天皇は憲法擁護を訴えている
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2015-01-02 そりゃおかしいぜ第三章
12月の天皇誕生日に天皇は、「太平洋戦争で300万を超す人が犠牲になり、その人々の死を無にすることがないよう、常により良い日本をつくる努力を続けることが残された私どもに課された義務であり、後に来る時代への責任」と述べた。
かなり間接的であるが、現政権を批判している。
更に、半月後になる新年の挨拶で、「本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。この1年が,我が国の人々,そして世界の人々にとり,幸せな年となることを心より祈ります。」と述べた。
新年の挨拶には、原爆や空襲だけに止まらず、満州事変という具体的な、宣戦布告がなかった戦争まで言及している。
これを冷静に読みほぐせば、明らかに現行憲法の平和精神を守るように訴えている。今さら歴史を巻き戻すことをしてはならないと、諌めている。
天皇制大好き安倍首相である。天皇に裏切られた形である。天皇はまともなことを述べているに過ぎない。
冷静で常識的な視点と言え、取り立てるほどのことではないが、安倍政権の暴走する怖ろしい時代である。新鮮に聞こえるのは、政権が時代錯誤であるからである。