http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/12303557.html
レーザー兵器
米海軍がレーザー兵器の本格配備を始める様子。「1発70円レーザー兵器、米海軍が運用開始 戦闘に革命、照射はゲーム感覚」( http://www.sankei.com/world/news/141213/wor1412130019-n1.html ) この記事には米海軍が10年程度前から研究を続けてき、40億円程度の資金をつぎ込んできたとしているが、現実には全く違うだろう。
戦後すぐの時代からレーザー兵器は研究がアメリカの各種研究機関で始められたはずであり、1995年のウィンドウズ95発売の時期には非常に小型の、携帯電話程度の装置で電磁波をレーザービーム状態で発射できるものがかなり広く使われていたはずだ。他者を傷つけるとき、物理的な打撃を与えるのが基本というか、伝統的な手法だったが、電磁波ビームだと離れたところから肉体の内部へ損傷を与えることが出来てしまうので、そういった形で攻撃が加えられたということ自体が分かりにくい。攻撃をされた本人も何か肉離れとか、神経痛が悪化したかと思ってしまう場合がある。
出力の大きなものを使えば、ICBMなどのロケットを打ち落とすことも可能だろう。ミサイルディフェンスの本命はレーザー兵器であるはずで、現在のミサイルディフェンスは金だけかかって意味のないものになる。そのことは軍部にとって了解済みのことで、この時期にレーザー兵器を公開したのは多分アメリカ国内事情があるはずだ。
そもそも武力によって人を動かそうということ自体に無理がある。軍部は武力によって他者に圧力をかけたり、実際に攻撃をして殺害をして物事が解決するという考え方をいいかげんに改める必要がある。原発に軍部がこだわったために、現在の原子力発電所の林立と核廃棄物の大量保管という問題が出てきてしまったのだ。
一番アメリカの軍部にかけているのはものごとを相対化して考えるということだと思う。自分がそういった攻撃を加えられる相手であったらどう思うかという感覚だ。基本的に他者の存在を認めないという心理的態度のように見えるが、明らかに現実を誤解している。地球というこの世界に長い間生命は共存してきたのだ。確かに生存競争で互いに相争い殺し合いをしてきたが、同時にそれは互いに依存しあい、共存してきた歴史でもある。
これ以上兵器開発に人や金をつぎ込むことをしないで、教育にこそ力を注ぐべきではないだろうか。
2014年12月12日00時20分 武田信弘
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/660.html