「世界情勢が安倍首相の「わがまま」を許さなくなってきていることを知るべきです:森田実氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16116.html
2014/12/18 晴耕雨読
https://twitter.com/minorumorita
最近、政治家や政治ジャーナリストの中に「安倍政権は今後4年間は安泰。問題は2020年の東京オリンピックまでやるかどうかが問題」などと語る者が見受けられますが、このような「安倍長期政権確実論」には、世界の動きへの無理解があるのではないか、と感じます。
世界のことを知らないためではないか、と気になりました。
安倍政権を取り巻く世界の状況は、かなり厳しくなっています。
楽観できない状況があります。
中国と韓国は、衆院選に勝った安倍首相は、「戦後レジームからの脱却」、「歴史修正主義」の動きを強めるのではないか、と警戒しています。
もしも安倍首相が、調子づいて靖国参拝を強行すれば、安倍政権は世界の孤児になるでしょう。
世界情勢が安倍首相の「わがまま」を許さなくなってきていることを知るべきです。
日米関係も難しくなりつつあります。
それに経済情勢は楽観できません。
安倍長期政権確実論は楽観的すぎます。

「あれをしろ!これをするな!」。おとなは子どもに指図します。おとなが言う通りにすれば、また指図されます。言いなりになれば褒められるかもしれません。言われる通りにしていれば幸せになれるでしょうか?
『行く先々で日本女性がどこまでいっても沢山 目につく。ヨーロッパ各地で50万という。肌白く、みめよき日本の娘たちが秘所まるだしにつながれ、もてあそばれ、奴隷らの国にまで転売されていくのを正視できない。鉄の伽をはめられ、同国人をかかる遠い地に売り払う徒への憤りも、もともとなれど、白人文明でありながら、何故同じ人間を奴隷にいたす。ポルトガル人の教会や師父が硝石(火薬の原料)と交換し、インドやアフリカまで売っている』
日本国民は国を疑わず、言いなりに動くよう育てられてきました。この国のシステムは犯罪組織と同じですが、それを自覚できないようにしてあります。憲法はあっても機能しないし、裁判所はあっても裁判官が良心に従うことができないようになっています。警察・検察は国家の犯罪を隠す。別の犯罪のでっち上げなどでカモフラージュする。要するに犯罪国家です。作業を割り当てられた公務員はそれらを当然のこととしてやっています。道理がよくわからず、しつけられた通り何でもやる。結果的には、国の不正を守る作業員です。
いまの状況を知るには、昭和天皇を知ることが役立ちます。研究者がほぼ一致しているのは、昭和天皇は非常に頭脳明晰で意志も強い、国家戦略に長けた人物だったということです。そしてその周辺には、きわめて優秀で忠誠心に富んだ側近グループがありました。
この状態は敗戦から約70年後の今も、まったく同じです。元外交官の天木直人さんの告白よると、外務省内のマニュアルには、日米安保については、「疑念をもつこと自体、アメリカに対して失礼である」と書かれています。
この国は自分と仲間の利益のために何でも言う、何でもやるという人間作りをやってきました。思考と良心がつながった人間に育たないよう、教科や教科書を増やして、早く覚える競争させ、じっくりと取り組むことができないようにしてあります。例えば、英語の教科書を毎年変えるので、一冊も分からないまま中学、高校、大学を卒業する。教科書を無駄づかいする事は、公務員の退職後の天下り先確保につながるし、英語塾や教材業界が儲かるようになる。それを経済効果と呼ぶ。
わたし達は、国家のとてつもない卑怯と嘘、無能を確認しました。国家の不正を見ないようにしてきたのは国民です。自分の評判に対する恐怖心で目隠しをしてきました。この恐怖のタネは家庭や集団での、からかい、いじめによって植えつけられ、『恩』や、繊細すぎるこころ遣いの『義理』によって育てられます。常に他人の希望を感じるよう気遣いする。これを日本では、和、秩序、団結、ルール、マナー、美、徳、お行儀などと呼んでいます。そこにあるのは、周囲の気づかいに抱かれた人が、理性や正義感を停止させ、『死んだ気に』なって、とにかく頑張るのが良い事という、とんでもない常識です。




題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。