★阿修羅♪ > アーカイブ > 2015年1月 > 02日07時15分 〜
 
 
2015年1月02日07時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK177] 原発、沖縄基地、拉致、中韓…加速する安倍政権タカ派路線(日刊ゲンダイ)
            沖縄知事選では反対派の翁長氏が勝利/(C)日刊ゲンダイ


原発、沖縄基地、拉致、中韓…加速する安倍政権タカ派路線
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156064
2015年1月2日 日刊ゲンダイ


 2014年末のペテン選挙ではまんまと国民をだました安倍政権だが、15年は年明け早々、危うい選挙がある。

 玄海原発再稼働が争点になっている佐賀県知事選(1月11日投開票)だ。官邸のゴリ押しで、出馬予定だった財務官僚をひっこめ、自民党は武雄市長だった樋渡啓祐氏(45)を推薦するが、そこに元総務官僚の山口祥義氏(49)が無所属で殴り込み、保守分裂選挙になった。

 その結果、原発再稼働に反対する島谷幸宏九大大学院教授(59)と大接戦になりそうなのだ。

「安倍官邸は15年を原発再稼働の年と位置付けていて、春には鹿児島県の川内原発を再稼働するとみられている。その次が福井の高浜原発、四国の伊方原発と続くのでしょうが、書類上、地元の了解が得られているのは川内原発だけです。佐賀県知事選で負けたり、接戦になれば、反原発の火が統一地方選に向けて燃え広がっていく。安倍政権が強行すれば、世論の大反発を招きますよ」(ジャーナリスト・横田一氏)

■内政弱体で「国防強化」の目くらまし

 同じように正念場なのが沖縄の基地問題だ。14年秋の県知事選では辺野古移転反対派の翁長雄志氏が勝った。その余勢で衆院選も移転反対派が全選挙区で自民系候補を蹴散らした。それでも安倍政権が基地移転を進めれば、それこそ、血の雨が降る。

「米国内にも日本専門家を中心に辺野古移転慎重派が出てきているし、翁長知事はワシントンに事務所を開き、常駐の職員を置いて、基地反対の声を議会に訴えていく方針です。オリバー・ストーン監督が呼びかけている反対の署名も相当数が集まっているし、安倍官邸は動けないと思いますよ。実力行使に出れば、反対住民と激突し、死者が出る恐れもあります」(ジャーナリスト・高野孟氏)

 こうしてみていくと、衆院の数とは裏腹に安倍首相には難題山積なのである。

 おそらく、北朝鮮の拉致問題は何の成果も出せずに期限を迎えるだろうし、戦後70年ということで、中国各地では抗日勝利70周年のセレモニーが催される。中韓関係はますます冷え込んでいくだろう。

 となると安倍首相がやることはひとつだ。危機を煽り、国内の批判を外に向けさせる「目くらまし」である。「国防強化」を打ち出し、タカ派の旗をますます振る。TPP参加やガイドライン見直しで米国には譲歩し、同時に安保法制を見直し、改憲への布石を打っていく。

 内政・外交の行き詰まりが、タカ派の軍事路線を加速化させることになるのである。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/377.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 古賀茂明氏が直言「改革せず戦争する安倍政権止める勢力必要」(日刊ゲンダイ)
          「日本が正しい道を見いだせるかの分岐点に」/(C)日刊ゲンダイ


古賀茂明氏が直言「改革せず戦争する安倍政権止める勢力必要」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156085
2015年1月2日 日刊ゲンダイ


 2015年はどんな年になるのか。元経産官僚の古賀茂明氏に聞いた。

 90年代以降、失われた二十数年、日本は正しい道筋を見いだせないできました。国民の誰もが変わらなきゃダメだというのは分かっていて、だからほぼ全ての政党が「改革」を旗印にしたが、民主党政権は官僚主導にのみ込まれ、第三極もコケた。「改革」できないままズルズルきたんですね。

 そこに安倍首相が戻ってきて「アベノミクス」を打ち出した。今、国民は大いなる錯覚に陥っています。「何か新しいことが始まった」とみんな思い込んでいる。だけど、安倍首相がやっていることは伝統的な自民党政治です。第1の矢は「円のバラマキ」。日銀総裁を交代させて、思い切りやらせた。第2の矢は「公共事業のバラマキ」。「改革」の柱は第3の矢の成長戦略ですが、成果はほぼゼロ。失われた二十数年と何も変わっていないのです。

 円安で日本の輸出品が安くなり、逆に外から買う物は高くなる。賃金は国際的に安くなっていますから、日本人の生活は苦しくなって当然です。株高で金持ちは浮かれているけれど、ドル換算ではマイナス成長。このままでは、日本の国力はどんどん低下していきます。

■日本の“平和ブランド”をなくす安倍首相

 外交安全保障でも今年は分岐点です。安倍首相は、軍事力によって、日本の利益を守るという考え方です。しかし、俯瞰して世界を見てみると、中国に対する抑止力は軍事力よりもビジネスなんです。中国は国際世論によって非難され、ビジネスができなくなることをむしろ恐れている。

 欧米は中国が世界中を侵略していると言いますが、それはビジネスや契約による進出であり、かつて欧米が軍事力で植民地にしたのとは次元が違う。例えばアフリカの人たちは、中国を親友とは思っていないけれど、ビジネスではパートナー。植民地時代の方が許せない、と思っています。

 そんな中で、安倍首相は日本の“平和ブランド”をなくそうとしている。集団的自衛権の行使を容認するための安全保障法制の見直しなど、15年春以降、そうした方向性を決定的にしていく。その先には憲法改正です。

「改革はしないけど戦争はする」安倍政権の暴走を止めるためには、「改革はするけど戦争はしない」新たな政治勢力が必要だと思います。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/378.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 昭和天皇と現天皇陛下の違い 前侍従長が語る〈週刊朝日〉
昭和天皇と現天皇陛下の違い 前侍従長が語る〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150102-00000000-sasahi-soci
週刊朝日  2015年1月2−9日号より抜粋


 12月23日、天皇陛下は81歳の誕生日を迎える。1989年1月7日、55歳で即位した天皇陛下は、皇后美智子さまとともに、平成流皇室を築き上げてきた。元朝日新聞編集委員の岩井克己氏が96年から10年半にわたり、侍従長としておそばに仕えた渡辺允(まこと)氏(78)に、おふたりが歩いた道のりを聞いた。

*  *  *
岩井:天皇、皇后両陛下について言えることですが、相手との一期一会を大切にされる姿勢が際立っておられるように思います。その結果、一人ひとりを背景を含めてよく記憶しておられる。その人脈の幅広さと多彩さに驚くことが少なくありません。

渡辺:お会いになると相手に強い関心をもって集中されるから、結果として相手のことを覚えられる。たんに一人ひとりが大切だと抽象論をおっしゃっているのではなく、実践を重ねておられるからでしょう。

岩井:昭和天皇の時代、側近らは「2万人いるうち直にお会いになれるのは200人だとすれば、残りの人たちに不公平になる。特定の人と接点をもてば他の人とも機会を設けねばならなくなる」「だから代表者と会うか、全員に対するお言葉を述べられる」という考え方でした。

渡辺:今上陛下のお考えは明らかに違う。どうやっても2万人全員とは会えないけれど、そこで200人とお会いになったときに200人とできるだけ心が通じる努力をされている。1億2千万人の国民すべてにお会いになることは一生かかってもできない。そこはある意味、仕方ないわけです。

岩井:たとえば昭和天皇は贔屓(ひいき)の力士の名前は言いませんでしたし、何の番組を見ているかも「放送局も競争が激しいから」と明かさなかった。それに比べて両陛下は具体的な名前を挙げられることも多い。北島康介選手が金メダルをとったときに「なんもいえねー」と叫んだのを歌に詠まれ、作家や音楽家の固有名詞をお出しになって悼むなどされる。

渡辺:誰の名前を出すかは、とても慎重に考えておられます。間違っているかもしれませんが、個人の名前を出されるのは皇后陛下が多いのではないですか。それは国民との関係のこまやかさの面を補っておられるところがある。やはり両陛下お二方として国民というのは一人ひとりなんだという発想でおられるところから出発していると思う。

岩井:昭和天皇と現天皇陛下との違いはどう考えればいいのでしょうか。

渡辺:君主とは何かということだと思います。日本で言えば明治憲法下の昭和天皇は、統治権の総攬(そうらん)者で神聖にして侵すべからず、の存在。それはそういう時代でした。ただ、いまは民主主義の下での君主であり、この地位は主権の存する国民の総意に基づく。それだけ国民との距離が近くなるわけだし、国民の支持がなければ成り立たない。陛下は「国民とともに」からさらに踏み込んで「国民に尽くす」とおっしゃっています。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/379.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 美智子さまの行動に、米女性儀典長が涙した訳〈週刊朝日〉
美智子さまの行動に、米女性儀典長が涙した訳〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150102-00000001-sasahi-asent
週刊朝日  2015年1月2−9日号より抜粋


 12月23日、天皇陛下は81歳の誕生日を迎える。1989年1月7日、55歳で即位した天皇陛下は、皇后美智子さまとともに、平成流皇室を築き上げてきた。元朝日新聞編集委員の岩井克己氏が96年から10年半にわたり、侍従長としておそばに仕えた渡辺允(まこと)氏(78)に、おふたりが歩いた道のりを聞いた。

*  *  *
岩井:陛下は言葉だけでなく行動される。東日本大震災直後に当時の石原慎太郎都知事が被災地には若い皇族を派遣したらどうですかと言ったら、後で陛下が知事のところに歩み寄り、「やはり、私が行きます」とおっしゃった。知事は記者たちにそのことを明かし、「男だねえ」と言ったとか。

 避難所お見舞いでもできるだけ大げさにならないよう、ぶっつけ本番で話しかけられることも多いですね。頭で情報をやりとりするような形でなく、何が起きるかわからないが、とにかく向き合って一期一会という。

渡辺:まったくそのとおりで、陛下と皇后さまも補い合っておられるところがあると思います。

 多くの人との関係は、一瞬ですね。ひと言、ふた言ですね。皇后さまは、そのひと言ふた言が、相手の胸に響くようなことを言われる。陛下のほうはもう少し一般的。「どうですか?」と。天皇だなという感じ。

岩井:名も知らない庶民とぶっつけ本番でお会いになるのが、とても喜びでらっしゃるようにもみえます。

渡辺:皇后さまの傘寿の文書回答でこれまでの80年間を振り返る中で、天皇陛下が手術から退院されて葉山の町を散歩していたら、通りかかった男性が車から降りてきて「陛下よろしゅうございましたね」と言ってまた車に戻った。幸せな気持ちがしたと。そういうことを覚えておられる。

 地方行幸啓などでは、車でホテルに到着されると目の前に大勢の歓迎の人たちがいる。われわれの想定では、車を降りてその人たちに手を振られながらホテルに入られるはずなのに、しばしばその人たちに近寄っていってしまわれる。「どこから来られましたか」などの話になる。自然といえばそうかもしれない。サイパンご訪問で、着いた日の夕方に日本から来た遺族や戦友会の方たちとお会いになる機会があった。約40人が半円形に並んでいて、代表の人が挨拶をしてすぐに終えられる予定。その後に食事会もあり、翌日には猛暑の中で慰霊に回られる厳しい日程が控えていたからです。

 しかし、その部屋に入られたとたんに並んでいる人に端から順番に話しかけられた。ずいぶんと時間が経ってしまった。しなきゃいけないとか、したいからしているとかいうより、何というか自然なんです。

岩井:なさりようは海外での王室や国民との親善でも同じでしょうね。晩餐会で正装でエスタブリッシュメントの方たちと接するときも、想定外で地元の一般庶民の人たちとやり取りするときも、人間同士おんなじと。

 象徴天皇の海外親善としては、その部分が非常に大事なのかもしれませんね。渡辺さんは何度も外国訪問にお供されたわけですが、印象に残る場面は?

渡辺:オランダのライデン大学で、構内をゆっくり歩かれた。たまたま留学生がいたり、学生寮から女学生らが身を乗り出していると、すっと近寄って話しかけられた。

 アメリカ訪問では、シークレットサービスが両陛下が人々の中に入っていかれるのにはじめは反対だった。アメリカ人は遠慮がないから、ひしめいてだれか転んだりすると危ないと。しかし彼らはがっちりと腕を組んで退路を確保して十分に両陛下がなさりたいようにしてくれました。他の外国要人だと、そういうことはしないのかもしれませんね。

 皇太子時代の両陛下の親善訪問を担当したセルワ・ルーズベルトさんという米国の女性儀典長が回顧録で「両殿下はレセプションなどで表面的な挨拶ではなく本物の会話をなさっていました」「ワシントンのホスピスで、妃殿下が老人の一人ひとりに示された優しさに心を打たれました。実は、在任中に、このときだけは、仕事中に涙が出て、止めるのに苦労しました」と書いたことがありましたね。とても印象に残ったのだと思う。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/380.html

記事 [政治・選挙・NHK177] [西田亮介] 今の政治は「潮止まり」の状態 〜人口減少社会到来に目を向けよ〜(Japan In-depth)
[西田亮介]【今の政治は「潮止まり」の状態】〜人口減少社会到来に目を向けよ〜
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150102-00010000-jindepth-pol
Japan In-depth 1月2日(金)7時0分配信


「潮止まり」という言葉を知っているだろうか。知っているのは、きっと海好きの人に違いない。海には、潮の満ち引きがあり、海面の高さが動いていることはよく知られている。
引きいっぱいを干潮、上げいっぱいを満潮という。干潮から満潮にかけて、少しずつ海面は高くなり、満潮から干潮にかけて、少しずつ低くなっていく。

ところが、干満潮を挟んで、潮位の変化がほとんど感じられない時間帯がある。感覚的には、30分にも満たない時間だろうか。その時間帯のことを「潮止まり」という。釣りの世界では潮が動かないので、釣果が期待できない時間帯として知られているし、サーフィンを始めとするマリンスポーツでは、波がこない時間帯とされている。

2015年はどのような年になるのだろうか。マクロのトレンドで見ると、日本社会は確実に、政治、経済、社会保障、いずれの面から見ても相当に厳しい少子高齢化の道を歩んでいる。

出生数が200万人の規模を超える、おそらくは最後の世代となる団塊ジュニア世代も、40代になろうとしている。しかし彼らの結婚出産にとっての生物学的に適した時期を、政治的にはほぼ無策のまま通過してしまった以上、人口減少社会も、少子高齢化社会も避けることはほぼ不可能に近い。

2020年の東京オリンピックを控えた特需も、そしておそらくはアベノミクスもカンフル剤にはなれども(むろんカンフル剤は必要だろうが)、人口動態上の変化を完全に覆い隠すことはできない。

このような文脈に照らすと、2015年は、一つの節目である。巷では戦後七十周年が話題になっているが、裏を返せば、戦後生まれが70歳代に突入し、制度的には高齢者の仲間入りを果たすことを意味する。数年の後には、人口ボリュームが極めて大きい団塊世代が高齢者になり、換言すれば、介護医療等社会保障費の支出急増が予想される。

内閣府が2014年に公開した『平成26年版 高齢化白書』は、このような社会について、以下のように記述している。

「昭和25(1950)年には1人の高齢者に対して12.1人の現役世代(15〜64歳の者)がいたのに対して、平成27(2015)年には高齢者1人に対して現役世代2.3人になっている。今後、高齢化率は上昇を続け、現役世代の割合は低下し、72(2060)年には、1人の高齢者に対して1.3人の現役世代という比率になる」(内閣府『平成26年版 高齢化白書』p.6より引用)

かつての厚労省の言葉に倣えば、我々は、多くの若者が高齢者を支えた「胴上げ型」の社会から、少数の若者が高齢者を支える「騎馬戦型」を経て、「肩車型」の社会に踏み入れようとしている。(厚労省「今後の高齢者人口の見通しについて」)

もちろん、このような比喩は、現行の制度から見たときのものであるという留保が付くので、必ずしも妥当なものではない。たとえば、戦後すぐの時代は、人口構成こそ厚労省の指摘のとおりだが、現在のような制度が存在しなかったので、当時の高齢者は、現代日本のような社会保障に組み込まれていたわけではないからだ。

だが、負担の変化に想像力を向かわせるという意味では、よくできている。経済成長不要論や定常社会論も流行しているが、社会保障費の増加がほぼ確定している以上、経済成長のロジックがないことには、この社会は現状を保ち続けることさえ困難といえる。

もう一つ、少子高齢化社会を若年世代の側から眺めてみると、近い将来のトピックとしては、大学業界で「2018年問題」として恐れられている問題がある。近年百数十万人で安定していた18歳世代の人口が2018年頃から再び減少を始めることに端を発する。

これまで人口の減少を大学進学率の伸びで大学業界はかろうじて補ってきたが、現在でさえ私立大学の約4割で定員割れが指摘されている。大学進学率の伸びは人口減少に対して顕著ではないので、このままいくと大学経営の悪化がいっそう進むといわれている。

人口動態の変化は、これまで当たり前だった社会インフラを支え続けることを困難にする。このように少子高齢化の影響は、いろいろな業界でより顕著なものになっていくだろう。

問題は、人口動態の変化とその影響の顕在化が少しずつ進行することだ。潮の満ち引きのように確実に生じているのだが、メディアの特集や政治的な介入など、ある閾値を超えるまでは、人々に意識されることはない。そして、それらが本格化するのは、大半の高齢化した日本の政治家の政治的寿命よりも先の話だ。

負担の分配に関する政治的決定は、日本では政治の鬼門とされている。たとえば、これまで幾つもの政権が、消費税問題の処理を間違えたことがきっかけで倒れてきた。記憶に新しいのは、2010年の参院選直前の、当時の菅直人首相の発言だ。唐突に、消費増税の可能性について言及し、直後の参院選で敗北を喫した。この敗北で再び衆院と参院の第1党が異なるねじれ国会となり、民主党政権にとって命取りになった。政治家、あるいは政党にとって、負担の分配に関する話題は触れたくない話題に決まっている。

2014年の衆院選も、政策論争なき選挙だった。少なくとも前述のような人口動態の変化にどのように向き合うか、また社会保障の改革をどうするかという問題に対する展望は全くといって良いほど争点となることはなかった。

2014年の解散は、政治評論家田崎史郎の『安倍官邸の正体』(講談社、2014年)によれば相当に用意周到に計算されたものであったとされているが、野党の態勢も整わず、今後の政治日程に目を向けても、確かに絶妙な時期の解散だった。

筆者と毎日新聞社の衆院選に関する共同研究「イメージ政治の時代――毎日新聞×立命館大「インターネットと政治」共同研究」によれば、有権者の多くが現在の政治に対するいらだちを感じているにもかかわらず、選択肢不在のなか、そして政策論争さえ生じないなかで、与党を支持する/支持するほかない、という一見、不思議な知見が観察された。

制度設計や政策設計の手腕が重要な時代局面を迎えているにもかかわらず、それらが正面から議論される機会は多くはない。同時に、政治に対する印象形成とその技法は、ますます高度化していくなかで、まともな政策論争がないままに、政治的選択を行っているようにも見える。

政治日程としては、2015年以後も、政治と直接的な政治参加の機会としての選挙は数多く控えている。代表的なものとしては、多くの地方選挙が実施される4月の統一地方選挙、関係者に限られるが秋の自民党総裁選、2016年の参院選である。

せめて、どの政党と政治家が前述のような人口動態上の問題を含め、とくに負担の分配が必要になる主題を取り上げているのかについて、関心を向けてみたい。

いろいろな議論があるが、物理的な1票が直接明日の政策を変える可能性は、少なくとも定量的には極めて小さい。だが、今、享受している生活と社会が、大きなダウントレンドにおける一瞬の「潮止まり」のようなものであることを思い起こしてみてもよいのではないか。

西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「湾岸戦争のトラウマ」の大嘘  天木直人
「湾岸戦争のトラウマ」の大嘘
http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/02/#003064
2015年01月02日 天木直人のブログ


 数ある政治ブログの中でも、誰も書かない、書けない事を書くのがこのブログだ。

 誰も大声で言わないが、実は昨年大晦日の東京新聞「私設 論説室から」というコラムに、値千金の事が書かれていた。

 「まやかしの湾岸トラウマ」と題するそのコラムは、文字通り、湾岸戦争の時にさんざん語られた「トラウマ」のウソを解説している。

 すなわち、1991年にイラクがクウェートを軍事占領した時、日本は米国主導の多国籍軍に自衛隊を派遣できなかったかわりに、巨額の財政拠出をしたことがあった。

 ところが後にクウェート政府が米国など30か国に謝意を表する広告を米紙に掲載した際、日本の国名がなかった。

 だから、やはり金だけ出してもだめだ、血を流す覚悟で自衛隊を派遣できなければ評価されない、というくやしい経験から後遺症が残ったとされている。

 このトラウマは、昨年7月の集団的自衛権行使容認の際にも、安保懇の座長であった柳井俊二元外務次官がその事をわざわざ持ち出して強調していた。

 ところが、そのようなトラウマはまやかしだというのだ。

 すなわち、結果的に130億ドルのも及ぶことになった巨額の財政拠出は、ほとんどが米国の戦費に使われ、クウェートに渡ったのはわずか6億円すこしだったという。

 これではクウェートが日本の財政支援のありがたみを感じなかったわけだ。

 あの時の日本の財政援助のほとんどが、米国の湾岸戦争の経費に使われていたというのだ。

 この事を知っている国民はどれほどいるというのか。

 あのとき米国の高官は、日本の財政援助がなかったら湾岸戦争は成功しなかったとまで言っていた。

 つまり米国は役に立たない日本の自衛隊派遣よりも、日本の巨額なカネのほうがありがたいのだ。

 日本の財政援助は見事に米国に感謝されている。

 そんな事実を隠して、湾岸戦争のトラウマを持ち出しては自衛隊海外派遣を恒常化させようとしている安倍政権は、ウソをついて自衛隊の権限拡大を助けているのだ。

 実は安倍首相の集団的自衛権行使容認を一番喜んでいるのは自衛隊ではないのか。

 そう半田氏は教えてくれているのである(了)



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/382.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 明けましておめでとうございます(菅直人)
菅直人
2015年01月01日 08:17
http://blogos.com/article/102609/


明けましておめでとうございます。

昨年は年末の突然の解散総選挙で多くの皆さんに応援をいただきありがとうございました。おかげで475人目の当選を果たすことができました。この議席の重みをかみしめながら、今年一年頑張る覚悟です。

今年、2015年は太平洋戦争終結の1945年から70年目。戦争体験をした世代が少なくなると、再び戦争を起こしやすくなると言われています。安倍総理の「この道しかない」という道が、戦前の間違った「いつか来た道」にならないように、戦後第一世代として頑張らなくてはなりません。

本年もどうぞよろしくお願いします。

http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/383.html

記事 [政治・選挙・NHK177] <安倍批判>サザン桑田は在日朝鮮人か?ピースとハイライトを有田が賞賛、しばき隊映像・LOVE KOREA
http://blog-imgs-59.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/20130813062854791.jpg

ネットの噂が本当かどうか知りませんがまとめてみますた。
(特に参考リンクは重要)

■動画
구와타 케이스케 Korea Town1
http://www.youtube.com/watch?v=Mg60GLEcymM&t=140s
LOVE KOREA
作詞・作曲 桑田佳祐
(朝鮮語補作詞:具善恵 編曲:サザンオールスターズ)
1995年発売
我が家でチゲ 肴にワイン
キムチの味 オモニのサイン
(カッコいいじゃん!) そうかい!?
(なつかしいじゃん!) まあね
何故だか 故郷みたいさ
チョゴリの袖 見事なライン
アボジは 草野球のナイン
(僑胞兄ちゃん!) 何だい!?
(グッとくるじゃん!) さあね
誰より 素敵な人生さ


☆彡
有田芳生氏のコメント
この時はNHKではなく、朝日新聞と連動してるんですよね。↓

https://twitter.com/aritayoshifu/status/364177845951528960
有田芳生 @aritayoshifu 8月5日
7日の朝日新聞をご覧ください。
RT @bcxxx: サザンの新曲について、有田芳生さんにも何かオファーがあったらしい。
桑田さんはじめメンバーが、少なくとも新大久保や鶴橋のヘイトデモやそのカウンターについてのニュースや情報に触れて、「ピースとハイライト」を作ったのは、まず間違いない

☆彡
反日のミュージシャン「パギやん」こと「趙博氏」も告白していますが、北朝鮮は日本でスパイを育成するため各拠点大学で「留学同」「朝鮮文化研究会」を組織しています。
(詳細はこちら→http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/289.html

ピースボートの「世界一周旅行」同様、文化コンサートなど音楽イベントも重要なイベント。何も知らない一般学生を誘い込むと言われてますね。
(参考リンク→「留学同京都文化コンサート http://rhtkyotoconcert2012.blog.fc2.com/
(参考リンク→留学同神奈川 「マダンDX〜燃え上がれ、民族の夏〜」 http://rhtkanagawa.blog11.fc2.com/


☆彡

紅白で安倍批判したことで注目を浴びましたが、2014年8月にも「しばき隊寄り映像を放映」と批判されています。

★サザン桑田は在日朝鮮人か?ピースとハイライトを有田が賞賛、しばき隊映像・LOVE KOREA

サザンオールスターズの桑田佳祐「2度と過去のあやまちを繰り返さないようにしよう!」
サザンの桑田は、在日朝鮮人だったのか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130812-00000001-jct-ent
サザンライブにネット上で批判 「しばき隊寄り映像を放映」は本当なのか
J-CASTニュース 8月12日(月)17時54分配信
“約束の地”日産スタジアムで5年ぶりに復活したサザンオールスターズ(写真左から関口和之、原由子、桑田佳祐、松田弘、野沢秀行)

 人気バンド「サザンオールスターズ」が2013年8月10・11日、日産スタジアム(横浜市)で実に5年ぶりのライブを開催、大成功をおさめた。

 会場に集まった7万人のファンは歓喜に酔いしれたが、外野ではなぜかサザン批判が起こっていた。「サザンが『レイシストをしばき隊』の肩を持っている」という情報がインターネット上で流れたのだ。

■「サザンが味方は心強い」「サザンにまでしばかれる在特」

 13年8月10日夜、サザンのライブに行ったというツイッターユーザーがこんなツイートを投稿した。

  「新横浜サザンオールスターズライヴ。新曲『ピースとハイライト』の演奏の際に後ろの大画面で在特会の新大久保ヘイトスピーチデモとしばき隊が戦う映像が映されていて『時代』を感じたな」

 このツイートが拡散され、ライブに行っていない人の目にも触れるようになると、「しばき隊にとって、サザンを味方につけたのは心強い。今までサザンが好きだったザイトク界隈の連中は、アイデンティティーの崩壊に苦しみそう」「全方位からしばかれて、ついにサザンにまでしばかれている材特界隈(原文ママ)」などのツイートが投稿された。しばき隊メンバーとつながりのある参議院議員・有田芳生氏が、8月7日付の朝日新聞朝刊でサザン復活に対してコメントしていたこともあり、「サザンがしばき隊の肩を持っている」「ライブで流れた映像はしばき隊寄りだった」という風になっていった。

 この話題は2ちゃんねるにも飛び火し、「なんでしばき隊なんかを正義として扱うかねえ」「うわ…マジでもう応援できねーわ」「サザンで韓日友好の架け橋だね」など、サザンへの非難や皮肉が多く書き込まれた。

■桑田佳祐「君たち、どう思う?的な世間話を歌にした」

 ファン以外が騒ぐ事態となってしまったが、真相は少し違ったようだ。「しばき隊の映像が映された」とツイートしたユーザーが、情報が捻じ曲がって広まっていくのに対し、

  「あの画面では竹島に上陸した李明博大統領や韓国のいわゆる従軍慰安婦デモや中国の反日デモの様子なども流れてましたよ」

と説明。とりわけ「在特会VSしばき隊」に焦点を当てた映像ではなく、サザンがどちらかに肩入れしているような意図は感じられない内容だったようだ。

 長年サザンのファンで、今回のライブに参加した女性も、J-CASTニュースに対し、

  「桑田さんは政治的にどっち寄りということでもなく、どちらの立場も見せて問題提起して見る側に考えさせるという映像が多い。ピースとハイライトではむしろ各国の首相やリーダーを面白おかしく描いていた映像のほうが記憶に残った」

と話した。

 ちなみにサザンのボーカル・桑田佳祐さんは、タワーレコードのフリーマガジン「tower+」13年8月10日号のインタビューで、「ピースとハイライト」に込めた思いについてこう語っている。

  「中国、韓国、日本という現代三国志みたいな状況があって、そういう問題を見ていて、その中で誤解とか不審とか歴史とか恨みとか憎しみがいつまで続くんだろうなと僕なりに思ったわけですよ。原発の問題もそうだけど、我々の子供たちの世代や孫の世代……これからの若い人たちにそういう問題をそのまま丸投げしていいのだろうかって。(中略)<君たち、どう思う?>的な、いわば世間話を歌にしたんですね。そういう僕らの呟きが歌になって広がって、どこかにうまくぶつかってほしいなっていう期待もあるんですよ」

>桑田佳祐「君たち、どう思う?的な世間話を歌にした」


桑田佳祐などは火消しに必死だが、有田ヨシフがサザンの新曲『ピースとハイライト』の宣伝をしているのだから、桑田としばき隊が応援し合っていることは確実だ。

そもそも、桑田佳祐には在日疑惑があり、今回の件でほぼ在日認定されつつあるほどだ。

▼サザンオールスターズの桑田佳祐が在日韓国人だと言われる根拠1▼
⇒1995年発売、作詞・作曲 桑田佳祐「LOVE KOREA」
サザンオールスターズの桑田佳祐が在日韓国人だと言われている根拠、作詞・作曲 桑田佳祐「LOVE KOREA」1995年発売
■動画
구와타 케이스케 Korea Town1
http://www.youtube.com/watch?v=Mg60GLEcymM&t=140s
LOVE KOREA
作詞・作曲 桑田佳祐
(朝鮮語補作詞:具善恵 編曲:サザンオールスターズ)
1995年発売
我が家でチゲ 肴にワイン
キムチの味 オモニのサイン
(カッコいいじゃん!) そうかい!?
(なつかしいじゃん!) まあね
何故だか 故郷みたいさ
チョゴリの袖 見事なライン
アボジは 草野球のナイン
(僑胞兄ちゃん!) 何だい!?
(グッとくるじゃん!) さあね
誰より 素敵な人生さ

▼サザンオールスターズの桑田佳祐が在日韓国人だと言われる根拠2▼
⇒鶴橋で、朝鮮民謡「アリラン」を朝鮮語で歌う!
鶴橋で、朝鮮民謡「アリラン」を朝鮮語で歌う桑田佳祐
鶴橋で、朝鮮民謡「アリラン」を朝鮮語で歌う桑田佳祐
■動画
구와타 케이스케 Korea Town2
http://www.youtube.com/watch?v=QxvIczyHHXo&t=10s
アリランを歌う桑田佳祐 キムチ最高!!
http://www.youtube.com/watch?v=CNhi9u4RgK4

▼サザンオールスターズの桑田佳祐が在日韓国人だと言われる根拠3▼
⇒フジテレビ「HEY!HEY!HEY!」でキムチ味噌汁の作り方を紹介!
桑田佳祐 キムチ味噌汁
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11351166
今日HEY!×3でサザンの桑田さんがキムチ味噌汁の作り方をやっていましたよね?あの作り方を知ってる人教えてくださいm(__)mペコッ
質問日時:
2004/7/26 21:58:10

(中略)


▼サザンオールスターズの桑田佳祐が在日韓国人だと言われる根拠7▼
⇒『ピースとハイライト』の宣伝を有田芳生に依頼→有田が絶賛→ライブでレイシストしばき隊の映像
https://twitter.com/aritayoshifu/status/362845687685197825
有田芳生 @aritayoshifu 8月1日
サザンオールスターズが7日に発売する「ピースとハイライト」。
フルヴァージョンのプロモーション(宣伝)ビデオを見ながら原稿の最終的な推敲をしている。


https://twitter.com/aritayoshifu/status/363839473273937920
有田芳生 @aritayoshifu 8月4日
タバコの「ハイライト」を吸っていた桑田佳祐さん。新曲「ピースとハイライト」を「AERA」で語っている。
「韓国、中国との『不信の三国志』みたいなものを、次の世代に残しちゃっていいのかな、と鬱々と感じてます」
「不信に思われているものとか、誤解されているものを少しでも解いてほしいな」。


https://twitter.com/aritayoshifu/status/364177845951528960
有田芳生 @aritayoshifu 8月5日
7日の朝日新聞をご覧ください。
RT @bcxxx: サザンの新曲について、有田芳生さんにも何かオファーがあったらしい。
桑田さんはじめメンバーが、少なくとも新大久保や鶴橋のヘイトデモやそのカウンターについてのニュースや情報に触れて、「ピースとハイライト」を作ったのは、まず間違いない

(詳細はリンク先→http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5162.html

http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/384.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 2014年の出生数が100万人割り寸前。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-4570.html
2015/01/02 07:32

 2014年の出生数が100万1000人と、100万人割り寸前だという。それに伴って昨年一年間の人口減は26万人となった。

 年間出生数が100万人ということは単純に全員が無事に80歳を迎えても、その総数は8000万人でしかない。日本の人口は確実に減少している。

 人口減少社会を止めるには相当思い切った子育て支援策がなければならない。昨年生まれた子供たちが将来幾らの新生児を出産するかは100万人を基にして出生率を乗じることになる。

 安倍氏は30年後の人口を1億人と設定したが、その具体的な政策は明らかになっていない。女性参画社会が人口減を止めるのに役立つとは思えないし、他の派遣業法の規制緩和が出生率改善に役立つとも思えない。むしろその逆に作用するのではないだろうか。

 人口減社会の深刻な事態は首都圏や大都市圏よりは地方、とりわけ中山間地や寒漁村などの人口減少に悩まされている地域に一層顕著に表れるだろう。集落が消滅し、その地域を通る道路や上・下水道の社会インフラの維持・管理が極めて困難になる。

 社会インフラは人がそこで暮らしていてこそ維持・管理される側面がある。膨大な総延長距離の国道や都道府県道や市町村道を維持管理するには住民の協力なくしては成り立たなくなっている。

 更に地域社会の消滅は地域の伝統文化や風俗の消滅をも意味する。現在は各地の伝統的な舞やお神楽などを地域の小学生たちが課外活動として支えているが、そうした地域の小学校が休・廃校となって担い手の消滅の危機に陥っている地域は数知れない。

 人口減社会の悲劇的なところは解決策がないことだ。人口減を人口増へと切り替えるしか解決策はない。日本の未来を外国人移民に頼る社会にしてはならず、日本国民による社会を維持してこそ、日本の国家と文化が守られるのだ。

 子育て支援策という「未来への投資」をおろそかにしてはならない。子宝という言葉がある通り、子供は国家の宝だ。

 ここ二十年近い労働政策は労働者を労働力とみなして、生産費用係数の一つくらいに考えてきた。そのため費用係数の低い国へ生産設備を移転する方が良い、と考える安易な経営者が陸続と工場などを海外展開してしまった。

 しかし自公政権は未だに労働者を生産費用係数の一つくらいに考えていて、彼らの安定的な生活や地域社会への企業貢献などといったものを排除する法改正へと傾斜している。そして口先で「賃上げ要請」を経営者に懇願して回るという愚かさだ。なぜキチンとした政策で労働者の権利を強化する法整備をしないのだろうか。

 子育て政策と同時に、子育て世代が安心して生活できる安定的な雇用の場を政府は国民に確保すべきだ。「恒産なくして恒心なし」という言葉通りに、二十年前後も子育て負担をするには所帯主に安定した雇用の場が必要なのはいうまでもない。

 ここ二十年近く、日本の政治はひたすら安定雇用の場を破壊する方向で終始してきた。そしてグローバル化の総決算としてTPPで日本国内の雇用を徹底破壊しようとしている。グローバル化とは米国流ということでしかなく、世界的な趨勢でも何でもない。日本は日本独自の労使関係を取り戻して、国内産業基盤の強化策を政府は責任を持って推進すべきだが、残念ながら、安倍氏の周囲には新自由主義と市場原理主義の連中がとぐろを巻いていて、格差是正どころの話ではないようだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/385.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍晋三首相は、総選挙で共産党大躍進を促し、「自・共対決の再来=自・共2大政党時代」の幕を開いた(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/2cd53bcca49cc5ae09bd06a252e15dc5
2015年01月02日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆「自・共対決時代の再来」―先般、安倍晋三首相が断行した総選挙(2014年12月2日公示、14日投開票)の結果、これからの日本の政治が、「組織政党激突」「対立軸が鮮明」「無党派層の政治離れ」により、自民党と共産党2大政党時代に突入していることを浮かび上がらせた。安倍晋三首相が狙った「公明党切り捨て」「民主党絶滅」作戦は失敗し、共産党大躍進を勢いづけ、4月の統一地方選挙でも快進撃させる幕を開いた。

 米国の2大政党「共和党・民主党」と対比して、日本の自民党は、米共和党、民主党は米民主党に相当すると思われてきた。だが、自民党は、大学時代から社会主義に感化されていた大蔵官僚や厚生官僚らが理想としたスウェーデン、デンマーク流の高度福祉社会を目指す社会保障政策(国民皆保険、皆年金制度)を整備して行ったため、米国の「共和党・民主党」をミックスした政党となった。

 このため、現在の自民・公明連立与党と野党「民主党、維新の党、社民党、生活の党」との間の対立軸は、極めて不鮮明で、その境界線の色合いは、「中間色」的であり、むしろ「グル―ゾーン」といえる。はっきり言えば、公明党と野党「民主党、維新の党、社民党、生活の党」は、自民党の補完政党であり、そのすべては、自民党に吸収、消化されても何の不思議はないほどである。衆院小選挙区295議席(1選挙区1人限しか当選できない)と比例代表180議席に潜り込もうとするあまり、自民党公認から漏れた候補者が議席を獲得しようとして自民党と違う政党をつくっているにすぎないのである。

 従って、この日本に純正な2大政党政治が成立するとするなら「自民党と共産党」の2大政党ということになる。

◆共産党は1967年4月15日執行の東京都知事選挙の際、社会党とともに美濃部亮吉元東京教育大学教授(元毎日新聞論説委員)を推薦し、自民党・民社党推薦の松下正寿立教大学総長と公明党推薦の阿部憲一渋沢海運社長を破り当選させ、「革新都政」を実現した。東京都知事選挙で行われた「革新統一方式」は、一挙に全国に拡がった。

 自民党は1970年代、共産党が大躍進したことに恐怖し、美濃部都政の打倒に全力を上げた。あれから48年を経て、安倍晋三首相は、電撃的総選挙により、共産党を大躍進させるキッカケを与えて、保守勢力に再び大きな頭痛のタネを与えてしまった。

 しかし、これは自民党が主導してきた文教政策の効果が、皮肉にも共産党に大躍進のチャンスを与えるという結果に現れたともいえる。

 とにかく、自民党は1969年8月7日、大学の運営に関する臨時措置法(2001年)を制定して以来、全国各地大学の学生運動を抑え込み、併せて、政治に無関心な「ノンポリ学生」を増殖させた。初等中等教育(小中高校)の現場でも、「政治教育」が敬遠されたことから、子どものころから、政治的無関心層、無関係層が、生産され続けている。

◆一方、フリーメーソン・イルミナティが試みた「実験国家」であった共産主義国家「ソ連東欧諸国」が崩壊、失敗して以来、日本でも共産主義に対する警戒心が急速に薄れて行き、共産党を「暴力革命政党」として危険視する風潮が、後退した。この結果、近年では、とくに若い世代のなかで、共産党に入党する者が、増え続けている。

 この動きは、第2次安倍晋三政権が2014年12月26日に誕生して以来、非正規社員が増大し、所得格差が広がっている状況下で、「安定した仕事、生活できる給料」を求める若い世代の切実な要求に応えられない自民・公明連立与党や野党「民主党、維新の党、社民党、生活の党」への絶望感から、共産党支持に走る者を増やし続けている。若い世代には、共産党に対するアレルギーは、ほとんどないのである。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 行き過ぎた不平等を改めるには、累進課税しかない(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/25f665d666662a6e728545b8d0288de7
2015-01-02 07:59:56

 先進資本主義国の多くが、ますます不平等社会になってきました。アメリカの「1%vs99%」が典型的な例です。日本でも小泉・竹中コンビが1周遅れの新自由主義を強引に推し進めた結果、急激に格差が意識されるようになり、現在の安倍政権下ではその不平等が固定化され、世襲化されるほどにまで大きな問題になってきました。

 「21世紀の資本」という世界的に注目された大著を著わしたフランスの経済学者、トマ・ピケティさんは、「経済がグローバル化した現代にあっては、経済的な知識の民主化が欠かせない。不平等社会を克服しようとするなら、国境を越えた累進課税という公正な税制を導入すべきだ」と主張しています。

 「実現するのはむずかしい課題が多いけれど、解決にたどりつくには民間資産への累進課税を導入する以外にない」と断言しています。

 一口に言えば、金持ちの個人や設けている企業への累進課税を実現することだというのです。つまり、儲けているところから税を多く納入してもらい、恵まれない層に再配分する。これこそ、税の再配分機能をつかって、公正で安定した社会を構成する道だと指摘しています。

 このピケティさんの論は、朝日新聞の大野博人・論説主幹がインタビューして、元旦の紙面に掲載したものです。

 ピケティさんは、ノーベル経済学賞の有力候補にあげられるようになると思われますが、この人が主張するところは、現在の安倍政権が強力に進めようとしている法人税減税と全く逆です。安倍政権が進める法人税減税は、富める企業はますます富むようになる政策で、社会の不平等化を推し進める結果となります。

 こんな政権には一日も早く退陣していただかないと、日本はますます大変なことになります。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/387.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「アベノミクス」の未来を悲観する「経済専門家」座談会〈週刊新潮〉
「アベノミクス」の未来を悲観する「経済専門家」座談会〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150102-00010000-shincho-bus_all
「週刊新潮」2014年12月25日総選挙増大号


「道徳なき経済は犯罪である」。江戸時代の農政家・二宮尊徳の教えを安倍晋三総理はどう聞くか。日本の累積債務は1000兆円を突破し、財政再建を訴えるアベノミクスの効果も期待薄。経済危機の到来は不可避と警鐘を鳴らす気鋭の経済専門家たちの白熱議論――。

 ***

 総選挙は「景気回復、この道しかない。」と、財政政策「アベノミクス」を公約に掲げた自民党が圧勝した。第2次安倍内閣は再び国民の信任を得た格好だが、アベノミクスに悲観的な経済専門家たちの危機感は募る一方である。

 ***

小林慶一郎/慶応大学経済学部教授
 いま、日本はとても不思議な状態にあります。目の前に重大な問題が横たわっていて、政治家を始め多くの経済学者もそれに薄々気づいているか、或いはすでに知っているのに、誰も何も言おうとしません。私の言う「重大な問題」とは国が抱えた膨大な債務、つまり借金のことです。

 日本は1992年を境に国の歳入と歳出の額が逆転し、以来、赤字の状態が続いています。政府はその分、国債を発行して、金融機関や投資家からお金を集めて穴埋めしてきました。長期債務残高は過去22年間で積もりに積もって811兆円。地方の借入金などを合わせると、実に1O10兆円に達しています。

池田信夫/アゴラ研究所所長・経済学者
 金融機関が国債を買う原資は、国民から集めた預貯金などが中心です。現時点で個人金融資産は1624兆4123億円ですが、言い換えれば、すでにその3分の2が国債に化けてしまっている。国民1人当たりの平均預貯金額は1200万円と言われていますが、そのうちの800万円はいつの間にか国に貸し付けられているということに他なりません。

 しかも、累積発行額は増え続けています。計算では、残りの3分の1の預貯金で国債を買い支えられるのはあと10年、2024年頃まででしょう。一刻も早く国債の発行を止めるか、額を少なくできるよう国の体質を変えないと、日本人の預貯金はすべて国の借金と化し、その時には国債の買い手がいなくなって国家財政は破綻してしまう。事態は極めて深刻ですが、安倍総理は事の深刻さを全く理解していないか、敢えて頬かむりしているように見えます。

田代秀敏/RFSマネジメント・チーフエコノミスト
 まあ、理解していないのは国民も同じでしょう。勤勉な日本人が戦後70年をかけて積み上げてきた巨額の貯蓄を、政府が国債という形で吸い上げているというのが現在の構図ですよね。

 本当は日本人全員が「自分の借金である」と認識しなければいけない重大な話なんですが……。幾ら書籍や講演などで訴えても、ほとんどの人にはピンとこないようで、正直、困ったなあと思っているところです。

小幡績/慶応大学ビジネススクール准教授
 今の状態が続けば、日本の財政は必ず破綻します。しかし、危機に警鐘を鳴らしても、一向に破綻しないじゃないか」と、逆に“オオカミ少年”と非難されます。破綻してから警告しても意味がなく、まだ破綻していないから警告しているのです。「市場に兆候がない」とも言いますが、それが出てからでは間に合わない。屁理屈で反論されて、なかなか実態に基づいた議論にはなりにくいですね。

■消費税は50%以上が必要
小林 ではまず、現在の財政状況を確認するところから始めましょう。平成26年度の一般会計予算は95兆8823億円。歳入の内訳は税収がおよそ48兆9450億円で、それに印紙収入などを合わせてほぼ50兆円です。そして、予算額に足りない分の9割に相当する41兆2500億円を特例公債や建設国債などの公債金収入で賄っています。歳入の4割以上を借金で賄っているのですが、それには少子高齢化の進行や団塊の世代が年金受給者に切り替わりつつあるなど、幾つか理由が挙げられます。とにかく、税収が伸び悩む一方で、年金や医療などの社会保障費が増大しています。サラリーマンで例えるなら、転職したりアルバイトをして収入を増やすか、生活レベルを下げて支出を減らす必要がある。もちろん、これまでの借金も返済しなければなりません。

 さて、国の財政の健全性を測る指標に「政府債務残高対GDP(国内総生産)比」というものがあります。EUでは「明確な景気後退の局面と判断されない限り60%を超えてはいけない」とされています。ところが日本は約500兆円のGDPに対し、債務の割合は231・9%。欧州で下位のイタリアでさえ146・7%、アメリカやイギリス、フランスなどの主要国は軒並み11O%前後で推移しています。先進各国も財政は悪化の傾向にありますが、その中でも日本の不健全さは突出しているわけです。

田代 日本の懐具合は先進国で最悪ということですね。1010兆円の累積債務は年間税収の21倍に相当しますから、年収600万円の家庭に1億2600万円の借金があるのと同じこと。とてもじゃないけど返せません。財政の健全化は日本の喫緊の課題です。とにかく、政府は国民に「これだけの増税や歳出カットをすれば、これくらいの期間で返せます」と、きちんと説明する必要があると思います。

小林 日本の借金の元利払い額は年約25兆円。借金の増加に歯止めをかけるとしたら、最低でも毎年発行される40兆円以上の新規国債分に、この利子を加えた65兆円から70兆円くらいを捻り出さねばなりません。これを、年金支給額の減額や、健康保険の自己負担分を増やすなどの歳出カットを一切行わずに増税だけで工面するとします。すると、消費税率は現状に27%を上乗せして35%にする必要がある。1%の増税で約2兆3000億円の増収が見込めるので、収支改善の見通しが立ちます。

田代 私も消費税率の引き上げは不可避だと思います。ただ、小林先生の仰るような歳出カットをしないケースでは、税率は50%以上に上げなければとても間に合わないでしょう。ちなみに今春の3%引き上げによる増収は5兆円程度、1%当たりわずか1兆円でした。まさに、焼け石に水です。

小林 なるほど。確かに27%の上乗せでは足りないかもしれません。この数字は実質2%の経済成長率が達成されるという政府の見通しを前提にしたものです。しかし、今の成長率は約1・5%。これを前提にすると、田代さんの試算の通り、50%とか或いはそれ以上の高い税率になりますね。

■行き着く先は「ハイパーインフレ」
池田 う一ん、それこそ昭和30年代の高度成長期のように、年間10%近い高成長の時代が再び来ても難しそうです。現実的には、増税だけで債務を返済するのは難しいと思いますが。

小林 確かに机上では可能だとしても、消費税が35%になると、赤ん坊から高齢者まですべての日本人が払う税額は年間100万円以上に達します。それが30年も40年も続くことを考えれば、政治家にこんな大増税はできっこありません。

小幡 現実的に政治家がやるはずのない消費税の引き上げを議論しても意味がありません。今度の選挙でも、与野党すべてが10%への引き上げさえ先送りしたのですから。

小林 増税も歳出削減もダメとなると、いずれ国債の買い手はいなくなって価格は暴落、金利は上昇し始めます。これは兆円単位で国債を保有している金融機関の自己資本を大きく削ぐと同時に、利払い負担を一気に増大させます。となるとメガバンクはともかく、地方銀行や信金・信組の倒産が始まる。日銀はそれを防ぐために金融機関が売りに出した国債を無制限に買い入れるでしょうが、すると通貨が異常なほど大量に出回って……。私は、その行き着く先は「ハイパーインフレ」だと考えています。

 ハイパーインフレとは、物価が緩やかに上昇する通常のインフレとは異なり、例えば1年ほどの短期間に物価が2倍や3倍に値上がりするインフレのことを言います。物価が2倍になればインフレ率は100%、10倍になったら900%です。

池田 ハイパーインフレには、国民生活を奈落の底に突き落とすような桁違いのインパクトがあります。日本は1945年の終戦直後に一度だけ経験していて、一時は400%を記録したといいます。物価は5倍に跳ね上がったわけですね。

田代 苦労して貯めた預貯金が、一瞬にして紙屑です。私はハイパーインフレの到来には2つのタイミングがあると思っています。一つは、新聞に「円安倒産」という見出しが連日躍るほど過度に円安が進んだ時。もう一つは、資産を海外に移す人が大挙して出てきたり、高齢者が預金を取り崩し始めた時です。いずれの場合も金融機関が破綻を防ぐために、自己資本を確保しようと国債を売り出し、その動きは誰にも止められません。

小幡 僕はハイパーインフレにはならないと思っています。その前に国債市場が破綻して、日本経済は一気に不況に突入していく。インフレになる暇もなく、実質的な財政破綻から不況に陥るからです。現状では国債市場は日銀の買い支えがすべてなので、日銀が買い支える量を減らした瞬間が破綻の始まりとなる。そして、いずれは日銀は買い入れを縮小しますから、破綻は必ず起きるのです。

小林 今後も、日本では年金や貯蓄で生活する65歳以上の非労働人口が増えていきますから、個人金融資産の目減りは加速するでしょう。ですから、将来的には政府も金融機関も、合計約250兆円の海外資産に手を付けて国債購入に充てざるを得なくなると思います。

池田 国内のみならず、海外の資産も失ってしまう……。ところで、外国との様々な取り引きにおける損得を示すものが経常収支ですが、日本は今、海外証券などの売却が好調なので、辛うじて黒字をキープしています。しかし、貿易収支は2011年から赤字が続いており、赤字は膨らむ一方。財政赤字を埋める、経常収支が赤字になるとピンチです。

小林 国内外の金融資産の低減と相まって、いよいよ国債を買う資金が枯渇してきます。それを知れば、外国人投資家は日本の財政危機を感じて、保有する84兆円の国債を売りに出すでしょう。国債価格は暴落して、金利は急上昇。当然、日銀は買い支えますが、その時には日本の金融機関も売りに走っている。日銀は811兆円すべての国債を買い入れるところまで追い込まれるかもしれず、行き着く先はやはりハイパーインフレしかありません。

 すべての国債を日銀が引き受けた場合、現時点で流通している約260兆円の3倍から4倍もの通貨が出回ることになり、その価値は3分の1や4分の1に下落します。ただ、インフレ率は通貨の流通量だけで決まるわけではないので、場合によっては1000%ものハイパーインフレに見舞われる可能性だってあるんです。そうなれば、国民1人あたり1000万円という資産が吹っ飛びますよ。

■3000万円の預金も10分の1に
田代 これ以後の考え得る政策は2つです。ハイパーインフレは預金封鎖などで貨幣の供給量を減らせば防げます。が、同時に急激な金利上昇で金融機関は経営が行き詰まり、融資が滞ったり、貸し剥がしも始まって倒産する企業が続出します。インフレ自体は収まるので物価は安定しますが、町には失業者が溢れる大不況に突入するのです。

 逆に、金融機関の破綻を防ぐには金融を更に緩和してハイパーインフレを放置すればいい。もちろん、経済は混乱を極めます。まさに、進むも地獄、退くも地獄。しかも、この時の国債金利はゼロとかマイナスになっている可能性が高い。これでは買い手はつきませんから、結局、日銀がすべてを引き受けることになります。

小林 もう一つ大きな問題があります。実はハイパーインフレになると、借金がある人は得をするんです。インフレ率が900%に達すると、物価は10倍になります。相対的に通貨の価値が10分の1に下がるので、借金の額も10分の1に減る。仮に3000万円の住宅ローンがある場合は、300万円に圧縮され、反対に3000万円の預貯金は実質300万円の価値になってしまう。無計画に借金を重ねてきた人が優遇され、堅実な生活をしていた人は過酷な仕打ちを受けることになる。債権者からお金を取り上げて債務者に与えるようなもので、殺伐とした世の中になるでしょう。

 ただし、先の住宅ローンの話には条件があって、返済が楽になるのは固定金利で契約していた場合に限られる。先ほど田代さんが指摘されたように、ハイパーインフレの下では国債金利はゼロかマイナスになっていると思います。一方で、金融機関はインフレ率が上がるほど債権が圧縮されて損をします。そのため、貸し出し金利はインフレ率を上乗せした非常に高い利率に設定しているはず。つまり、変動金利で契約していた場合は数十倍から100倍もの金利に跳ね上がる。家を手放すだけでなく、自己破産する人も出るでしょう。

小幡 繰り返しになりますが、僕はインフレになったとしても、ハイパーインフレには発展しないと考えています。その時間的余裕もなく、不況が来ますから、その時点で経済は凍り付くと思います。国債も発行できず日銀も動けず、“敗戦処理”になる。円安が進み、国債が暴落し、株安にもなる、いわゆるトリプル安が起こります。輸入品の価格が急騰し、ボーナスは削られる。ひどい不況になりますが、もはや財政も金融も出動などできませんよ。

池田 私も小幡さんと同じような考えです。ハイパーインフレヘの道筋は、可能性としてはあると思います。でも、戦後は先進国で一度も起きていません。日本では例外的に終戦直後に起こりましたが、それは敗戦で物資の供給ができなくなるという特殊な状況に陥ったから。今の日本とは事情が大きく異なります。

田代 ただ、海外の格付け機関が日本に厳しい視線を向けていることは確かです。

 米国のムーディーズは12月1日に日本国債の格付けを1段階引き下げて、中国や韓国より下の「シングルA」としました。日本国債の担当者が総選挙向け党首討論会を見て、「日本には財政再建の意欲が乏しい」と判断したからだと言われています。

 この先、海外の投資家たちが「日本政府は財政再建に取り組まないし、日銀には独立性を保とうという緊張感が欠けている」などと判断したら、格付けは更に下がります。その時、世界の信用を失った国債など、日銀以外に買うところはなくなっているかもしれません。その先はやっぱり……。

■安倍総理は財政健全化をしない
小林 皆さん、とにかく日本が財政再建を進めなければならないという点では一致していますね。消費税が30%を超えるのはかなり衝撃的なことです。でも、食材など生活必需品の値段が日に日に5倍とか10倍に値上がりしたり、預貯金が一気に消し飛んでしまうハイパーインフレに比べればよっぽどマシだと思うんです、物価が10倍になるということは、消費税率が1000%になるのと同じことなんですから。

小幡 でも、増税を先送りにした安倍総理が財政健全化に取り組むつもりなど1ミリもないことは、皆が理解しているところでしょう。2017年の10%の約束も反故にすると、本当の危機の始まりになります。国債が暴落し、日銀が買い支えても、むしろ信任がなくなり、円も国債もさらに暴落する最悪のシナリオです。

池田 政治に財政再建をする気がない以上、小林先生の言うハイパーインフレや、来たるべき大不況の到来に備えなくてはなりません。私が考える対処法は2つあります。一つは金融抑圧という、第二次大戦後のイギリスで取られた方法です。1945年のイギリスは対GDP比で250%もの負債を抱えていました。そこで国は金利を3%程度に固定して、10%から20%のインフレを3〜4年続けたのです。通貨の価値は17%下がったので、債務はどんどん圧縮されました。

田代 もう一つは、どんなものなんでしょう?

池田 ズバリ、“徳政令”です。2011年にギリシャが国家破綻の危機に直面した時、ギリシャ国債を保有していた欧州各国の金融機関は債権の50%を自主的に放棄しました。これに倣うんです。例えばメガバンクは3割、地銀は2割、信金・信組は1割というように、一律に放棄する割合を決めて実施する。金融機関だけが大きな負担を押し付けられる強引な手法ではありますが、銀行はこれまで国債を買うだけで巨額の利益を得ていたのですから、それを吐き出すと思えば諦めもつくでしょう。

小林 日本では90年代に山一證券や日本長期信用銀行、北海道拓殖銀行などがバタバタと潰れました。誰もが「絶対に起きない」と考えていた大手金融機関の倒産が現実になったのです。これからは、財政破綻もハイパーインフレも「あり得ない」と安易に片付けることなく、あらゆる視点から対応を検討しておく必要があるということですね。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 代々木公園で行われた「国連・人権勧告の実現を!−すべての人に尊厳と人権を−」に留学同のトンムたちと日本の学生たちが参加!
「78年、自ら進んで「在日朝鮮留学生同盟」の門を叩いたのだが、朝鮮総連や朝鮮労働党がいかにマルクス・レーニン主義の原則から逸脱しているかは諸文献を通じて理解していたし、主体思想(チュチェ・ササン)なるペテンと金日成主義という「左翼小児病」の権化には警戒してもしすぎることはない──と自分に言い間かせた上での加盟であった。

(投稿者注 ここでパギやんは、「留学同」に参加しても北朝鮮に洗脳されないぞと自分を戒めています。)

若く傲慢な私は、今度は「共産主義者」という自分の思想的立場を明らかにしないで、留学同の盟員となった。大学内で「朝鮮文化研究会」を作って、さっそく同胞学生の結集を図った。神戸大、関学、神戸学院大など、留学同拠点大学の同努(トンム)たちの友情と支援に支えられて、私は朝鮮語や歴史、南北分断の現実や日本での民族差別の実態など、懸命に学習した。見る物聞く物、すべてが新鮮で感動的だった。なによりも「朝鮮人」であることを誇る先輩トンムの堂々とした姿や、女性トンム達の屈託のない笑顔と会話、溌刺とした文化活動、朝鮮大学校での熱気溢れる全国合宿等、私は「民族」に触れ、蒙を啓かれた。

自分が否定的にしか捉えてなかった「朝鮮」が目の前で光り輝き、祖父母や父母の「生」の根幹に触れる思いを何度しただろうか。日本社会の同化と排に素晴らしい文化と組織を守り発展させてきたのだ!──幾度となく感涙に咽ぴ、そのたぴに、朝鮮から迷げていた己の浅はかさを思い知らされた。

  我が青春の「留学同」は、しかし、「偉大な首領様」を賛美し、「祖同統一」の悲願達成のための「民主基地」と社会主義を守り、朝鮮革命の闘士を育てる役割も担っていた。私たちは、己の民族的主体性の確立が革命の主体になる、マルクス主義唯物論は革命における人間の役割を明らかにできなかった、主体思想は人類史最高の哲学であり民衆解放の思想である、と教えられた。一にも二にも「主体性」の確立だ、真理の基準は実践にある……デューイやジェームスも驚く「プラグマティズム」、はたまた、池田大作ですら恐れおののいたであろう「人間革命」が私の眼前で語られ、段々と心酔していくトンム達の姿があった・・・」(パギやんこと趙博氏)


何でいつもデモにはプンムルが流れるのか?

分かりましたか?皆さん。

留学同や朝鮮文化研究会の方々が朝日、毎日、NHK、TBS等就職されているとしたらどうでしょう?

日本の将来が心配になりませんか?
(参考リンク→https://www.youtube.com/watch?v=0k7Dsx1BWGg


☆彡

■留学同(在日本朝鮮留学生同盟)さんが写真4枚を追加しました。
https://www.facebook.com/permalink.php?id=238365172956484&story_fbid=441852982607701

代々木公園で行われた「国連・人権勧告の実現を!−すべての人に尊厳と人権を−」に留学同のトンムたちと日本の学生たちが参加しました!!
デモではプンムル隊をしました!!


■9月28日(日)、東京・芝公園集会広場において「国連・人権勧告の実現を!―すべての人に尊厳と人権を―」集会と
デモが行われました。

 今年7月、国連の自由権規約委員会で日本審査があり、死刑制度・秘密保護法・ヘイトスピーチ・日本軍「慰安婦」などについて、
19項目に及ぶ評価・勧告が出されました。また8月には人種差別撤廃委員会の審査があり、30項目にわたり懸念・勧告が表明されました。

 集会では特別報告として、弁護士の海渡雄一さんと師岡康子さんからお話がありました。師岡さんは「日本政府は、前回の2010年に
出された勧告を無視して何もやってない。恥ずかしいことだ。ヘイトスピーチは、マイノリティに対する差別であり、表現規制だけやればいいのではない。
現状調査をやるようにと3回も勧告されているのにやってない。差別が違法になってないことに対し、包括的な差別禁止法をつくるよう勧告を受けた。
日本社会が変わるべきだ」と話しました。

 日本は国際社会から「人権後進国」とみられています。アムネスティの寺中誠さんは「日本は、人権をどう守るかというような政策をつくらない。
国際社会から目をそむけ、耳もふさいでいる。国際社会の常識は我々の側にある。被害者のための法律をつくらせよう」と話しました。

 テーマ別アピールでは、「慰安婦」問題、原発事故被害当事者より、移住労働者問題、婚外子差別問題、朝鮮学校無償化問題、沖縄問題、
障害者差別禁止について話されました。

 移住労働者と連帯する全国ネットワークの大曲さんは、外国人技能実習制度について「労働搾取、奴隷労働だという勧告が出ている。
勧告に従い、制度を廃止すべきだ」と訴えました。朝鮮学校無償化問題については、朝鮮大学校の学生から、毎週金曜日におこなってきた
文部科学省に対する要請行動をばねに、7月国連で訴えをおこなったと報告がありました。

 参加者は約400名。集会の後、プンムル隊を先頭に「日本政府は国連・人権勧告を守れ!」と訴え、デモ行進をおこないました。(尾澤邦子)

レイバーネット 2014 9 28 (リンク先に画像あり)
http://www.labornetjp.org/news/2014/0928shasin


☆彡
「反差別」元代表を再逮捕
在特会会員を脅迫の疑い
http://www.saga-s.co.jp/sp/news/national/10203/70786

大阪府警警備部は4日、在日特権を許さない市民の会(在特会)メンバーを脅したとして、脅迫の疑いで、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の反対活動をしていた団体の元代表林啓一容疑者(52)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。

 逮捕容疑は昨年8月22日、大阪市内で集会をしていた在特会の男性(42)を「次、鶴橋でやったらただじゃすまんぞ。この世におれんようになるぞ」と脅した疑い。
 同年9月5日には、自身のホームページに男性の名前を明示して「鶴橋で次にヘイトかましたら、ただじゃすまんぞ」と投稿し、閲覧した男性を脅した疑いも持たれている。

 警備部によると「注意や忠告はしたが、脅迫した事実はない」と容疑を否認している。

 林容疑者は凜七星の名で活動、昨年5月に解散した「友だち守る団」の代表として、差別的な街宣活動が行われる場所に行き、非難の言葉を浴びせるなどしていた。


■Commented by amenbou at 2012-02-09 00:21
寛子さん(ツイッター友達)のお店に入ると見知ったお顔が賑やかに飲んでおられる。FB友達の新居先生(元部落解放大阪府民共闘議長)と、ミュージシャンのパギやんこと趙博さんだ。他に毎日新聞の平川記者と林記者と名刺交換。待ち合わせの関西テレビの杉本さんも合流し賑やかな宴だった。
・・・


■【東京新聞】戦争なんてばかなこと 孤児の「パパ」差別や貧困憂う 「武器輸出をすれば『死の商人』になる。現実に何が起きるか今の政治家は知らない」
2015年01月01日 10:46
http://alfalfalfa.com/archives/7726027.html

■長崎県対馬市にある海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で数日前から行方不明の朝鮮人観光客の遺体 スパイ目的で侵入か
http://alfalfalfa.com/archives/7724715.html


<参考リンク>
毎日新聞平川記者と林記者は絶対書けない?趙博が暴露した北朝鮮スパイ包摂工作 こうして「活動家」は作られる
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/289.html
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/389.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍が「新しい国」づくり宣言〜アブナイ超保守改革(=革命)の断行を阻止すべし(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/22696301/
2015-01-02 08:39

 これは、昨日の『戦後70年を迎える年に〜日本のあり方を考えたい&安倍の考えを国民で否定したいhttp://mewrun7.exblog.jp/22694043/』に関連する記事になるのだけど・・・。

 今上天皇は年頭に、戦後70年を迎えるに当たって、「多くの死者を出した戦争の歴史を十分に学んで、日本のあり方を考えていくことが極めて大切なことだ」との感想を発表されたのだが・・・。

  安倍首相は、1日に発表した年頭所感の中で、戦後70年の節目に「新たな国づくりへの力強いスタートを切る」として、日本のあり方を変革することを宣言した。(ーー゛)

* * * * *

 年頭所感の全文は、*1に記すが・・・。mewの目を特に引いたのは、「戦後以来の大改革&改革断行の一年」「新たな国づくりへのスタート」「なせば成る」という言葉だった。(・・)

 首相は、この2年「経済の再生をはじめ、東日本大震災からの復興、教育の再生、社会保障改革、外交・安全保障の立て直しなど、各般の重要課題に全力で当たって来た」が、先の総選挙で国民から支援を得たことをアピール。

「いずれも戦後以来の大改革であり、困難な道のりです。しかし、信任という大きな力を得て、今年は、さらに大胆に、さらにスピード感を持って、改革を推し進める。日本の将来を見据えた『改革断行の一年』にしたい、と考えております」との決意を述べた。

 また、アベノミクスを進化させ、今年も経済最優先で政権運営にあたり、全国に景気回復を届けることを強調。さらに、以下のような考えをあらわした。

「今年は、戦後70年の節目であります。
 日本は、先の大戦の深い反省のもとに、戦後、自由で民主的な国家として、ひたすら平和国家としての道を歩み、世界の平和と繁栄に貢献してまいりました。その来し方を振り返りながら、次なる80年、90年、さらには100年に向けて、日本が、どういう国を目指し、世界にどのような貢献をしていくのか。
 私たちが目指す国の姿を、この機会に、世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る。そんな一年にしたいと考えています。」

 その後、東京五輪で金メダルをとった日本女子バレーチームの大松監督の「なせば成る」という言葉を持ち出して来て、「先人たちが戦後の焼け野原から高度経済成長を成し遂げ、日本を世界に冠たる国にした」「当時の日本人に出来て、今の日本人に出来ない訳はない」と。
 そして、「国民の皆様とともに、日本を、再び、世界の中心で輝く国としていく。その決意を、新年にあたって新たにしております」と結んだ。(-"-)

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 

 まず、しつこく書くが、安倍首相&超保守仲間たちの最大の目標は、1・日本の戦後体制(憲法、教育、国や社会のあり方)を壊して、改めて戦前に近い体制を築くこと、2・富国強兵を進めて、日本を経済的、軍事的にアジア、世界でTOPの国(=世界の中心で輝く国)にすることであって。
 それが安倍首相らのいう「私たちが目指す国の姿」だと言っていい。(~_~;)

 アベノミクスなどの経済政策も、日本がまた経済的に世界のTOPクラスになるため&軍事強化の財源作りのため、つまりは富国強兵策の一貫なのである。(発想としては、国益が第一。国民の生活は副次的&二の次。(~_~;))

 また、今年、日本は、戦後70年を迎えるのであるが・・・。

 私たち国民の多くは、実際、首相も記していたように「先の大戦の深い反省のもとに、戦後、自由で民主的な国家として、ひたすら平和国家としての道を歩み、世界の平和と繁栄に貢献して来た」と思うし。
 もし安倍首相がそのことを評価しているなら、80年後も100年後も、戦後憲法に基づいて、そのまま自由民主主義&平和主義を貫いて行けばいいわけで。別に新たな国づくりなどのスタートを切らなくてもいいはずなのだ。(**)

 ところが、安倍首相はわざわざ『私たちが目指す国の姿を、この機会に、世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る』と明言しているわけで。
 これは、首相らが今年から、憲法改正、安保軍事強化、教育改変など、自分たちの超保守思想に基づく国づくりを推し進めることを宣言したと見ていい。(ーー)

<しかも、『自民党の谷垣禎一幹事長は1日付の年頭所感で「戦後70年に当たり、切れ目のない安全保障法制の整備と憲法改正実現に向けた議論を国民の理解を得ながら進める」と表明』してるし〜。(>_<)>

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 mewは、日本の国民の多くは、「日本の国のあり方」に関する考え方やイメージが、安倍首相らとはかなり異なるのではないかと考えているのだけど。
<日本の戦後体制を壊して、戦前に近い体制に戻したいなんて考えている日本国民は、ごく少数しかいないと思う。>

 でも、彼らは、自分たちの考えをきちんと国民に説明せず。自分たち独自の(mewから見れば異端な)思想に基づいて、勝手に「私たちの目指す国の姿」を設定し、その実現に意欲を示しているのである。(-"-)

 しかも、面白いことに彼らは、時計の針を戻して、改めて戦前に近い体制を築くことを「改革」や「再生」とか「新しい国づくり」などと呼ぶわけで。
 国民の多くは、その言葉の響きにごまかされ、よく理解できないままに放置してしまっている部分があるように思われる。(>_<)

<ちなみに、安倍首相は、前政権で「美しい国づくり」「戦後レジームからの脱却」というスローガンを掲げていたのだけど。(今でも安倍氏のHPのトップには「美しい国、日本」、基本政策には「戦後〜」の言葉が。)前政権で支持を得られなかったので、今政権ではその言葉は封印して、「新しい国づくり」「改革」という言葉を使うようにしているのよね。^^;>

* * * * *

 この件は、以前も何回か書いたことがあるのだが・・・。
 mewは、安倍首相らは、「改革を断行する」というよりむしろ「革命を起こす」「体制を変革する」ようなつもりでいるのではないかと考えている。(・・)

『安倍首相&仲間たちの夢は、つまるところ、今の日本にある種の「革命」を起こして、日本の戦後体制を破壊&変革し、戦前のような国家&社会の体制に戻してしまうことなのである。(-"-)

・・・安倍首相らは、オモテ向きには、合法的&民主的な政策転換を行なうような形で、実際にはその政治的権力を利用して、日本の戦後、貫き通して来た平和主義の理念や、それに基づく原則や政策を全てブチ壊して、日本の戦後史を大きく変容させる「革命」を行なおうとしているのだ。(`´)』(『安倍が日本の「革命」をもくろみ、安保戦略を作成+本田の夢&WC組み合わせhttp://mewrun7.exblog.jp/21448839』より)

 そう言えば、安倍首相は昨年12月24日に、第三次安倍内閣を発足させた際の会見で、憲法改正について、「憲法改正、これは歴史的なチャレンジと言ってもいいと思います。しかし、それはそう簡単なことではありません」と語っていたのだが・・・。
 この「歴史的なチャンレンジ」という言葉からも、彼らが「革命」「体制変革」に近い発想を持っていることがわかるだろう。(-_-;)

<超保守派の多くは、幕藩体制を倒し、王政復古を果たした明治維新に憧れているのであるが。彼らはたぶん、今度は、自分たちが戦後の占領体制を打破して、王政復古に近い形の平成維新を成し遂げたいと夢見ているのよね。^^;>

* * * * *

 そして、安倍首相が、今回の所感で大松監督の「なせば成る」という言葉を持ち出したのも、たとえ批判を受けることがあっても、信念を持って困難に立ち向かい、憲法改正をはじめ富国強兵&革命を成し遂げるのだと。その決意を年頭に示したかったのではないかと察する。(~_~;)

<大松監督は当時、チームを強化するに当たって、国内外から過度なスパルタ指導やハードな練習などを問題視されながらも(海外からは「虐待」との批判も)、信念を通して指導に当たり、日本女子に金メダルをもたらすことに。結果を出したことで、その指導を評価する声が増え、1回だけ参院議員に選出されたことがある。^^;(時代背景が異なるとはいえ、決して好ましい指導法ではないとは思うけど。ただし、選手たちの多くとは信頼関係があったようだ。)>

 残念ながら、日本のメディア(特にTV)は、なかなか安倍首相らの戦前志向の超保守思想や、彼らの目指す国家の姿や、彼らの国政運営の方針に関して、一般国民にわかりやすく説明することはないため、いまだに多くの国民は、安倍首相らの真の目標や思惑(たくらみ?)に気づかないままでいるような感じがあるのだが・・・。
 
 今、日本はまさに重大な岐路にあるだけに、ひとりでも多くの国民に、戦後70年を迎えるのを機に「日本の国のあり方」に関心を持って、真剣に考えて欲しいと、切に願っているmewなのだった。(@@)

<政治ブログ界では、平和志向派は超少数派だけど。でも、mewも、批判を怖れずに、信念を持って、平和主義をアピールし続けるし。安倍&超保守派の批判を展開し続けちゃうもんね。(^ー^)naseba naru!?>


                       THANKS



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/390.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 紅白におけるサザンの手の込んだオチョクリは痛快。それをテロップまで流して中継したNHKのスタッフにもエールを送りたい。
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-efd5.html
2015年1月 2日 くろねこの短語


 お笑い芸人の遊び場と化した地上波のTVに辟易して、BSシバャパンの『孤独のグルメ Season3』全話放映でお茶を濁した元旦、都心ではなにやら雪が舞ったとか。くろねこの地元である東京の右半分では深々と冷えるだけで、少しでも雪がチラついてくれれば雪見酒と洒落たものを・・・。


 ところで、紅白観ながら年越しなんてことは遠い昔におさらばしたんだけど、年明け早々から紅白でのサザンのパフォーマンスが話題になっとります。『ピースとハイライト』の歌詞が政権批判そのものだってことなんだけど、これってNHKもよくテロップまで流して中継したもんだ。サザンがどうこうというより、中継スタッフの心意気に拍手を送りたくなる。なんてったって、レレレのシンゾーが送り込んだ「草」が会長ですからね。これがメインのNHKホールだったらおそらく規制されてたんじゃなかろうか。


 サザンがどこまでガチでレジスタンスしようとしたかはわからないけど、ライブのステージにレレレのシンゾーを呼んでデュエットしちゃうようなフォーク・シンガーもどきに比べりゃ数段上等です。そういえば、ロック・シンガーもどきの長渕なんかもカッコつけるだけでロック魂のカケラもありませんでしたね。って、これは個人の感想です。


 それはともかく、アーティストと称する人間ならば、表現行為の中で自らの立ち位置をしっかりと表明するってのは当たり前のことだと思うんだけど、日本ではどうも馴染まないんだよね。晩年の菅原文太のようにハッキリと政治的発言する役者なんて、これは奇跡みたいなもんです。そうした中で、今回のサザンの手の込んだオチョクリってのは痛快ですね。その真意はどうあれ、そこは大いに評価しなくてはいかでしょう。


 というわけて、『ピースとハイライト』の歌詞を紹介して、今日のところはお後がよろしいようで。


ピースとハイライト
作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐


何気なく観たニュースで
お隣の人が怒ってた
今までどんなに対話(はな)しても...
それぞれの主張は変わらない
教科書は現代史を
やる前に時間切れ
そこが一番知りたいのに
何でそうなっちゃうの?
希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
未来に平和の花咲くまでは…憂鬱(Blue)
絵空事かな?お伽噺かな?
互いの幸せ願うことなど
歴史を照らし合わせて
助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても
心開かない
都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)
20世紀で懲りたはずでしょう?
燻る火種が燃え上がるだけ
色んな事情があるけどさ
知ろうよ 互いのイイところ!!
希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
悲しい過去も 愚かな行為も
人間(ひと)は何故に忘れてしまう?
愛することを躊躇(ためら)わないで




http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/391.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「不要ダム建設」が安倍政権のもとで続々復活中(日刊SPA!)
「不要ダム建設」が安倍政権のもとで続々復活中
http://nikkan-spa.jp/769247
2015.01.02 日刊SPA!


計画から40〜50年たつのにまだ完成していない“亡霊”のようなダム建設計画。眠っていたそれらの計画が「アベノミクス」の名のもとに復活、急激に推し進められている!!


◆建設停止のムダなダムが「アベノミクス」のもとで復活する!!



石木ダム(長崎県川棚町)


 長崎県川棚町川原地区。小川沿いに住宅がポツポツと並ぶ風光明媚な土地には、約半世紀にわたって「石木ダム」建設計画がくすぶる。11月下旬、“強制収用”告知の看板が、まだ人の住む4世帯の人家の前に人知れず設置された。現地住民は長年にわたる抵抗で、本体工事を押しとどめてきた。だが安倍政権発足後、事業者である県や受益者である佐世保市の強硬姿勢が目立つようになった。佐世保市で石木ダム建設反対の住民運動に関わる松本美智恵さんは、同市長宛ての公文書のコピーを示しながらこう説明する。


「佐世保市は九州防衛局に依頼して、石木ダムが米海軍や海上自衛隊の水供給に『大きく寄与するものと認識しその推進について望んでいる』という文書を出してもらっているんです」


 ところが、その理由すらも怪しい。「軍艦には淡水化装置がありますし、’94年の大渇水のときも米軍は自前で基地の水を確保しています」(松本さん)


 石木ダムの建設目的は利水と治水だ。佐世保市は慢性的な水不足を訴えているが、水道供給実績は右肩下がり(グラフ参照)。洪水対策にしても、ダム建設予定地は川棚川水系の1割ほどの流量しかなく、大した効果は見込めない。



 それにもかかわらず、県の姿勢はますます強硬になる一方。県は地権者など23人を「工事を妨害した」として裁判に訴えた。いわゆる“スラップ(恫喝)訴訟”だ。


 安倍首相のお膝元、山口県岩国市でもダム建設が急加速している。10月17日、平瀬ダム工事の安全祈願祭が行われ、本体工事が始まった。近年、このダム建設に予算はついても動きはほとんどなかった。現地のアウトドアガイド・吉村健次さんは、「ダムの治水効果が見込めない」からだという。



平瀬ダム(山口県岩国市)


「大雨が降ればダムは満水になって放水しますから、洪水回避の効果はありません。一方、錦川水系の森林の保水力は平瀬ダムの23倍といわれています。放置された針葉樹林を手入れすれば十分です。長らくダム建設は先延ばしになっていたのですが、安倍政権になって急展開しました。当初計画では350億円だった予算が現在では740億円になり、ダム建設が加速。この錦川は“西日本一の清流”と呼ばれるほど水の澄んだ川。下流の錦帯橋も岩国市の大きな観光資源です。水が汚されると、その価値は激減するでしょう」


●石木ダム(長崎県川棚町)
計画/’62年 事業費/285億円
長崎県川棚町石木ダム建設予定地。まだ人が住む家と土地(右上)を強制収用します、という「お知らせ」の看板(左手)が突如現れた。「私たちを分断しようとしているんでしょう」(地元住民)


●平瀬ダム(山口県岩国市)
計画/’68年 事業費/740億円
本体工事が着工された平瀬ダム(山口県)。「1級河川清流日本一になった尻別川(北海道)よりきれい」といわれる錦川のファンは全国に数多く、ダムができれば観光業にも大ダメージ必至だ


取材・文・撮影/足立力也 図/futomoji


              ◇


「不要ダム建設」が安倍政権のもとで続々復活中【後編】
http://nikkan-spa.jp/769248
2015.01.02


計画から40〜50年たつのにまだ完成していない“亡霊”のようなダム建設計画。眠っていたそれらの計画が「アベノミクス」の名のもとに復活、急激に推し進められている!!


◆ダム建設の補償金は1人あたり1000円



最上小国川ダム(山形県最上町)


 年間3万人もの鮎釣り客で賑う最上小国川(山形県)にダム建設計画が持ち上がったのは、20年以上も前のこと。建設予定の“穴あきダム”は「環境に影響ない」と県は主張する。それに対して、草島進一・山形県議(緑の党)は「あまりに非科学的。同じ穴あき式の益田川ダム(島根県)でも大量のヘドロが確認されています」と反論。「そもそもここに大勢の人が全国から集まるのは、“ダムがない清流”だから。その最大の理由を潰せば地域産業は衰退してしまいます」と憤りを隠さない。


 主目的である洪水対策も、「堤防で守られた内側で水があふれる都市部の“内水氾濫”が問題であって、川があふれる“越流氾濫”ではないので、ダムでの治水は効果がありません」(草島氏)。


 近畿大学の研究によれば、鮎による流域への経済効果は年間22億円。ダムができれば年10億円もの損失になると計算されている。地元漁協に払われる予定の補償金は113万円。組合員数は約1100人なので、1人あたり1000円ほどにしかならない。



最上小国川には、全国から鮎釣り客が訪れる。「ダムがない川というのは“ブランド”なんですよ。それを自らぶっ壊すなんて、いったい何を考えているのか」(草島氏)


 民主党政権が誕生した’09年、政府は「コンクリートから人へ」のかけ声のもと、大型公共事業を再評価する姿勢を見せた。だが、すぐに変節する。象徴的なのが八ッ場ダムのケースだ。公約で中止を掲げるも、’11年に当時の前田国交相は建設再開を表明。安倍政権に代わった’13年度の予算では約87億5000万円の予算が付き、ついに’15年1月から基礎掘削工事が始まる予定だ。



八ッ場ダム(群馬県長野原町)


 水源開発問題全国連絡会・共同代表の嶋津暉之さんはこう語る。


「八ッ場ダムの目的は利水と治水ですが、どちらも机上の計算。水道の供給実績は右肩下がりだし、関東圏の洪水も現在は“内水氾濫”です。無意味な事業に、付帯工事も合わせて六千数百億円ものお金がつぎ込まれようとしています。有識者会議を設置したのにメンバーからはダム懐疑派が排除され、会議も非公開。環境への配慮と住民の意見の反映という、’97年に改正された河川法の原則が全く無視されてしまったのです」


 それが安倍政権になってエスカレート。前出の草島氏はその強硬姿勢についてこう解説する。


「安倍政権の目玉のひとつ、“国土強靭化”路線は、これまで以上に都市や土建経済中心。そのツケは全部地方に回ってきます。これが、アベノミクス第三の矢の要ともいわれる“地方創生”の正体です」


●最上小国川ダム(山形県最上町)
計画/’91年 事業費/126億円
ダムがない最上小国川(山形県)は行楽客や釣り客にとって“ブランド”。現在、転流工(ダム本体工事のための川のバイパス)工事が進む。明治天皇にも献上された“松原鮎”も楽しめなくなるのか


●八ッ場ダム(群馬県長野原町)
計画/’52年 事業費/4600億円
旧川原湯温泉駅前から、民主党政権時に建設途中で中断された湖面1号橋を望む。八ッ場ダム(群馬県)ができればここも水底に沈むため、今年10月、新しい場所に駅が移転された


取材・文・撮影/足立力也



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/392.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 昨日のNHKから元旦の全面広告(「平和の鐘が鳴る」)。もちろん、準備が必要なわけで、サザンの凄みを感じた。











http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/393.html
記事 [政治・選挙・NHK177] 政治改革の鬼っ子? ── 安倍首相の政治戦略 高安健将・成蹊大学法学部教授(THE PAGE)
[写真]安倍首相。第二次政権の安倍首相は第一次政権時と比べて明らかにケンカ上手になった、という。(ロイター/アフロ)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141230-00000017-wordleaf-pol
THE PAGE 1月2日(金)9時0分配信


 第二次政権の安倍首相は第一次政権時と比べて明らかにケンカ上手になった。首相あるいはその周辺が過去の政治からよく学んでいることがうかがえる。

 今日の日本政治の基底をなすのは1994年の政治改革である。政治改革は、非自民非共産の8党会派からなる細川連立政権のもとで、(1)衆議院の選挙制度を中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に変更する選挙制度改革、(2)政治家個人への企業・団体献金の制限と献金の透明化を図る政治資金改革、そして(3)税によって賄われる政党交付金制度の整備、を内容としている。政治改革により、政治家個人ではなく政党中心の政治、利益誘導ではなく政策中心の政治の実現が目指された。

 政治改革後の政治にはいくつかの特徴がみられる。その例を挙げるとすれば、第1には政権が有権者からの付託を受けるうえで衆院選の重要性が大きく高まったこと、第2には党首が政治の前面に登場するようになったこと、第3には政治のテーマ設定が重要になったこと、第4にメディアを味方につけ離反させないことが重要になったこと、第5に世論の支持が高ければ党内は抑え込める可能性が特に自民党では高まったこと、などということになろう。安倍・自民党もまたこうした変化に対応してきた。2014年の解散・総選挙は、こうした学習を経た安倍政治の特徴を如実に物語っている。

 今回、安倍・自民党は、「アベノミクス」以外を争点にしないように最大限の努力を払っている。首相は街頭演説では大きな議論を呼び続けている集団的自衛権や特定秘密保護法には触れず、自民党の選挙公約にも言及はなかった。特に集団的自衛権関連の安全保障法制の整備は2015年に行われることになっており、政権を担う自公両党の主張に齟齬があるなか、有権者はその真の意味合いについて知らなければ本来的には候補者や政党を選択することはできない。憲法改正についても、自民党が具体的に訴えることはなかった。原発政策を長年主導してきた自民党政権が福島第一原発の事故を総括し、反省し、未来を展望することもなかった。中国との緊張関係をどうするのか、あるいは日本の国際的な評価に大きく響いている靖国問題をどうするのかについても説明はなかった。徹底して「アベノミクス」という経済政策をテーマに絞る戦術をとったのが安倍・自民党である。

 ただ、その際も、「アベノミクス」が具体的に何を意味するのか、語られることはなかった。「第一の矢」である異常な金融緩和とこれに伴う円安誘導、それに「第二の矢」である伝統的な公共事業が結局はアベノミクスの実態なのではないのか。さらに「第三の矢」が農政改革であり、カジノ解禁であり、雇用の流動化の加速であり、原発の輸出や再稼働であれば、影響は大きい。世論の方向性が定まっていないにもかかわらず、ここでも安倍・自民党からの説明は乏しかった。今日の日本において深刻な課題となっている社会保障や貧困問題についても、消費増税の延期を理由とした解散であったにもかかわらず、今後の構想が語られることはほとんどなかった。

 今回の解散は、野党やマスメディアが異なるテーマを総選挙の主題にできないようにするためのスナップ・ショットの抜き打ち解散でもあった。もちろん、野党の側の準備不足は当然野党に非がある。しかし、問題は安倍・自民党の側が正攻法の議論を回避しようとしたその姿勢にある。これはテレビへの対応にも端的に表れている。すでに多く論じられてはいるが、自民党は、各テレビ局に要望書を送り、出演者の発言回数や時間の配分、ゲスト出演者の選定、テーマ設定、街頭インタヴューや資料映像の使い方について「公平中立、公正」を求めた。結果的に、マスメディア特にワイドショーやバラエティに近い情報番組は解散や総選挙を大きく取り上げることはなかった。少数政党ならば「公平中立、公正」を求めることは理解も可能であるが、政権を担当し、圧倒的に多くの議員数を抱えて、あらゆる場面で優位に立つ政党がこのような要望書を出すというのは、政治における議論の範囲を狭め、政権の業績を評価し今後を考える機会を奪う行為にほかならない。最大政党の危機感がそこには反映されているということかもしれない。だが、野党やマスメディアを「良い子」にしようとする行為は自由な社会にとって背信的である。大きな権力をどうにかコントロールし「ほかの道」を考え認める機会を奪うことになるからである。

 くわえて、今回の解散は、有権者に考える時間も与えないものであった。日本の選挙運動期間はきわめて短い。今回も投票日は告示日から12日後である。これ自体問題ではあるが、近年は解散から総選挙までの期間が比較的長くなり、人びとが考える時間は増えている。2009年の場合は解散から総選挙まで40日もあった。それが今回はたったの23日である。突然の解散に人びとが戸惑う中で、とにかく総選挙をやってしまおうという姿勢がそこには見て取れる。今回の解散・総選挙は、安倍首相の言葉とは裏腹に、さまざまな政策について幅広い議論が喚起され、政権と政権党がこれを受けて立つという「王道」の戦いとはとても言えなかった。

 安倍首相は、政治改革後の政治において、総選挙が政権の正当化にとって決定的に重要な契機であることを理解し、これに訴えることを選択した。支持率を維持できれば、党内におけるグリップも確保できると首相は認識している。首相が前面に出てテーマ設定を行うという姿勢も示し続けた。しかし、人びととの対話と真の意味での選択の機会、そしてこれによって政権にもたらされる人びとからの信頼の獲得という道が求められることはなかった。民主党のように、約束し過ぎれば、政権運営の足枷になりかねない。ならば約束は狭く、曖昧にする。そのような姿勢が安倍・自民党にはみられたのではないか。マスメデイアも味方につけるのではなく、「公平中立、公正」という建前とテレビ事業者に対する許認可という力の組み合わせによって、テレビを無力化する道を採った。何が問われているのか、何が行われてきたのか、何が選択肢なのか、選択の帰結は何かについて真摯に語られ、あるいは人びとの意見が求められることはなかった。十分な議論もないままに議員と政党、政権の選択が求められ、選挙の結果、全てが了解されたという形式のみが重視された。

 政治改革は、政権交代可能な複数の政党が政権をめぐって競合し、総選挙の際にその政党が掲げるマニフェスト(選挙公約)を有権者が選択することで、政治と人びととのつながりを作り、人びとの思いを政治に反映させ、政治家に責任を負わせることを目指した運動である。そこでは、政党は、自らの行う政策プログラムを有権者に誠実に示し、有権者は望ましいプログラムを選択できなければならないはずであった。

 安倍首相は、総選挙に勝利することで政権運営の正当化を行うという、政治改革によって作り出された表の手続きを利用することに成功し、ケンカ上手を示した。しかし、政党間の競争がない状況をあえて選択し、政権が真に追求しようとする政策は隠して議論せず、人びとの理解と了解を誠実に求める姿勢をみせたとは言えない。選挙運動期間中、語られることがあまりなかった安全保障法制の整備と憲法改正については総選挙後すぐに語られ始めている。政治改革が本来的に求めた、政治と人びととのつながりの確保と信頼の醸成というその魂は置き去りにされた。政治改革の魂は顧みられず、総選挙という手続きとそこでの勝利という形式のみが重視された。政党間に適切な競争がない状況では、責任を問われないかたちで、権力行使の正当化のみを総選挙で得ようとすることが、実は政治改革の構想からは可能となる。制度の整備だけでは日本のリベラル・デモクラシーの質は担保されないということである。

 安倍・自民党には、総選挙が人びとからの信頼の獲得を目指す作業であって、自らの意思を人びとに押し付ける正当化の機会ではないということを今一度認識してもらう必要がある。首相は、総選挙の前後にテレビ出演してインタヴューに応えているが、その際に示された態度からは、異なる意見や批判が存在することを認められず、聞く耳を持たない指導者の姿が浮かび上がり、不安を禁じ得ない。政治指導者のケンカ上手も、実はケンカの相手が有権者、国民であったということでは冗談にはならない。

--------
高安 健将(たかやす けんすけ)
成蹊大学法学部教授。専門は比較政治学・政治過程論。Ph.D. (Government) University of London.著書に、『首相の権力―日英比較からみる政権党とのダイナミズム』(創文社)など。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/394.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 竹中平蔵氏が非正規雇用について熱弁「正社員をなくしましょう」

2015年1月2日 7時0分
ピックニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/9634197/


1日放送の「朝まで生テレビ!元旦スペシャル」(テレビ朝日系)で、竹中平蔵氏が非正規雇用について論じた。

同番組は、「激論!戦後70年日本はどんな国を目指すのか!」と題し、田原総一朗氏や出演者が生放送で討論を繰り広げる。

番組中盤になると、出演者は「改正派遣法の是非」を議題として、現状の派遣労働者や非正規雇用の地位についてそれぞれの意見を述べた。

その中で竹中氏は、労働省が実施した派遣に対する調査を例に上げ、正社員に変わりたい人と非正規のままでいいという人では、非正規のままでいいという人の方が多い、という調査結果を紹介した。

また竹中氏は、派遣雇用が増加した原因について「日本の正規労働ってのが世界の中で見て異常に保護されているからなんです」と述べ、整理解雇の4要件について触れた。

さらに竹中氏は、同一労働同一賃金について「(実現を目指すなら)正社員をなくしましょうって、やっぱね言わなきゃいけない」「全員を正社員にしようとしたから大変なことになったんですよ」と、日本の問題点を指摘した。


http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/395.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「総理よりのメディアだと思われてるけど、案外、総理の知性には疑問を持ってるのかもね:松井計氏」
「総理よりのメディアだと思われてるけど、案外、総理の知性には疑問を持ってるのかもね:松井計氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16238.html
2015/1/2 晴耕雨読


https://twitter.com/matsuikei

生活の党の名称変更をみて、総理は羨ましがってたりして。

岸信介記念自由民主党とその孫安倍晋三なんて名前にしたかったりしてね(^^;

<読書に挑戦する>か。

なるほどなあ。

挑戦!と意気込まないと本も読めない人なのか。

私も正月はごろごろしながら本を読むつもりで、10冊ほど仕入れてきてるが、挑戦なんて意識は毫もないぞ。

驚いた。

⇒首相、冬休み入り 都内のホテルで読書など http://t.co/xHjWKI0y49

さてと、挑戦しなくても読書はできるが、事務所の掃除と片付けは挑戦しないとできないなあ。

いやあーっ! と掛け声でもかけてから掃除に挑戦し、それが終わったら、今年の仕事は全て終了とするか。

問題は、終わるかどうかだけど……。

ま、しかし、産経も凄いっちゃ凄いね。

時の総理が正月休みに本を読むことを<読書に挑戦>と書いちゃうわけだから。

総理よりのメディアだと思われてるけど、案外、総理の知性には疑問を持ってるのかもね。

まあ、それにしても今年は、長いものには巻かれろ、札束には切られろ、みたいな感覚が目立った年だったように感じるなあ。

むろん、これは昔からある負の処世訓なわけだけど、今年は、それを隠しもせず、あからさまに演じる人が目立ったように思いますよ。

とうとう、官製の野球賭博が始まるか……。

そこまでして、新国立競技場に大金を投じる必要があるのか?という視点も大切なんじゃないのかしら?

⇒プロ野球にもtoto 政府・自民が検討、新国立競技場の事業費捻出狙う http://t.co/mTJ3Z0Aj7m

困ったことだよね。

この道はいつかきた道……。

⇒日刊ゲンダイ|「極右」お友達大臣ばかりの安倍新内閣に世界中が強い警戒感 http://t.co/r7vtUIHgpy

なんだ、レコ大、NNTTでやってんのか。

近いっちゃ近いな。

出待ちしてやるか(笑)あ、いかんいかん、当面、渋谷区には足を踏み入れないんだった(^^;なるほどなあ。

こうして贈収賄事件も暗数化していくわけか。

摘発の可能性が低くなると、当然、事案は増えるわけで。

ここは一考の余地アリだと思うなあ。

⇒警視庁捜査2課、贈収賄摘発ゼロ 今年濃厚、過去30年で初 - 朝日新聞デジタル http://t.co/nZFcYcrZy8

渋谷の公園封鎖にしても、右派の皆さんが弱者に極めてキビシイてのが、私にはどうにも意外だね。

日本国の臣民はみな、陛下の赤子ではないのか? 陛下を頂点に頂くことにより、その下に連なる臣民は全て平等と解するのが右翼思想だと思ってたけどなあ。

生活の党の新名称、フザけてると怒るのは論外だけど、素晴らしいと持ち上げるのもちょっと違うと思うよ。

これ、パーマネントな名前のはずないからね。

ここから分かるのは、小沢さんは接着剤となって、これからも合流を進める覚悟だという事だよね。

その時に名前を変える予定で、今の名前にしたのでは?

> 速報:民主党の蓮舫元行政刷新担当相は来月18日の党代表選について立候補を断念すると明らかにした。 http://bit.ly/17n4iz

民主党はこういうアンチクライマックスが多いな。

こういう所は、国民へのアピール、訴求力の点で、一考の余地があると思うよ。

結局、こうなるのなら、決まるまで風呂敷を広げないことが大切なんだ。

わーっと風呂敷を広げて、実際にはそれがポシャるてのは、大衆アピールの点からどうかと思うね。

しかしまあ、今年は、知性をかなぐり捨てたような言説が目立った年でもあったね。

私なんぞは元々、あまり知性に恵まれてないから、最初から数少ない知性をかなぐり捨てる心境には、どうしてもなれませんな。

もったいないからね。

元々、少ねえんだから。

わざわざ捨てる余裕はないね。

ノンフィクションにはノンフィクションの、ドキュメンタリにはドキュメンタリのルールがあるわけで、いくら面白くするためや、感動させるためだとしても、そのルールを逸脱しては、そもそも、ノンフィクションやドキュメンタリといったジャンル自体が成立しなくなると思うがなあ。

それこそ蛸足で。

で、今年一年。

発言には反論があるのは当たり前の事なんだけれども、そうではなく、反論にもならない罵倒が飛んでくる、て事に魂消た一年でもあったね。

それを反論だと考える人がいるという驚きかな。

それも怨念とか嫉妬とか、極めて幼稚な人生観に基づくものが多かったね。

とても驚きました。

吃驚したのは、何かについて発言すると、『怨念が凄いですね』とか『憎悪が凄い』とか、『嫉妬してる』とか言われることだったな。

とてもではないが、こういう幼稚な反応があるとは考えておりませんでしたので、この点が、今年一年、最も驚いたことかもしれない。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/396.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 人間性を破壊される国民〔戦争の本質〕 /今の安倍政権下では作れない真実のドキュメンタリー



人間性を破壊される国民【戦争の本質】
https://www.youtube.com/watch?v=beUo-gGCCIE#t=96



2014/06/24 に公開

この戦争好きな者たちが遂行する恐ろしい戦争政治。
この恐ろしい人間達がやろうとしている事を動画にて見て戴きたいと思います。
善良な人間を殺人脳に変えて行く軍事訓練。
訓練はまずは善良な人間の人間性破壊から始まる。
良識ある人間性が残っていては、戦争で相手を殺す事は出来ない。
何も考えないで反射的に相手を殺す人間を作り出す。
もともと人間のDNAの中には人間が人間を殺しても良しとする情報は無いはずだ。
もしDNAに人間が人間を殺しても良しとする情報が有るならば本能的、また無意識的に­殺人が行われ人類は滅亡していたと考えられる。
この人間の原点であるDNA情報に逆らい戦争は殺人脳の人間を作り出そうとする。
素晴らしいDNAを持った人間性豊かな人間は戦争の度に自己矛盾に陥りこの世から去っ­てゆく。
残るのはある意味での殺人脳に適応できる人間だけが残って行く と云う事にはならないか?

今 国民は良く考えないと、あなた、あなたの子供、あなたの孫がこの動画の中の悲劇の主人­公になりかねない。

今の安倍政権下で集団的戦争介入法(政府用語では集団的自衛権と言っているが)を作ろ­うとしている。
急速に戦争を遂行する政治に舵を切っている安倍政権下では国民一人一人がこの動画の悲­劇の主人公になりかねない。

それと戦争を遂行している人間たちの人間性を注意深く見て下さい。
国民を人間とは見ていません。
戦場における単たる殺人兵器要員としか見ていません。

こちらは約2時間の FULL Version です。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/397.html
記事 [政治・選挙・NHK177] サザンオールスターズが31年ぶりに紅白に出場したのは安倍ファシズム政権の危うさを憂いてメッセージを伝えるためだった !
サザンオールスターズが31年ぶりに紅白に出場したのは安倍ファシズム政権の危うさを憂いてメッセージを伝えるためだった ! ?
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-2424.html
01/02 12:28 日々坦々


年末にサザンオールスターズが「市民の抵抗」の一つのあり方を紅白で見せてくれた。





ミュージック・ビデオでは、安倍晋三首相と朴槿惠大統領のケンカを、戦隊ヒーロー扮するサザンのメンバーが制止しようとしている映像が流れている。バラク・オバマ、習近平のお面も登場する。



安倍晋三ファシスト首相を皮肉たっぷりに揶揄


2013年8月7日に発売された54枚目のシングル「ピースとハイライト」は、JTから発売されているたばこの銘柄で、「ピース」は桑田の父親が、「ハイライト」は桑田自身がかつて吸っていた銘柄とのこと。特に近年の東アジア情勢を照らし合わせてお互いの歴史とそこから生じる矛盾を知ることで助け合ってほしい、という内容としている。(参照http://urx2.nu/fMTX)


ネット上では「ピース(平和)とハイライト(極右)」と揶揄されているが、スペルは違えど意図は遠からずといったところだと思える。


歌詞は次のように置き換えられるのではないかという。
・隣の人が怒っていた→隣の国
・硬い拳→戦争
・裸の王様→安倍政権
・大義名分→(かいしゃく)とよむ。


歌詞http://www.uta-net.com/movie/150317/


■サザン、NHK紅白中継終了後安倍政権批判をはじめたと話題に
http://www.yukawanet.com/archives/4803257.html


■サザンオールスターズの「チョビ髭」紅白パフォーマンス、安倍首相批判と話題に
http://urx2.nu/fMU2


ミュージックビデオでは近隣諸国とケンカする安倍政権をストレートに批判



個人的に歌詞の中での特に注目したフレーズ
都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は・・・狂気(Insane)
20世紀で懲りたはずでしょう?
燻る火種が燃え上がるだけ?


まさに戦争ができる国へと暴走する安倍政権を揶揄しているといえる。


ツイッターでも話題に












安倍ファシスト政権に対するサザンの第一の矢は既に放たれていた!


この紅白の2日前には安倍首相は夫人同伴でサザンのコンサートを鑑賞している。


ここでも、ボーカルの桑田佳祐氏は「爆笑アイランド」という曲で、歌詞にないフレーズ「衆院解散なんてむちゃを言う」と本人を前にして皮肉をブチまけていた!


■安倍首相、夫人とサザンのコンサート楽しむ 桑田さん「衆院解散…」歌詞にない一節も
http://www.sankei.com/politics/news/141228/plt1412280017-n1.html


こうして、サザンは「市民の抵抗」の象徴的なものを年末に見せてくれた。


暴走する安倍政権に向けたサザンの第一の矢(12月28日の安倍夫妻を前にした皮肉)、第二の矢(紅白でのパフォーマンス)が放たれていたが、やはり第三の矢もあった!


紅白で披露された「ピースとハイライト」「東京VICTORY」を含むサザン10年ぶり通算15枚目となるオリジナルアルバムが、3月31日に発売されることが発表され、その中の「平和の鐘が鳴る」の歌詞が先行公開された。


この中に「若い命を無駄にするな」とか「「過ちは二度と誓った夏の日」など、この国を憂いたものになったいる。


HPには次のような解説が載っている。
≪現在の日本を取り巻く世相への鬼気迫る気迫とシリアスなメッセージ性を追求したものを多く収録
それは時に攻撃的、挑戦的でありながら、底知れぬポジティブさも、優しさも、遊び心も、せつなさもが一緒に内包されており、37年間活動を続けてきたバンドが持つ強靭な人間力、それに付随して湧いてくる音楽の底力が、1曲1曲に、とてつもない熱量で漲っている。≫


新年にあたっての天皇陛下の感想にも同じ通底する「抵抗」


■天皇陛下、新年にあたっての感想全文
http://www.asahi.com/articles/ASGD07R5SGD0UTIL00K.html
≪…
東日本大震災からは四度目の冬になり、放射能汚染により、かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。昨今の状況を思う時、それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ、地域を守っていくことが、いかに重要かということを感じています。
本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。≫


こうした天皇や市民からの憂いも何のその、安倍ファシスト政権は着実に虎視眈々と「戦争ができる国」へと邁進している。
≪集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法制の整備について、密接な関係にある他国への攻撃であっても、日本の存立が脅かされる事態であれば、自衛隊による武力行使を認めるなどとする、武力行使の新たな要件の内容を法案に明記する方向で検討≫
(参照http://urx2.nu/fMUf)


辺野古移設でも誇示された市民の抵抗を無視し続け暴走する安倍ファシスト政権


秘密保護法も選挙戦中にいつの間にか施行され、このままいけば原発再稼働、安保法制整備が着々と進み、戦争できるニッポンが誕生する。


戦後70年かけて平和を希求してきただのではなく、戦前のニッポンへの復帰が一部の日本を支配する人間たちによる悲願であったことがよーくわかった。


民意を無視して淡々と辺野古移転工事を進めている事に象徴されるように、米国の意向に沿うことが絶対条件とされてきた戦後の日本政治が面々と続いてきた事がメッキが剥がれて、というよりも「露骨」に隠そうともせずに押し通そうとしている。


これには市民が個々の出来得ることを成し抵抗していくことで阻止する意外にない。


サザンはそんな抵抗の「在り様」をみせてくれたのかもしれない。



桑田佳祐言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/398.html

記事 [政治・選挙・NHK177] タモリ&堺雅人らが戦後70年を回顧! 「タモさんの幼少期」も明かされる!?(TVガイド)



タモリ&堺雅人らが戦後70年を回顧!

「タモさんの幼少期」も明かされる!?

TVガイド 2015年1月1日
http://www.tvguide.or.jp/column/cyokusoubin/20150101/02_cyokusoubin.html
http://www.tvguide.or.jp/wp-content/uploads/2014/12/e7d93146fc1a5449c95027aad14ade10.jpg


 2015年、日本は終戦70周年を迎えます。


 その節目の年に、NHK総合では、「NHKスペシャル」の大型シリーズとして「戦後70年
ニッポンの肖像」を放送予定。その4月からのシリーズ放送に先駆け、2015年元日に、「プロローグ」が放送に。ゲストに玉音放送(昭和天皇による終戦宣言のラジオ放送)の1週間後に生まれ、2015年に70歳になる(!)タモリさんや、堺雅人さん、作家の半藤一利氏、脚本家の中園ミホ氏らが登場します!


 焼け跡からの再出発、高度経済成長、学生運動、バブル経済とその崩壊…21世紀の今日に至るまで、さまざまな時代を経てきた70年。その歴史をNHKの膨大な映像資料から振り返りつつ、「ゲストが好き勝手に言い合う」(byタモリさん)この番組ですが、収録を終えたタモリさんは「日本の社会と関わりを持った生き方をしてこなかったのかも…反社会的ですみません」と、ここでも“好き勝手”というか自由なコメントを。というのも、「あれ、俺の母ちゃん、違うこと言ってたぞ?」と、タモリさんの育ってきた環境ではあまり共感できなかったものが多かったそうで…。


 そんなタモリさんに堺さんは「もう、タモリさん一族が気になってしょうがない! ちょっとドラマになると思いますよ!」と大興奮。中園さんも「(タモリさんが)小さい頃にお茶の間でどんな風に存在していたのかが初めてわかった」と満足そうにコメント。いったい、どんな話題になったのでしょうね? すると「今だから言えることなんですけど…」とタモリさんがぽつり。「小学3年のころからじいさんの晩酌につき合って、食後は麻雀をやらなきゃダ
メっていう家庭で…」と、“タモリさんの70年”のうち、幼少期の思い出を教えてくれました。


 弊社のタモさん好きな編集者によると、「いろいろ波乱万丈」というタモリさん。この番組内でもちょこちょこ出てくるようですが、この取材以来、タモリさんの育ってきた環境が気になりすぎています。NHKさん、この「NHKスペシャル」シリーズはもちろん見ますが…「ファミリーヒストリー」(NHK総合、毎週金曜 後10:00〜10:50)でも、ぜひタモリさんを取り上げてください!


 なんて…タモリさんについてもさることながら、知らなかったことをいろいろと教えてくれるこの「NHKスペシャル」。元日、「あれも見たい」「これも見たい」と悩んでいる方は多いと思いますが、私はこの節目の年に、日本の軌跡を振り返ってみようと思っています。ぜひ皆さんもご覧ください!


NHK総合担当 K・T


【番組情報】

「NHKスペシャル『戦後70年 ニッポンの肖像 プロローグ』」

1月1日(木) 後9:00〜10:30 NHK総合にて放送



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/399.html
記事 [政治・選挙・NHK177] 鬼畜国家! 自民勝利で役人たちが弱者に牙を剥きはじめた(simatyan2のブログ)
鬼畜国家! 自民勝利で役人たちが弱者に牙を剥きはじめた
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11972238068.html
2015-01-02 14:28:11NEW ! simatyan2のブログ


この年末年始は東京都内の幾つかの公園で、支援団体による


「貧困者への炊き出し」


が、区役所の許可が下りなかったそうです。


結局、公園に隣接する歩道脇のスペースで炊き出しを始め
ざるを得なかったそうですね。



http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014123002000095.html


ホームレスの人たちや、ボランティアら計約100人が集まり、
区内の青果店からもらったタマネギやニンジンを刻み、カレー
を作って食べた。


野宿者の男性は、わんから立ち上がる湯気を顔で受けながら
一気に食べ


「今の時期、温かいものを食べられるだけで本当に幸せだ」


と笑みを浮かべた。


主催した「渋谷越年・越冬闘争実行委員会」のメンバーによると、
新聞やインターネットを通して公園閉鎖を知った人たちが何人も、
使い捨てカイロや調味料などを差し入れに来てくれたという。


全く酷い話ですね。


一昨年まで出来ていたことが出来なくなる、これからも弱者に
出来る範囲はどんどん狭くなっていきそうです。


もうひとつが厚生労働省の、「残業代ゼロ」制度導入するため
の労働基準法の改正です。
http://www.news24.jp/articles/2015/01/01/07266403.html


新たな労働制度では、労働者に原則として残業代が支払われなく
なり、成果によって報酬が決まるのです。


この法案は安倍晋三が2006年の第一次安倍内閣当時から唱え
ていることで、いわば安倍晋三の悲願ですね。



初めは「対象となるのは高度な専門職で年収1000万円以上」


と言ってましたが今では、


「年収の詳細と対象の職種をどこまで広げるかについては検討中」


というこで微妙に変わってきています。


とある議員が、


「そんなに素晴らしい案なら公務員から始めましょうよ」


と発言したところ、官僚から、


「とんでもない!」


と大反発を食らったそうです


派遣法導入の時も最初は同じように範囲が限定されていましたが、
その後拡大してますので残業代削除も拡大される見込みです。


年金支給年齢が当初55歳から60歳に上がり、65歳、70歳
と上がり、支給金額が下がっていく、この逆バージョンですね。


何しろ国民にお墨付きを貰ったと言ってるんですから、政府が
やりたい放題しても国民は文句言うなってことでしょう。


先日惜しくも亡くなった菅原文太さんの言葉、



「国民を飢えさせないこと」


「国民は国家の持ち物ではない」


を政府は、役人は、どう思って聞いていたんでしょうね。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/400.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「党勢拡大のために脱原発に方針を変えた共産党」?(vanacoralの日記)

「党勢拡大のために脱原発に方針を変えた共産党」?
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20150102
2015年01月02日 vanacoralの日記

年末に拾った以下の論争であります。

これから2年間の活動 (2014年12月30日付菅直人ブログ)

 これから2年程度の間の活動について考えている。

 原発ゼロと自然エネルギー推進の運動はもちろん続ける。原発ゼロでは多種多様な立場で多くの人々が全国で活動している。国会でも超党派の議員による原発ゼロの会が活動を続けるはずだ。私自身も国会という機能をフルに使って、原発と自然エネルギーに関する情報を全国で活動している人にに伝えるセンター的機能を強化したいと考えている。

 もう一つ政党の地域組織の在り方について考えている。イギリスなどのヨーロッパ諸国やアメリカなど二大政党が比較的機能している国では、政党の地域組織が日本に比べてしっかりしている。

 日本の政党は財界に支援された自民党と労働運動に支援された民主党という点では欧米に似ているが、政党自体の人材供給源となるべき学生組織や地域的運動組織が極めて弱体だ。そのため原発ゼロの運動も、党勢拡大のために脱原発に方針を変えた共産党を除いて、政党の地域的運動となりえていない。

 私が活動の基盤としてきた東京の三多摩地域は、古くから革新自治体が多く誕生し、市民参加など市民の政治参加が比較的活発な地域だ。私自身、そうした活動の中で政治的に育ってきた。

 しかし、民主党が大きくなるにつれて、私自身そうした市民参加型の地域活動との接点が薄くなってしまったという反省がある。もう一度、二大政党の地域活動のモデルとなるような活動の在り方を模索してみたいと考えている。

これに対する反論は以下の通り。

https://twitter.com/yukison2040/status/549905561785880577

yuki2040

@yukison2040 菅直人「党勢拡大のために脱原発に方針を変えた共産党」

この記事読めやボケナス。としか言いようがない。
f:id:vanacoral:20150102105632j:image:w500

2:31 - 2014年12月30日

https://twitter.com/lautrea/status/549941332865994752

mold

‏@lautrea @yukison2040 共産党は1961年の党綱領で反原発を決めています。
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2011/05/post-170.html

4:53 - 2014年12月30日


「科学の目」で原発災害を考える(日本共産党HP)

 2011年5月10日、日本共産党中央委員会主催の第4回「古典教室」で、不破哲三・社会科学研究所所長がおこなった講演のうちの原発災害に関する部分を紹介します。

(中略)

日本共産党は最初の段階から安全性抜きの原発建設に反対してきた

  日本で、原子力発電が問題になってきたのは1950年代の中ごろからで、1957年には東海村で研究用の原子炉が初稼働し、1960年代に商業用の発電が始まるのですが、日本共産党は、安全性の保障のない「未完成の技術」のままで原子力発電の道に踏み出すことには、最初からきっぱり反対してきました。

  私たちが、党の綱領を決めたのは1961年7月の第8回党大会でしたが、その大会直前の中央委員会総会で、この問題を討議し、「原子力問題にかんする決議」を採択したのです。その決議は、

 ―「わが国のエネルギー経済、技術発展の現状においては、危険をともなう原子力発電所をいまただちに設置しなければならない条件は存在しない」

 ―原発の建設は、「原子力研究の基礎、応用全体の一層の発展、安全性と危険補償にたいする民主的な法的技術的措置の完了をまってから考慮されるべきである」

  として、日本最初の商業用発電所とされた東海村の原子力発電所の建設工事の中止を要求したものでした。

 それ以来、この問題でのわが党の立場は一貫しているのです。そして、ただ「反対」というだけでなく、国会では、大事な局面ごとに、この問題を取り上げて、原発のもつ危険性とそれを管理・監督する政府の態度の無責任さを、具体的に取り上げてきました。

これまでの国会質問から

 今度の『前衛』6月号には、私が1976年に初めてこの問題を取り上げた時から、最近の吉井英勝衆院議員の質問まで、原子力問題での共産党の国会討論の記録をまとめて掲載しました。興味のある方は、それを読んでほしいのですが、論戦をした私自身の実感をいいますと、質問に答える政府側が、原子力の問題をほとんど知らないですませていることにあきれ続けた、ということでしょうか。

(以下略)


京都府八幡市会議員からの声も。

https://twitter.com/KunibonYamamoto/status/550110324863426560

山本くにお

‏@KunibonYamamoto @yukison2040 妻の実家は三重県南伊勢町(旧南島町)。旧役場前には「芦浜原発を止めたまち」の碑。共産党が呼びかけた反対闘争は40年におよび、中部電力の原発計画を断念させました。

明日、元旦宣伝のあと家族で南島町へ帰ります。

f:id:vanacoral:20150102110300j:image:w500

16:04 - 2014年12月30日


他にも以下の通り

https://twitter.com/ayukero52/status/550188735329890305

沖縄とスウェーデンに続こう。

‏@ayukero52 @minnnanotousan 菅さんすっごい読み間違いですよ。あのブログでは二大政党制に寛容にも読み取れますし。TPP推進派であることも浜岡や玄海を動かさなかったことであえて触れない暗黙の了解みたいなものがあったのに。山本太郎といい、どうして自爆するのか不思議でたまりません。

21:16 - 2014年12月30日

https://twitter.com/ruhiginoue/status/550665466536931328

井上靜

‏@ruhiginoue 共産党は、原子力をエネルギー政策の選択肢の1つとして残し、自民党政権下アメリカ影響下の原子力政策には反対してきた。これでも許せんと言う原発断固絶対反対はもちろん構わんが、自民党政権下アメリカ影響下の原発を総理大臣時に外国輸出までしようとした菅直人にだけは批判される筋合いじゃない。

4:50 - 2015年1月1日


で菅氏の反応はと言えば

https://twitter.com/Dethtooldo/status/550456332453552128

DesBaleRRRna

‏@Dethtooldo 菅直人にブロックされた!めっさムカつく(怒)

「共産党は党勢拡大のために脱原発になった」とか言ってるから、それを「根拠はなんですか?」「デマなら訂正すべき」と進言しただけなのに。 pic.twitter.com/bw5h9QhpYF

f:id:vanacoral:20150102111044p:image:w500

14:59 - 2014年12月31日

https://twitter.com/Dethtooldo/status/550456912370601986

DesBaleRRRna

‏@Dethtooldo オレは菅さんのことはそれなりに評価しているし、衆院選投票日も当選確定まで寝ずに見守ってたのにな。

進言したのも、民主党と共産党で協力して頑張って欲しいってだけなんだが。 pic.twitter.com/bw5h9QhpYF

f:id:vanacoral:20150102111044p:image:w500

15:02 - 2014年12月31日

https://twitter.com/yukison2040/status/550458057033932800

yuki2040

‏@yukison2040 菅に関しては私も全く同じです(@で送っていないのでブロックはされてませんが)。非常に残念ですね。共産との、部分的であっても反安倍・反極右での共闘を期待していますが、共産ではなくむしろ民主の方がああゆう態度なんだろ、というのが露呈した感じです。@Dethtooldo

15:06 - 2014年12月31日

https://twitter.com/Dethtooldo/status/550461416394604545

DesBaleRRRna

‏@Dethtooldo @yukison2040 罵倒語を用いたわけでもないし、ごく普通の文面でリプしたんですけどね。菅さんが反共だっていうのはよく聞きますが、「よほど嫌いなのかな」と勘ぐってしまいました。仰る通り、選挙中から言われてた「共闘するにも民主の側に問題がある」という指摘が当たった形ですね。

15:20 - 2014年12月31日

https://twitter.com/yukison2040/status/550463651413381120

yuki2040

‏@yukison2040 @Dethtooldo 実は共産はあなた達のような若い無党派のおかげでどんどん軟化・聞く耳を持ってきています。むしろ態度が硬く、冷戦時のようなスタンスのこういった野党の面もアナウンスし、民主や社民にも変革を促す事が大事だと思います。(レイシスト並に説得不可の反共も多いですが)

15:28 - 2014年12月31日

https://twitter.com/Dethtooldo/status/550465027249950720

DesBaleRRRna

‏@Dethtooldo @yukison2040 そういや共産党って昔はもうちょっと固いイメージがありましたが、政策も含め最近はかなり柔軟な印象を受けますね。ある世代より下になると共産アレルギーってそれほどでもない気がするので、社民も民主も若い人たちが主導して、どんどん変革していってもらいたいですね

15:34 - 2014年12月31日

https://twitter.com/yukison2040/status/550467811823218688

yuki2040

‏@yukison2040 @Dethtooldo 今も硬いし組織自体が巨大だから足回りも悪いと思います笑。でも変わってきてると思います。カウンター支持や反レイシズム・セクマイにまでいくとは思っていませんでしたからね。社民や民主が内情どうなっているかは正直わかりませんが、私自身期待は捨てられずにいます。

15:45 - 2014年12月31日


という訳で民主党及び「反共左派」の皆様方には固定概念からの脱却を願う次第であります。m(_ _)m




投稿者からのコメント

この記事に紹介されている「論争」のテーマである日本共産党の原発政策の「転換」は、阿修羅掲示板でも取り上げられたことがある。

[CML 009340] 日本共産党の原発政策の転換について  京都 岩佐英夫
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/400.html
投稿者 gataro 日時 2011年5月03日

菅直人氏の「党勢拡大のために脱原発に方針を変えた共産党」という言葉に対する反論は、「党勢拡大のために」という部分ではなく、「脱原発に方針を変えた」という部分に向けられているのだが、その問題とされている部分に関して、菅氏の認識は必ずしもまちがっていないのではないか。少なくとも上記岩佐氏やその内容を否定的に取り上げというわけではなかったgataro氏のような共産党寄りの立場と思われる人たちによっても、共産党は原発政策を転換したと受け止められたらしいのだ。それに対していついつからこの通り共産党は原発に反対してきたではないかと証拠をつきつけることでは、十分な反論になっていない。「転換」の経緯については、次の記事も興味深かった。

日本共産党は原発政策をどのように「転換」したのか
樋口芳広 (かけはし2011.11.7号)
http://www.jrcl.net/frame111107d.html


http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/401.html
記事 [政治・選挙・NHK177] 森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 対立軸がみえてきた(週刊実話)
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 対立軸がみえてきた
http://wjn.jp/article/detail/2638182/
週刊実話 2015年1月1・15日 合併号


 衆議院選挙は、与党の議席が3分の2以上を占める与党の圧勝に終わった。アベノミクスの継続を問うという与党が示した争点に対して、明確な対立軸を示せなかった野党の戦略負けだったと私は思う。

 ただ、選挙結果には、今後、野党示すべき対案の姿を映し出すヒントが隠されていた。一つは、大幅に議席を減らすといわれた維新の党が終盤で盛り返して、ほぼ勢力を維持したことだ。維新は、身を切る改革を優先させるべきだと選挙戦で強く主張したのだ。

 実際、安倍内閣の財政膨脹は、とてつもない。今年度予算は、前年度当初予算と比べると2兆2000億円も増えている。過去10年間の平均予算増が4000億円だから、1兆8000億円も増額になっている。

 そして選挙後、補正予算の規模を1兆円積み増しして、3兆円規模とすることを決めたから、昨年度当初予算と比べると4兆8000億円もの予算増額となった。今年度の消費税増税による税収増が4兆5000億円だから、増収以上の財政拡張を決めたことになる。

 財政拡張が社会保障の充実に回されたのであれば、まだ納得ができる。しかし、そうではない。例えば、国家公務員の冬のボーナスは、前年比で21%も増えた。震災復興の財源確保のための給与削減が終了したことと、民間賞与に合わせて国家公務員の支給月数を増やしたからだ。

 しかし、国家公務員の給与や賞与は、事業所規模50人以上の事業所の正社員のみを調査して、そこに水準を合わせている。アベノミクスは、中小企業を置き去りにして大企業の業績だけを大きく改善した。公務員は、その大企業と同じ恩恵を賞与で受けているというわけだ。

 もし、中小企業も含めた給与調査をすれば、それだけで国家公務員の人件費を2割以上カットできる。しかも、安倍政権は財政政策を官僚に丸投げしている。選挙直後に、補正予算の中身がすぐに決まること自体が、官僚の用意したシナリオに乗っている証拠だ。

 財政の無駄遣いを思い切って削減すれば、それを財源に消費税の引き上げも阻止できる。2016年夏の参議院選挙に向けて、野党は、消費税凍結プラス大胆な行政改革という対立軸を共通して掲げれば、勝機が得られるだろう。

 実は、もう一つの対立軸がある。今回の選挙で次世代の党は、壊滅的に議席を減らした。一方、公明、共産が議席を増やした。安全保障政策でタカ派が支持を失い、ハト派が支持を増やしたのだ。安倍総理は、集団的自衛権の行使を可能にする法律整備を行うと同時に、憲法改正に向けての議論を深めていく方針を明らかにしている。だから、それに反対するハト派政策を打ち出せれば、かなり多くの国民の支持が得られるだろう。

 今回の総選挙で、沖縄は四つの小選挙区すべてで自民党の候補者が敗れた。普天間基地の辺野古移設反対という政策で一致し、候補者を一本化した成果だった。

 2016年夏の参議院選挙に向けて、野党は同じことの再現を目指せばよい。

 もし、それができなければ、政権交代の可能性が限りなく小さくなり、日本は自民党の単独支配が続く55年体制の時代に戻ってしまうだろう



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/402.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 天皇陛下は安倍一派の暴走に危惧を抱いている事が明らかになった。
天皇陛下が元旦に出されたらコメントを読むと戦前回帰を企む安倍一派への強烈なカウンターパンチとなっている。
天皇陛下はコメントの中で「放射能汚染」という言葉と「満州事変」という安倍一派にとっては都合が悪い言葉が出てくる。
これだけ短いコメントの中でこれらの言葉を使った意図は明らかで「原発再稼働」「憲法9条改正」を企む安倍一派へ向けた言葉なのは明らかだ。
過去の発言から見ても安倍一派への最大の抵抗者は天皇陛下だったことは明白で天皇主義者なら安倍政権を倒さないといけない。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/31/japans-emperor-2014_n_6402542.html


天皇陛下、新年のご感想全文「歴史を学ぶことが大切」

The Huffington Post

投稿日: 2015年01月01日 10時49分 JST 更新: 2015年01月01日 10時49分 JST


天皇陛下は1月1日、2015年の年頭にあたり、宮内庁を通じて文書で所感を公表した。今年は戦後70年の節目に当たることから、「この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」とつづった。

また、宮内庁は新年にあたり、天皇・皇后両陛下が2014年に詠まれた歌を3首ずつ発表した。2014の1年間で、印象に残ったことを詠んだ歌だが、天皇陛下は歌にも、戦後の思いを寄せた。

以下に、感想と歌を紹介する。


■天皇陛下のご感想(新年に当たり)

昨年は大雪や大雨、さらに御嶽山の噴火による災害で多くの人命が失われ、家族や住む家をなくした人々の気持ちを察しています。

また、東日本大震災からは4度目の冬になり,放射能汚染により、かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。昨今の状況を思う時、それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ、地域を守っていくことが、いかに重要かということを感じています。

本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。

この1年が、我が国の人々、そして世界の人々にとり、幸せな年となることを心より祈ります。


■天皇陛下 三首

《神宮参拝》
あまたなる人らの支へ思ひつつ白木の冴ゆる新宮(にひみや)に詣づ


天皇皇后両陛下は、2014年3月、昨年式年遷宮を終えた神宮を御参拝になった。この歌は、御参拝に際しお感じになった式年遷宮に尽力した多くの人々への感謝のお気持ちをお詠みになったもの。

《来たる年が原子爆弾による被災より七十年経つを思ひて》
爆心地の碑に白菊を供へたり忘れざらめや往(い)にし彼(か)の日を


天皇皇后両陛下は、2014年10月、第69回国民体育大会御臨場等のための長崎県行幸啓の折、原子爆弾の爆心地に建立された碑に御供花になった。この歌は、来年が原爆による被災から七十年を迎える節目の年であることに思いを致され、原爆の惨禍を忘れてはならないとのお気持ちを込めて御供花になったことをお詠みになったもの。


《広島市の被災地を訪れて》
いかばかり水流は強くありしならむ木々なぎ倒されし一すぢの道


天皇皇后両陛下は、2014年12月、同年8月に発生した豪雨災害による被災地お見舞い等のため広島県を御訪問になった。この歌は、広島市安佐南区の被災現場を御視察になり、甚大な被害をもたらした水の流れのすさまじさをお感じになってお詠みになったもの。


■皇后陛下 三首

《ソチ五輪》
「己(おの)が日」を持ち得ざりしも数多(あまた)ありてソチ・オリンピック後半に入る


2014年二月、ロシア連邦のソチにおいて開催されたオリンピック冬季競技大会で、オリンピックを「自分の日」にはできず敗れ去っていった多くの選手たちの様子を目にされての歌。

《宜仁親王薨去》
み歎きはいかありしならむ父宮は皇子(みこ)の御肩(おんかた)に触れまししとふ


宜仁親王殿下には、2014年6月8日、薨去された。この御歌は、御舟入(一般の納棺に当たる儀式)の際に三笠宮殿下が宜仁親王殿下のお肩にお触れになったことをお聞きになり、御子若宮をお失いになった三笠宮殿下の深いお悲しみをお思いになってお詠みになったもの。

《学童疎開船対馬丸(つしままる)》
我もまた近き齢(よはひ)にありしかば沁(し)みて悲しく対馬丸思ふ


2014年6月、天皇皇后両陛下は、先の大戦で撃沈された学童疎開船「対馬丸」の犠牲者慰霊のため、沖縄県を御訪問になった。対馬丸の犠牲者の多くが御自身と同じ年代の子どもたちであったことをとりわけ悲しくお感じになりお詠みになっている。


関連

国旗・国歌「強制でないのが望ましい」天皇陛下が園遊会で
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200410280332.html
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/403.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 戦後日本には 悲劇共有のプラットフォームがあった(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/458bc9575fb358feb2b090e9181b6482
2015年01月02日

 日経ビジネスが、小生と意図とは異なる意味で、三人の戦後リーダーをチョイスして、「遺言」的アドバイスをインタビュー記事で掲載している。個々人には、夫々の苦しみを乗り越えた貴重な体験が数限りなくあるだろうから、話の内容を読み聞く価値は十二分にある。ただ、小生が、簡単に此処に登場する、歴史にも名を残すであろう人々の経営スパイスや、人生観のようなものには、その時代背景が大きく影響すると同時に、戦後の50年近くの間には、日本人の社会全体に「共通のプラットフォーム」があり得た時代だったという、意識の共通認識と云う援護があったことも忘れずに読んでみたいと思う。

 日本人が共通の概念でプラットフォームを形成できる時には、なぜか、そのプラットフォーム形成に、最も影響を及ぼしているのが「悲劇の共有」という悲しいような原因によって「空気」が醸成されるしかないという事実でもある。明治維新時代の共通の意識の共有は、文明社会ではなかったことを知った衝撃。第一次大戦終了後は、列強の列に入れたという高揚感と、意識の共有。そして、勝って兜の緒を絞めようという共通認識。第二次大戦終了後は「敗戦と悲劇」という意識の共有。今日紹介されている人々は、この最後の意識の共有が、社会的プラットホームを「空気」として共感的に仲間意志にの中にあった時代背景を重ね合わせて読んでおきたいとも思う「遺言」である。

 残念というか、情けないことだが、時代の流れを論理的に読み解き、将来のリスク予想で、意識の共有化が出来るのが理想だが、大きな組織や共同体を纏める場合、協力し合える場合には、多くの場合は「悲劇の共有」が社会的プラットフォームになりやすい。311程度の悲劇の共有では、社会全体の共同体形成のプラットフォームにはなり得ないということなのだ。誰だ!人間は考える葦であると言ったのは(笑)。


≪ 日本の未来へ、受け継ぐべき戦後リーダーの「遺言」

■日経ビジネス

 戦後70年──。2015年、私たち日本人は一つの節目を迎える。日経ビジネスは2014年最後の特集に、戦後のリーダーたちの「遺言」を選んだ。焼け野原から輝ける時代を築いた当事者には、若い世代にはない強靱(きょうじん)な視座がある。

 今回はスズキ会長兼社長の鈴木修氏、シャープ元副社長の佐々木正氏、脚本家の倉本聰氏の3人の「遺言」を紹介する。 「結局、人生っちゅうのは『こんちきしょう』しかないんじゃない」 中小企業オヤジのヒーロー 鈴木修(スズキ会長兼社長)

*鈴木修(すずき・おさむ)。スズキ2代目社長の鈴木俊三氏の娘婿。銀行を退社して1958年にスズキに入社し、78年社長就任。軽自動車「アルト」(79 年発売)が大ヒットし、排ガス規制の対応に遅れて経営難に陥っていた同社を再建した。入社時に年商60億円を目指していた同社を、3兆円企業に飛躍させた。会社で一番好きな場所はトイレ。毎日40分、こもって書類や新聞を読む。1930年1月生まれ(写真=的野弘路)

 未来への遺言ですか。僕にとっては「会社が潰れないように」。それだけだな(笑)。
 でもね。今回話そうと思ったのは、やっぱり、僕の話がこれからの時代を担う皆さんの参考に少しでもなるのならと思ったからです。
 僕が小さい時は、そういう指針がなかったんですよ。小学校の先生とか町長とかも、話すことは挙国一致とかそういうのだけだった。でも日本が負けてしばらくして、成人式に出た時、町長がこんな話をしたんです。

 「私たちは戦争をやって、日本を焼け野原にしてしまった。だけど、自分は齢(よわい)60を超えて、もう復興を担う力はない。申し訳ないけれど、若い成人に達した皆さん方が頑張ってほしい」

 この言葉が、人生のバックボーンになったことは確かですよ。

 僕は、戦前、戦中、戦後、そして再建という、日本の縮図を経験してきた。その中で何を考えたかというと、「こんちきしょう」とか「やる気を出そう」とか、そういうことに尽きるわけです。 これまで本当に、「こんちきしょう」の連続だった。軽自動車を作ってきた中小企業のスズキにとっては、生命を絶たれる危機が絶えなかったから。文学的には「逆境の歴史」というのだろうけど、ようするに「軽ハラ」。セクハラ、パワハラ、マタハラと同じだよ。

 軽自動車はもともと、敗戦後に「国民車」を作ろうっていう構想から生まれたんですよ。戦後10年にも満たない非常に貧しい時代、誰もが、どんなに小さくてもいいから、雨風をしのぐことができる乗り物が欲しかった。

 でも経済が成長してくると、「軽自動車なんて国策に合わないからやめるべきだ」という声が出てきた。1972年には経済団体のトップが政府に提言したんですよ。軽は燃費が悪くて安全性も確保できない、耐用年数も短いから資源の無駄遣いだと。

  それで、(ホンダ創業者の)本田宗一郎さんと一緒になって「ふざけるんじゃねえよ」と激怒したの。スズキは力がないから小型車に進出することはできなかっ た。さりとて、ぺしゃんこに潰されるのは嫌だから、「この野郎」という気持ちで挑戦し続けてきた。まあ、僕は(婿養子の)落下傘だったから、外からの軽ハ ラに加えて内からの「社内ハラ」も大変だったけど(笑)。

 それでも今や、軽自動車が(日本の自動車市場でシェア)40%になった。結局、人生っちゅうのは「こんちきしょう」しかないんじゃないのかな。奇策じゃなしに、誰に何を言われようとも、自分の実力を過信せずに続けることだよ。

■人生には、分かれ道がいっぱいある

 人生には、チャンスをつかむか逸するか、分かれ道がいっぱいある。机の上で評論していちゃダメで、やってみなさい、試してみなさいと。つまり、人間で一番大切なのは、「やる気」なんだ。

 スズキのインド進出だってそうだった。実は82年に国民車構想を掲げるインドの調査団が日本に来た時、僕はGM(当時提携していた米ゼネラル・モーターズ)に呼び出されていて、調査団に会えそうになかったんだ。

  でも、ちょっと朝早く家を出て、帝国ホテルに泊まっている調査団を訪ねたんです。ホテルで黒板を借りて、出国ぎりぎりまで話をした。それで帰国したら、一行が待っていた。「ミスタースズキの興味深い話を聞いたから」と言って。あの時、帝国ホテルに行かなかったら、インド進出はなかった。

 2015年は戦後70年ですが、戦争の体験や不幸を後世に伝えるのは無理だと思うんですよ。学徒動員の時はシラミがいっぱいだったとか、芋しか食わなかったとか、今の若い人たちに言ってもダメだよ。時代の「常識」というのは常に変わっていくものでしょう。

 だから、伝えたいのは、他人に迷惑をかけないとか、社会に貢献するとか、正しく生きる最低限のモラルを守りながら、「やる気」を発揮してほしいということだけ。極めて平凡だけど、これが若い人たちへの遺言かな。


「実験台として、100歳の私を使っていただきたい」 電子立国の父 佐々木正(シャープ元副社長)

*佐々木正(ささき・ただし)。台湾で高校まで過ごし、京都大学に進学。シャープ元副社長。トランジスタ電卓を日本で初めて開発し、半導体や液晶、太陽電池 などの技術開発を牽引した。アポロ宇宙船の半導体開発にも関わり、米研究者から「ロケットササキ」と親しまれる。ソフトバンク社長の孫正義氏を創業期に支 援した恩人でもある。現在は新共創産業技術支援機構(NPO法人)の理事長を務める。右ページの背景は本人自筆による「遺稿」。1915年5月生まれ(写 真=菅野勝男)

  もう、これが最後と思って、遺言として皆様に伝えておきたいことをお話しします。

 真空管の専門家だった私は戦争中、陸軍の登戸研究所で殺人光線の研究に動員されていました。大本営はマイクロウエーブを人間に向けて照射すれば兵器になると考えたんですね。実際、犬や猿の頭や肛門に寒暖計を刺して、どの温度まで上がったら死ぬかと実験していました。

 終戦間際になって研究所は諏訪に移転しました。大本営からは早く実験を成功させろと急かされており、米国人の囚人を使った実験の計画まで用意されていました。終戦を迎えたのは、その実験をする直前でした。

 実際に人体実験をしていたら、軍法会議にかけられていたかもしれません。玉音放送を聞いた時に真っ先に思ったことは、軍法会議にかけられないように、生き延びなければということでした。諏訪湖に実験設備を捨てて逃げたことを覚えています。

  軍法会議を免れた私は、その後、半導体の研究に身を投じました。ノーベル賞を受賞したことでも知られるベル研究所(米国)のジョン・バーディーンら3人と は、同じ分野の研究者として終戦前から文通していましてね。終戦後、アメリカで再会した時、戦争中にどんな研究をしていたのかといった思い出話をしている と、バーディーンは「不思議な石を見つけた」と言います。これが後に世界最初のトランジスタに使われるゲルマニウムでした。

 それは面白いな、我々もやらないかんと、検討が始まりました。当時、私が働いていた神戸工業(現富士通テン)には、後にノーベル賞を受賞する江崎玲於奈くんもいて、神戸工業は日本で最初にトランジスタを生産した会社となりました。

 その後シャープに転職し、新たなMOS(金属酸化膜半導体)と呼ばれる半導体を設計しました。MOSの特徴は、大幅な小型化が可能なことです。

  ただ、日本メーカーに製造をお願いしても、歩留まりが不安定だと言ってどこも見向きもしてくれない。そこで米国に渡って協力メーカーを探しましたが、米国でも理解されない。辞表を出すことを覚悟して帰国の飛行機に乗ろうとした時、空港の館内放送で私の名前が呼ばれたんです。

 一度は私の提案を断ったロックウェルの社長が、土壇場で考え直してくれた。シャープが1964年に発売した世界初のトランジスタ電卓は、このロックウェルが生産したLSI(大規模集積回路)を使ったものです。

 ロックウェルは当時、アポロ宇宙船のコンピューターを開発していました。宇宙船の安全性を向上するには2人乗りにすることが必要で、船内のスペースを確保するためにLSIの小型化が不可欠でした。月着陸船の第1号は、我々が協力してできたんですよ。

 後にロックウェルとの共同開発は日本で波紋を広げました。日本は国策で半導体産業を育成しようとしており、アメリカ企業と手を組んだ私は、一時、国賊とも呼ばれてしまいました。

■「地球生命を考え、地球を救う会」を作ろうと思っています

 振り返れば私は、真空管、半導体、液晶、太陽電池と、一貫して「エレクトロン(電子)」の世界に身を置いてきました。幸いにも、こうして数えで100歳まで生きてこられたわけですが、死ぬまでにこれまで生かしてくれた恩に報いたいと思っています。

  それは、老化の原因である細胞の「酸化」を食い止める「還元」の技術を確立するための活動を支援することです。酸化という現象は、細胞の外に「電子」が出 てしまうことで起こります。それなら、「電子」を再び細胞の中に入れることができれば、酸化の進行は止めることが理論上はできるはずです。

 今、地球上では2万種以上の生物が「絶滅危惧種」に分類されているといいます。太陽系の惑星で唯一、生物がいる地球はこの先どうなるのか。そこで生きている人間はどうなるのか。私たちの子孫はどうなるのか。この大問題を解いていかなければなりません。

 生命の寿命を延ばす可能性を秘める還元の技術は、その解の一つになるのではないでしょうか。その技術を使えば、人間は130歳、140歳まで寿命を延ばせるのではないかと思っています。その実験台として、100歳の私を使っていただきたい。

  生命が生き延びる「場」さえ維持できれば、そこで世の中を良くするイノベーションは必ず生まれます。私が台湾にいた学生時代、不可能と思われた北国のリンゴと南国のマンゴーの接ぎ木に成功し、リンゴマンゴーという新種を生み出しました。それと同じように、多様性のある場があれば、そこで異質の才能がぶつか り合う「共創」によるイノベーションを起こすことができる。

 私は残された時間を使って、「地球生命を考え、地球を救う会」を作ろうと思っています。そして、皆さんの奮起とその成果を期待しつつ、この世を去っていきたい。


「日本は、リッチではあるけど幸せがなくなっちゃった」 森の時間を描く脚本家 倉本聰

*倉本聰(くらもと・そう)。脚本家、劇作家、演出家、愛煙家。1959年ニッポン放送に入社し、脚本家デビュー。63年に独立し、77年に北海道・富良野 に移住。その後は、富良野を舞台にした家族ドラマ「北の国から」など、多数の作品を手がける。俳優や脚本家を養成する私塾「富良野塾」を主宰。2015年 1月から新作「ノクターン─夜想曲」を公演。自然を感じるため最近はローソクの灯りで風呂に入る。1935年1月生まれ(写真=千倉志野)

  富良野に移住したのは1977年のこと。豊かさに対する不安があったからです。ちょうどバブルが始まる頃で、テレビの仕事をしていたかな。生活が豊かになるのはうれしいけど、こんなに豊かになっちゃっていいんだろうかという不安感がすごくあってね。

 戦争を通して貧しい思いもしたから、戦後、日本が多少豊かになった頃は良かったと思いましたよ。60〜70年くらいかな。その頃が一番、精神的にも物質的にも満たされていた。

 「豊か」という言葉を辞書で引くと「リッチにして幸せなこと」とある。幸せというのは今に満ち足りていることです。日本は、リッチではあるけど幸せがなくなっちゃった。

  今くらい豊かになっても、経済界では常に右肩上がりを求めるでしょ。だけど、我々は物を食って生きている。IT(情報技術)とか金融で飯は作れません。食 べ物というのは全部自然から作られる。そして自然界に右肩上がりのものはないんです。それなのに世の中の人たちは、もっと良くしろと年がら年中言ってい る。

■前年比一辺倒から離れること。そこに本当の豊かさがある

 僕はね、前年比という言葉が分からないんです。みんな前年より伸びないとダメと言うけど、前年と同じでいいじゃない。今の日本の「前年比感覚」は、自然と矛盾している気がするんですよ。

 2015年1月から公演する舞台「ノクターン─夜想曲」で描いたのは、原発に巻き込まれた人々の悲劇です。前年以上の成長を求めて日本は原発を造った。そして庶民が事故に巻き込まれた。

  今回の作品に出てくる夜ノ森という町を訪れたんですね。桜の名所でね。今は入れないけれど、人家は全部残っている。中をのぞくと、新しい家にベビー用品が あったりする。この家は最近子供ができたんだ、新築だから夫婦が夢を語って建てたんだろうなと。空想力を働かせれば、その家に住めない悲しみが分かるで しょう。成長ばかり追い求めた揚げ句、庶民のささやかな幸せが壊された。

 前年比一辺倒から離れること。そこに本当の豊かさがあるはずです。 ≫(日経ビジネス編集部) [日経ビジネス 2014年12月29日号の記事を基に再構成]



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/404.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「生活の党と山本太郎となかまたたち」、小沢さん「最初はびっくりされたけどけっこう評判はいいんだよ」  三宅雪子
満席で座れず。私は、廊下に座れっています。小沢さん、挨拶中です。







































http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/405.html

記事 [政治・選挙・NHK177] アベノミクスに破壊される農家 農政放棄し市場原理導入、米価暴落で農家に壊滅的打撃 :経済板リンク
アベノミクスに破壊される農家 農政放棄し市場原理導入、米価暴落で農家に壊滅的打撃(Business Journal)

http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/604.html



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/406.html

記事 [政治・選挙・NHK177] サザンオールスターズの「チョビ髭」紅白パフォーマンス、安倍首相批判と話題に(Huffington Post)
サザンオールスターズの「チョビ髭」紅白パフォーマンス、安倍首相批判と話題に
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/01/southern-all-stars-criticize-shinzo-abe_n_6402942.html
2015年01月01日 16時03分 JST 更新: 2015年01月01日 18時04分 JST The



サザンオールスターズホームページより


サザンオールスターズが12月31日の紅白歌合戦にサプライズ出演した際のパフォーマンスが、安倍首相批判ではないかと話題になっている。ボーカルの桑田佳祐が「チョビ髭」をつけて歌った曲が、批判にあたるというのだ。


サザンオールスターズの紅白出演は、直前まで交渉が重ねられ事前発表がないまま本番を迎えた。この日は、横浜アリーナで行われている年越しライブ会場からの中継で出演。「歴史的瞬間を皆さんに見ていただきたいと思います」とSMAPの中居正広に紹介され、2013年8月に発売された「ピースとハイライト」という曲を披露した。明るくポップな曲調だが、現在の日本や世界を取り巻く国際情勢がテーマになっている作品で、公式プロモーションビデオ(PV)にも安倍首相や韓国の朴槿恵大統領らのお面をかぶった人物が登場する。




桑田はNHKの中継が始まる直前に「チョビ髭」をつけてスタンバイ。誰かに扮したかのような姿が全国に流れた。演奏では、スクリーンに世界中の紛争の映像が映しだされ、桑田は、「都合のいい大義名分(かいしゃく)で 争いを仕掛けて  裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)」と熱唱した。


桑田は安倍首相夫妻が鑑賞した28日のライブでも「ピースとハイライト」を歌ったが、このとき話題になったのは「爆笑アイランド」という曲のほうだった。桑田が一節を「衆院解散なんてむちゃを言う」と変更して歌ったことが報道された。ネットユーザーからは紅白での桑田のパフォーマンスに「感動した」という意見のほか、「安倍夫妻が事前のチェックに行ったのに…」などの声も投稿された。


















サザンオールスターズは1月1日、新譜「平和の鐘が鳴る」の歌詞を先行公開した。NHKの放送90年を記念するイメージソングとしてもつかわれるというこの曲には、次のフレーズが含まれている。


「過ちは二度と繰り返さんと 固く誓ったあの夏の日 未だ言えない傷を抱えて 長い道を共に歩こう」


http://special.sas-fan.net/special/sas2015/



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/407.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 《これは酷い》 竹中平蔵氏が元旦に熱弁!「正社員をなくしましょう」「全員を正社員にしようとしたから大変なことになった」
【これは酷い】竹中平蔵氏が元旦に熱弁!「正社員をなくしましょう」「全員を正社員にしようとしたから大変なことになった」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5024.html
2015/01/02 Fri. 20:00:19 真実を探すブログ



安倍内閣の産業競争力会議で様々な意見を提言している竹中平蔵氏が、1月1日に放送された「朝まで生テレビ!元旦スペシャル」で問題発言をしていたことが判明しました。竹中平蔵氏は番組中で非正規雇用問題について、「日本の正規労働ってのが世界の中で見て異常に保護されているからなんです」と述べ、正社員の保護を廃止するべきと主張。
更には「正社員をなくしましょうって、やっぱね言わなきゃいけない」「全員を正社員にしようとしたから大変なことになったんですよ」と竹中氏は指摘し、これらの政策を実行するべきと持論を強調しました。


竹中平蔵氏は前々から同じ様な事を言っていましたが、元日の番組でもこれを強調している事に呆れてしまいます。ただ、安倍政権が重宝していることもあり、彼の意見はそのまま日本政府の政策として実行されることになるでしょう。
現に自民党は残業代ゼロや首切り自由化法案の実行を決定しているわけで、竹中平蔵氏のような新自由主義者をどうにかしないと、日本の古き良き制度は粉々に潰されてしまうかもしれません。


↓正社員切り捨てを熱弁する竹中平蔵氏




☆竹中平蔵氏が非正規雇用について熱弁「正社員をなくしましょう」
URL http://news.livedoor.com/article/detail/9634197/
引用:
1日放送の「朝まで生テレビ!元旦スペシャル」(テレビ朝日系)で、竹中平蔵氏が非正規雇用について論じた。
同番組は、「激論!戦後70年日本はどんな国を目指すのか!」と題し、田原総一朗氏や出演者が生放送で討論を繰り広げる。


〜省略〜


また竹中氏は、派遣雇用が増加した原因について「日本の正規労働ってのが世界の中で見て異常に保護されているからなんです」と述べ、整理解雇の4要件について触れた。
さらに竹中氏は、同一労働同一賃金について「(実現を目指すなら)正社員をなくしましょうって、やっぱね言わなきゃいけない」「全員を正社員にしようとしたから大変なことになったんですよ」と、日本の問題点を指摘した。
:引用終了


☆[1/3] 朝まで生テレビ!元旦スペシャル 141231


☆[2/3] 朝まで生テレビ!元旦スペシャル 141231


☆三橋貴明「日本の財政悪化の真犯人は竹中平蔵だ!」



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/408.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 白井聡「戦後70年、節目の年の年頭に当たって」(地元紙で識るオキナワ パート2)
白井聡「戦後70年、節目の年の年頭に当たって」
地元紙で識るオキナワ パート2  2015年01月02日
http://michisan1.ti-da.net/e7117319.html

 終戦から70年、いまだに戦争責任の問題が片付いていない。その弊害は極めて危機的な形で表れている。

間違った国家指導をした人たちの責任を日本自身で問わなかった結果、今も彼らの「直系」の後継者が国家の中枢を占め、その立場と権限をフルに使ってその歴史的事実をなかったことに画策し、あるいは正当化すべく今度は「負けない戦争をするぞ」と意気込んでいる。安倍首相はその代表格であり、およそ5分の1の有権者は彼について行けば間違いないと思っているから始末に悪い。

 http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/36913.jpg
(琉球新報1/1)


元旦の日の沖縄地元紙の社説です

http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/36914.jpg
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/36915.jpg
(沖縄タイムス1/1社説、記事原文はこちら

http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/36916.jpg
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/36917.jpg
(琉球新報1/1社説、記事原文はこちら

http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/409.html
記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍政権の本質:平和日本から武器輸出の国にする(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201501/article_3.html
2015/01/02 21:20

今まで、自民党の歴代の安全保障に関する基本的な政策は、「非核3原則(もたず、つくらず、もちこませず)であり、武器輸出禁止であったが、安倍政権になり、武器輸出に大きく門戸を開く政策を行おうとしている。

武器を購入してくれる国には、ODAとは別に低利で資金援助することを考えている。明らかに、歴代の自民党の政策から逸脱しようとしている。

さらにすごいことに、兵器メーカーから政府が武器を買い取り、それを無償で供与することも考えているという。この構図は、まさに米国と日本の関係である。兵器メーカーとしては、自社の開発費だけでなく、政府、外国からお金が入るので、次々と新しい兵器を開発出来る。

これも、3分の2の絶対多数をもっているからであるが、平和の党を標榜していた公明党も、完全に加担することになる。創価学会という宗教団体が推す公明党が、人を殺す武器を売ることに加担することになる。

武器を一度売るということは、兵器メーカーにとって、それが主要な仕事になり、またそれを使う国も次がほしくなる。それによって、日本が他の国の戦争、紛争に深く関わることを意味する。平和日本の政策が大きく変換することになる。


武器購入国に資金援助 途上国向け制度検討
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015010102000127.html

 防衛省が、日本の防衛関連企業から武器を購入した開発途上国などを対象とした援助制度の創設を検討していることが分かった。武器購入資金を低金利で貸し出すほか、政府自ら武器を買い取り、相手国に贈与する案も出ている。政府開発援助(ODA)とは別の枠組みとする方針だ。

 援助制度は、武器輸出を原則認める防衛装備移転三原則決定を受け、輸出促進策の一環として検討されている。日本の防衛関連企業向けの資金援助や、相手国への訓練・整備支援なども合わせて検討している。

 援助については、有償援助を軸に検討を進めている。国が出資して特殊法人を新たに設立。この特殊法人が、金融市場から資金を調達し、武器購入に必要な資金を低利で相手国などに貸し出すという仕組みだ。

 さらに日本の防衛関連企業が製造した武器を政府自らが買い取り、途上国などに贈与する無償援助制度の創設も防衛省では議論。これは、他国の軍や軍関連機関に自衛官を派遣し、人道支援や災害救援、地雷や不発弾の処理などを訓練する防衛省の「能力構築支援制度」の拡充案が有力だ。国の一般会計の事業として実施しているこの事業の予算を大幅に増やして贈与資金に充てるという。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/410.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「私には総理の年頭所感がよく分からない、というのが正直なところですね:松井計氏」
「私には総理の年頭所感がよく分からない、というのが正直なところですね:松井計氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16254.html
2015/1/2 晴耕雨読


https://twitter.com/matsuikei

明らかにこれ、現政権への異議申し立てですね。

⇒天皇陛下、新年にあたっての感想全文 - 朝日新聞デジタル http://t.co/ofCvJttV5A

総理、今ごろ、きちんと本を読んでるのかな?

私、紅白は見てないんだけど、聞くところによると、サザンが思いきったパフォーマンスを見せたらしいね。

これも異例の事でしょうな。

大晦日にそれがあって、明けて元日の今日は今上のこれまた異例の新年の言葉。

それだけ今の日本が危機的状況だってことだよねえ。

引き返せるうちに引き返しましょうや。

> 各紙が見出しで引用した天皇陛下のお言葉は… 「歴史を学ぶことが大切」(朝日) 「歴史学ぶことが大切」(日経) 「歴史学ぶこと 極めて大切」(毎日) 「戦争の歴史学び考えること大切」(東京) 「日本のあり方考える機会」(読売) 「日本のあり方考えていくこと極めて大切」(産経)

> ふたつの年頭所感。後者をより「前向き」と感じる人たちにいかにして前者の必要性を知ってもらうかが、今年のテーマだ。 天皇陛下「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていく…」安倍総理「国民の皆様とともに、日本を、再び、世界の中心で輝く国としていく。」

総理の年頭所感。

日本を再び、世界の中心で輝く国にする、というんだけど、<再び>というからには、以前にそういう時代があった事になるね。

総理はいつ頃を想定してるんだろう?

私ならヴォーゲルのJapan as Number Oneが出た79年以降、80年代からの安定成長期を想起する。

だけど、明らかにそれは総理が嫌う戦後レジームの成果だし、当時の経済政策は、ま、今と真逆だと言いたいほどですよね。

仮に、日本が<世界の中心で輝>いていた時代とやらを戦前のGreater Japanese Empireに求めたいのだとしても、これもまたちょっと無理がありますよね。

だって、当時のGreater Japanese Empireは、結局は世界中を敵にまわし、ぼろ負けの戦争をしたわけですから、<世界の中心で輝>いていたとは言えない。

なので、私には総理の年頭所感がよく分からない、というのが正直なところですね。

なんか、ご自身が書いた書評について、最低の本だと思ったけど、<業界のルールらしいから、絶讃しておいた>とか発言してる人がいるんだって?

私も何度も、新聞、夕刊紙、雑誌に書評を書かせてもらったことがあるけど、そんな<業界のルール>なんて聞いたこともないけどなあ。

書評のルールって、特にミステリなどにおいて、ネタを割らない、てことくらいなんじゃないの? ま、たまにこの禁を犯してる書評または読書案内を見ることもあるけどね。

こういうのは、腹が立つけどさ。

ホメなきゃいけないなんてルール、どこにもありませんよ。

いやあ、でもなあ、ほんっとに今年こそ穏やかな年になって欲しいなあ。

で、今、苦しい状況にある人が、すぐには問題が解決できないにしても、この問題はやがて必ず、解決できる、と考えることが可能な年になって欲しいねえ。

祈るような心境でそう感じますよ。

> 安田浩一 私も何度か書評を書いてきた。しかし、嫌いな本を「業界のルール」だからと、あえて絶讃したことなどない。というか、そんなルール知らない。

> 中沢けい 書評はずいぶん書いているけど「ほめなきゃいけない」業界ルールなんてない。 書評・時評・本の話---1978-2008 中沢 けいhttp://t.co/5UplMDb5hs @amazonJPさんから 

<書評ルール>の話だけどね、好きな本を選んで書評しろ、て注文なら、そもそも貶したい本なんか選ばない。

この本の書評をお願いします、て注文でもさ、そりゃホメる要素のないものをホメたりゃしないよ。

それはこちらの原稿の質を問われる問題だからね。

ホメろ、てのが前提の注文なんかないでしょ?私の例を出すかな。

以下が自由に本を選んで書評してくれと注文された例。

http://t.co/8wC59uJ9c6 http://t.co/8YEsItCulN ↓は指定された本の書評。

http://t.co/ak5uTQvKrX http://t.co/gcVquBO6y6

リテラ、独走状態だね(^^;⇒"@litera_web: 安倍首相のちんこちっちゃい! 岩井志麻子が韓国人の愛人相手に衝撃発言! http://t.co/li6LHjLs6J"

> 橋下徹 大阪のインチキジャーナリストはこういうことを全く知らずにいい加減な反維新コメントを出しています。この手法を止めることが僕の第一使命でした RT @q942amakas:大阪府が平成13年から減債基金からの借り入れと言う禁じ手を使ってまで破綻を逃れ様としていた事は知り得たでしょうか 

正月早々、インチキジャーナリストなんて乱暴な言葉を使わなくてもよさそうに思うけどなあ。

> 平野 浩 今や政治献金は当たり前のように復活しているが、政党交付金導入のさい、自民党は「2年後に団体献金、企業献金は廃止」を約束。政党交付金は年間で320億円、議員一人当たり4500万円で非課税。しかし、今や二重取り。経団連も平然と献金再開。国民は忘れっぽいし、声を上げないからこうなる。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/411.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 天皇陛下の年頭所感を読む  江川 紹子
天皇陛下の年頭所感を読む
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20150102-00041979/
2015年1月2日 21時16分  江川 紹子 | ジャーナリスト


毎年、年の初めに発表される天皇陛下の所感。戦後70年となる今年は、戦争がもたらした多くの犠牲に触れ、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと」と述べられた。

過去にしっかりと向き合い、そこから教訓を学び、2度と悲惨な戦争の当事国とならないよう、この機会にしっかり考えていこうという呼びかけと、私は受け止めた。ただ、新聞によっては、なぜか「歴史を学び」という言葉を見出しから割愛し、「日本のあり方考える機会」(読売)「日本のあり方考えていくこと極めて大切」(産経)としたところもあった。

ふと思い立って、今上陛下が天皇となられて最初に迎えた平成2年(1990)から今年に至る26回の年頭所感をすべて読んでみた。

これまでの26回で「経済」という言葉が15回も使われているのは、意外だった。「厳しい経済状態」を案じ、人々を励ます発言が多い。陛下のお言葉から、その時々の社会状況が思い起こされる。

特に多いのは災害への言及。言葉としても、「災害」19回、「被災」11回、「震災」10回のほか、「台風」「豪雨」「雪」なども5〜6回出て来る。2012年以降は、3年連続で「放射能汚染」という言葉が使われている。原発事故に対する陛下の強い関心と被災者を案じるお気持ちが伝わってくる。

戦争と平和に関わる言葉も多い。「平和」は12回、「戦争」6回使われ、世界各地の戦争や紛争にも言及されている。戦後の節目となる年については、必ず日本の戦争について語られている。戦後50年となった平成7年(1995)には「この節目の年にあたり、過去を振り返り、戦争の犠牲者に思いをいたすとともに、今日の繁栄を築いた人々の労苦をしのび、改めて世界の平和を祈りたい」と述べられた。さらに翌年にも、前年に印象深いこととして戦後50年を挙げられた。

戦後60年については、翌年の平成18(2005)年の所感の中で触れられた。ほかに、平成10年(1998)には「昨年は、日本国憲法施行から50年、沖縄返還から25年の節目に当たり、我が国の歩んできた過去を振り返った」と語られている。平成15年(2003)には、平和条約発効50年に言及された。

そうした発言での、過去を「振り返り」、犠牲者に「思いをいたす」という表現に比べてみると、今年の「歴史を充分に学び」という言葉に、陛下がどのような思いを込められたのかがうかがわれる。特に、「満州事変に始まる戦争の歴史」と具体的に述べられたのは、対米戦争だけでなく、アジアにおける日本の戦争の歴史を学び、そこから教訓を学ぶことの大切さを、あの戦争を知る者として伝えたい、という強いお気持ちゆえではないだろうか。

新年に発せられたお言葉を通して読んでいくと、折に触れて過去を顧みて、今と未来を考える、という陛下の姿勢や、今回のお言葉に込められた思いもお気持ちが理解できるように思う。以下に全文を引用するが、お言葉の後の〈〉内は、その年の状況を思い起こす手がかりとして、主な出来事をいくつか江川がピックアップして紹介した。

*     *     *     *     *     *    *

平成2年(1990)

昭和天皇をおしのびして、日々の務めを果たし、国民の幸福を心に思いつつ過ごしてきました。昭和天皇の崩御に始まるこの一年は、誠に事多く、感慨深い年でありました。

新しい年を迎えるに当たり、国民生活の一層の充実と、わが国が、国際社会の一員として、謙虚に、世界の平和と繁栄に貢献していくことを願いつつ、務めを果していきたいものと思います。

〈この年2月第2次海部内閣発足、11月に即位の礼。10月に東西ドイツが統一〉

平成3年(1991)

昭和天皇の一年祭に始まり、即位の礼に関連する行事で終わった一年でしたが、諸行事が多くの人々の協力により、滞りなく行われたことを感謝しています。

一年を振り返ると、国の内外誠に事多い年でした。災害も多く、90人以上の人々が集中豪雨、台風、竜巻によってなくなったことを非常に残念に思います。

新しい年が我が国民にとって、また、世界の人々にとって、幸せで平和な年となるよう願っています。

〈この年1月湾岸戦争、12月ソ連邦崩壊。バブル崩壊始まる。6月雲仙普賢岳の大火砕流、11月宮沢内閣発足〉

平成4年(1992)

この一年を振り返ると、世界では誠に事多く、大きな変化があった年でありました。この世界で起こっている大きな変化が、平和にうちに、すべての人々にとって良い方向に進んでいくことを願っています。

国内では雲仙普賢岳の噴火、集中豪雨、長雨、台風による災害で、人命が失われ、また、農林業などが被害を受けたことは残念なことでした。

新しい年が我が国民にとって、また、世界の人々にとって、幸せな年になるよう願っています。

〈この年3月にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、7〜8月にバルセロナ五輪。6月にPKO協力法案成立。10月両陛下が初めて中国訪問〉

平成5年(1993)

この一年、世界の各地で局地的戦争とそれに伴う多くの犠牲者生じ、平和な年とは言いがたかったことは残念なことでした。

昨年が自然災害による犠牲者の最も少ない年となったことは、自然条件が良かったばかりでなく、関係者の努力に負うところも大きかったことと、深く多としています。

厳しい経済情勢により、苦労の多かった人々にとって、幸せな年になるよう願っています。

〈この年の1月クリントン米大統領就任、7月カンボジア暫定政府発足、9月オスロ合意。4月両陛下が初めて沖縄訪問、6月皇太子殿下結婚、7月北海道南西沖地震で奥尻島が津波被害、8月慰安婦問題に関する「河野談話」、細川内閣発足〉

平成6年(1994)

この一年は、厳しい経済情勢の中、冷夏に見舞われ、更に、地震や集中豪雨により400人を超える死者行方不明者が生じるなど、誠に多難な年でした。災害を受けた人々が立直る日の早く来ることを深く念願しています。

世界においては、依然局地的紛争により多くの犠牲者が生じており、非常に残念なことですが、カンボジア情勢など明るい方向に向かう兆しも見られることは喜ばしいことです。

新しい年が我が国民にとって、また、世界の人々にとって、幸せな年になるよう願っています。

〈この年4月羽田内閣発足、6月村山内閣発足、松本サリン事件〉

平成7年(1995)

新しい年が、日本及び世界の人々にとって、幸せな年であるよう願っています。

50年前、日本の国民は最も厳しい戦争の終局を迎え、戦後は困難な復興を果たしつつ、世界の国々との関係の改善に尽してきました。この節目の年にあたり、過去を振り返り、戦争の犠牲者に思いをいたすとともに、今日の繁栄を築いた人々の労苦をしのび、改めて世界の平和を祈りたいと思います。

〈この年1月阪神淡路大震災、3月地下鉄サリン事件、8月村山談話〉

平成8年(1996)

戦後最大の災害となり、多くの人々に深い悲しみをもたらした阪神・淡路大震災から一年がたとうとしています。この一年、被災者には、肉親や知人を亡くし、あるいは住む家を失った悲しみに耐え、懸命に生きてこられました。寒さの一段と増す折から、厳しい環境にある被災者、特に、高齢者の健康が案じられます。被災地の復興が一日も早く成し遂げられ、人々の生活が安らかになるよう念願しています。

昨年は、戦後50年という節目を迎え、様々な行事が行われました。私ども皆にとり、戦没者を悼むとともに、過去の歴史に対する認識を深め、平和への願いを新たにする意味深い年であったと思います。

夏の始めには、長雨が続き、一昨年の冷夏を思い返し案じていましたが、天候が回復し、多くの地域で農作物の作柄が順調だったことは喜ばしいことでした。

新しい年が我が国民にとっても世界の人々にとっても幸せな年であるよう切に希望いたします。

〈この年1月橋本内閣発足、12月ペルーの日本大使館公邸占拠事件(解放は翌年4月)〉

平成9年(1997)

今もペルーの日本大使公邸で、人質として厳しい生活を送り、家族と共に新年を祝うことが出来ない人々のことを思うと本当に心が痛みます。すべての人質が無事解放される日の一日も早いことを願ってやみません。

様々なことが起った一年であり、国民生活の一層の充実のために解決されるべき課題も残されていますが、この一年を顧み、それを明日の糧として、明るい未来が築かれていくことを望みます。

新しい年が我が国民にとっても、世界の人々にとっても幸せな年であるよう念願しています。

〈この年2月頭でいわゆる酒鬼薔薇事件。4月消費税5%。証券会社の破綻が相次ぐ。12月球温暖化防止京都会議で京都議定書〉

平成10年(1998)

昨年は、日本国憲法施行から50年、沖縄返還から25年の節目に当たり、我が国の歩んできた過去を振り返った年であるとともに、地球温暖化防止京都会議が開催され、環境という視点に立って地球の将来に目を向けた年でもあったと思います。

厳しい経済情勢の下で、国民生活には今後とも様々な苦労があることと案じていますが、国民が互いに助け合い、世界の人々と共に、より良い未来を築くために力を尽くしていくことを期待しています。

年頭に当たり、本年が国民にとって良い年となることを念願し、皆の幸せを祈ります。

〈この年2月長野オリンピック、7月小渕内閣発足〉

平成11年(1999)

昨年は長野オリンピック冬季競技大会という若々しく明るい祭典で幕を明けました。我が国の選手の目覚ましい活躍の様子は今も多くの国民の心に残っていることと思います。しかし経済情勢の推移や自然災害の発生により、国民生活が厳しさを増したことは深く心にかかるところです。

世界においても大規模な自然災害の発生や厳しい経済情勢が多くの人々に苦難をもたらしました。このような状況下、世界経済や地球環境など様々な面で国境を越えた協力がますます重要になってきていることを感じます。世界の諸国民が互いの絆を大切にし、協力し合っていくと共に、国民の一人一人が困難の中で支え合い、より良い未来を目指して努力していくよう願っています。

新しい年が我が国民にとっても、世界の人々にとっても幸せな年となることを切に念願しています。

〈この年1月にユーロ導入、3月NATOユーゴスラビア空爆を開始、8月トルコ大地震、9月台湾大地震。8月国旗国歌法成立〉

平成12年(2000)

昨年一年、我が国は引き続き厳しい経済情勢下にあり、これは人々の生活にも様々に影響したことと思われます。また、世界各地で大規模な自然災害や地域紛争があり、多くの人命が失われたことは痛ましいことでした。

新しく迎えたこの年に、国民皆が互いに助け合って当面の困難を克服し、また、世界の人々と共に平和を求め、健全な未来を築くために力を尽くしていくよう願っています。

20世紀最後の年が、我が国の人々にとり、そして世界の人々にとって、明るく幸せなものとなることを祈ります。

〈この年4月森内閣発足。3月有珠山噴火、8月三宅島噴火。9月シドニー五輪、11月米大統領選は接戦をブッシュ氏が制す〉

平成13年(2001)

21世紀に入りました。過ぎ去った20世紀を顧みつつ、新しい年を過ごしていきたいと思います。

現在の我が国は、高齢化への対応や経済の回復など、様々な課題を抱え、人々の生活にも様々な苦労の多いことと、思われます。この困難を越えていくことによって、より堅実で心豊かな社会が築かれていくことを信じています。国民の一人一人が、互いの絆(きずな)を大切にし、更によい未来を目指して助け合っていくことを切に望んでいます。

平和や環境など世界の問題についても、国民が、他国の人々と協力し取り組んでいくよう期待しています。

本年が我が国と世界の人々にとって幸せな年となることを念じています。

〈この年4月小泉内閣発足、8月小泉首相が靖国神社に参拝。9月米国で同時多発テロ、10月アフガン戦争〉

平成14年(2002)

昨年は、同時多発テロという悲惨な事件が起こり、日本人24人を含み、3千人を超える死者行方不明者が生じました。この事件により、米国、日本を含む各地の経済情勢は、今一層の厳しさを増しています。世界の安定と平和を維持するため、国々の間に更なる友好と協力が強く求められていることを感じます。

現在、日本は、厳しい状況下にありますが、戦後の苦難を克服した国民の英知と努力を思い、国民がこの困難を必ず乗り越えていくものと信じています。

本年が、日本と世界の人々にとって、明るい兆しの見える年となることを祈っています。

〈この年9月日朝首脳会談、拉致被害者5人帰国。10月バリ島爆弾テロ、モスクワ劇場占拠事件〉

平成15年(2003)

厳しい経済情勢の続く中、新しい年を迎えました。

振り返ると、平和条約が発効して初めて迎えた新年がちょうど50年前になります。この50年間に今日の日本を築くために人々が払った非常な努力に思いを致し、より良い未来を求めて皆で力を尽くしていきたいと思います。

国民の生活には様々な苦労や困難があることが察せられますが、今年が一人一人にとって少しでも良い年となるよう願っています。

〈この年3月米国がイラクに侵攻(イラク戦争)、日本人外交官殺害。5月宮城県沖地震、9月十勝沖地震。7月イラク特措法成立〉

平成16年(2004)

大勢の人々が病気のことを心配してくれ、また、古希を迎えたことを祝ってくれたことに、深く感謝しています。

昨年は、冷害に加え、集中豪雨、台風、地震の災害が起こり、また、日本の経済や社会に厳しい状況が続きました。海外でも日本人を含む幾多の人命が失われるという悲しい出来事がありました。苦労多く、心の痛む日々を送ってきた人も多いことと深く察しています。

新しい年に当たり、人々の幸せと日本の更なる発展のために、皆が互いに助け合いながら力を尽くしていくことを期待しています。

本年が、日本と世界の人々にとって明るい年となるよう祈っています。

〈この年8月アテネ五輪、9月ロシア・北オセチア共和国で学校占拠事件、12月スマトラ島沖地震。1月自衛隊イラク派遣、10月新潟県中越地震〉

平成17年(2005)

昨年は自然災害が各地を襲い、大勢の人々が被災しました。厳しい冬を迎え、被災者のことが案じられます。また、経済情勢がまだ十分に良好な状況にはなく、人々の苦労を察しています。

海外では、紛争などにより、多くの命が失われ、非常に残念なことでした。それとともに、自然災害による犠牲も多く、特に、年末に起こった地震による津波は周辺の国々に大きな被害をもたらし、極めて多数の死者・行方不明者が生じたと報道されています。誠に痛ましいことです。12年前奥尻島などを襲った津波や、私の生まれた年に起こった死者・行方不明者三千人を超す被害を出したといわれる三陸地震津波などのことが思い起こされました。

今年は、阪神・淡路大震災が起こってから10年になります。ここに改めて皆で過去の自然災害を顧み、安全性の高い社会を築いていくことに務めることが大切であると思います。

年頭に当たり、国民の幸せを祈るとともに、皆が相互に、また、世界の人々とも相携え、世の平安と人々の幸せのために力を尽くしていくよう願っています。

〈この年7月ロンドン同時爆破事件。3月福岡県西方沖地震、4月JR福知山線脱線事故、8月参院郵政法案否決で衆院解散。6月両陛下がサイパン島を訪問し、戦没者を慰霊〉

平成18年(2006)

昨年は、終戦から60年の年に当たりました。先の大戦では日本人310万人が亡くなり、また、外国人にも多くの犠牲者が生じました。私どもは戦争で亡くなった人々のことを決して忘れることなく、この多くの犠牲の上に今日の日本が築かれたことに思いを致さねばなりません。

暮れになって降り始めた大雪で、各地で大きな被害が生じています。そのために20人を超える人々が亡くなったことを本当に残念に思います。自然災害の被害を受けた地域で、避難生活を続けている人々のことが案じられます。また、帰島を果たした三宅島の人々、帰島を果たせずにいる人々が共に健康を保つよう願っています。

新しい年が皆一人一人にとって幸せなものであることを祈り、より良い社会を作るために皆が助け合って力を尽くしていくことを心から念じています。

〈この年5月ジャワで大地震。1月ライブドアへの強制捜査、9月第一次安倍内閣発足〉

平成19年(2007)

昨年も、大雪や豪雨、台風、竜巻などの自然災害で、150人もの人命が失われたことは痛ましいことでした。新潟県や福岡県では、地震災害のため、この冬も仮設住宅で暮らしている人々のことが心にかかっています。

また、台風による潮風害などで稲作などに大きな被害を受けた地域もあり、農家の人々の心痛が察せられます。

新しい年の始めに当たり、我が国と世界の人々の幸せを祈り、皆が、互いに信頼し合って暮らせる社会を目指し、力を合わせていくよう、心から願っています。

〈この年7月参院選で民主党が第一党に、9月福田内閣発足。3月能登半島地震、7月新潟県中越沖地震〉

平成20年(2008)

昨年は石川県と新潟県に地震があり、厳しい冬を過ごす被災者の苦労が察せられます。大雨などの自然災害は少ない年でしたが、国民生活に不安をもたらすような社会的状況が幾つか明らかになったことは残念なことでした。

新しい年が国民一人一人にとって幸せなものであり、世界の人々が互いに信頼し合って暮していける社会が築かれていくことを願っています。

〈この年9月リーマンショック。6月秋葉原無差別殺傷事件、9月麻生内閣発足、12月製造業派遣切りに対応する年越し派遣村。6月岩手・宮城内陸地震、7月岩手県沿岸北部地震〉

平成21年(2009)

昨年は、台風の上陸もなく、自然災害による犠牲者の数は、例年に比べれば少なかったのですが、岩手・宮城内陸地震及び岩手県沿岸北部を震源とする地震によって、山間部に大きな被害がもたらされ、人命が失われたことは痛ましいことでした。日本の厳しい自然のもとでは、皆が防災に対する認識を更に深めることが大切であると思います。

また、秋以降、世界的な金融危機の影響により、我が国においても経済情勢が悪化し、多くの人々が困難な状況におかれていることに心が痛みます。国民の英知を結集し、人々の絆を大切にしてお互いに助け合うことによって、この困難を乗り越えることを願っています。

今年は、私が即位してから満20年、そして、私どもが結婚してから満50年にあたりますが、歳月の流れにいろいろと思いを致しております。皇后と共に、これからも、国と国民のために尽くしていきたいと思います。

〈この年1月オバマ米大統領就任。4月両陛下金婚式、5月裁判員裁判制度開始、6月足利事件で菅家さん釈放、9月政権交代で鳩山内閣発足、12月布川事件再審開始決定〉

平成22年(2010)

昨年は、引き続く厳しい経済情勢の下で、多くの人々がさまざまな困難に直面し、苦労も多かったことと察しています。

新しく迎えたこの年に、国民皆が互いに助け合い、励まし合って当面の困難を克服するとともに、世界の人々とも相携え、平和を求め、健全な未来を築くために力を尽くすよう願っています。

本年が、我が国の人々、また、世界の人々にとり、良い年となることを祈ります。

〈この年6月菅内閣発足、9月郵便不正事件で大阪地検の証拠改ざん発覚。10月奄美大島豪雨災害〉

平成23年(2011)

昨年は、多くの地域で猛暑が続き、また経済の状況も厳しく、人々の生活にはさまざまの苦労があったことと察しています。家族や社会の絆を大切にし、国民皆が支え合ってこれらの困難を克服するとともに、世界の人々とも相携え、その安寧のために力を尽くすことを切に願っています。

本年が我が国と世界の人々にとって幸せな年になることを念じています。

〈この年1月新燃岳噴火、3月東日本大震災、東電福島第1原発事故、9月野田内閣発足〉

平成24年(2012)

昨年は春には東日本大震災が起こり、夏から秋にかけては各地で大雨による災害が起こり、多くの人命が失われ、実に痛ましいことでした。また、原発事故によってもたらされた放射能汚染のために、これまで生活していた地域から離れて暮さなければならない人々の無念の気持ちも深く察せられます。昨年は誠に心の重い年でした。そのような状況の中で、皆が互いに助け合い、また多くの人々が被災者の支援に力を尽くしていることを心強く思っています。

今年は、復興に向けて様々な計画を立て、将来への指針を選択していく年であるとともに、がれきの処理を始めとする多くの困難な業務に取り組まなければならない年になると予想されます。人々の英知が結集されるよう、また業務に携わる人々の作業が安全に行われるよう、願ってやみません。

日本は大震災の影響等により現在厳しい状況にありますが、皆が被災者に心を寄せつつ、力を合わせ、明日の社会を築くために忍耐強く力を尽くしていくことを期待しています。

この年の我が国及び世界の人々の安寧と幸せを祈ります。

〈この年7〜8月ロンドン五輪。12月総選挙で政権交代、第2次安倍内閣発足〉

平成25年(2013)

東日本大震災から2度目の冬が巡ってきました。放射能汚染によりかつて住んでいた地域に戻れない人々や、仮設住宅で厳しい冬を過ごさざるを得ない人々など、年頭に当たって、被災者のことが、改めて深く案じられます。今後、震災や津波による被害の経験を十分にいかした防災教育やまちづくりが行われ、人々の安全な生活が確保される方向に向かうよう願っています。

日本は、大震災の影響等により、現在厳しい状況に置かれていますが、皆が被災者に心を寄せつつ、互いに支え合って様々な困難を克服していくよう期待しています。

本年が、我が国の人々、また、世界の人々にとって少しでもより良い年になることを祈ります。

〈この年1月アルジェリア人質事件で日本人も10人死亡、4月ボストンマラソンでテロ、中国・四川省で大地震、11月フィリピンで台風。3月、安倍首相がTPP交渉参加を表明〉

平成26年(2014)

東日本大震災から3度目の冬が巡ってきましたが、放射能汚染によりかつて住んでいた地域に戻れずにいる人々や、仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々など、年頭に当たり、被災者のことが改めて深く案じられます。

昨年も、多くの人々が様々な困難に直面し、苦労も多かったことと察していますが、新しく迎えたこの年に、国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず、助け合い、励まし合っていくとともに、世界の人々とも相携え、平和を求め、良き未来を築くために力を尽くしていくよう願っています。

雪の深くなる季節、屋根の雪下ろしの事故には十分に気を付けてください。

本年が、我が国の人々、そして世界の人々にとって幸せな年になることを祈ります。

平成27年(2015)

昨年は大雪や大雨、さらに御嶽山の噴火による災害で多くの人命が失われ、家族や住む家をなくした人々の気持ちを察しています。

また、東日本大震災からは4度目の冬になり、放射能汚染により、かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。昨今の状況を思う時、それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ、地域を守っていくことが、いかに重要かということを感じています。

本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。

この1年が、我が国の人々、そして世界の人々にとり、幸せな年となることを心より祈ります。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/412.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「操縦士と乗務員が全員パラシュート装着済みで脱出準備完了なのがミソ:ネコには都合が多い氏」
「操縦士と乗務員が全員パラシュート装着済みで脱出準備完了なのがミソ:ネコには都合が多い氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16258.html
2015/1/3 晴耕雨読


https://twitter.com/TryToFollowMe


> 今の日本は白痴が操縦する飛行機のようなもの。口を開けば「異常なし。快適に飛行しています」。方角は狂ってるわ、燃料は漏れているわ、着陸方法は知らないわ。


操縦士と乗務員が全員パラシュート装着済みで脱出準備完了なのがミソ。


> 伊波 洋一 翁長知事への面談拒否は辺野古反対要請を警戒してのこと。焦っているのは安倍政権。次は「振興策」の削減をちらつかせるだろうが怯むことはない。沖縄の経済は成長している。いくらカンフル剤を打っても沈み続ける日本経済と違いアジアと連動している。



桑田佳祐の件で、比喩や皮肉は「効果がない」云々という意見を見かけるけど、その「効果」てのがよくわからない。


政府に対して異議を申し立てる官邸前デモでさえ「実績としての効果はない」でしょ。


でもやっぱりやったほうがいいし、見えない効果はあるはずだし、やらざるを得ないことはあると思うね。


渋谷区のネーミングライツくれたら「次世代の区」て名づけたいね。


「東京都次世代の区神南〜」とかさ。


素敵じゃないの。




http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/413.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「年頭の社説で、戦後70年の今年を人間回復の年にと訴える東京新聞:m TAKANO氏」
「年頭の社説で、戦後70年の今年を人間回復の年にと訴える東京新聞:m TAKANO氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16259.html
2015/1/3 晴耕雨読


https://twitter.com/mt3678mt

安倍晋三の頭の中にあるのは「世界に冠たる大日本帝国」というイメージなんだろうな…。

⇒「国民の皆様とともに、日本を再び世界の中心で輝く国としていく決意を新年に当たって新たにしている」 【首相年頭所感 経済最優先で再び輝く国に】 http://nhk.jp/N4H6627H

桑田佳祐はこう歌った。

「都合のいい大義名分(かいしゃく)で争いを仕掛けて 裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane) 20世紀で懲りたはずでしょう」。

裸の王様はこう述べた。

「国民の皆様とともに、日本を再び世界の中心で輝く国としていく決意を新年に当たって新たにしている」。

狂気…。

今年は未年。

「羊頭を掲げて狗肉を売る」という諺がある。

思えば、これは安倍政権の政治手法そのままではないか。

国民はこんなペテン商法的な政治にいつまで騙され続ければ目覚めるのだろうか。

不幸に遭って気力を失った人の例えとして「屠所之羊」という言葉もあるが、そんな国民であってはなるまい。

これって「次の原発事故に向けて頑張ります」と同じことなんだが、分かっているのかな?“@teratamanabu: 東北電力さんから年賀状を頂いた。今年こそ原発の再稼働を会社を挙げて頑張る、との決意表面。今年は大きな時代の境目になる。

http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/36921.jpg

NHKは「事故を踏まえた安全性の向上や避難計画、それに地元の同意を巡る議論に対する国や電力会社の対応が問われることになります」と書くが、こういう事項について、国や電力会社が真摯に対応した例を知らない。

【複数の原発 再稼働の可能性】 http://nhk.jp/N4H662F2

東京新聞には、真っ当なジャーナリズム精神が健在だ。

⇒私たちの新聞もまた国民の側に立ち、権力を監視する義務と「言わねばならぬこと」を主張する責務をもちます。

【東京新聞:年のはじめに考える 戦後70年のルネサンス】:社説 http://t.co/q5vucYyJXc

年頭の社説で、戦後70年の今年を人間回復の年にと訴える東京新聞。

その志の高さにおいて、国家主義の尖兵となった政府広報紙・読売新聞とは雲泥の差である。

【東京新聞:年のはじめに考える 戦後70年のルネサンス】:社説(TOKYO Web) http://t.co/q5vucYyJXc

-----------------
http://t.co/q5vucYyJXc

【社説】
年のはじめに考える 戦後70年のルネサンス

2015年1月1日


 貧困や格差が復活して独占資本や搾取の言葉も思い浮かぶグローバル経済の時代。ならば戦後七十年のことしは人間回復のルネサンスにしたいものです。

 読みやすいともいえない七百ページを超える経済学書が各紙の書評欄に掲載され、翻訳出版自体がニュースになりました。フランスの経済学者トマ・ピケティの「21世紀の資本」(みすず書房)です。

 世界的ベストセラー。この十年で最も重要な経済学書の惹句(じゃっく)。だれもがグローバル経済の行方を懸念しその解決策を渇望しているからなのでしょう。

◆新貧乏物語が始まる

 ピケティはグローバル経済を放置すれば百年前の極端な格差社会に逆戻りすると警告し、累進課税や国際協調のグローバル資本税の導入などを提言します。百年前の世界とは欧州で第一次世界大戦勃発、ロシアで革命、日本では河上肇の「貧乏物語」(岩波文庫)が新聞連載され、貧困が資本主義固有の病理として社会問題にされはじめた時代でした。

 河上博士にとって、経済学は富でなく、論語のいう道を尋ねるもの。貧乏退治も人々が貧困によって道を聞く妨げにならないためでした。理想とした政治家が英国の宰相ロイド・ジョージでした。

 ロイド・ジョージは苦学力行の人。極貧の母子家庭に育ち、靴職人の叔父の金銭支援で弁護士から政治家への道を歩みます。その経歴からでしょう、弱者のために立ち上がり、大蔵大臣時代は貧困との戦いの大増税に取り組みます。英国を滅ぼす大敵はドイツではなく内なる貧困、すべての人が守るに値するよい国にするのが最高の防衛との大演説をぶちます。

 資本家の貪欲とも戦いました。金鉱獲得のため英国がボーア人相手に起こした悪名高い南ア戦争では反対運動を展開。国民が戦争に熱狂、罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴び、暴動が起こる中で堂々の非戦論。「彼ロイド・ジョージは勇者である」と河上博士を心服させています。

 国の所得再配分機能や社会保障制度が整えられた現代が、戦争と革命の時代に戻るとは思えませんが、グローバル経済が労働配分率を削減して資本家に利益を独占させるシステムだとしたら現代は新帝国主義と貧乏物語の時代の色彩を帯びます。三十一歳のフリーターの論文「希望は戦争」が衝撃を与えたのは二〇〇七年でした。今労働状況はさらに厳しく、希望なき社会が極端な排外主義やヘイトスピーチになっているようです。

◆太平洋か大東亜戦争か

 資本から人間中心の社会を取り戻さなければなりません。経済学者や物理学者からは定常型社会が提唱されています。無理な成長を求めないゼロ成長の社会です。人口減と高齢化、エネルギー資源や環境の制約の中ではゼロ成長も容易ではないようですが、成長より社会の安定の価値転換が肝心。成長を超える人間中心の新しい社会への兆しもあるようです。

 戦後七十年です。先の大戦を米国から強いられた「太平洋戦争」ではなく戦前の公称の「大東亜戦争」と呼ぶべきだと主張したのは日本思想史研究の故松本健一氏でした。アジア解放の自衛戦争だったからというのではありません。太平洋戦争史観では「米国との戦いに敗れた」との認識にはなっても「中国との侵略戦争に敗れた」との意識が希薄になってしまうからだというのです。

 再三の村山談話の見直し論や日本の歴史認識が問題視されるのは戦争の呼称が影響のせいかもしれません。「日本人に中国に敗れたとの歴史認識はあるのか」と問われもするそうです。

 その大東亜戦争では三百十万人の日本人が犠牲になりました。軍人の死者は二百三十万人、うち六割の百四十万人は国家に見捨てられての餓死だったことも忘れられてはならないはずです。

 八十一歳の誕生日に際して天皇陛下は「日本が世界の中で安定した平和で健全な国として、近隣諸国はもとより、できるだけ多くの世界の国とともに支え合って歩んでいけるよう願っています」と述べられました。歴史認識などでの中韓との対立ときしみの中で、昭和を引き継ぎ国民のために祈る天皇の心からのお言葉でしょう。

◆歴史の評価に堪えたい

 戦争での新聞の痛恨事は戦争を止めるどころか翼賛報道で戦争を煽(あお)り立てたことです。その反省に立っての新聞の戦後七十年でした。世におもねらず所信を貫いた言論人が少数でも存在したことが支えです。

 政治も経済も社会も人間のためのもの。私たちの新聞もまた国民の側に立ち、権力を監視する義務と「言わねばならぬこと」を主張する責務をもちます。その日々の営みが歴史の評価にも堪えるものでありたいと願っています。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/414.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2015年1月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。