは日本であり我々は日本人なのでまずは日本をどうするかが第一であるし、リスクマネージメントの考え方がこの分野は一番必要である。福島で跳梁跋扈する経済優先主義の大人たちになどかける情けはない、という前提で話をすすめねばならない。
我々日本人は放射能の影響を受けやすい新生児や子どもや妊婦など、さらにいえば将来の子どもを産んでくれる女性たちを重視しなければならない。チェルノブイリを例にとって国家調査ではなく民間調査を基本とすると、がんが出てくるのは何年も先であることが一つの傾向であり、その前に精神疾患や免疫不全や新生児にかかわる問題が散見される。日本でも今後そのような奇形や堕胎や障害が増えることは容易に推測され、すでにその兆候は見えてきている。そのような病気に関することは高汚染エリアなら事故の翌年から発生し、低汚染エリアなら4〜5年後から発生してくる。一番わかりやすいのが甲状腺がんだが放射能の問題は甲状腺がんだけではなく、甲状腺がんはIAEAが認めざるを得なかった指標であると考えなければならない。
直接死因にかかわる問題で重要なのは、実は白血病や癌ではなく心臓病である。ベラルーシではチェルノブイリ原発事故の後、心臓病が激増し死因の第一位になっている。日本でも事故後に各地で心臓病が増えているが、たとえば東京新聞は茨城県取手市の小中学生に心臓病が急増していると報じている。中学生は3倍強という比率だというのだ。また、リクビダートルの子供たちの先天性奇形は他と比べて有意に多いという研究がある。ベラルーシでは、チェルノブイリの原発事故後、1987-1988年にピークを迎える奇形と4-14年の間にピークを迎える奇形(無脳症・脊髄ヘルニア)とが研究で報告されている。ちなみに遠いノルウェーでは、低線量ほどダウン症が増えるという報告もなされている。
脳の障害が起こることも分かっている。有名なチェルノブイリ事故の被曝者を診察してきた医師の記述によると、発癌も被曝障害の最大の障害ではなく、最大の障害は知能低下と性格崩壊と意欲の減退であると述べられている。「チェルノブイリ・百万人の犠牲者」という番組でジャネット・シェルマン博士は、高校を卒業する割合の低さに言及している。また被曝量と直線関係があると述べる。成長期の子供ならこの影響はもっと顕著に出るとするし、脳のホルモンの分泌が低下すると述べる。これがいわゆる「原発ぶらぶら病」と呼ばれるものの概要である。
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