宮崎の養鶏場でまた鳥インフルか 簡易検査で陽性反応
http://www.asahi.com/articles/ASGDX62BSGDXTIPE015.html
2014年12月28日20時42分 朝日新聞
宮崎県は28日、宮崎市高岡町の養鶏場で、鳥インフルエンザウイルスに感染した疑いのある鶏がみつかった、と発表した。簡易検査で陽性反応があったため、県は遺伝子検査を実施している。結果は29日未明にも判明する見込み。ウイルスが高病原性と確認されれば、殺処分などの防疫措置に入る。県は同日夜、緊急の対策本部会議を開き、対応を協議した。
同県では今月中旬、延岡市北川町の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザが発生し、県は16日に約4千羽を殺処分している。
県によると、宮崎市の養鶏場ではブロイラー約4万2千羽を飼育。28日午前、死亡する鶏が増えたことから、系列会社の簡易検査で陽性と確認し、県に通報した。県が死亡した5羽と生きた5羽を簡易検査したところ、死亡した5羽から陽性反応が出たという。
県は遺伝子検査の結果が判明するまで、この養鶏場の鶏を隔離するとともに、周辺の養鶏場に鶏や卵の移動自粛を要請する。遺伝子検査の結果は29日午前0時ごろに判明する見込み。
養鶏場の半径10キロ以内には59戸の養鶏場があり、約208万羽が飼育されている。自治体では宮崎市、都城市、小林市、綾町の3市1町が該当する。