http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/12358952.html
政府事故調の佐藤雄平福島県知事調書のあまりのばからしさ
2014年12月25日公開分を含んだ政府事故調査委員会ヒアリング記録が
http://www.cas.go.jp/…/genpatsujiko/hea…/hearing_list_3.html
に公開されています。
佐藤雄平福島県知事の分
http://www.cas.go.jp/…/genp…/hearing_koukai_3/830_koukai.pdf
も今回公開されたので、それを読んでみました。A4で26ページ分です。
まず一番の感想はあまりに形式的で、ほとんど実効性はないということです。
公開されたPDF文書は検索もコピーもできないように設定されていて、明らかに消極的な情報公開となっています。
福島県の事故対応で問題なのはスピーディのシュミレーション結果が非公開であったことと安定ヨウ素剤を配布しなかったことです。このことについて、この調書の中では次のように触れられています。
1.スピーディのシュミレーション結果については、県に連絡が来たが混乱していたのでどこかへ行ってしまったというだけです。どこの部署で受け付けていて、それを本来はどこの部署へ連絡するはずだったというような証言はありません。
2.安定ヨウ素剤については、これからいくつか質問をしますがその中に安定ヨウ素剤についての質問がありますと言っているだけで、その後は質問時間が無くなったと言って何も触れていません。つまり、何も発言されていないのです。
このやり取りでいいなら、多分小学校の2年生にもできます。質問する方も回答する方も小学校2年生で十分です。これが政府事故調のヒヤリングです。
他の調書は読んでいません。ほかの調書はきちんとしている可能性もあります。
2014年12月27日22時45分 武田信弘
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上の調書の中でSPEEDIについての回答者側の発言は佐藤雄平知事の次のものだけです。コピーが出来ないのでキーボードで打ち込んでこちらに引用しておきます。
*以下引用:
SPEEDIの試算結果というのは本来、防護対策に活用するものと私自身も思っております。そのため、どうしても県の災害対策本部ではデータの取り扱い、マニュアルなんか定めていなかったです。その中で県で混乱しているときにこのデータが入ってきたために、組織内で十分な共有が図られなかった。そういうふうな問題が起きてしまった。これは今後 SPEEDI の在り方について検証委員会または国、やはりどういうふうな使い方がいいのか、しっかりと指導してもらいたいなと思います。